JPS6037375Y2 - 部品供給用シュ−ト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は複数のリード端子を持つ回路部品の供給用シュ
ートに関するもので、前記回路部品を円滑に供給するこ
とのできるシュートを提供しようとするものである。

従来、第１図に示すごときシュートが知られている。

これは断面コ字状のシュート本体１と、この上面開口部
の大部分を覆う蓋板２と、シュート本体１の下方の側面
開口部を覆う底板３とより構成されて、第１図ａに示す
ように傾斜するように設置される。

ここで、複数のリード端子４を有する部品５はシュート
本体１内に供給されて、シュート本体１内を下降し、一
部開口したシュート本体１の上面開口部より矢印Ａ方向
に取出される。

この場合、部品５はシュート本体１の底面１ａ上を接し
ながら下降するわけであるが、このとき第１図すに示す
ように部品５のリード端子４がシュート本体１の側面１
ｂに当接することがあり、このため部品１のすべりが悪
いという欠点があった。

本考案は上記従来の欠点を除去するもので、部品のリー
ド端子の突部をガイドして下降させることにより、すべ
りの良い部品供給を行おうとするものである。

以下その一実施例を第２図を用いて説明する。

なお、図中第１図と同一部品には同一番号を付して説明
する。

第２図では部品５のリード端子４の一部に、部品５をプ
リント基板（図示せず）に挿入固定するときのストッパ
ーとなる突部６に対応して、シュート本体１の底面にガ
イド用の溝７を設け、前記突部６をこの溝７に嵌合せし
め、溝７をガイドとして部品５を下降させるようにした
ものである。

このとき溝７の深さは、突部６の先端が接しない深さに
形成する。

このように、溝７にてリード端子４の突部６をガイドし
ているため、リード端子４の先端がシュート本体１の側
面に触れることがなく、したがって部品５はなめらかに
すべり落ちていく。

また、突部６は従来よりストッパーとして形成するよう
にしており、あらためて形成する必要はない。

さらに、本シュートにおいては突部６の長さが短かいこ
とを考慮して、部品５の本体部分と突部６との間に突条
８を設けて、ガイド効果をより確実にしている。

このように、本考案によれば、シュート本体と蓋体とを
有する部品供給シュートにおいて、そのシュート本体の
底面に部品のリード端子の突部をガイドするガイド溝と
その部品の本体とリード端子の突部との間をガイドする
突条とを設けたことにより、部品のリード端子の突部と
、部品本体と突部との間とをガイドすることができて部
品をなめらかにすべらせてスムーズに供給することがで
き、しかも、リード端子が曲がっているような部品につ
いてはガイド溝の周辺に当たって入らないようにし、シ
ュート内での詰まりゃ、プリント基板への挿入不良、さ
らには検査時の検査不良をなくすることができ、その実
用的価値は大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、 ｂは従来の部品供給用シュートの側面図、
正面断面図、第２図ａ、 ｂは本考案の一実施例におけ
る部品供給用シュートの側面図、正面断面図である。 １・・・・・・シュート本体、２・・・・・・蓋板、３
・・・・・・底板、４・・・・・・リード端子、５・・
・・・・部品、６・・・・・・突部、７・・・・・・溝
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 断面略コ字状をなすシュート本体とその上面開口部の大
   部分を覆う蓋板とを有し、内部の底面上に部品を滑べら
   せて供給するシュートにおいて、前記底面に、前記部品
   のリード端子に一体に設けられたストッパー作用を果た
   す突部が嵌合するガイド溝と、上記部品の本体部分と上
   記リード端子の突部との間に位置する突条とを設け、こ
   のガイド溝および突条をガイドとして前記部品を供給す
   る部品供給用シュート。