JPS6037862Y2 - 自動車のシ−トベルト係止装置 - Google Patents
自動車のシ−トベルト係止装置Info
- Publication number
- JPS6037862Y2 JPS6037862Y2 JP923480U JP923480U JPS6037862Y2 JP S6037862 Y2 JPS6037862 Y2 JP S6037862Y2 JP 923480 U JP923480 U JP 923480U JP 923480 U JP923480 U JP 923480U JP S6037862 Y2 JPS6037862 Y2 JP S6037862Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- locking member
- locking
- seat
- seat back
- seatbelt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、シートベルトの係止装置に関する。
自i車用の3点式シートベルトは、ショルダ一部及びラ
ップ部が、共にシートバック後方の位置で車室側面の上
部及び下部にそれぞれ取付けられ、不使用時にはりトラ
クタ機構により巻取られているため、使用時には手をシ
ート後方へ伸ばしてベルトを引寄せなければならないと
いう不便がある。
ップ部が、共にシートバック後方の位置で車室側面の上
部及び下部にそれぞれ取付けられ、不使用時にはりトラ
クタ機構により巻取られているため、使用時には手をシ
ート後方へ伸ばしてベルトを引寄せなければならないと
いう不便がある。
特に、2ドア車のように、後席への乗降を容易にするた
め、ドア開口を大きくとっている場合には、シートベル
トに手が届き難い。
め、ドア開口を大きくとっている場合には、シートベル
トに手が届き難い。
この不便を解消するため、シートバックの側面に前向き
のフックを設け、不使用時にシートベルトがこのフック
に引っ掛るようにすることが提案されている。
のフックを設け、不使用時にシートベルトがこのフック
に引っ掛るようにすることが提案されている。
(実開昭51−6431峰公報参照)しかし、2ドア車
においては、後席への乗降に際し、その都度シートベル
トをフックから外す必要があり、取扱いが面倒になる。
においては、後席への乗降に際し、その都度シートベル
トをフックから外す必要があり、取扱いが面倒になる。
本考案は、このような問題を解決することを目的とする
もので、シートベルトを装着状態から外したときに該シ
ートベルトが引っ掛る係止部材を、シートバック側面に
設け、この係止部材は、後席への乗降のためシートバッ
クを前傾させたとき、シートベルトがそれに加わる引張
力のもとで該係止部材から外れるように構成したことを
特徴とする。
もので、シートベルトを装着状態から外したときに該シ
ートベルトが引っ掛る係止部材を、シートバック側面に
設け、この係止部材は、後席への乗降のためシートバッ
クを前傾させたとき、シートベルトがそれに加わる引張
力のもとで該係止部材から外れるように構成したことを
特徴とする。
以下本考案を図面に示す実施例に基づいて説明すると、
まず第1図において、側部ドア開口1を有する自動車の
車体内にはフロントシート2が設けられ、該フロントシ
ート2のシートバック3は、第1図に実線で示す通常位
置から、後席への乗降を容易にするため、想像線で示す
前傾位置に傾斜させることができる。
まず第1図において、側部ドア開口1を有する自動車の
車体内にはフロントシート2が設けられ、該フロントシ
ート2のシートバック3は、第1図に実線で示す通常位
置から、後席への乗降を容易にするため、想像線で示す
前傾位置に傾斜させることができる。
この前傾時に、シート全体が前方に移動するような公知
の構成をとることも勿論可能である。
の構成をとることも勿論可能である。
シートベルト4は、一端すなわちラップ部の端部4aが
、アンカー金具5により、車室側面の下部に取付けられ
、他端すなわちショルダ一部の端部4bは、車室側面の
上部に取付けたガイドリング6を通って、車体に装着し
たりトラクタ機構7に連結されている。
、アンカー金具5により、車室側面の下部に取付けられ
、他端すなわちショルダ一部の端部4bは、車室側面の
上部に取付けたガイドリング6を通って、車体に装着し
たりトラクタ機構7に連結されている。
ベルト4のラップ部4aとショルダ一部4bの連接部に
は、タングプレート8が摺動自在に設けられ、このタン
グプレート8は車体中央部下面に設けた係止留金具(図
示せず)に切離し自在に係合させられる。
は、タングプレート8が摺動自在に設けられ、このタン
グプレート8は車体中央部下面に設けた係止留金具(図
示せず)に切離し自在に係合させられる。
シートバック3の車体外方側の側面には、不使用時にシ
ートベルト4を引っ掛けるための係止部材9が設けられ
ている。
ートベルト4を引っ掛けるための係止部材9が設けられ
ている。
この係止部材9は、第1図に示すように、独立に形成し
た金具をシートバック側面に取付けても、或いは第2図
及び第3図に示すようにシートのリクライニングナック
ル10のアーム10aにボルト等により取付けてもよい
。
た金具をシートバック側面に取付けても、或いは第2図
及び第3図に示すようにシートのリクライニングナック
ル10のアーム10aにボルト等により取付けてもよい
。
係止部材9は、シートバック3の側面から外方に延びる
脚部9aと、該脚部9aからほぼ下向きに延びる係止部
9bとからなるフック形状を有する。
脚部9aと、該脚部9aからほぼ下向きに延びる係止部
9bとからなるフック形状を有する。
シートベルト4には、リトラクタ機構7から与えられる
引張力が作用しており、ベルト4の不使用時に、該ベル
ト4を係止部材9に引掛けた状態では、該シートベルト
4から係止部材9に作用する力のベクトルは第4図に示
すようになる。
引張力が作用しており、ベルト4の不使用時に、該ベル
ト4を係止部材9に引掛けた状態では、該シートベルト
4から係止部材9に作用する力のベクトルは第4図に示
すようになる。
すなわち、第4図において、ベルト4のショルダ一部の
張力による力はf、で、またラップ部の張力による力は
f2で示されており、それらの力は絶対値はほぼ等しく
、その作用方向はベルト4が車体に係止される位置と、
係止部材9の位置により定まる。
張力による力はf、で、またラップ部の張力による力は
f2で示されており、それらの力は絶対値はほぼ等しく
、その作用方向はベルト4が車体に係止される位置と、
係止部材9の位置により定まる。
これらの力f1?f2の合力を下で示す。シートバック
3が第4図に示すように通常の位置にあるとき、この合
力下と係止部材9の係止部9bに対する法線Hとのなす
角をθ、とすると、シートベルト4が係止部9bに掛っ
た状態を確実に保持するためにはθ1≧jan−1μ
(此処に、μはシートベルトと脚部との間の摩擦係数)
の条件が必要である。
3が第4図に示すように通常の位置にあるとき、この合
力下と係止部材9の係止部9bに対する法線Hとのなす
角をθ、とすると、シートベルト4が係止部9bに掛っ
た状態を確実に保持するためにはθ1≧jan−1μ
(此処に、μはシートベルトと脚部との間の摩擦係数)
の条件が必要である。
シートバック3の前傾位置においては、ベルト引張力の
合力は、ベルト4を係止部9bから外す方向(下方)に
作用するようになり、この時の合力下と法線Hとの間の
角を02とすると、シートバック3の前傾時にシートベ
ルト4が係止部材9から自動的に外れるようにするため
には、θ2)jan−1μの条件が必要になる。
合力は、ベルト4を係止部9bから外す方向(下方)に
作用するようになり、この時の合力下と法線Hとの間の
角を02とすると、シートバック3の前傾時にシートベ
ルト4が係止部材9から自動的に外れるようにするため
には、θ2)jan−1μの条件が必要になる。
したがって、シートバック3の通常位置及び前傾位置に
おいて、上述の条件をそれぞれ満足させるように係止部
材9を取付けることにより、シートバック3の通常位置
においてはシートベルト4は係止部材9に確実に保持さ
れる一方後席への乗降のためにシートバック3を前傾さ
せると、係止部材9に引っ掛っていたシートベルト4は
自動的に係止部材9から外れ、乗降の邪魔にならなくな
る。
おいて、上述の条件をそれぞれ満足させるように係止部
材9を取付けることにより、シートバック3の通常位置
においてはシートベルト4は係止部材9に確実に保持さ
れる一方後席への乗降のためにシートバック3を前傾さ
せると、係止部材9に引っ掛っていたシートベルト4は
自動的に係止部材9から外れ、乗降の邪魔にならなくな
る。
なお、第2図および第3図に示すように、係止部材9を
リクライニングナックル10のアーム10a取付用ボル
トを利用すれば大幅な変更を要することなく係止部材9
をシートに取付けることができる。
リクライニングナックル10のアーム10a取付用ボル
トを利用すれば大幅な変更を要することなく係止部材9
をシートに取付けることができる。
第1図は本考案の一実施例を示すシートベルト係止装置
の概略側面図、第2図は係止部材の取付けの一例を示す
側面図、第3図はその斜視図、第4図は本考案の装置の
作用を示す力ベクトル図である。 2・・・・・・シート、3・・・・・・シートバック、
4・・・・・・シートベルト、9・・・・・・係止部材
、9b・・・・・・係止部。
の概略側面図、第2図は係止部材の取付けの一例を示す
側面図、第3図はその斜視図、第4図は本考案の装置の
作用を示す力ベクトル図である。 2・・・・・・シート、3・・・・・・シートバック、
4・・・・・・シートベルト、9・・・・・・係止部材
、9b・・・・・・係止部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 少くとも前傾可能なシートバックを有するフロントシー
トに、一端をフロントシートのシートバック後方の車室
側面上部に支承したショルダ一部と、一端を前記シート
バック後方の車室側面下部に支承したラップ部とからな
り、前記ショルダ一部とラップ部との連接部を車室中央
部下面に係脱自在に構成し、前記ショルダ一部及びラッ
プ部の一方にリトラクタ−機構を設けた3点式シートベ
ルト装置を備えた自動車において、前記シートバックに
は、車体外方側の側面下部に、該側面から外側に向けて
延びる脚部と該脚部先端からほぼ下向きに延びる係止部
とからなるほぼ逆り字状の係止部材を設け、前記係止部
材の係止部を、シートバックの通常位置において01≧
tan−1pシートバツクの前傾位置において02〉t
an〜、P但し、θ1 ニジ−ドパツクの通常位置にお
いて、前記係止部材の係止部に対し直角をな す法線と、該係止部に係止したシート ベルトにより与えられる合力の作用方 向とのなす角、 θ2 ニジ−ドパツクの前傾位置において、前記法線と
前記合力とのなす角、 μ:係止部材の係止部と、シートベルトとの間の摩擦係
数 となるように位置決めし、係止部材に係止されたシート
ベルトが、シートバックの前傾動作に伴すって該係止部
材から離脱するようにしたことを特徴とする自動車のシ
ートベルト係止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP923480U JPS6037862Y2 (ja) | 1980-01-29 | 1980-01-29 | 自動車のシ−トベルト係止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP923480U JPS6037862Y2 (ja) | 1980-01-29 | 1980-01-29 | 自動車のシ−トベルト係止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56111049U JPS56111049U (ja) | 1981-08-27 |
JPS6037862Y2 true JPS6037862Y2 (ja) | 1985-11-12 |
Family
ID=29605885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP923480U Expired JPS6037862Y2 (ja) | 1980-01-29 | 1980-01-29 | 自動車のシ−トベルト係止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6037862Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-01-29 JP JP923480U patent/JPS6037862Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56111049U (ja) | 1981-08-27 |
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