JPS6037514Y2 - 三脚 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、部品数が少なく組立てが簡単な軽量小型の写
真用三脚を提案するものである。

従来の三脚は構造が複雑で材料を多数用いていたが、本
考案は、脚の基部を球状もしくは円柱を切断して横たえ
た形状の回動担体とし、該担体が嵌入当接する凹陥部を
具えた受座と、前記担体の頚部が移行可能なように開脚
方向に放射状に設けられた切欠を有する底板と、底板、
受座を挿通してその間に介在する回転担体を挾持する固
定ねじのみで構成されるものである。

以下、図面に示す実施例により説明する。

第１，２図において、１は三脚のそれぞれの脚で、基部
には球状の回動担体２とこれに続いて頚部２′が形成さ
れている。

回動担体２は球状でなくとも、円柱を切断して横たえた
形状のものでもよい。

３は合成樹脂製の受座で周囲に側縁３′が形成され、内
面には回動担体２が嵌入する半球状の凹陥部４が同一円
周上に３個、等間隔て設けられている。

５は受座側縁３′に嵌合される合成樹脂製の底板で、こ
れには、凹陥部４に対応する位置に、脚の回動が可能な
ように３個の切欠７が放射状に設けられている。

開脚時に、回動担体２に続く頚部２′は切欠７内を移行
し、受座側縁３′に当接してそれ以上開脚しないので所
定の開脚角度が保たれる。

底板５は、受座３との間て回動担体２を挾持して固定ね
じ６により受座３に緊締される。

８は、受座３の上部で同様に固定ねじ６により固定され
る雲台である。

本考案の三脚の組立ては、時ねようにして行なう。

まず、底板５の切欠７に回動担体２の頚部２′をそれぞ
れ係合して受座３下面に当て、回動担体２を各凹陥部４
の個所に位置せしめる。

次いで、底板５、受座３の各透孔９，１０に固定ねじ６
を挿入し、雲台８に螺着する。

これだけで、組立ては簡単に完了する。

なお、本実施例における透孔１０を螺孔とし、ここに固
定ねじ６が螺着するようにしてもよい。

第３図および第４図は他の実施例を示す。

本実施例においては、雲台８を球状の回動担体１２によ
り支承し、脚の回動担体２とともに受座３と底板５内で
挾持している。

すなわち、雲台８の回動担体１２は脚の回動担体２とと
もに同一円周上に等間隔で配置され、凹陥部４内で保持
され、受座３と底板５は固定ねじ６で緊締されている。

本実施例の底板５においては、これに設けた切欠１７は
さきの実施例のものと異なる。

放射状切欠は底板５の外縁に達せず、すべて中央の太き
目の透孔９に連なっている。

したがって、脚の組立てに当っては、回動担体２をその
中心の太き目の透孔９から挿入して三方に移行させるこ
とになる。

本案は以上のように構成されるので、部品数が少なく組
立てが簡単な三脚を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

図面はいずれも本案の実施例を示すもので、第１図は要
部の分解斜視図、第２図は要部の断面図、第３図は他の
実施例の一部裁断した要部の平面図、第４図は要部の断
面図である。 １・・・・・・脚、２・・・・・・回動担体、２′・・
曲回転担体の頚部、３・・・・・・受座、４・・・・・
・凹陥部、５・曲・底板、６・・・・・・固定ねじ、７
・・・・・・切欠、９，１ｏ・・曲送孔。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 基部にそれぞれ回動担体２を具えた脚１と、下面の
   、後記固定ねじの中心軸を中心とするほぼ同一円周上に
   前記担体２が嵌入当接する凹陥部４を具えた受座３と、
   前記担体２の頚部２′の移行のための放射状切欠７を設
   けた底板５と、底板５を受座３に固定するねじ６とから
   戊り、底板５と受座３をねじ６で緊締して回動担体２を
   凹陥部４に嵌入挾持せしめたことを特徴とする三脚。 ２ 回動担体２が球状のものである実用新案登録請求の
   範囲第１項記載の三脚。 ３ 底板５に設けた切欠７が中心に設けた透孔において
   連なっている実用新案登録請求の範囲第１項もしくは第
   ２項記載の三脚。