JPS60377Y2 - 浚渫船 - Google Patents
浚渫船Info
- Publication number
- JPS60377Y2 JPS60377Y2 JP8545579U JP8545579U JPS60377Y2 JP S60377 Y2 JPS60377 Y2 JP S60377Y2 JP 8545579 U JP8545579 U JP 8545579U JP 8545579 U JP8545579 U JP 8545579U JP S60377 Y2 JPS60377 Y2 JP S60377Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spud
- hull
- stern
- dredger
- drive mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、効率良く浚渫作業を行なうことがてきる浚
渫船に関するものである。
渫船に関するものである。
従来、浚渫船が浚渫を行なうにあたっては、浚渫巾を確
保するため、船体を巾方向に移動させる必要があり、ま
た、巾方向の浚渫にともなって船体を前進させる必要が
ある。
保するため、船体を巾方向に移動させる必要があり、ま
た、巾方向の浚渫にともなって船体を前進させる必要が
ある。
このため、船体両側に設置されたアンカーを伝馬船によ
り、船体の斜め前方の水底に落しこみ、前記アンカーの
ワイヤを交互に船体内に引込むことにより、船尾をスウ
ィングさせる。
り、船体の斜め前方の水底に落しこみ、前記アンカーの
ワイヤを交互に船体内に引込むことにより、船尾をスウ
ィングさせる。
この際、船尾に設けた2本のスパッドのうち1本が必す
水底に打込まれているから、これにより船尾を中心と[
2て船首をスウィングさせるのである。
水底に打込まれているから、これにより船尾を中心と[
2て船首をスウィングさせるのである。
また、船体の前進においては、前記前圧スパッドのうち
、引上げられているスパッドの前記船首の回転偏位によ
る船尾の前進偏位性たけ、前述の船首のスウィング動作
により前進するのである。
、引上げられているスパッドの前記船首の回転偏位によ
る船尾の前進偏位性たけ、前述の船首のスウィング動作
により前進するのである。
また、浚渫カツダヘッドを設けた浚渫うターは、水深に
合わせてその船体側の基軸を中心に上下にスウィングさ
れる。
合わせてその船体側の基軸を中心に上下にスウィングさ
れる。
以上の構成からなる従来の浚渫船においては、アンカー
は船体の前進に合わせて、遂時移動する必要があり、こ
のため伝馬船にアンカーを引上げてこのアンカーを所定
位置に再び落し込む為の作業が多大の作業具と時間を要
腰浚渫作業効率を著しく悪化させていた。
は船体の前進に合わせて、遂時移動する必要があり、こ
のため伝馬船にアンカーを引上げてこのアンカーを所定
位置に再び落し込む為の作業が多大の作業具と時間を要
腰浚渫作業効率を著しく悪化させていた。
この考案は前述の従来の浚渫船における問題点を解決す
るため、船尾に船尾スパッドを有する浚渫船において、
前方の船体両側に船体巾方向に往復動する駆動機構を設
け、前記往復動駆動機構の先端にスパッドキーパ−を固
着し、このスパッドキーパ−内にスパッドを嵌合させて
、これを交互に打込み、この打込んだスパッドを前記駆
動機構により船内方向に引込むことにより、船体のスウ
ィングを行なうようにしたことに特徴を有する。
るため、船尾に船尾スパッドを有する浚渫船において、
前方の船体両側に船体巾方向に往復動する駆動機構を設
け、前記往復動駆動機構の先端にスパッドキーパ−を固
着し、このスパッドキーパ−内にスパッドを嵌合させて
、これを交互に打込み、この打込んだスパッドを前記駆
動機構により船内方向に引込むことにより、船体のスウ
ィングを行なうようにしたことに特徴を有する。
この考案を以下、実施例により図面を参照し八がら説明
する。
する。
第1図は、この考案の実施例の浚渫船の側面図であり、
第2図は同じく平面図、第3図は、第1図のA−A線断
面図てあり、第4図は、第3図のB部詳細図を示すもの
である。
第2図は同じく平面図、第3図は、第1図のA−A線断
面図てあり、第4図は、第3図のB部詳細図を示すもの
である。
図において、1は船体、2はその上部構造物、3,3′
は船尾スパッドで、4,4′は前記船尾スパッドの案内
をする船尾スパッドキーパ−である。
は船尾スパッドで、4,4′は前記船尾スパッドの案内
をする船尾スパッドキーパ−である。
前記船尾スパッド3,3′は、船体1後部に配置された
船尾ガントリー5の上方滑車6に巻回されたワイヤロー
プ7により、図示されてないが船体内のウィンチで、上
方に引上げられて水底8より引抜かれ、一方、前記ウィ
ンチをゆるめることにより、自重で、水底8に打込まれ
るようになっている。
船尾ガントリー5の上方滑車6に巻回されたワイヤロー
プ7により、図示されてないが船体内のウィンチで、上
方に引上げられて水底8より引抜かれ、一方、前記ウィ
ンチをゆるめることにより、自重で、水底8に打込まれ
るようになっている。
さらに、前記船体1の船首側には凹陥部9が設けられ、
この凹陥部9には前端に吸込口を内蔵するカッターヘッ
ド10を有するラダー11が枢着され、水深に応じて船
首ガントリー12からのワイヤロープ31により、上下
の首ふり角度が調整できるようになっている。
この凹陥部9には前端に吸込口を内蔵するカッターヘッ
ド10を有するラダー11が枢着され、水深に応じて船
首ガントリー12からのワイヤロープ31により、上下
の首ふり角度が調整できるようになっている。
さらに、船体1の船側にスパッドキーパ−13,14が
配置され、前記スパッドキーパー13,14は船体1内
に設けられた油圧シリンダーの如き往復動駆動機構15
,16のロッド17,18の先端と固着され、前記往復
動駆動機構15,16により船体巾方向に往復動作が行
われるようになっている。
配置され、前記スパッドキーパー13,14は船体1内
に設けられた油圧シリンダーの如き往復動駆動機構15
,16のロッド17,18の先端と固着され、前記往復
動駆動機構15,16により船体巾方向に往復動作が行
われるようになっている。
さらに、必要に応じて前記スパッドキーパ−13,14
にはガイドロッド19,20,21,22が取付けられ
、船体1との前記往復動作がスムーズに行える構造にな
っている。
にはガイドロッド19,20,21,22が取付けられ
、船体1との前記往復動作がスムーズに行える構造にな
っている。
また前記スパッドキーパ−13,14内にはスパッド2
3,24が遊嵌合され、このスパッド23.24は船体
1上のスウィング用ガントリー25の上方滑車26,2
7を巻回するワイヤロープ28,29に係止されており
、前記ワイヤロープ28,29を船体1内のウィンチ3
0により巻上け、巻下げることにより船尾スパッド3,
3′と同様に水底8に打込まれたり、これから引抜かれ
たりするようになっている。
3,24が遊嵌合され、このスパッド23.24は船体
1上のスウィング用ガントリー25の上方滑車26,2
7を巻回するワイヤロープ28,29に係止されており
、前記ワイヤロープ28,29を船体1内のウィンチ3
0により巻上け、巻下げることにより船尾スパッド3,
3′と同様に水底8に打込まれたり、これから引抜かれ
たりするようになっている。
以上の構造からなるこの考案の浚渫船におけるスウィン
グ動作をさらに第5図を参照しなが説明する。
グ動作をさらに第5図を参照しなが説明する。
ます、船尾スパッド3または3′及びスパッド23が打
込まれたAの状態て、スパッド24を24−アの位置か
ら引抜いたまま往復動駆動機構16を作動させて、スパ
ッドキーパー14を船外方向へ押出す。
込まれたAの状態て、スパッド24を24−アの位置か
ら引抜いたまま往復動駆動機構16を作動させて、スパ
ッドキーパー14を船外方向へ押出す。
その押出された状態でスパッド24を24−イの位置の
水底8に打込み、その後、船尾スパッド3およびスパッ
ド23を3−アおよび23−アの位置から引抜き、前記
スパッド3わよ)23を水底8から持上けた状態て往復
動駆動機構16により前記スパッド24を船内方向に引
込む。
水底8に打込み、その後、船尾スパッド3およびスパッ
ド23を3−アおよび23−アの位置から引抜き、前記
スパッド3わよ)23を水底8から持上けた状態て往復
動駆動機構16により前記スパッド24を船内方向に引
込む。
これにより、船体1は、スパッド24が水底8に打込ま
れているので、船尾スパッド3′の3′−アの位置を中
心として、Bの状態に左方ヘスウィングする。
れているので、船尾スパッド3′の3′−アの位置を中
心として、Bの状態に左方ヘスウィングする。
この後、船尾スパッド3を3−イの位置の水底8に打込
む。
む。
次に船尾スパッド3およびスパッド24をそのまま打込
んだ状態で、スパッドキーパー13を往復動駆動機構1
5を作動させて船外方向へ押出し、スパッド23を23
−ウの位置の水底8に打込んだ後、船尾スパッド3′お
よび24を引抜き、前記スパッド3′および24を水底
8から持上げた状態でスパッド23を船内方向に引寄せ
る。
んだ状態で、スパッドキーパー13を往復動駆動機構1
5を作動させて船外方向へ押出し、スパッド23を23
−ウの位置の水底8に打込んだ後、船尾スパッド3′お
よび24を引抜き、前記スパッド3′および24を水底
8から持上げた状態でスパッド23を船内方向に引寄せ
る。
これによって、船体1は船尾スパッド3の3−イの位置
を中心として、Cの状態に右方向にスウィングする。
を中心として、Cの状態に右方向にスウィングする。
以上のようにしてスウィング動作を行ないながら船体1
は浚渫を行なう。
は浚渫を行なう。
次に船体1の前進動作について述べると、前述の左右の
スウィング時、船尾スパッド3または3′のうち引抜か
れた方のスパッドは、船体1のいずれかの方向のスウィ
ング時に前進方向に回転偏位するので、その状態で、引
抜かれた方の船尾スパッドを打込み、他の船尾スパッド
を引抜き、次にその状態て打込み、他を引上げる。
スウィング時、船尾スパッド3または3′のうち引抜か
れた方のスパッドは、船体1のいずれかの方向のスウィ
ング時に前進方向に回転偏位するので、その状態で、引
抜かれた方の船尾スパッドを打込み、他の船尾スパッド
を引抜き、次にその状態て打込み、他を引上げる。
この動作をくりかえすことにより船体1は前進する。
即ち、例えば、船尾スパッド3′を打込んだ状態で船体
1が図中左方向ヘスウィングすると、引抜かれている他
の船尾スパッド3は、前進方向に回転偏位するので、そ
のまま前記他の船尾スパッド3を打込み、スパッド3′
を引抜くと、今度は船体1が図中右方向にスウィングし
たとき前記スパッド3′は右旋回の回転偏位により船道
位置となるので、その状態てスパッド3′を打込む。
1が図中左方向ヘスウィングすると、引抜かれている他
の船尾スパッド3は、前進方向に回転偏位するので、そ
のまま前記他の船尾スパッド3を打込み、スパッド3′
を引抜くと、今度は船体1が図中右方向にスウィングし
たとき前記スパッド3′は右旋回の回転偏位により船道
位置となるので、その状態てスパッド3′を打込む。
以上の動作を繰返すことによって船体1は前進するので
ある。
ある。
この考案は以上のように構成されているので、従来の浚
渫船のように、伝馬船を使用してアンカーを打込むとい
った操作を行なうことなく、船体内よりの操作により船
体のスウィング、前進作業が行なえるのて、スウィング
前進動作が迅速かつ少人数の作業員て行なえ、また、ア
ンカーの打てない狭い水路、河川の浚渫作業も行なうこ
とがてきるので、従来の浚渫船に比べ、格段に優れた浚
渫能率を発揮することがてきるといった極めて有用な効
果が奏される。
渫船のように、伝馬船を使用してアンカーを打込むとい
った操作を行なうことなく、船体内よりの操作により船
体のスウィング、前進作業が行なえるのて、スウィング
前進動作が迅速かつ少人数の作業員て行なえ、また、ア
ンカーの打てない狭い水路、河川の浚渫作業も行なうこ
とがてきるので、従来の浚渫船に比べ、格段に優れた浚
渫能率を発揮することがてきるといった極めて有用な効
果が奏される。
第1図はこの考案の実施例の浚渫船の側面図、第2図は
その平面図、第3図は第1図のA−A線断面図、第4図
は、この考案の往復動駆動機構とスパッドキーパ−との
構造を示した第3図のB部詳細図、第5図は、スウィン
グ動作の説明図である。 図において、1・・・・・・船体、2・・・・・・上部
構造物、3.3′・・・・・・船尾スパッド、4.4’
・・・・・・船尾スパッドキーパー、5・・・・・・船
尾ガントリー、6・・・・・・滑車、7・・・・・・ワ
イヤロープ、8・・・・・・水底、9・・・・・・凹陥
部、10・・・・・・カッターヘッド、11・・・・・
・ラダ、12・・・・・・船首ガントリー、13,14
・・・・・・スパッドキーパ−115,16・・・・・
・往復動駆動機構、17,18・・・・・・ロッド、1
9.20. 21゜22・・・・・・ガイドロッド、2
3,24・・・・・・スパッド、25・・・・・・スウ
ィング用ガントリー 26,27・・・・・・滑車、2
8,29・・・・・・ワイヤロープ、30・・・・・・
ウィンチ、31・・・・・・ワイヤロープ。
その平面図、第3図は第1図のA−A線断面図、第4図
は、この考案の往復動駆動機構とスパッドキーパ−との
構造を示した第3図のB部詳細図、第5図は、スウィン
グ動作の説明図である。 図において、1・・・・・・船体、2・・・・・・上部
構造物、3.3′・・・・・・船尾スパッド、4.4’
・・・・・・船尾スパッドキーパー、5・・・・・・船
尾ガントリー、6・・・・・・滑車、7・・・・・・ワ
イヤロープ、8・・・・・・水底、9・・・・・・凹陥
部、10・・・・・・カッターヘッド、11・・・・・
・ラダ、12・・・・・・船首ガントリー、13,14
・・・・・・スパッドキーパ−115,16・・・・・
・往復動駆動機構、17,18・・・・・・ロッド、1
9.20. 21゜22・・・・・・ガイドロッド、2
3,24・・・・・・スパッド、25・・・・・・スウ
ィング用ガントリー 26,27・・・・・・滑車、2
8,29・・・・・・ワイヤロープ、30・・・・・・
ウィンチ、31・・・・・・ワイヤロープ。
Claims (1)
- 船尾に船尾スパッドを有する浚渫船において、前方の船
体両側に、船体巾方向に往復動する駆動機構を設け、前
記往復動駆動機構のロッド先端にスパッドキーパ−を固
着し、前記スパッドキーパ−内にスパッドを嵌合させて
なることを特徴とする浚渫船。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8545579U JPS60377Y2 (ja) | 1979-06-23 | 1979-06-23 | 浚渫船 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8545579U JPS60377Y2 (ja) | 1979-06-23 | 1979-06-23 | 浚渫船 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS564992U JPS564992U (ja) | 1981-01-17 |
JPS60377Y2 true JPS60377Y2 (ja) | 1985-01-08 |
Family
ID=29318646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8545579U Expired JPS60377Y2 (ja) | 1979-06-23 | 1979-06-23 | 浚渫船 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60377Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5932589A (ja) * | 1982-08-18 | 1984-02-22 | Penta Ocean Constr Co Ltd | 浚渫船スパツドキヤリツジ |
-
1979
- 1979-06-23 JP JP8545579U patent/JPS60377Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS564992U (ja) | 1981-01-17 |
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