JPS6037120B2 - 抗腫瘍活性物質とその製剤 - Google Patents

抗腫瘍活性物質とその製剤

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JPS6037120B2
JPS6037120B2 JP54108590A JP10859079A JPS6037120B2 JP S6037120 B2 JPS6037120 B2 JP S6037120B2 JP 54108590 A JP54108590 A JP 54108590A JP 10859079 A JP10859079 A JP 10859079A JP S6037120 B2 JPS6037120 B2 JP S6037120B2
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【発明の詳細な説明】 本発明はミコバクテリゥム属に属する微生物の菌体から
得られる抗腫場活性またはアジュバンド活性を有する活
性物質とこれを有効成分とする製剤に関する。
結核菌が強い免疫促進作用をもつことは、古くより知ら
れており、近年免疫療法剤の一つとして結核菌の生菌体
を担損患者に投与する試みもなされてきた。
しかし、結核菌の生菌を投与した場合感染の危険があり
、肝臓障害、腎臓障害、濃揚、発熱等の強い副作用がい
よいよみられる。そこでこれらの副作用をさげるため、
結核菌から抗腫場活性物質を抽出する試みもなされてき
た。現在までに調製された結核菌由来の活性物質として
は結核菌の熱水抽出物、水溶性アジュバント、ワックス
、リボ核酸、細胞壁骨格、有機溶媒抽出残笹等が挙げら
れる。しかし、これらの結核菌由来の抽出物にも未だ改
良を要する幾多の点が残されている。
すなわち、これらの抽出物は抗腫湯活性を有するものの
本体に投与した場合の副作用を除くことが困難であり、
必ずしも所期の目的を達しているとはいえない。本発明
者は結核菌またはその類縁菌の菌体より得られる抗腫傷
活性物質について鋭意研究の結果、意外にも極めて簡単
な処理方法により高い抗腫湯活性またはァジュバンド活
性を有ししかも毒性の低い活性物質を抽出することに成
功し、さきに特許出願した(昭和53手特許磯第265
1叫号)。
この活性物質はミコバクテリゥム属に属する微生物の菌
体を破砕して得られる無細胞抽出液に凝集剤を加えるこ
とにより沈澱物として得られる抗腫場活性またはアジュ
バント活性を有する物質で以下N物質という。N物質は
その由来する微生物菌体に比して種々の勝れた点を有し
抗腫場剤またはアジュバント剤として有用な活性物質で
あるが、N物質は複雑な組成を有しているため、いまだ
N物質の抗腫傷活性の本体は明らかでない。
本発明者等は、N物質中の活性物質について種々検討し
たところ、N物質または加熱処理したN物質の水性溶媒
可溶画分を種々の方法で分画して、N物質よりも抗腫湯
滑性の高い函分を得ることに成功し、本発明を完成する
に至った。
本発明によって得られる物質は、水性溶媒に可溶であり
、N物質よりもより高い抗腫湯活性を示すこと、N物質
よりも簡素な組成を有し、毒性も低いと推定されること
から医薬品として好適である。
即ち本発明はミコバクテリウム (Myco舷ctermm)に属する微生物の菌体を破
砕して得られる無細胞抽出液に凝集剤を加えることによ
り生成する沈澱物の水性溶媒可溶画分を分画して得られ
る活性物質および該活性物質を有効成分とする抗自重傷
剤またはアジュバント剤である。
以下該活性物質をNA物質と略称し、該活性物質の製造
方法、性質、用途について詳述する。NA物質の製造に
使用する微生物はミコバクテリゥム属に属するものより
選定するが、特に好適なものとしてはウシ型結核菌(M
ycobacterimめvis)BCG日本株、ヒト
型結核菌(Myco舷ctri肌m tu戊rcのos
is)青山B株、もしくは日37 Ra株または恥垢菌
(Mycobacterimsmegmatis)AT
CC607などが挙げられる。
微生物の培養方法や菌体を破砕して活性物質を抽出する
方法は特に限定の必要はなく使用する微生物に応じこれ
に通した通常の方法に従って差支えない。たとえばゥシ
型結核菌の場合にはソートン培地、肉エキスーグリセリ
ン塔地などを用いる37℃程度の温度で1なし、し8週
間培養することにより良好な培養物が得られ、これを遠
心分離または炉遇して菌体を得ることが出来る。なお培
養型式は静暦培養、振糧培養あるいは渡枠培養等のいず
れでも良い。得られた菌体を水、好ましくは適当な緩衝
液(たとえば1皿Mリン酸緩衝液(PH7.0))と十
分混合し氷冷しながらダィノミル(D飢o−Mm)ある
いはフレンチ(French)プレスなどにより菌体を
破砕菌体して破砕懸濁液を得る。次いでこの液を炉過ま
たは遠心分離して無細胞抽出液を得ることが出来る。本
発明における無細胞抽出液とは破砕菌体懸濁液から炉過
または遠0分離等により未破砕菌体、部分的に破砕され
た菌体、細胞壁画分等を出来るだけ除いた画分のことで
ある。
無細胞抽出液より活性物質を沈澱させる目的で使用する
凝集剤はかなり広い範囲において選定することができる
たとえば、硫酸アルミニウム、塩化マンガン等の無機塩
、ストレプトマイシン、カナマイシンなどの抗生物質ま
たはその塩などが好適である。凝集剤の使用量はその種
類により適宜選択できるが、たとえば無機塩では0.1
〜10%、好ましくは0.1〜3%、抗生物質では0.
01〜10%、好ましくは0.1〜1%を抽出液に対し
て使用するのが適当である。これらの凝集剤を抽出液に
加えN物質を沈澱せしめる。
操作方法としてはたとえば前記凝集剤の所定量を要すれ
ば水溶液として抽出液に加え十分にかきまぜた後、室温
以下、好ましくは000なし・しloo0で30分以上
静遣して沈澱を生成せしめる。この沈澱(N物質)から
本発明のNA物質を得るには、まず炉過または遠心分離
により勤澱を母液から分離する。得られた沈澱を水性溶
媒に懸濁し、要すれば透析、ゲル炉過、限外炉過等によ
り凝集剤を除去した後、適当な濃度に調製して、炉過ま
たは遠心分離等により不溶物を除去すればNA物質を含
む溶液を得る。またNA物質を含む溶液を分離するまえ
にN物質の水性溶媒懸濁液を50〜150q○、望まし
くは60〜120ooで5〜120分間加熱しても良い
特にこの場合、水性溶媒に小量の無機塩を含ませると、
加熱冷却後の不溶物除去の際にNA物質を含む溶液の分
離効率が良く、清澄なNA物質を含む溶液が得られる。
本発明における水性溶媒とは水または適当な種類の電解
質の水溶液である。
水または適当な種類の緩衝液は、その好適なものとして
挙げられ、そのpHは中性附近が良い。
NA物質を含む溶液が分子節効果をもつ坦体あるいは、
イオン交換能を有する担体を用いたカラムクロマトグラ
フィーまたは、塩基性の沈澱剤を用いた分別沈澱法等に
よりNA物質は、活性画分として効率良く分離出来る。
これらの方法によって分離した活性画分を要すれば透析
もしくは有機溶剤処理等によって混在する無機塩または
沈澱剤を除去すればNA物質が得られ、さらに要すれば
、この溶液を凍結乾燥すればNA物質の固体が得られる
。NA物質は主として核酸、多糖類よりなる抗腫湯活怪
物質である。
NA物質は、単独にもしくは抗原物質とともに動物に投
与されるが、その投与形態は水に溶解した水溶液あるい
は油に懸濁した乳濁物のいずれの形態でも用いることが
出来る。
例えばNA物質は生理食塩水に溶解した溶液、あるいは
この溶液をさらに植物油もしくは鉱物油に懸濁した懸濁
液(油中水型)あるいはNA物質を直接植物油もしくは
鉱物油に懸濁した後さらにこの懸濁液を生理食塩水に懸
濁した懸濁液(水中油型)として用いられる。
NA物質は皮下、皮内、腹腔内、静脈、経口等いずれの
投与経路によっても投与可能である。
NA物質の用量は動物種および投与経路および投与計画
により適宜選択されるが、マウスに対して腹腔内投与の
場合は1〜250のc/k9、皮下では1〜500の9
/k9、モルモットに対しては腹腔内技与の場合は1〜
100雌/X9、皮下では0.05〜100雌/【9で
ある。NA物質は各種腫場系に対してN物質とほぼ同量
もしくはより少い量で同程度の抗腫場効果を示す。
NA物質の有効なガン種としては、たとえば、エールリ
ッヒ腹水瞳傷または固型腫場、ザルコーマ180腹水腫
場または固型腫湯、B−16メラノーマなどが挙げられ
、さらにモルモット、ストレィン2ーライン10へパト
ーマの腫傷系に対しては原発腫湯の増殖を抑制するだけ
でなく、所属リンパ節への腫傷の転移も抑制し治癒に至
らしめる。
NA物質は、結核菌を含まないのでNA物質からの感染
の危険は全くない。またNA物質はツベルクリン感作動
物に対してアレルギー反応をほとんど示さない。またN
A物質は抗腫場活性物質としては、かなり精製されてい
るので、BCG生菌、死菌に比較して、NA物質の毒性
は極めて低いものと考えられる。
さらにNA物質は、優れたアジュバント活性を示すが、
NA物質のこの性質は担ガン動物の腫場特異免疫を高め
る上においてNA物質の低毒性と相まって極めて有用で
ある。
この場合、NA物質はガン生細胞もしくは非増殖性ガン
細胞もしくは種場特異抗原等とともに担ガン動物に投与
される。以下にNA物質の調製法とNA物質を抗腫傷剤
として用いる場合の製剤法を実施例により、さらにNA
物質の有用性を試験例により説明する。
実施例 1ウシ型結核菌BCG由来NHS物質 ウシ型結核菌(Myco舷cterimm奴vis)B
CG日本株(予研より分譲)を下記組成の肉エキスーグ
リセリン塔地、すなわち肉エキスーグリセリン塔地(単
位夕) 肉エキス 20.0リン酸
二カリウム 0.5クエン酸
2.0クエン酸鉄アンモニウム
0.05硫酸マグネシウム
0.5グリセリン
60.0水を加えて全量を1〆としたもの、を用
い37q0で4週間静置培養して得た培養物を、チーズ
クロスを用い炉遇して菌体を採取し、蒸溜水で2回洗縦
して線菌体を得た。
この湿菌体3k9に肌hMリン酸緩衝液(pH7.0)
3〆を加え氷冷下ワーリングプレンダーで懸濁した。
この懸濁液に1皿Mリン酸緩衝液を加えて全量を21夕
にした後ダィノミルにより氷冷しながら菌体を破砕し、
得られた菌体破砕物を冷却下で遠心分離(10000×
夕、20分、2回)して無細胞抽出液16そを得た。こ
の抽出液に48夕のストレプトマイシン硫酸塩を加え、
十分に縄拝した後0〜4℃で1夜静暦し、生成した凝集
物を冷却下で遠心分離(10000×夕、20分)して
採取した。
得られた沈澱を0.8M食塩含有1仇hMリン酸緩衝液
(pH7.0)に懸濁して全量を3夕とした、この懸濁
液をセロハン製透析チューブに詰めo.卵1食塩含有1
価Mリン酸緩衝液30のこ対して0〜4℃で3回透析し
、次いで蒸溜水30のこ対して0〜400で3回透析し
て、N物質懸濁液を得た。この懸濁液のうち、1れまそ
のまま凍結乾燥して本発明の原料であるN物質20夕を
得た。
次にN物質懸濁液100のとに300叫の13.2hM
リン酸緩衝液(pH7.0)を加えて燈拝した後、1時
間遠心(105000×夕、0〜4℃)とし上清を得た
。この上清50机上をセファローズの(ファルマシア会
社製)を詰めた直径5cの×長さ90cmのカラム上端
に負荷し、0.5 MNaCI溶液を用いて毎分2泌の
速度で溶出した。この溶出液をUVモニターで監視しな
がら20の‘ずつ試験管に分画したところ27本目から
50本目までに本発明の活性物質のピークが出現したの
でこの画分を集め、セロフアンチュ−ブーに詰めて0〜
4℃で蒸溜水に対して透析した。これらの透析内液を濃
縮した後、凍結乾燥して本発明の活性物質33の夕を得
た。以下のものをNA−1と略称する。なお、上記カラ
ムの溶出液70本目から90本目までに第2のピークが
出現し、その他にピークがみられなかったのでこの画分
をNA−1と同様に処理したところ38の9の物質を得
た。
以下このものをNB−1と略称する。実施例 2 実施例1で得たN物質の105000×夕遠心上情25
0の‘をOH型のECTEOLAセルローズ(生化学工
業会社製)を詰めた直径6伽肌×長さ13肌の力ラムの
上端に負荷し、1.2その他hMリン酸緩衝液(pH7
.0)および1.2その0.3M NaCI含有1仇h
Mリン酸緩衝液(pH7.0)で段階的にカラムを洗縦
した後0.8のNaCI含有1仇hMリンン酸緩衝液(
pH7.0)を用いて毎分2の‘の速度で溶出した。
この溶出液を20の‘ずつ試験管に分画して15本目か
ら60本目の画分を集め、セロハンチューブに詰めて0
〜4℃で蒸溜水に対して透析した。この透析内液を濃縮
した後、凍結乾燥して本発明の活性物質27の9を得た
o実施例 3実施例1で得たN物質懸濁液100の“こ
1/15Mリン酸緩衝液(pH7.0)300の‘を加
えて蝿拝した後120こ0で20分間加熱して直ちに冷
却した。
この懸濁液を20分間遠心(10000×夕、0〜4℃
)して得た上清のうち50の‘をセファローズ砥(ファ
ルマシア会社製)を詰めた直径5弧×長さ90伽のカラ
ム上端に負荷して0.8MNaCI溶液を用いて毎分2
の上の速度で溶出した。この溶出液を20の‘ずつ試験
管に分画して30本目から69本目までの画分を集め、
セロナンチューフに詰めて0〜4℃で蒸溜水に対して透
析した。
この透析内液を濃縮した後凍結乾燥して、本発明の活性
物質42の9を得た。以下このものをNA−2と略称す
る。実施例 4 実施例1で得たN物質懸濁液100の‘に100泌の蒸
溜水を加えて麓拝した後、12000で20分間加熱し
た。
冷却後この懸濁液を1時間遠心(105,000×夕、
0〜400)して上清を得た。この上清100叫に2.
3夕の食塩を加えて溶解し次に5%のセチルトリメチル
アンモニゥムプロマィド(東京化成工業会社製)含有0
.』M食塩溶液27の‘を加えて濃梓した後静鷹すると
沈澱が生成したのでこの沈澱を10分間遠心(3,00
仇pm、室温)して集め、適当量のヱタノールで2回洗
雛した後蒸溜水に懸濁し、蒸溜水に対して0〜4℃で透
析した。この透析内液を凍結乾燥して本発明の活性物質
91服を得た。以下このものをNA−3と略称する。実
施例 5 NA物質製剤 実施例1で得たNA−1 5の9に生理食塩水10の‘
を加えて溶解し、NA物質の生理食塩水溶液を得た。
実施例 6 N物質製剤 実施例1で得たNA−1 15の9に生理食塩水2.5
の‘を加えて溶解した後、15%アーラセルA(〜la
ceIA、アトラスケミカルインダストリーズ会社)を
含む流動パラフィン2.5泌を加えホモジナィズして油
中水型のNA物質製剤を得た。
試験例 1NA物質の組成 本発明のNA物質の若干の例について、その組成を第1
表に示す。
組成分析は次の各方法による。{1} 糖質 フェノー
ル硫酸法(MDuめisetal.,Analれica
IChemistり2群蓋.350頁1956年)‘2
} タンパク費 ローリー法(C.D.Stauffe
「,抑aMicaI Bjochemistry69巻
、646頁、19753E)糊 脂質 ブラィ・ダイヤ
一法(日.G.B1ighandW.J.Dyer,C
an.J.Biochem.Ph侭iol.,37巻、
911頁、195乎王)により抽出して秤量{4)核酸
シュミット・タンハウザー・シュナィダー法(W.C
.Schneider,J.Biol.Chem.,1
64巻、747頁、1946年)により分画し、DNA
はジフェニルアミン反応(KBurton,Bjoch
em.J.62巻、315頁、1956年)により定量
し、RNAはオルシノール反応(W.Mi功am,Z.
Ph$iol.Chem.258巻、11刀頁、193
¥王)により定量第1表 NA物質の組成 試験例 2 マウスザルコーマ固型種場に対する抗腫場作用1群8匹
のICR系雌性マウスの皮内にザルコーマ(Sarco
ma)180種場細胞2×1ぴケ/匹を接種し、種場径
が約5側に達した後、実施例5の方法により製剤した抗
腫場剤0.1の‘を週2回ずつ合計6回腫場内へ投与し
た。
腫傷接種後4週目における治癒動物の数を第2表に示す
。比較としてNA物質に代えN物質を同量用いた製剤、
対照例として活性物質を含まない同様の組成の製剤を用
いた。
第2表 マウスザルコーマ180固型 瞳湯に対する抗腫場作用 試験例 3 モルモット、ヘパトーマに対する抗腫賜作用一群3匹の
ストレイン(strain)2モルモットに同系腫擬ラ
イン10へパトーマ(Line lohepatoma
)の腫湯細砲1×1び個/匹を皮内接種し、腹湯の直径
が約8.5〜10側に達したとき、本発明の活性物質を
実施例6の方法で製剤した抗腫場剤0.1舷を種場内に
投与した。
腫陽細胞を接種して8週目までの生存例数および原発腫
場の退縮例数および所属リンパ節に転移した種場の退縮
例数を測定し、第3表の結果を得た。第3表 モルモッ
トへパトーマにヌ寸する抗腫場作用試験例 4ツベルク
リン皮内反応活性 体重350タ前後のBCG感作モルモット(世Mey系
雌性)6頭を試験動物として用いた。
BCG感作モルモットの背部を剃毛後100一タノの‘
および1000山夕/泌の検体および50m夕/泌の市
販の精製ツベルクリン(PPD)を0.1泌ずつ皮内に
注射した。注射2独特間後に注射部位に生じた硬結の長
径および短径を計測しその平均値をツベルクリン皮内反
応値とした。検体およびPPDの皮内反応値を第4表に
示した。第4表 BCG感作モルモット に対する皮内反応活性 試験例 5 inVrtroのマクロフアージ活性化作用10%プロ
テオーズベプトン溶液1の‘を腹腔内に投与したC57
BL/6マウスから4日後に腹腔浸出細胞を集め、この
細胞をマイクロプレートに2×1び細胞/ウェルづつ分
注した。
各ウェルには検体を所定濃度に分注して直ちに370の
C02インキュベーターで4時間培養した後、培養上清
を棄て、さらに1回新鮮塔地で洗いゥェルに付着した細
胞のみとした。これに同系のEL4瞳場細胞を2×1ぴ
細胞/ウヱルづつ新鮮培地とともに分注し37o0 C
02ィンキュベータ一で培養した。培養24時間後に細
‐TdRを0.03〃C,/ゥェェルづっ添加しさらに
1曲時間培養して細胞を集めそれぞれのゥェルのEL4
細胞に取り込まれた細‐T服の比放射能(cpm)をシ
ンチレーションカランターで計測した。検体によるマク
ロフアージ活性化能は次式によつた。
検体を分注したウェルのCPm マクロフアージ活性化能(%)=(1−検体を含まない
伐寸照)のウェルのCpm)×100結果は第5表に示
した。
第5表 港n性花iをr甫のマクロフア−ジ以上試験例
2,3,4及び5から明らかな通り発明の活性物質(N
A−1〜4)は他に比較し優れた抗腫賜活性及びアジュ
バント活性が認められた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ミコバクテリウム属に属する微生物の菌体を破砕し
    て得られる無細胞抽出液に凝集剤を加えることにより生
    成する沈澱物の水性溶媒可溶画分を分画して得られ下記
    の性質を有する抗腫瘍活性及びアジユバンド活性物質。 (イ)ツベルクリン感作動物に対してアレルギー反応を
    ほとんど示さない。(ロ)糖質含有量17.8〜20.
    1%。 但し、グルコースを標準物質とするフエノール硫酸法に
    よる。(ハ)タンパク質含有量5.3〜17.8%。但
    し、ウシ血清アルブミンを標準物質とするローリー法に
    よる。(ニ)脂質含有量0〜4.7%。 但し、ブライ・ダイヤー法による。(ホ)核酸含有量4
    8.6〜85.7%。 但し、仔牛胸線DNAを標純物質とするシユミツト・タ
    ンハウザー・シユナイダー法による。2 ミコバクテリ
    ウム属に属する微生物の菌体を破砕して得られる無細胞
    抽出液に凝集剤を加えることにより生成する沈澱物の水
    性溶媒可溶画分を分画して得られ下記の性質を有する活
    性物質を有効成分とする抗腫瘍剤またはアジユバンド剤
    。 (イ)ツベルクリン感作動物に対してアレルギー反応を
    ほとんど示さない。(ロ)糖質含有量17.8〜20.
    1%。 但し、グルコースを標準物質とするフエノール硫酸法に
    よる。(ハ)タンパク質含有量5.3〜17.8%。但
    し、ウシ血清アルブミンを標準物質とするローリー法に
    よる。(ニ)脂質含有量0〜4.7%。 但し、ブライ・ダイヤー法による。(ホ)核酸含有量4
    8.6〜85.7%。 但し、仔牛胸線DNAを標準物質とするシユミツト・タ
    ンハウザー・シユナイダー法による。
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