JPH0875423A - 軌道直角定規 - Google Patents

軌道直角定規

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JPH0875423A
JPH0875423A JP24054294A JP24054294A JPH0875423A JP H0875423 A JPH0875423 A JP H0875423A JP 24054294 A JP24054294 A JP 24054294A JP 24054294 A JP24054294 A JP 24054294A JP H0875423 A JPH0875423 A JP H0875423A
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Kyuichi Yamazaki
久一 山崎
Toshihiko Kabuto
俊彦 兜
Takayuki Saito
隆行 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 簡単な構成により、容易に且つ短時間で、鉄
道における軌道中心と計画軌道中心点とのずれが正確に
測定され得るようにした、軌道直角定規を提供する。 【構成】 軌道を構成する二本のレール13,14のう
ち、一方のレール13の内側面に基準面が当接せしめら
れる当接部15と、該当接部の基準面から直角に他方の
レールを越えて延びる延長部16とを含む、鉄道におけ
る軌道中心と計画軌道中心点とのずれを確認するための
軌道直角定規において、該延長部の基準面から軌道寸法
の半分の位置から鉛直方向にレーザービームを照射する
ように、該延長部に取り付けられたレーザーポインタ1
7が備えられているように、軌道直角定規10を構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道における軌道中心
と計画軌道中心点とのずれを確認するための軌道直角定
規に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道において、軌道新設,配線改
良工事等の際に、軌道を計画軌道中心点に設置する場
合、例えば図6及び図7に示すように、軌道直角定規1
(所謂スコヤ)と下げ振り2を使用して、軌道中心点と
計画軌道中心点とのずれを確認し、軌道移動方向及び移
動量を測定するようにしている。即ち、図6及び図7に
おいて、軌道直角定規1は、路盤3上に配設された枕木
4の上に互いに平行に敷設された二本のレール5,6に
対して、一方のレール、例えば図示の場合、右側のレー
ル6の内側面に当接せしめられる当接部1aと、該当接
部1aに対して直角に取り付けられた延長部1bとから
構成されている。
【0003】該当接部1aは、そのレール6の内側面に
当接すべき側面が、ほぼ平坦に形成された基準面として
形成されている。
【0004】上記延長部1bは、その全長が、レール
5,6の軌間寸法W(例えば狭軌の場合、1067m
m)に対して、十分に長く形成されており、上記当接部
1aがレール6の内側面に当接せしめられた状態で、延
長部1bの一端1cが、該レール6の上面に載置される
と共に、該延長部1bの他端1dは、他方のレール5の
上面に載置され、且つ該レール5を越えて、図面にて左
方に突出するようになっている。
【0005】さらに、上記下げ振り2は、軌道直角定規
1の延長部1bの軌道中心に対応する位置、即ち、該延
長部1bの一端1cにて、当接部1aの基準面から他端
1dに向かって軌道寸法Wの半分W/2(即ち、狭軌の
場合、533.5mm)の位置から、ロープ7により、
吊下げられている。これにより、路盤3に対して、レー
ル5,6の軌道中心が、下げ振り2の下方の尖端2aに
より示されることになる。
【0006】これに対して、路盤3には、枕木4の間の
領域にて、計画軌道中心点を示す測点杭8が設けられて
おり、路盤3を構成する砂利等により埋まらないよう
に、該測点杭8の周囲には、防護缶9が配設されてい
る。
【0007】このような構成の軌道直角定規1及び下げ
振り2を使用して、軌道中心のずれを検出する場合、図
6及び図7に示すように、先づ軌道直角定規1の当接部
1aの基準面を、一方のレール6の内面に当接させなが
ら、軌道直角定規1の延長部1bの一端1cを一方のレ
ール6の上面に載置すると共に、軌道直角定規1の延長
部1bの他端1dを他方のレール5の上面に載置する。
【0008】これにより、該軌道直角定規1の延長部1
bから下方に吊下げられた下げ振り2の下方の尖端2a
が、レール5,6の軌道中心点を示すことになる。
【0009】ここで、この軌道中心点と、路盤3の計画
軌道中心点とがずれている場合には、図8に示すよう
に、下げ振り2の尖端2aが、路盤3の計画軌道中心点
を示す測点杭8から、ずれることになる。そして、この
測点杭8に対する下げ振り2の尖端2aの位置が、レー
ル5,6の移動方向を示し、また下げ振り2の尖端2a
と測点杭8の間隔dが、移動量を示すことになる。
【0010】かくして、図8において、上記移動量dだ
け、レール5,6を右方に移動させることにより、下げ
振り2の尖端2aが測点杭8に整合し、レール5,6の
軌道中心点が、路盤3の計画軌道中心点に一致せしめら
れ得ることになる。
【0011】また、軌道曲線部等において、カントがあ
る場合には、図9に示すように、レール5,6の軌道中
心点から下方に向かって鉛直方向の位置にて、路盤3に
計画軌道中心点を示す測点杭8が設けられているので、
図8の場合と同様にして、下げ振り2の尖端2aと測点
杭8とのずれに基づいて、移動方向及び移動量を測定
し、レール5,6を移動させることにより、図9に示す
ように、レール5,6の軌道中心点が、路盤3の計画軌
道中心点に一致せしめられ得ることになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな軌道直角定規1及び下げ振り2を使用した軌道中心
点の移動方向及び移動量の測定においては、下げ振り2
の尖端2aは、防護缶9内に位置することから、上方か
らは見にくくなってしまい、該尖端2aと測点杭8との
位置関係を確認することが困難である。従って、測定に
時間がかかると共に、測定精度が低下してしまうという
問題があった。
【0013】また、下げ振り2は、重力により垂下して
いることから、風が強い日等においては、下げ振り2が
静止するまでに時間がかかってしまうという問題があっ
た。
【0014】さらに、軌道直角定規1は、その当接部a
も延長部1bも木製であることから、歪みが発生しやす
いため、軌道直角定規1の信頼性が比較的低いという問
題があった。
【0015】本発明は、以上の点に鑑み、簡単な構成に
より、容易に且つ短時間で、鉄道における軌道中心と計
画軌道中心点とのずれが正確に測定され得るようにし
た、軌道直角定規を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、軌道を構成する二本のレールのうち、一方のレー
ルの内側面に基準面が当接せしめられる当接部と、該当
接部の基準面から直角に他方のレールを越えて延びる延
長部とを含む、鉄道における軌道中心と計画軌道中心点
とのずれを確認するための軌道直角定規において、該延
長部の基準面から軌道寸法の半分の位置から鉛直方向に
レーザービームを照射するように、該延長部に取り付け
られたレーザーポインタが備えられていることを特徴と
する、軌道直角定規により、達成される。
【0017】本発明による軌道直角定規は、好ましく
は、該延長部の他方のレールに載置される領域にて、下
方に延びるように該延長部に螺合せしめられた水準調整
ネジが備えられている。
【0018】本発明による軌道直角定規は、好ましく
は、該延長部の長手方向の水準を検出する水準器が備え
られている。
【0019】本発明による軌道直角定規は、好ましく
は、該延長部のレーザーポインタ取付位置付近に、該延
長部の水準を検出する第二の水準器が備えられている。
【0020】本発明による軌道直角定規は、好ましく
は、上記当接部及び延長部が、金属から形成されてい
る。
【0021】本発明による軌道直角定規は、好ましく
は、該延長部の中間部分またはレール接触面に絶縁材が
設けられている。
【0022】
【作用】上記構成によれば、従来の下げ振りの代わり
に、レーザーポインタを使用して、レーザーポインタか
ら照射されるレーザービームと、路盤の測点杭とのずれ
に基づいて、レールの移動方向及び移動量が測定される
ことから、軌道中心点の計画軌道中心点からのずれが、
レーザービームを目視することにより行なわれ得る。
【0023】また、風の強い日等においても、下げ振り
を使用していないため、即座にずれの測定が行なわれ得
る。
【0024】該延長部の他方のレールに載置される領域
にて、下方に延びるように該延長部に螺合せしめられた
水準調整ネジが備えられている場合には、軌道曲線部等
にて、カントがあるとき、上方に位置するレールに対し
て、軌道直角定規の当接部を当接させ、下方に位置する
レールに対して、軌道直角定規の延長部の他端を載置し
た後、上記水準調整ネジを適宜に回動させて、該延長部
を水平にすることにより、レーザーポインタからのレー
ザービームが、下方に向かって鉛直方向に照射され得
る。
【0025】該延長部の長手方向の水準を検出する水準
器が備えられており、水準調整ネジによる延長部の水平
調整の際に、延長部が水平に持ち来されたことが容易に
確認され得ることになる。
【0026】該延長部のレーザーポインタ取付位置付近
に、該延長部の水準を検出する第二の水準器が備えられ
ており、使用するにつれて生ずる軌道直角定規の延長部
の歪みが簡単に検出され得ることになる。
【0027】上記当接部及び延長部が、金属から形成さ
れており、軌道直角定規の当接部及び延長部の剛性が高
められることになり、歪みが低減され得ることになる。
【0028】該延長部の中間部分またはレール接触面に
絶縁材が設けられており、軌道中心点の計画軌道中心点
からのずれを測定する際に、二本のレールの間を電気的
に短絡してしまうことがない。
【0029】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1乃至図
5を参照しながら、詳細に説明する。図1及び図2は、
本発明による軌道直角定規の一実施例を示しており、軌
道直角定規10は、図3に示すように、路盤11上に配
設された枕木12の上に互いに平行に敷設された二本の
レール13,14に対して、一方のレール(例えば左側
のレール13)の内側面に当接せしめられる当接部15
と、該当接部15に対して直角に取り付けられた延長部
16とから構成されている。
【0030】上記当接部15は、金属、例えばステンレ
ス鋼から構成されていると共に、そのレール13の内側
面に当接すべき側面15aが、ほぼ平坦に形成された基
準面として形成されている。
【0031】上記延長部16は、同様に、金属、例えば
ステンレス鋼から構成されていると共に、その全長が、
レール13,14の軌間寸法W(例えば狭軌の場合、1
067mm)に対して、十分に長く形成されており、上
記当接部15がレール13の内側面に当接せしめられた
状態で、延長部16の一端16aが、該レール13の上
面に載置されると共に、該延長部16の他端16bは、
他方のレール14の上面に載置され、且つ該レール14
を越えて、図面にて右方に突出するようになっている。
【0032】尚、上記当接部15及び延長部16は、レ
ール13に接触する部分、即ち当接部15の基準面15
aと、延長部16の一端16aの下面が、絶縁材によっ
て形成されている。これにより、当接部15及び延長部
16は、レール13に対して、電気的に絶縁されてい
る。また、延長部16は、中央付近16cが、絶縁材に
より、電気的に絶縁されている。
【0033】さらに、上記延長部16の軌道中心に対応
する位置、即ち、該延長部16の一端16aにて、当接
部15の基準面15aから他端16bに向かって軌道寸
法Wの半分W/2(即ち、狭軌の場合、533.5m
m)の位置に、下方に向かって垂直方向にレーザービー
ムを照射するレーザーポインタ17が取り付けられてい
る。
【0034】このレーザーポインタ17は、公知の構成
であり、図示しない電源(外部電源,内蔵電源等)によ
り駆動させ、下方に向かって垂直にレーザービームを照
射するように構成されている。尚、レーザーポインタ1
7は、水平二方向、即ち図1にて左右方向及び上下方向
に対して、調整ネジ17a,17bにより、位置調整可
能になっている。これにより、路盤3に対して、レール
13,14の軌道中心点が、レーザーポインタ17から
のレーザービームのスポットにより示されることにな
る。
【0035】さらに、延長部16は、他端16bの他方
のレール14に載置される領域にて、下方に延びるよう
に該延長部16に螺合せしめられた水準調整ネジ18を
備えている。これにより、該水準調整ネジ18を回動さ
せたとき、該水準調整ネジ18の下端が、延長部16に
対して上下方向に移動調整され得るようになっている。
【0036】また、延長部16は、水準調整ネジ18の
近傍、図示の場合には、水準調整ネジ18より左方に、
第一の水準器19を備えていると共に、レーザーポイン
タ17の取付部分に、第二の水準器20を備えている。
【0037】上記第一の水準器19は、延長部16の長
手方向の水平度を検出するためのものであり、公知の構
成の水準器が使用される。
【0038】また、上記第二の水準器20は、延長部1
6の軌道中心点付近の水平二方向の水平度即ち歪みを検
出するためのものであり、それぞれ水平二方向の各方向
を検出する二つの水準器20a,20bから構成されて
いる。
【0039】これに対して、路盤11には、枕木12の
間の領域にて、計画軌道中心点を示す測点杭21が設け
られており、路盤11を構成する砂利等により埋まらな
いように、該測点杭21の周囲には、防護缶22が配設
されている。
【0040】本発明実施例による軌道直角定規10は、
以上のように構成されており、軌道中心点の計画軌道中
心点からのずれを測定する場合には、図1に示すよう
に、先づ軌道直角定規10の当接部15の基準面15a
を、一方のレール13の内面に当接させながら、軌道直
角定規10の延長部16の一端16aを一方のレール1
3の上面に載置すると共に、軌道直角定規10の延長部
16の他端16bを他方のレール14の上面に載置す
る。
【0041】これにより、該軌道直角定規10の延長部
16に取り付けられたレーザーポインタ17から下方に
照射されるレーザービームは、路盤11に設けられた測
点杭21の領域にて、路盤11上に入射し、該レーザー
ビームLにより形成されるスポットが、レール13,1
4の軌道中心点を示すことになる。
【0042】ここで、この軌道中心点と、路盤11の計
画軌道中心点とがずれている場合には、図4に示すよう
に、レーザーポインタ17からのレーザービームLが、
路盤11の計画軌道中心点を示す測点杭21から、ずれ
ることになる。そして、この測点杭21に対するレーザ
ービームLによるスポット位置が、レール13,14の
移動方向を示し、またレーザービームLによるスポット
と測点杭21の間隔dが、移動量を示すことになる。
【0043】かくして、図4において、上記移動量dだ
け、レール13,14を右方に移動させることにより、
レーザービームLのスポットが測点杭21に整合し、レ
ール13,14の軌道中心点が、路盤11の計画軌道中
心点に一致せしめられ得ることになる。
【0044】また、軌道曲線部等において、カントがあ
る場合には、図5に示すように、レール13,14の軌
道中心点から下方に向かって鉛直方向の位置にて、路盤
11に計画軌道中心点を示す測点杭21が設けられてい
るので、軌道直角定規10の延長部16に設けられた水
準調整ネジ18を回動させて、水準器19の表示を見な
がら、延長部16の下方に延びる部分の長さを適宜に調
整する。これにより、延長部16は、水平に持ち来され
ることになる。従って、図4の場合と同様にして、レー
ザーポインタ17から下方に向かって鉛直方向に照射さ
れるレーザービームLによるスポットと測点杭21との
ずれに基づいて、移動方向及び移動量を測定し、レール
13,14を移動させることにより、図5に示すよう
に、レール13,14の軌道中心点が、路盤11の計画
軌道中心点に一致せしめられ得ることになる。
【0045】尚、上述した実施例においては、軌道直角
定規10は、レール13,14が、狭軌であるが、これ
に限らず、標準軌,広軌や、他の軌道寸法の軌道につい
ても、軌道直角定規に本発明を適用し得ることは明らか
である。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、レ
ーザーポインタから照射されるレーザービームと、路盤
の測点杭とのずれに基づいて、レールの移動方向及び移
動量が測定されることから、軌道中心点の計画軌道中心
点からのずれの測定が容易に且つ短時間で、しかも正確
に行なわれ得ることになる。
【0047】また、風の強い日等においても、下げ振り
を使用していないため、即座にずれの測定が行なわれ得
る。従って、軌道中心点の計画軌道中心点からのずれの
測定が短時間で行なわれ得ることになる。
【0048】該延長部の他方のレールに載置される領域
にて、下方に延びるように該延長部に螺合せしめられた
水準調整ネジが備えられている場合には、軌道曲線部等
にて、カントがあるとき、上記水準調整ネジを適宜に回
動させて、該延長部を水平にすることにより、レーザー
ポインタからのレーザービームが、下方に向かって鉛直
方向に照射され得る。従って、カントがある場合であっ
ても、従来の下げ振りを使用した場合と同様にして、軌
道中心点の計画軌道中心点からのずれが容易に且つ短時
間で、しかも正確に測定され得ることになる。
【0049】該延長部の長手方向の水準を検出する水準
器が備えられている場合には、水準調整ネジによる延長
部の水平調整の際に、延長部が水平に持ち来されたこと
が容易に確認され得ることになる。
【0050】該延長部のレーザーポインタ取付位置付近
に、該延長部の水準を検出する第二の水準器が備えられ
ている場合には、使用するにつれて生ずる軌道直角定規
の延長部の歪みが簡単に検出され得ることになる。
【0051】上記当接部及び延長部が、金属から形成さ
れている場合には、軌道直角定規の当接部及び延長部の
剛性が高められることになり、歪みが低減され得ること
になる。
【0052】該延長部の中間部分またはレール接触面に
絶縁材が設けられている場合には、軌道中心点の計画軌
道中心点からのずれを測定する際に、二本のレールの間
を導通してしまうことがない。従って、二本のレールの
間に構成される信号電流の軌道回路が短絡されることが
ないので、列車の運行を妨げるようなことはない。
【0053】かくして、本発明によれば、簡単な構成に
より、容易に且つ短時間で、鉄道における軌道中心と計
画軌道中心点とのずれが正確に測定され得るようにし
た、極めて優れた軌道直角定規が提供され得ることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による軌道直角定規の一実施例を示す平
面図である。
【図2】図1の軌道直角定規の側面図である。
【図3】図1の軌道直角定規のずれがない場合の使用状
態を示す概略断面図である。
【図4】図1の軌道直角定規のずれがある場合の使用状
態を示す概略断面図である。
【図5】図1の軌道直角定規のカントにおける使用状態
を示す概略断面図である。
【図6】従来の軌道直角定規及び下げ振りによるずれ測
定状態を示す概略平面図である。
【図7】図6のずれ測定状態を示す概略断面図である。
【図8】図6の軌道直角定規のずれがある場合の測定状
態を示す概略断面図である。
【図9】図6の軌道直角定規のカントにおける測定状態
を示す概略断面図である。
【符号の説明】
10 軌道直角定規 11 路盤 12 枕木 13 レール 14 レール 15 当接部 15a 基準面 16 延長部 16a 一端 16b 他端 16c 中央部 17 レーザーポインタ 18 水準調整ネジ 19 水準器 20 水準器 21 測点杭 22 防護缶

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道を構成する二本のレールのうち、一
    方のレールの内側面に基準面が当接せしめられる当接部
    と、該当接部の基準面から直角に他方のレールを越えて
    延びる延長部とを含む、鉄道における軌道中心と計画軌
    道中心点とのずれを確認するための軌道直角定規におい
    て、 該延長部の基準面から軌道寸法の半分の位置から鉛直方
    向にレーザービームを照射するように、該延長部に取り
    付けられたレーザーポインタが備えられていることを特
    徴とする、軌道直角定規。
  2. 【請求項2】 該延長部の他方のレールに載置される領
    域にて、下方に延びるように該延長部に螺合せしめられ
    た水準調整ネジが備えられていることを特徴とする、請
    求項1に記載の軌道直角定規。
  3. 【請求項3】 該延長部の長手方向の水準を検出する水
    準器が備えられていることを特徴とする、請求項1また
    は2に記載の軌道直角定規。
  4. 【請求項4】 該延長部のレーザーポインタ取付位置付
    近に、該延長部の水準を検出する第二の水準器が備えら
    れていることを特徴とする、請求項1から3の何れかに
    記載の軌道直角定規。
  5. 【請求項5】 上記当接部及び延長部が、金属から形成
    されていることを特徴とする、請求項1から4の何れか
    に記載の軌道直角定規。
  6. 【請求項6】 該延長部の中間部分またはレール接触面
    に絶縁材が設けられていることを特徴とする、請求項5
    に記載の軌道直角定規。
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