JPS6037569A - 複写機の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、複写機の制御装置、特に、検出特性の異な
る２種類の検出手段を用いて原稿の濃度を測定すること
により常に複写像の適正濃度を得る制御装置に関するも
のである。

〔従来技術〕

一般に、＋す写機には、複写像の濃度を手動で任意の濃
度に設定する手動濃度設定モードが（ｄえられており、
また原稿の濃度を検出する原稿７嶺度検出手役を備えて
いるものがあり、この検出手段からの信号に基づいて感
光体への露光量を制御し、穣写像のａ度分自動的に適正
濃度に調整している。

従来、この種の原稿鴻度検出手段を備えた複写機の制御
装Ｗｌとしては、例えば次のようなものが提案されてい
る。

ずなわら、原稿を原稿照射用の露光ランプによって照射
し、その原稿からの反射光射を受光素子により検出して
原稿の濃度を測定し、この測定結果に基づいて感光体へ
の露光量を制御するようにした自動露光（ＡＥ）制御装
置が知られている。

しかしながら、このように構成された制御装置にあって
は、受光素子の温度ドリフトや感光体の温度特性、湿度
特性等の影響により常にＩＥ確に感光体への露光量を制
御できないという欠点があった。

また、電位センサを用いて感光体の電位を検出すること
により原稿の濃度を測定し、この測定結果に基づいて感
光体への減光量を制御し、複写像の濃度を自動的に適正
濃度にするようにしたものも知られているが、このよう
に構成された制御装置にあっては、感光体の電位センサ
によって電位を検出できる部分が限定され、原稿の一部
分の濃度しか測定できないため、原稿によっては適正濃
度が得られない等の欠点があった。

〔発明の目的〕

この発明は、上記のような従来の欠点を除去するために
なされたもので、原稿の濃度を検出する原稿濃度検出手
段を、原稿から反射光量を検出する第１の検出手段と感
光体の表面状態を検出する第２の検出手段とにより構成
し、これらの２つの検出手段からの検出信号を比較し、
その出力が所定の状態である場合、予め決められた複写
条件で複写動作を行うことにより、露光ランプの露光量
を正確に制御し、常に複写像を適正濃度にする複写機の
制御装置を提供することを目的としている。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図面とともに説明する。

第１図は、この発明に係る電子写真複写機の基本構成を
示す概略図で、図において、１は原稿を載置する原稿台
としてのコンタクトガラス、２はコンタクトガラス１の
下方に配置した原稿照射用露光ランプ（ハロゲンランプ
）、３．４．５．６は原稿からの反射光をドラム状の回
転形感光体７に投影するための光学系を構成するミラー
、８は結像レンズ、９．１０は原稿の濃度を検出する原
稿濃度検出手段を構成する受光センサ（第１の検出手段
）、電位センサ（第２の検出手段）で、受光センサ９は
前記光学系の近傍に配置してあり、電位センサ１０は感
光体７の表面近傍に配置しである。１１は受光センサ９
および電位センサ１０からの検出信号を入力する制御回
路で、後述する光量制御回路とともに露光ランプ２の露
光量の鯛３− 整を行う調整手段を構成している。１２は感光体７の周
囲に設置した現像器、１３は転写用電極、１４．１５．
１６は帯電器である。

第２図は、上記複写機の制御装置の基本構成を示すブロ
ック図で、図中１７は前述した制御回路１１からの信号
に従って露光ランプ２の露光量を制御する光量制御回路
である。

なお、複写像の濃度を手動で任意の濃度に設定する手動
濃度設定モードは周知であるので省いである。

上記構成に基づき、つぎに作用を説明する。なお、通常
の複写過程については周知であるので詳細な説明は省略
する。

感光体７の表面は、帯電器１４．１５．１６によるコロ
ナ放電で一様に帯電され、次いで原稿からの反射光によ
り原稿に対応した静電潜像が形成される。この潜像は、
次に現像器１２で現像剤が付着され可視像化される。そ
して、転写用電極１３により、図示していないが、転写
ドラムに巻き伺けられた複写紙に画像が転写され、図外
の定着４− 装置によりトナーが定着されることにより原稿のコピー
を得ることができる。

ここで、感光体７に原稿の静電潜像が形成される過程を
詳細に説明する。

第１図および第２図に示した電子写真複写機には、原稿
の濃度を検出する原稿濃度検出手段が備えられており、
その検出手段からの検出信号に基づいて複写像の濃度を
自動的に適正濃度にする自動濃度設定モードが設けられ
ている。すなわち、原稿からの反射光量を検出する受光
センサ９および感光体７の表面状態を検出する電位セン
サ１０が配設されており、これらの２つのセンサ９，１
０からの検出信号を比較し、その出力が所定の状態であ
る場合、予め決められた複写条件で複写動作を行うよう
にしである。つまり、両センサ９，１０によって検出さ
れた原稿の濃度が所定値以上相違する場合は、各センサ
９，１０のうち何れか一方、または両方のセンサから検
出された原稿の濃度に基づいて予め定められた露光量で
原稿をスキャンしており、これらの異種の検出機能をも
った２つのセンサ９，１０を用いて最適なＡＥ制御を行
っている。

第３図に、第２図に示した光量制御回路１７の入出力電
圧特性を示してあり、制御回路１１からの信号によって
露光ランプ２の印加電圧を可変して感光体７への露光量
を制御している。また、第４図は、感光体７への露光量
と、感光体７表面電位、原稿の濃度との関係を示す図で
ある。例えば、原稿を照射する露光ランプ２の印加電圧
が６０Ｖの場合に、原稿の濃度が０．０７　（標準白色
板と同濃度）であれば感光体７表面の電位はＯｖとなり
、原稿の濃度が０．３（灰色）であれば感光体７表面の
電位は３００■となる特性を有している。

第５図は、上記各センサ９．１０によって濃度を検出す
る原稿の位置を示す図である。原稿台であるコンタクト
ガラス１上に載置した原稿の幅へ寸法の部分を電位セン
サ１０によって検出し、幅８寸法の部分を受光センサ９
によって検出するように、構成されて４Ｓす、電位セン
サ１０で検出する範囲より受光センサ９で検出する範囲
が広いことを示している。

第６図は、第２図に示した制御回路１１の具体例を示す
回路図である。図中Ｒ１ないしＲ１１１は抵抗、Ｃ，お
よびＣ１はコンデンサ、ＱＩないしＱ７はＯＰＡＭＰ　
（演算増幅器）、ＴｒＩないしＴｒ４はＦＥＴトランジ
スタ、（ｂはインバータ、ＱｌｌおよびＱ、。はアナロ
グスイッチ素子を示す。

電位センサ１０からの検出信号は、端子Ｐ、から入力さ
れ、抵抗Ｒ，，ＯＰＡＭＰＱ、およびコンデンサＣ１に
よって構成される第１のミラー積分器１１ａにより感光
体７の電位が測定される。原稿からの反射光量は、光ダ
イオード等の受光センサ９により検出され、抵抗Ｒ４、
ＯＰＡＭＰ　Ｑ、およびコンデンサＣ７によって構成さ
れる第２のミラー積分器１１ｂにより測定される。

原稿の濃度を測定する前に、端子Ｐ、からりセット信号
が人力され、第１の積分器１１ａはＦＥＴトランジスタ
Ｔｒ４および抵抗Ｒ１によってリセットされる。そして
、電位センサ１０からの検出信号によって原稿の濃度が
測定されると、露光ランプ７− ２はその測定結果に応じた光量で原稿をスキャンし、適
正な濃度を持った複写像が得られる。

ミラー積分器１１ａ、１１ｂは、それぞれＦＥＴトラン
ジスタＴｒ、　、　Ｔｒ２が接続されており、原稿の濃
度を測定する時のみ、端子Ｐ、からの測定タイミング信
号によりそれぞれのゲート電位がＨ（Ｈｉｇｈ）レベル
となり、ドレイン−ソース間の抵抗が小さくなる。そし
て、それぞれの抵抗Ｒ，，Ｒ，およびコンデンサＣ１，
Ｃ，の値によって決定される積分定数により積分が行わ
れる。

感光体７の電位を検出した電位センサ１０からの検出信
号は、第１のミラー積分器１１ａにより積分され、ＯＰ
ＡＭＰＱ５により反転増幅される。この反転増幅された
Ｏ　Ｐ　ＡＭＰ　Ｑ、の出力電圧と、第２のミラー積分
器１１ｂにより測定された原稿からの反射光量に応じた
ＯＰＡＭＰＱ、の出力電圧とがＯＰＡ？ｌ／ＩＰＱ６に
より比較され、その出力電圧の差が所定値以上相違して
いる場合、すなわち両センサ９゜１０によって検出され
た原稿の濃度が所定値以上相違する場合は、前述したよ
うに、各センサ９゜＝８− １０のうち何れか一方、または両方のセンサから検出さ
れた原稿の濃度に基づいて予め定められた露光量で原稿
をスキャンする。この第６図に示した例では、受光セン
サ９で検出した原稿の濃度が電位センサ１０で検出した
原稿の濃度より所定値以上低い場合に、ＯＰＡＭＰＱ、
の出力によってアナログスイッチ素子Ｑ、をＯＦＦし、
アナログスイッチ素子Ｑ＋ｏをＯＮする。そして、抵抗
ＲＩ４および抵抗Ｒ１１１によって予め決定された出力
（電圧）が端子ＰＳから光量制御回路１７に人力され、
原稿の濃度を測定するセンサの検出誤差を吸収して露光
ランプ２の露光ｆｉを最適に制御することができる。

第７図は、上記積分器１１ａ、ＩＮ）により積分された
原稿の護摩に応じた濃度積分域（ＷＬ圧）と原稿濃度と
の関係を示す図である。電位センサ１０および受光セン
サ９によって検出された原稿の濃度が同一値である場合
には、積分器１１ｂの出力がＣ１檀分器１１ａの出力が
Ｄとなるようにそれぞれの積分定数が予め設定されてお
り、同一の濃度の原稿を検出した場合には、常に電位七
ンサ１０の積分器１１ａの方が低い出力電圧となり、電
位センサ１０からの検出信号に基づいて露光ランプ２の
赫光量が制御される。また、第５図に示したように、電
位センサ１０で検出できる原稿の検出位置は小さい面積
であるが、検出した原稿の濃度が、受光センサ９で検出
した原稿の濃度と著しく相違する場合に、露光ランプ２
の露光量を予め定められた露光量に制御し、センサの検
出誤差を吸収して正確な露光制御を行うことができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、原稿の濃度を
検出する原稿濃度検出手段を、原稿からの反射光量を検
出する第１の検出手段と感光体の表面状態を検出する第
２の検出手段とにより構成し、これらの２つの検出手段
からの検出信号を比較し、その出力が所定の状態である
場合、予め定められた複写条件で複写動作を行うように
したため、原稿の濃度を検出する際の測定誤差を吸収し
て正確な感光体への露光量を制御することができ、常に
適正濃度の複写像を得ることができるという効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る電子写真複写機の基本構成を示
す図、第２図はこの発明の一実施例の制御装置の基本構
成を示すブロック図、第３図は光量制御回路の入出力電
圧特性を示す図、第４図は感光体への露光量と感光体の
表面電位および原稿の濃度との関係を示す図、第５図は
各センサによって濃度を検出する原稿の位置を示す図、
第６図は制御回路の具体例を示す回路図、第７図は原稿
の濃度に応じた製型積分量と原稿濃度との関係を示す図
である。 ２・・・・・・・・・露光ランプ Ｔ・・・・・・・・・感光体 ９・・・・・・・・・受光センサ（第１の検出手段）１
０・・・・・・電位センサ（第２の検出手段）１１・・
・・・・制御回路 １γ・・・・・・光量制御回路 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。 ＼１ Ｌ　ｊ 、め １ゝ■プ　ｓ＃＜Ｗ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 原稿の濃度を検出する原稿＃度検出手段からの検出信号
   に基づいて複写像の濃度を自動的に適正濃度にする自動
   濃度設定モードと、複写像の濃度を手動で任意の濃度に
   設定する手動濃度＠２定モードとを備えた複写機の制御
   装置において、前記原稿鴻麿検出手段を、原稿からの反
   射光量を検出する第１の検出手段と感光体の表面状態を
   検出する第２の検出手段とにより構成し、これらの２つ
   の検出手段からの検出信号を比較し、その出力が所定の
   状態である場合、予め決められた懐写条件で複写動作を
   行うことな特徴とする複写機の制御装置。