JPS6037482A - 配管防振制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、配管系の振動抑制のために設けられるバネ防
振器のバネ調整を、遠隔自動操作で行なう配管防振制御
方法に関する。

〔発明の背景〕

配管系を支持する配管サポートは、第１図に示すように
、配管系２の耐震設計上の理由により、レストレント３
．スナツバ５等が設けられ、特に、ボ／プ等の起振源機
器ｌや、減圧弁、オリフィスを有する配管、高速流体の
流れる配管、蒸気の流れる配管では１配管系の振動が大
きくなることがあり、その振動抑制策として、バネ防振
器４が設けられるが、そのバネ防振器の使用ｆｌ＆構に
おいて、次のような欠点があった。

（１）バネ防振器による配管系の振動抑制方法は、バネ
防振器のバネ強さを調整することにより行なわれていた
が、複数個のバネ防振器が１つの配管系に設けられた場
合は、振動量の大きい一方のバネ防振器のバネ調整を行
ない、そのバネ防振器設置部の配管撮動を抑制させると
、他方の配管撮動が増大するというバネ防振器相互の関
係があるために、その調整に当っては、各点での配管系
の振動量の相互関係をみながら、熟練技術者によシ試行
錯誤を繰り返して現場調整する必要があった。通常、配
管系の振動は、曲り部で発生するが、原子カプラントの
配管系においては配管が複雑に配置されかつ曲り部も多
く、バネ防振器は１つの配管系に対して、２〜３個以」
一般けることが多い。したがって、バネ防振器のバネ強
さ調整による配管系の振動抑制対策は、非常に優れた技
量と時間を要するものであったっ （２）　原子カプラントでは放射線レベルの高い配管が
多く、放射線被曝の面から、運転中にバネ防振器のバネ
強さを調整することは実際上、不可能に近いものであっ
た。特に、原子炉格納容器内は、プラントの立ち上げ前
に、安全に密閉してしまう必要があるので、運転中にど
のような状況になっているか調べることすらできなかっ
た。

（３）蒸気系の配管に対しても、高温環境のために、運
転中にバネ防振器のバネ強さを調整することはできなか
った。

（４）　原子カプラントの配管系は特にその系統によっ
て各種の運転モードがあり、各運転モードによって、配
管系の振動性状が異なるため、バネ防振器のバネ強さの
調整量をある一定の値に設定しておくだけでは、配管系
の振動抑制は困難であった。しかし、従来は、他に解決
方法がなかったので、この問題は放置さｎており、その
ために、異常振動に進展し重大トラブルを引越す可能性
があった。

（５）現在、部分的に実施している、系統テスト運転で
の配管系損１ｂ抑制（調整）では、作業範囲周辺の温度
環境の関保上、水配管しか実施できないために、非常に
狭い範囲の実測データしか得られず、設計検討も十分に
行なえない状況にある。ところで、最近バネ防振器によ
る配管系の振動抑制がクローズアップされてきたが、そ
の理由は第２図に示すように従来の配管サポートでけ架
構式レストレントを用いていたのに対し、最近、現地据
付工数？低減させるために第３図に示すようなロッド式
レストレントが多用さＣ５このため益々配管系の振動発
生量が増加してきんためである。また、配管サポートの
遠隔検知としては、第４図に示すような、メカニカルス
ナツバの摺動機能検知機構がある。すなわち第４図に示
すように、メカニカルスナツパ本体７の中に、変位量を
検出できる変位センサー８が設けられている。

〔発明の目的〕

本発明は、上述したことに基づきなされたもので、原子
カプラントの配管系および、そのサポートの信頼性を高
める配管防振制御方法を提供することにある。

〔発明の概要〕

配管系の振動は、持にそれから分岐される小口径配管に
与える発生応力の増大等の影脣を考えると、できるだけ
小さな値に抑えた方が良いが、設計上の許容限界から考
えると、一般に１００μ以下に抑えればよい。

本発明の特徴は、バネ防振器の遠隔自動調整、各種運転
モードに対応して配管系の振動を抑制させるためのバネ
防振器の自動調整、および、複数個のバネ防振器の相互
間の調整をするために、配管系各部の振動量を検出して
、その値？予め設定された許容値と比較した後、１個ま
たは複数個のバネ防振器のバネ調整を遠隔自動操作によ
り制御し、配管系の振動抑制をする点にある。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第５図により説明する。

この図は、第１図に示す配管の一部に本発明を適用した
例を示したものである。

バネ防振器４の部分における配管系の振動量をセンサ９
により振幅として検出し、制御装置１０　′に内臓して
いる制御ユニツ）１１．１２中の整流装置で振幅信号を
直流に変換し、配管系の振幅許容設定器１３からの出力
レベルと配管系の実振幅レベルとを比較し、その差をバ
ネ防振器４のバネ強さ調整用信号とする。ここで、配管
系の各部のバネ防振器４のバネ調整は−クずつ順番に制
御するようにする。すなわち、一方の制御ユニット１１
が起動している場合は、他方の制御ユニット１２は、自
動切換装置１４によシ制御回路を一時しゃ断し、制御ユ
ニツ）１１によシ配管系の該当振動抑制部の振動が許容
値以下になるまで低減して、制御ユニット１１からのバ
ネ調整信号が出力さｎなくなった後に、他方の制御ユニ
ット１２の制御回路を動作させる。なお、制御ユニット
１２の動作開始（復旧）により、制御ユニッ）１１の制
御回路はしゃ断されるうこのようにして両者の制御回路
を交互にしゃ断、復旧させることにより、配管系の感動
は収れんされる。

バネ防振器４のバネ調整機構を電動駆動により動作させ
るようにした実施例を第６図に示す。この実施例ではバ
ネ防振器４は、電動モータ１５によりバネ調整される。

そして、そのモータ駆動用信号は、第５図に示すような
制御装置ＩＯから受ける。

また、同様にバネ防振器４のバネ調整機構を油圧駆動に
より動作させる実施例を第７図に示す。

この実施例では、バネ防振器４は油圧駆動装置１６によ
りバネ調整さｎる。ところで、本発明による配管系の防
振制御のためには５〜３０秒位の制御時間がかかるが、
防愚上特に問題はなく、本発明によれば安定した防振制
御が可能でおる。

なお、上述した実施例はバネ防振器４を２台設置してい
る例について述べたが５，３台以上でも同様に実施する
ことができ、る。

〔発明の効果〕

本発明によれは、放射線レベル、高温、その他の理由に
より、運転中に人間が近づいて調整できないような場所
に設置されている配管系の振動抑制用バネ防振器に対し
遠隔調整、各運転モードに対応させたバネ１ｌｌｊ＆器
の自動設定、および、複数個のバネ防振器の相互間の自
動設定などができ、したがって、配管系の振動を設計基
準値（１００μ）以下に抑えることができ、その信頼性
を著しく向上できる。また、配管系の振動に対する点検
作業が軽減されるので、被曝低減の効果も大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の配管サポートの一例を示す概略図、第２
図は架構式レストレフトを示すもので（ａ）はその正面
図、（１））はその側面図、第３図はロッド式レスドレ
ンｌ−ｋ示す正面図、第４図はメカニカルスナツバを示
す縦断面図、第５図は本発明方法を実施したバネ防振器
の自動調整機能を示すシステム説明図、第６図および第
７図はそれぞれ本発明方法に使用されるバネ防振器の例
を示す正面図である、 ４・・・バネ防振器、９・・・配管系の振動量検出用セ
ンサ、ＩＯ・・・バネ防振器の自動調整制御装置、１３
・・・バネ防振器の自動制御回路切換装置。 代理人　弁理士　高橋明夫 潴　１　口 第２Ω （α）　（ｂ） 第３２ 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、配管系の振動抑制のために設けられるバネ防振器お
   よび、その周辺機構において、配管系の振動量を検出し
   て、その値を予め設定された許容値と比較した後、１個
   または複数個のバネ防振器のバネ調整を遠隔自動操作に
   より制御し、配管系の振動抑制をすることを特徴とする
   配管防振制御方法。