JPS6037291A - 接合材料およびそれを用いた接合方法 - Google Patents
接合材料およびそれを用いた接合方法Info
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- JPS6037291A JPS6037291A JP14456483A JP14456483A JPS6037291A JP S6037291 A JPS6037291 A JP S6037291A JP 14456483 A JP14456483 A JP 14456483A JP 14456483 A JP14456483 A JP 14456483A JP S6037291 A JPS6037291 A JP S6037291A
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- bonding
- joined
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K35/00—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
- B23K35/22—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
- B23K35/24—Selection of soldering or welding materials proper
- B23K35/30—Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at less than 1550 degrees C
- B23K35/3006—Ag as the principal constituent
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は適度な液相温度を有する接合材料およびそれを
用いた接合方法に関する。
用いた接合方法に関する。
[発明の技術的背景とその問題点]
一般に、複数の部品を接合するのに用いる接合材料とし
ては、優れた加工性と高い接合強度を持つことが要求さ
れる。また近年では、接合時の省エネルギー或いは被接
合物が受ける熱ストレスの軽減化、炉の汚染の軽減化の
観点から、低い作業温度すなわち低い溶融温度を有する
ことも併せて要求されてきている。
ては、優れた加工性と高い接合強度を持つことが要求さ
れる。また近年では、接合時の省エネルギー或いは被接
合物が受ける熱ストレスの軽減化、炉の汚染の軽減化の
観点から、低い作業温度すなわち低い溶融温度を有する
ことも併せて要求されてきている。
さて、従来から使用する雰囲気を問わず安定して適用で
きる接合材料としては、銀〈以下、八〇と称する)に銅
(以下、C1lと称する)を28重母パーセント(以下
、wi95と称する)添加したA(1−CIl共晶合金
(J Is、BAo−8)が主に用いられている。しか
し乍ら、この合金はその溶融温度が779℃と高いため
、実際の接合作業温度は800℃を越える高温を選択し
なければならず、被接合物によっては熱ストレスに耐え
られないケースが多々発生している。そして、この接合
作業湿度を750℃以下とするためには、接合合金の溶
融温度は更に数十°C低い730℃以下、好ましくは7
00℃以下である必要がある。
きる接合材料としては、銀〈以下、八〇と称する)に銅
(以下、C1lと称する)を28重母パーセント(以下
、wi95と称する)添加したA(1−CIl共晶合金
(J Is、BAo−8)が主に用いられている。しか
し乍ら、この合金はその溶融温度が779℃と高いため
、実際の接合作業温度は800℃を越える高温を選択し
なければならず、被接合物によっては熱ストレスに耐え
られないケースが多々発生している。そして、この接合
作業湿度を750℃以下とするためには、接合合金の溶
融温度は更に数十°C低い730℃以下、好ましくは7
00℃以下である必要がある。
そこで、かかる接合材料の低溶融点化の技術の一つとし
ては、例えばJIS規格のBAo−2(35%Ao−2
6%CLI−21%Zn−18%Cd。
ては、例えばJIS規格のBAo−2(35%Ao−2
6%CLI−21%Zn−18%Cd。
液相温度約700℃)が知られている。しかしこの接合
材料は、低溶融温度化には有効であるが、亜鉛、カドミ
ウム(以下、夫々Zn、Cdと称する)等の高蒸気圧元
素を含有するため、接合炉内壁の汚染、被接合物の汚染
、人体への影響も指摘されている。
材料は、低溶融温度化には有効であるが、亜鉛、カドミ
ウム(以下、夫々Zn、Cdと称する)等の高蒸気圧元
素を含有するため、接合炉内壁の汚染、被接合物の汚染
、人体への影響も指摘されている。
また、接合材料の低溶融点化のその他の技術としては、
人体へのCdの影響をなくするためにインジウム、錫(
以下、夫々In 、Snと称する)を活用する方法が知
られている。例えば、特開昭50−74551号(Ag
=4.5〜60. Cu 〜15〜25. Zn =
19〜29. Sn 〜0.5〜4、ln=0.5〜5
)、特開昭51−.62164号(A(1〜25〜37
. Cu 〜35〜72. P(リン)−1〜7、また
はこれにln=1〜7゜Zn−1〜27の1種又は2種
)、特開昭51=117148号(AU 〜18〜48
.Cu =15〜40.2n 〜20〜35.Sn 〜
0.5〜7またはこれにIn 〜0.5〜7.Mn (
?ンガン)〜0.15〜2.Li (リチウム)〜0.
15〜5の少なくとも2種)、特開昭51−12866
4号(A(1〜30〜50. Cu 〜10〜25.
Zn 〜10〜25.’ Cd 〜15〜30にin
、 3n 。
人体へのCdの影響をなくするためにインジウム、錫(
以下、夫々In 、Snと称する)を活用する方法が知
られている。例えば、特開昭50−74551号(Ag
=4.5〜60. Cu 〜15〜25. Zn =
19〜29. Sn 〜0.5〜4、ln=0.5〜5
)、特開昭51−.62164号(A(1〜25〜37
. Cu 〜35〜72. P(リン)−1〜7、また
はこれにln=1〜7゜Zn−1〜27の1種又は2種
)、特開昭51=117148号(AU 〜18〜48
.Cu =15〜40.2n 〜20〜35.Sn 〜
0.5〜7またはこれにIn 〜0.5〜7.Mn (
?ンガン)〜0.15〜2.Li (リチウム)〜0.
15〜5の少なくとも2種)、特開昭51−12866
4号(A(1〜30〜50. Cu 〜10〜25.
Zn 〜10〜25.’ Cd 〜15〜30にin
、 3n 。
Ga (ガリウム)、Ge(ゲルマニウム)の1種のと
ぎには1〜12%、2種のときには1〜15−%)等が
知られている。しかしながら、これらの接合材料はIn
、3nは低い蒸気圧特性を有するものの、いずれも7−
n等高蒸気圧元素を含有する点において上記のものと同
様の欠点がある。
ぎには1〜12%、2種のときには1〜15−%)等が
知られている。しかしながら、これらの接合材料はIn
、3nは低い蒸気圧特性を有するものの、いずれも7−
n等高蒸気圧元素を含有する点において上記のものと同
様の欠点がある。
さらに、接合材料の低溶融点化のその他の技術としては
、AgとC11をベースとし、Snとinとを共同添加
したA g−Cu−8n−I n 4元素が、接合材料
として特開昭51−13214号、特公昭44−110
09号にて開示されている。すなわち、まず前者はAc
t = 70〜47wt%、CU=25〜40wt%、
5n=2〜6wt%、ln=3〜7wt%からなり、雰
囲気ガス中または真空中での接合が可能で、加工性良好
な銀ロウ合金であることを主旨としている。しかし乍ら
、この合金組成の範囲では、低溶融点化に対して最も期
待できる可能性の高い3n=5wt%、ln=7wt%
の合金においてさえ接合作業温度が750℃以上となり
、成る程度の接合強度は得られるものの被接合物への熱
ストレスが著しくなる等、実質的に好ましい接合結果を
得ることが田麩であるばかりでなく、Sn=6wt%、
in=7wt%より多いSn、Inでは同公報でも述べ
ているように加工性が低下するという欠点を有している
。
、AgとC11をベースとし、Snとinとを共同添加
したA g−Cu−8n−I n 4元素が、接合材料
として特開昭51−13214号、特公昭44−110
09号にて開示されている。すなわち、まず前者はAc
t = 70〜47wt%、CU=25〜40wt%、
5n=2〜6wt%、ln=3〜7wt%からなり、雰
囲気ガス中または真空中での接合が可能で、加工性良好
な銀ロウ合金であることを主旨としている。しかし乍ら
、この合金組成の範囲では、低溶融点化に対して最も期
待できる可能性の高い3n=5wt%、ln=7wt%
の合金においてさえ接合作業温度が750℃以上となり
、成る程度の接合強度は得られるものの被接合物への熱
ストレスが著しくなる等、実質的に好ましい接合結果を
得ることが田麩であるばかりでなく、Sn=6wt%、
in=7wt%より多いSn、Inでは同公報でも述べ
ているように加工性が低下するという欠点を有している
。
一方、後者はAgとC1共晶合金に3n+1n=30〜
60wt%、 Sn = 15〜30wt%、1n=1
5〜30wt%でかつSn /In =1/1からなり
、AU −Cd O光接点合金に対する濡れ性を改善す
るために5n−1n合金を従来の共晶接合合金に添加す
ることを主旨としている。しかし乍ら、この接合材料で
は、濡れ性の劣るCdOに対して3n、inを人聞に使
用しているので、合金を線材や薄板状に加工するのが非
常に田麩であるという欠点を有している。
60wt%、 Sn = 15〜30wt%、1n=1
5〜30wt%でかつSn /In =1/1からなり
、AU −Cd O光接点合金に対する濡れ性を改善す
るために5n−1n合金を従来の共晶接合合金に添加す
ることを主旨としている。しかし乍ら、この接合材料で
は、濡れ性の劣るCdOに対して3n、inを人聞に使
用しているので、合金を線材や薄板状に加工するのが非
常に田麩であるという欠点を有している。
[発明の目的]
本発明は上記のような事情を考慮して成されたもので、
その目的は適度に低い接合作業温度の採用が可能でかつ
加工性の優れた材料として経済的でしかも被接合物へ与
える熱ストレスの少ない接合材料およびそれを用いた接
合方法を提供することにある。
その目的は適度に低い接合作業温度の採用が可能でかつ
加工性の優れた材料として経済的でしかも被接合物へ与
える熱ストレスの少ない接合材料およびそれを用いた接
合方法を提供することにある。
[発明の概要]
上記目的を達成するために本発明では、5n=1〜5w
t%、In =7〜2Qwt%、残部AfJとCUの合
計量が75〜92wt%より成り、かつA(1とC1の
比率が略Ag−Ctl系の共晶組成の接合材料とし、ま
た750℃より高い接合作業温度で接合する第1の接合
箇所と、750℃〜500 ’Cの接合作業温度で接合
する第2の接合箇所とを順次ロウ接する接合方法におい
て、少なくとも上記第2の接合箇所に適用する接合材料
として上記組成の接合材料を用いるようにしたことを特
徴とする。
t%、In =7〜2Qwt%、残部AfJとCUの合
計量が75〜92wt%より成り、かつA(1とC1の
比率が略Ag−Ctl系の共晶組成の接合材料とし、ま
た750℃より高い接合作業温度で接合する第1の接合
箇所と、750℃〜500 ’Cの接合作業温度で接合
する第2の接合箇所とを順次ロウ接する接合方法におい
て、少なくとも上記第2の接合箇所に適用する接合材料
として上記組成の接合材料を用いるようにしたことを特
徴とする。
[光間の実施例]
まず、上述した目的を達成させるためには、AOとQu
を基調とし低い蒸気圧特性を有する元素を活用すること
が1q策と考えられる。接合作業は大気中或いは雰囲気
ガス中で行なわれる以外に真空中で行なう場合もある。
を基調とし低い蒸気圧特性を有する元素を活用すること
が1q策と考えられる。接合作業は大気中或いは雰囲気
ガス中で行なわれる以外に真空中で行なう場合もある。
特に後者のときには、先述したように高蒸気圧成分の蒸
発による炉、被接合物等への汚染が著しいので、通常接
合作業が行なわれる750℃〜800℃での蒸気圧は、
蒸発抑制の観点からI Xl 0 ”−5Torrより
も低いことが必要であると考えられる。そして、800
℃で1X10−3Torrより低い蒸気圧を有する元素
としてはIn (6X10−’ Torr )、5n(
6X 10−’ Torr )が夫々挙げられ好ましい
元素である。これに対して、接合材料として通常多用さ
れているznは2X 10 +2TON’ 、 cdは
I X 10+3Torrであり好ましくない。
発による炉、被接合物等への汚染が著しいので、通常接
合作業が行なわれる750℃〜800℃での蒸気圧は、
蒸発抑制の観点からI Xl 0 ”−5Torrより
も低いことが必要であると考えられる。そして、800
℃で1X10−3Torrより低い蒸気圧を有する元素
としてはIn (6X10−’ Torr )、5n(
6X 10−’ Torr )が夫々挙げられ好ましい
元素である。これに対して、接合材料として通常多用さ
れているznは2X 10 +2TON’ 、 cdは
I X 10+3Torrであり好ましくない。
そこで、A o−Cu合金の液相温度を下げることがで
き、かつ低い蒸気圧性を有するin、3nの使用が有利
と考えられる。この低い蒸気圧性を有する接合材料は、
例えば接合を要する多数の部品で構成される構造体、電
子部品等で許される空隙が極く微小な精密部品、あるい
は複雑な構造を有する被接合体等で、内部の各部品、接
合部分が夫々確実に接合されているか否かを確認する必
要があるときには、段階的に接合する製造方法を採るこ
とが好ましい。このような要求に対しては、低い蒸気圧
性を有しかつ低い溶融点と成る程度の加工性を有する新
たな接合材料が必要とされる。
き、かつ低い蒸気圧性を有するin、3nの使用が有利
と考えられる。この低い蒸気圧性を有する接合材料は、
例えば接合を要する多数の部品で構成される構造体、電
子部品等で許される空隙が極く微小な精密部品、あるい
は複雑な構造を有する被接合体等で、内部の各部品、接
合部分が夫々確実に接合されているか否かを確認する必
要があるときには、段階的に接合する製造方法を採るこ
とが好ましい。このような要求に対しては、低い蒸気圧
性を有しかつ低い溶融点と成る程度の加工性を有する新
たな接合材料が必要とされる。
通常知られているA(1−Cu−8n系接合材料に関す
る実験によれば、接合雰囲気等条件によってロウ材の流
動性不良を起こしやすい傾向を有し、そのため電子部品
等精密箇所の接合において、局部的に被接合物の表面に
濡れていないところが観察され、また気密性を要すると
ころへの適用のときには気密性不良を示す場合も認めら
れた。これらは、接合材料中のSnの選択的酸化現象に
よるものと推考され、AU −Cu−8n合金が溶融に
至る前に、接合合金自身から放出される水分、あるいは
被接合物およびその近傍の吸着しているガス、水分等に
より、昇温過程で上記接合合金自体が酸化を受けて被接
合部に対する濡れ性が劣ったものと考えられる。
る実験によれば、接合雰囲気等条件によってロウ材の流
動性不良を起こしやすい傾向を有し、そのため電子部品
等精密箇所の接合において、局部的に被接合物の表面に
濡れていないところが観察され、また気密性を要すると
ころへの適用のときには気密性不良を示す場合も認めら
れた。これらは、接合材料中のSnの選択的酸化現象に
よるものと推考され、AU −Cu−8n合金が溶融に
至る前に、接合合金自身から放出される水分、あるいは
被接合物およびその近傍の吸着しているガス、水分等に
より、昇温過程で上記接合合金自体が酸化を受けて被接
合部に対する濡れ性が劣ったものと考えられる。
また、A(1−CI−1n系接合材料に関する実験によ
れば、上述とは逆に濡れ性がむしろ良すぎるため被接合
部の一方の表面をまず濡らすと対向づる被接合面にまで
接合材料がまわらず見掛上接合材が不足するように見受
けられ、結果的には対向する両面を十分カバーした濡れ
が得られない場合および濡れが良すぎるため電子部品等
微小部分の接合のとき接合不用の部分にも接合材が余分
にまわる場合がある。そのため、フレアーが少なく強度
不足または気密性を必要とするときには気密不良を示す
場合がある。
れば、上述とは逆に濡れ性がむしろ良すぎるため被接合
部の一方の表面をまず濡らすと対向づる被接合面にまで
接合材料がまわらず見掛上接合材が不足するように見受
けられ、結果的には対向する両面を十分カバーした濡れ
が得られない場合および濡れが良すぎるため電子部品等
微小部分の接合のとき接合不用の部分にも接合材が余分
にまわる場合がある。そのため、フレアーが少なく強度
不足または気密性を必要とするときには気密不良を示す
場合がある。
本発明ではこのような知見に基づき、Ao−Cu−8n
とAo −Cu −Inの長所を利用すべくAg−Cu
−3n−In合金を種々検討し、低融点性または加工
性の点において工業的価値の高い新規な接合合金を開発
した。
とAo −Cu −Inの長所を利用すべくAg−Cu
−3n−In合金を種々検討し、低融点性または加工
性の点において工業的価値の高い新規な接合合金を開発
した。
以下、この点について第1図、第2図を参照して具体的
に説明する。第1図、第2図は、本発明に関する接合材
料を用いて2個の部品を接合する例を断面図にて示した
ものである。図において、B部品7が第1の接合箇所4
において接合材料5によってあらかじめへ部品6の側面
にロウ接接合され、最後にへ部品6が第2の接合箇所2
において接合材料3によって本体基部1にロウ接接合さ
れている。この場合第1図、第2図において、750〜
500℃の接合作業温度で接合する第2の接合箇所2を
接合するとき、750℃より高い接合作業温度で接合す
る第1の接合箇所4の接合部のB部品7が落下あるいは
ずれのないよう、第2の接合箇所2に使う接合材料3の
溶融点よりも第1の接合箇所4に使う接合材料5の溶融
点を高くする必要があり、少なくとも50〜100℃の
温度差のあることが好ましい。一方、本体基部1とへ部
品6との間隙8がIi4造上十分にとれない構成では、
第2の接合箇所2に使う接合材113の蒸気圧が高いと
きB部品7の表面に蒸着する場合があり、また接合材料
3の接合時のしみ出し性が大きい場合には、いずれもB
部品7の表面が接合材料によって汚染を受け好ましくな
い場合がある。従って、しみ出し性は接合材料の評価の
1つとして、特に精密部品の接合のとぎ重要な尺度とな
る。なお、接合材中に蒸気圧の高い元素を含まないこと
が重要である。
に説明する。第1図、第2図は、本発明に関する接合材
料を用いて2個の部品を接合する例を断面図にて示した
ものである。図において、B部品7が第1の接合箇所4
において接合材料5によってあらかじめへ部品6の側面
にロウ接接合され、最後にへ部品6が第2の接合箇所2
において接合材料3によって本体基部1にロウ接接合さ
れている。この場合第1図、第2図において、750〜
500℃の接合作業温度で接合する第2の接合箇所2を
接合するとき、750℃より高い接合作業温度で接合す
る第1の接合箇所4の接合部のB部品7が落下あるいは
ずれのないよう、第2の接合箇所2に使う接合材料3の
溶融点よりも第1の接合箇所4に使う接合材料5の溶融
点を高くする必要があり、少なくとも50〜100℃の
温度差のあることが好ましい。一方、本体基部1とへ部
品6との間隙8がIi4造上十分にとれない構成では、
第2の接合箇所2に使う接合材113の蒸気圧が高いと
きB部品7の表面に蒸着する場合があり、また接合材料
3の接合時のしみ出し性が大きい場合には、いずれもB
部品7の表面が接合材料によって汚染を受け好ましくな
い場合がある。従って、しみ出し性は接合材料の評価の
1つとして、特に精密部品の接合のとぎ重要な尺度とな
る。なお、接合材中に蒸気圧の高い元素を含まないこと
が重要である。
さて、このような接合条件に適用する特に第2の接合箇
所2を接合する接合材料3を選択する目安として、別表
に示した液相温度、接合作業の好ましい温度、接合部の
強さ、しみ出し距錬および素材の加工性を挙げてA L
Cu−8n−I n接合合金の評価を行なった。
所2を接合する接合材料3を選択する目安として、別表
に示した液相温度、接合作業の好ましい温度、接合部の
強さ、しみ出し距錬および素材の加工性を挙げてA L
Cu−8n−I n接合合金の評価を行なった。
この、>価に使用したAD −Cu −8n −In接
合合金の製造の概要は以下の如くである。つまり、別表
に示した各組成を有する夫々の試料を秤量し、約850
〜900 ’Cの耐火るつぼ中で真空溶解した後鋳造し
、直径20m、長さ200Mの素材を得る。つぎに、こ
れを450〜700℃で熱間鍛造した後に、冷間圧延、
熱間圧延と熱処理を組合せながら、最終的に厚さ85μ
m1幅50mの薄板を製作する。そして、この時の表面
亀裂の程度等加工性について評価したところ、第1表の
ようにln=16.2%、Sn =6.5%(比較例−
2> 、I n =3296. Sn −2,3%(比
較例−4)については圧延加工が困難であった。従って
、この2種については亀裂のある塊状の材料を評価素材
として使用し、その他のものについては厚さ85μm1
幅50Mの薄板から直径2゜4#の円板を取り第一2の
接合線断2に使用する接合材料とした。なお、第1の接
合箇所4に使用する接合材料は通常の共晶銀ロウを使用
した。
合合金の製造の概要は以下の如くである。つまり、別表
に示した各組成を有する夫々の試料を秤量し、約850
〜900 ’Cの耐火るつぼ中で真空溶解した後鋳造し
、直径20m、長さ200Mの素材を得る。つぎに、こ
れを450〜700℃で熱間鍛造した後に、冷間圧延、
熱間圧延と熱処理を組合せながら、最終的に厚さ85μ
m1幅50mの薄板を製作する。そして、この時の表面
亀裂の程度等加工性について評価したところ、第1表の
ようにln=16.2%、Sn =6.5%(比較例−
2> 、I n =3296. Sn −2,3%(比
較例−4)については圧延加工が困難であった。従って
、この2種については亀裂のある塊状の材料を評価素材
として使用し、その他のものについては厚さ85μm1
幅50Mの薄板から直径2゜4#の円板を取り第一2の
接合線断2に使用する接合材料とした。なお、第1の接
合箇所4に使用する接合材料は通常の共晶銀ロウを使用
した。
次に第1図において、あらかじめ72%A(1−C1+
銀ロウ(溶融点779°G)を用いて820℃で8部品
7をへ部品6に接合した後、このへ部品6と本体基部1
とを第2の接合箇所2で接合した場合、夫々の接合材料
の評価結果について)ホベる。
銀ロウ(溶融点779°G)を用いて820℃で8部品
7をへ部品6に接合した後、このへ部品6と本体基部1
とを第2の接合箇所2で接合した場合、夫々の接合材料
の評価結果について)ホベる。
各接合材料の接合作業温度は、表に好ましい湿度として
併記した。接合結果を表に示すように、5nfiがQ、
5wt%(比較例−1)では先述したA g−Cu−I
n系の性質(欠点)が強く現われ、接合面近傍でのし
み出し距離が2#以上に広がり、短かい間隙での接合材
料としては好ましくないことを示し、かつ素材的にも接
合部の引張り強さが20KgJス下であり好ましくない
組成であることがわかる。
併記した。接合結果を表に示すように、5nfiがQ、
5wt%(比較例−1)では先述したA g−Cu−I
n系の性質(欠点)が強く現われ、接合面近傍でのし
み出し距離が2#以上に広がり、短かい間隙での接合材
料としては好ましくないことを示し、かつ素材的にも接
合部の引張り強さが20KgJス下であり好ましくない
組成であることがわかる。
一方、Snmが1.3wt%(実M例−1)tlJ:び
それ以上の5n12.0wt%、5,0wt%(実施例
−2,3)では、上記しみ出し距離が1Nn以下で、精
密部分の接合に適した接合材料であることを示すと共に
、引張り強さも25/(y、3(1g以上であり、かつ
作業温度も750″C以下で好まし−い領域といえる。
それ以上の5n12.0wt%、5,0wt%(実施例
−2,3)では、上記しみ出し距離が1Nn以下で、精
密部分の接合に適した接合材料であることを示すと共に
、引張り強さも25/(y、3(1g以上であり、かつ
作業温度も750″C以下で好まし−い領域といえる。
しかしSn量が6.5wt%に至ると(比較例−2)、
引張り強さとしみ出し距離においては十分であるが、素
材の加工性が良好でなく従ってSnmは1〜5wt%以
内が理想的である。
引張り強さとしみ出し距離においては十分であるが、素
材の加工性が良好でなく従ってSnmは1〜5wt%以
内が理想的である。
また、inの量はSn量が2wt%近傍のとき5.1w
t%(比較例−3)では、接合個所の引張り強ざが25
Kg1ズ下で低い水準であるのに対し、Intaが7w
t%(実施例−4)、20wt%(実施例−5)のとき
、750℃以下の溶融点を確保することができ、かつ引
張り強さ、および加工性が満足な値を維持している。I
n量が32wt%(比較例−4)では、低溶融点性は十
分であるが、一方の引張り強さ、加工性の点で劣ること
がわかる。
t%(比較例−3)では、接合個所の引張り強ざが25
Kg1ズ下で低い水準であるのに対し、Intaが7w
t%(実施例−4)、20wt%(実施例−5)のとき
、750℃以下の溶融点を確保することができ、かつ引
張り強さ、および加工性が満足な値を維持している。I
n量が32wt%(比較例−4)では、低溶融点性は十
分であるが、一方の引張り強さ、加工性の点で劣ること
がわかる。
従って、In開としては7〜20wt%の範囲が理り」
的である。
的である。
なお、B部品7を取つけたA部品6を真空刺入する場合
、本発明の接合材料は蒸気圧が低いことからB部品7の
表面への付着による汚染もなく好ましく、特に短間隙の
ときに極めて有効的な接合材料である。
、本発明の接合材料は蒸気圧が低いことからB部品7の
表面への付着による汚染もなく好ましく、特に短間隙の
ときに極めて有効的な接合材料である。
上述したように、本発明の接合材料は5n=1〜5 w
t%、in =7〜20wt%、残部AllとC1lの
合計量が75〜92wt%から成り、かつAUとCuの
比率が略Ag−Cu系の共晶組成とするようにしたので
、接合材料の成分によって他の部品面を汚染することが
なく、経済的でかつ信頼性に優れた工業的価値の高い材
料を得ることができるものである。
t%、in =7〜20wt%、残部AllとC1lの
合計量が75〜92wt%から成り、かつAUとCuの
比率が略Ag−Cu系の共晶組成とするようにしたので
、接合材料の成分によって他の部品面を汚染することが
なく、経済的でかつ信頼性に優れた工業的価値の高い材
料を得ることができるものである。
尚、本発明の接合材料を使用して前述した接合を行なう
場合には、大気中、雰囲気ガス中、真空中で接合作業を
行なうことが可能であるが、特に第1の接合箇所を雰囲
気ガス(水素等)中、第2の接合箇所を真空中で行なう
か、若しくは第1および第2の接合箇所とも真空中で行
なった場合が特に有効的である。またこの場合、真空中
で行なうとぎには10’−’Torr以上の高真空で行
なうことが好ましい。
場合には、大気中、雰囲気ガス中、真空中で接合作業を
行なうことが可能であるが、特に第1の接合箇所を雰囲
気ガス(水素等)中、第2の接合箇所を真空中で行なう
か、若しくは第1および第2の接合箇所とも真空中で行
なった場合が特に有効的である。またこの場合、真空中
で行なうとぎには10’−’Torr以上の高真空で行
なうことが好ましい。
[発明の効果]
以上説明したように本発明によれば、Sn =1〜5w
t%、ln=7〜20wt%、残部AOとC1lの合n
1聞が75〜92wt%からなり、かつAQとCuの比
率が略AIJ−CI系の共晶組成とするようにしたので
、適度に低い接合作業温度の採用が可能でかつ加工性の
優れた材料として経済的でしかも被加工物へ与える熱ス
トレスの少ない接合材料およびそれを用いた接合方法が
提供できる。
t%、ln=7〜20wt%、残部AOとC1lの合n
1聞が75〜92wt%からなり、かつAQとCuの比
率が略AIJ−CI系の共晶組成とするようにしたので
、適度に低い接合作業温度の採用が可能でかつ加工性の
優れた材料として経済的でしかも被加工物へ与える熱ス
トレスの少ない接合材料およびそれを用いた接合方法が
提供できる。
第1図および第2図は本発明の接合材料を使用して2個
の部品を接合する場合の実施例を示す断面図である。 1・・・本体基部、2・・・第2の接合箇所、3,5・
・・接合U利、4・・・第1の接合箇所、6.7・・・
A、B部品、8・・・間隙。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第 1 日 第 2 図 7 コ ′I
の部品を接合する場合の実施例を示す断面図である。 1・・・本体基部、2・・・第2の接合箇所、3,5・
・・接合U利、4・・・第1の接合箇所、6.7・・・
A、B部品、8・・・間隙。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第 1 日 第 2 図 7 コ ′I
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)錫が1〜5重ωパーセント、インジウムが7〜2
0ffl!パーセン1〜.残部銀と銅の合計量が75〜
92重量パーセントから成り、かつ前記銀と銅の比率が
路銀−銅系の共晶組成としたことを特徴とする接合材料
。 f2)750℃より高い接合作業温度で接合する第1の
接合箇所と、750〜500℃の接合作業温度で接合す
るM2の接合箇所とを順次ロウ接する接合方法において
、少なくとも前記第2の接合箇所に使用する材料として
、錫が1〜5重団パーセント、インジウムが7〜20重
量パーセン1へ。 残部銀と銅の合計量が75〜92重量パーセントから成
り、かつ前記銀と銅の比率が路銀−銅系の共晶組成であ
る接合材料を用いることを特徴とする接合方法。 (3)第1の接合箇所を雰囲気ガス中、第2の接合箇所
を真空中、または第1および第2の接合箇所の双方を真
空中におい−で接合するようにした特許請求の範囲第(
2)項記載の接合方法。 (4) 真空中での接合は10−’ Torr以上の高
真空で行なうようにした特許請求の範囲第(3)項記載
の接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14456483A JPS6037291A (ja) | 1983-08-08 | 1983-08-08 | 接合材料およびそれを用いた接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14456483A JPS6037291A (ja) | 1983-08-08 | 1983-08-08 | 接合材料およびそれを用いた接合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6037291A true JPS6037291A (ja) | 1985-02-26 |
JPS6349598B2 JPS6349598B2 (ja) | 1988-10-05 |
Family
ID=15365171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14456483A Granted JPS6037291A (ja) | 1983-08-08 | 1983-08-08 | 接合材料およびそれを用いた接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6037291A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63299855A (ja) * | 1987-05-29 | 1988-12-07 | Fujitsu General Ltd | ハンダ付け方法 |
JPH0292492A (ja) * | 1988-09-30 | 1990-04-03 | Toshiba Corp | ロウ材料 |
CN104526181A (zh) * | 2014-12-03 | 2015-04-22 | 浙江亚通焊材有限公司 | 一种应用于真空电子器件钎焊封接的电真空银基合金钎料及其制备方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51132147A (en) * | 1975-01-16 | 1976-11-17 | Dowa Mining Co | Silverrbrazing alloy |
-
1983
- 1983-08-08 JP JP14456483A patent/JPS6037291A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51132147A (en) * | 1975-01-16 | 1976-11-17 | Dowa Mining Co | Silverrbrazing alloy |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63299855A (ja) * | 1987-05-29 | 1988-12-07 | Fujitsu General Ltd | ハンダ付け方法 |
JPH0292492A (ja) * | 1988-09-30 | 1990-04-03 | Toshiba Corp | ロウ材料 |
JP3057662B2 (ja) * | 1988-09-30 | 2000-07-04 | 株式会社東芝 | ロウ材料 |
CN104526181A (zh) * | 2014-12-03 | 2015-04-22 | 浙江亚通焊材有限公司 | 一种应用于真空电子器件钎焊封接的电真空银基合金钎料及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6349598B2 (ja) | 1988-10-05 |
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