JPS6037867B2 - 焼入性、靭性のすぐれた押出用中強度アルミニウム合金 - Google Patents
焼入性、靭性のすぐれた押出用中強度アルミニウム合金Info
- Publication number
- JPS6037867B2 JPS6037867B2 JP56126599A JP12659981A JPS6037867B2 JP S6037867 B2 JPS6037867 B2 JP S6037867B2 JP 56126599 A JP56126599 A JP 56126599A JP 12659981 A JP12659981 A JP 12659981A JP S6037867 B2 JPS6037867 B2 JP S6037867B2
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- Japan
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- weight
- extrusion
- alloy
- aluminum alloy
- toughness
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は焼入性、鋤性がすぐれた押出用中強度アルミニ
ウム合金に関するものである。
ウム合金に関するものである。
従来、中強度構造材、及び各種強度部村等の広範囲の用
途に好適なＮ−Ｍｇ−Ｓｉ系合金としては、代表的なも
のにＪＩＳ６０６１合金（Ｓｉｏ．４０〜０．８重量％
、Ｆｅｏ．刀重量％以下、Ｃｕｏ．１５〜０．４低重量
％、Ｍｎｏ．１５重量％以下、Ｍｇ０．８〜１．２重量
％、Ｃｒｏ．０４〜０．３５重量％、Ｚｎｏ．２５重量
％以下、Ｔｉｏ．１５重量％以下、その他個々０．０５
重量％以下、合計０．１５重量％以下、残部がＮ）があ
る。
途に好適なＮ−Ｍｇ−Ｓｉ系合金としては、代表的なも
のにＪＩＳ６０６１合金（Ｓｉｏ．４０〜０．８重量％
、Ｆｅｏ．刀重量％以下、Ｃｕｏ．１５〜０．４低重量
％、Ｍｎｏ．１５重量％以下、Ｍｇ０．８〜１．２重量
％、Ｃｒｏ．０４〜０．３５重量％、Ｚｎｏ．２５重量
％以下、Ｔｉｏ．１５重量％以下、その他個々０．０５
重量％以下、合計０．１５重量％以下、残部がＮ）があ
る。
しかしながら、この合金はＭｇ、Ｓｊの含有量が多い事
、及び級性を向上させるためＣｒが添加されている事に
より齢入感受性が鋭い。
、及び級性を向上させるためＣｒが添加されている事に
より齢入感受性が鋭い。
そのため押出後空冷だけでは焼きが入らずＴ６処理を行
なわなければ十分な強度が得られない。このため押出時
水冷によるダイス端焼入れを行うか、或いは改めて暁入
処理が行なわれているが、水冷により押出村に歪が発生
し、形状不良による歩蟹の低下、或いは作業性、生産性
が悪くなるという問題があった。したがって競入感受性
が改良された前述の欠点のない合金の開発が要求されて
いた。本発明者らは、これらの要求を満足すべ〈鋭意研
究した結果、押出後前記のように水冷等による急速冷却
を必要とせず、単に空冷等の徐冷后に暁戻処理を施すこ
とのみでよく、すなわちＴ球処理のみでも機械的性質が
ＪＩＳ ６０６１Ｔ技規格を満足でき、かつ更に曲げ性
を表わすＲ／ｔ（Ｒ：９０ｏ最少曲げ半径、ｔ：板厚）
が２以下である暁入性、鋤性のすぐれた押出用中強度ア
ルミニウム合金を開発した。
なわなければ十分な強度が得られない。このため押出時
水冷によるダイス端焼入れを行うか、或いは改めて暁入
処理が行なわれているが、水冷により押出村に歪が発生
し、形状不良による歩蟹の低下、或いは作業性、生産性
が悪くなるという問題があった。したがって競入感受性
が改良された前述の欠点のない合金の開発が要求されて
いた。本発明者らは、これらの要求を満足すべ〈鋭意研
究した結果、押出後前記のように水冷等による急速冷却
を必要とせず、単に空冷等の徐冷后に暁戻処理を施すこ
とのみでよく、すなわちＴ球処理のみでも機械的性質が
ＪＩＳ ６０６１Ｔ技規格を満足でき、かつ更に曲げ性
を表わすＲ／ｔ（Ｒ：９０ｏ最少曲げ半径、ｔ：板厚）
が２以下である暁入性、鋤性のすぐれた押出用中強度ア
ルミニウム合金を開発した。
即ち本発明はＭｇ０．７〜１．１重量％、Ｓｊｏ．４〜
０．８重量％、Ｃｕｏ．１０〜０．３０重量％、Ｍｎｏ
．２０〜０．６０重量％、Ｚｒｏ．０５〜０．３０重量
％、残部がＡＩ及び不可避的不純物からなり構造部村用
に押出し加工に際して焼戻し処理前の冷却、すなわち押
出后の冷却を徐冷により行ないうろことを特徴とする嫌
入性、級性のすぐれた押出用中強度アルミニウム合金に
関する。
０．８重量％、Ｃｕｏ．１０〜０．３０重量％、Ｍｎｏ
．２０〜０．６０重量％、Ｚｒｏ．０５〜０．３０重量
％、残部がＡＩ及び不可避的不純物からなり構造部村用
に押出し加工に際して焼戻し処理前の冷却、すなわち押
出后の冷却を徐冷により行ないうろことを特徴とする嫌
入性、級性のすぐれた押出用中強度アルミニウム合金に
関する。
Ｍｇ、ＳｉはＭｇ２Ｓｉを形成する主要な添加元素であ
り、Ｍｇが０．り重量％、Ｓｉが０．４重量％に達しな
いと焼戻し後に十分な強度が得られず、Ｍｇが１．１重
量％、Ｓｉが０．頚重量％を越えると競入性、押出・性
が低下する。
り、Ｍｇが０．り重量％、Ｓｉが０．４重量％に達しな
いと焼戻し後に十分な強度が得られず、Ｍｇが１．１重
量％、Ｓｉが０．頚重量％を越えると競入性、押出・性
が低下する。
Ｃｕは時効硬化により機械的性質の向上に有効であるが
、０．１の重量％より少ないと効果が４・さく、０．３
の重量％を越えると耐食性が悪くなり押出性も低下する
。
、０．１の重量％より少ないと効果が４・さく、０．３
の重量％を越えると耐食性が悪くなり押出性も低下する
。
Ｍｎ、Ｚｒはマトリックス中にＭｎ系およびＺｒ系化合
物として微細に析出して合金の焼入性及び鰯性の向上に
効果があるが、単独添加では効果が十分に発揮できない
。
物として微細に析出して合金の焼入性及び鰯性の向上に
効果があるが、単独添加では効果が十分に発揮できない
。
Ｍｎが０．２０重量％、Ｚｒが０．０５重量％より少な
いと効果が期待できず、またＭｎｏ．６０重量％、Ｚｒ
ｏ．３０重量％を越えると競入性、鋤性が低下する。
いと効果が期待できず、またＭｎｏ．６０重量％、Ｚｒ
ｏ．３０重量％を越えると競入性、鋤性が低下する。
本発明の合金を溶製する段階でビレット品質の向上、鋳
造性の向上のためＡＩ−Ｔｉ−Ｂ母合金で微細化処理を
行なってもよい。
造性の向上のためＡＩ−Ｔｉ−Ｂ母合金で微細化処理を
行なってもよい。
本発明合金には原料より必然的に混入する不純物がある
。
。
Ｆｅは０．３０重量％以下とする事が必要である。０．
３０重量％を越えてＦｅが存在すると押出性、籾性が低
下する。
３０重量％を越えてＦｅが存在すると押出性、籾性が低
下する。
本発明合金はビレツトで供給される合金であってその製
造は公知の方法にもとず〈ものである。
造は公知の方法にもとず〈ものである。
以上本発明の合金は既に説明したように公知の合金にお
いて、押出后に空冷だけでは焼きが入らず、水冷等の急
冷を行なう必要があるため、押出材に歪が発生し、歩留
りが低下する等の欠点があったのを改良したものであり
、実施例に示す如く空冷等の徐冷により充分に目的とす
る性質を保持しうるようにしたものであって押出し加工
後の機核的性質はＴ５処理のみでＪＩＳ ６０６１Ｔ成
昇格を満足するものである。またＴ６処理を行なえば更
にその特性は良好となることは勿論である。次に本発明
の実施例を示す。
いて、押出后に空冷だけでは焼きが入らず、水冷等の急
冷を行なう必要があるため、押出材に歪が発生し、歩留
りが低下する等の欠点があったのを改良したものであり
、実施例に示す如く空冷等の徐冷により充分に目的とす
る性質を保持しうるようにしたものであって押出し加工
後の機核的性質はＴ５処理のみでＪＩＳ ６０６１Ｔ成
昇格を満足するものである。またＴ６処理を行なえば更
にその特性は良好となることは勿論である。次に本発明
の実施例を示す。
実施例 １
第１表は本実施例に使用したＡＩ−Ｍｇ−Ｓｉ系の合金
成分組成を示す。
成分組成を示す。
第 １ 表
（重量努）
これらの成分組成の金型銭塊（５の肋×４Ｑ吻×２０物
肋）を常法により作成し、５８０ＣＯで８時間均質化処
理したものから丸棒（２既倣ぐ×９仇伽）を切り出し３
山万熊試験機を用い各試料について次の条件で押出し、
板材試料を作成した。
肋）を常法により作成し、５８０ＣＯで８時間均質化処
理したものから丸棒（２既倣ぐ×９仇伽）を切り出し３
山万熊試験機を用い各試料について次の条件で押出し、
板材試料を作成した。
ダイス形状 ２帆×２３肋
押出比 １４
押出温度 ４８０ｑｏ
押出速度 ８４伽／ｍｉｎ
こうして得られた板材試料より引張試験用としてＪＩＳ
Ｉ粕号試験片及び、曲げ試験用として６０帆×２３側×
２柳の試験片を作成した。
Ｉ粕号試験片及び、曲げ試験用として６０帆×２３側×
２柳の試験片を作成した。
試験片の各々を押出加工に於けるＴ５処理を想定し、５
５０００で３０分間溶体化処理を行ない、その後冷却速
度を２℃′ｓｅｃとして常温まで冷却し、さらに１７５
℃で８時間焼戻した。暁戻した試験片の常温に於ける機
械的性質を測定した結果を第２表に示す。
５０００で３０分間溶体化処理を行ない、その後冷却速
度を２℃′ｓｅｃとして常温まで冷却し、さらに１７５
℃で８時間焼戻した。暁戻した試験片の常温に於ける機
械的性質を測定した結果を第２表に示す。
第２表
上表に於いて（ ）はＪＩＳ６０６１Ｔ技規格に達しな
いもの、０はＲ／ｔ＝２で割れ発生なし、×はＲ／ｔ＝
２で割れ発生のあることを意味する。
いもの、０はＲ／ｔ＝２で割れ発生なし、×はＲ／ｔ＝
２で割れ発生のあることを意味する。
実施例 ２成分組成がＭｇ０．８５重量％、Ｓｉｏ．５
８重量％、Ｃｕｏ．２の重量％、Ｍｎｏ．２７重量％、
Ｚｒｏ．０９重量％、Ｆｅｏ．１母重量％、Ｔｉｏ．０
１重量％、残部ＡＩである本発明合金の半連続鋳造ビレ
ツト（２２８脚Ｊ×５０仇奴）を鋳造した。
８重量％、Ｃｕｏ．２の重量％、Ｍｎｏ．２７重量％、
Ｚｒｏ．０９重量％、Ｆｅｏ．１母重量％、Ｔｉｏ．０
１重量％、残部ＡＩである本発明合金の半連続鋳造ビレ
ツト（２２８脚Ｊ×５０仇奴）を鋳造した。
このビレツトを斑ｏｑ○で８時間均質化処理を行なった
後、押出加工して肉厚３肌、断面３２４柵のＬ字型中実
材を得た。この押出加工により得られた中実材を押出し
後自然空冷を含め２１時間経過した後、Ｔ５処理、即ち
１７５００で８時間燐戻した。競戻された中実村より引
張試験用としてＪＩＳＩ粕号試験片および曲げ試験用と
して６仇舷×２３肋×３柳の試験片を作成し、機械的性
質を測定した。その結果、引張り強さ３０．２ｋｇ′柵
、０．２％耐力２６．１ｋ９／松、伸び１１．９％であ
り、ＪＩＳ６０６１Ｔ６規格を満足しており、また９０
０最小曲げ半径もＲ／ｔ＝２で割れの発生は認められな
かった。以上のように、本発明合金は押出し後Ｔ敦処理
のみで中強度を有し、靭性もすぐれているので、中強度
構造用合金としての工業的価値は高いものと考える。
後、押出加工して肉厚３肌、断面３２４柵のＬ字型中実
材を得た。この押出加工により得られた中実材を押出し
後自然空冷を含め２１時間経過した後、Ｔ５処理、即ち
１７５００で８時間燐戻した。競戻された中実村より引
張試験用としてＪＩＳＩ粕号試験片および曲げ試験用と
して６仇舷×２３肋×３柳の試験片を作成し、機械的性
質を測定した。その結果、引張り強さ３０．２ｋｇ′柵
、０．２％耐力２６．１ｋ９／松、伸び１１．９％であ
り、ＪＩＳ６０６１Ｔ６規格を満足しており、また９０
０最小曲げ半径もＲ／ｔ＝２で割れの発生は認められな
かった。以上のように、本発明合金は押出し後Ｔ敦処理
のみで中強度を有し、靭性もすぐれているので、中強度
構造用合金としての工業的価値は高いものと考える。
Claims (1)
- １ Ｍｇ０．７〜１．１重量％、Ｓｉ０．４〜０．８重
量％、Ｃｕ０．１０〜０．３０重量％、Ｍｎ０．２０〜
０．６０重量％、Ｚｒ０．０５〜０．３０重量％、残部
がＡｌ及び不可避的不純物からなり押出加工后の冷却を
徐冷により行ないうることを特徴とする焼入性、靭性の
すぐれた押出用中強度アルミニウム合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56126599A JPS6037867B2 (ja) | 1981-08-14 | 1981-08-14 | 焼入性、靭性のすぐれた押出用中強度アルミニウム合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56126599A JPS6037867B2 (ja) | 1981-08-14 | 1981-08-14 | 焼入性、靭性のすぐれた押出用中強度アルミニウム合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5827947A JPS5827947A (ja) | 1983-02-18 |
| JPS6037867B2 true JPS6037867B2 (ja) | 1985-08-28 |
Family
ID=14939170
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56126599A Expired JPS6037867B2 (ja) | 1981-08-14 | 1981-08-14 | 焼入性、靭性のすぐれた押出用中強度アルミニウム合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6037867B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6362718U (ja) * | 1986-10-13 | 1988-04-25 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3053352B2 (ja) * | 1995-04-14 | 2000-06-19 | 株式会社神戸製鋼所 | 破壊靭性、疲労特性および成形性の優れた熱処理型Ａｌ合金 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5782450A (en) * | 1980-11-10 | 1982-05-22 | Mitsubishi Alum Co Ltd | Medium strength al alloy for extrusion with superior toughness and press hardenability |
-
1981
- 1981-08-14 JP JP56126599A patent/JPS6037867B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5782450A (en) * | 1980-11-10 | 1982-05-22 | Mitsubishi Alum Co Ltd | Medium strength al alloy for extrusion with superior toughness and press hardenability |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6362718U (ja) * | 1986-10-13 | 1988-04-25 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5827947A (ja) | 1983-02-18 |
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