JPS6037013Y2 - 時計用モ−タ−の地板の構造 - Google Patents
時計用モ−タ−の地板の構造Info
- Publication number
- JPS6037013Y2 JPS6037013Y2 JP1979156666U JP15666679U JPS6037013Y2 JP S6037013 Y2 JPS6037013 Y2 JP S6037013Y2 JP 1979156666 U JP1979156666 U JP 1979156666U JP 15666679 U JP15666679 U JP 15666679U JP S6037013 Y2 JPS6037013 Y2 JP S6037013Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- coil
- watch motor
- magnetic force
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電子時計の指針駆動用モーターの一部品を構成
する地板の構造に係るものである。
する地板の構造に係るものである。
従来、時計用モーターに於ける上地板１は、第１図及び
第２図に示す如く、当該モーターのローター２及び各種
歯車を承支する輪列用の受板として設けられたものであ
り、コイル３が発生する磁力を導き、該磁力と作用し、
ローター２に運動を与えるための磁極をなすステーター
４，５はローター２の周囲に一定のギャップＧを設けて
上地板１の上面に設置されていた。
第２図に示す如く、当該モーターのローター２及び各種
歯車を承支する輪列用の受板として設けられたものであ
り、コイル３が発生する磁力を導き、該磁力と作用し、
ローター２に運動を与えるための磁極をなすステーター
４，５はローター２の周囲に一定のギャップＧを設けて
上地板１の上面に設置されていた。
該ステーター４，５の設置においては、設計的には、各
種部品の配置との関係、及びスペース等で常に十分な配
慮が必要としていた。
種部品の配置との関係、及びスペース等で常に十分な配
慮が必要としていた。
また、製造上に於ても、該ステーター４，５の位置ずれ
、ローター２とのギャップＧの管理等品質管理面での工
数も多くを要していた。
、ローター２とのギャップＧの管理等品質管理面での工
数も多くを要していた。
かかる問題点を解消するため、時計用モーターの一部品
をなす上地板の構造を改良し、より簡易な構造で品質的
にも更に安定した、加えて部品点数が削減となる安価な
時計用モーターを提供せんとするものである。
をなす上地板の構造を改良し、より簡易な構造で品質的
にも更に安定した、加えて部品点数が削減となる安価な
時計用モーターを提供せんとするものである。
次に本考案に係る時計用モーターの地板の構造について
第３図から第５図に示す一実施例に基づき詳細に説明す
る。
第３図から第５図に示す一実施例に基づき詳細に説明す
る。
６は電磁軟鋼よりなる地板で、６ａはローター７が配備
される孔で、切欠き部６ｂを２ケ所互に対称位置に設け
ている。
される孔で、切欠き部６ｂを２ケ所互に対称位置に設け
ている。
また、前記切欠き部６ｂのない他方側の孔６ａの外周部
には孔６ｃ及び半円状の切欠き部６ｄを互に対称位置に
穿設し磁極を形成している。
には孔６ｃ及び半円状の切欠き部６ｄを互に対称位置に
穿設し磁極を形成している。
更にまた、ローター７の回転軸７ａの一方端を承支する
上受盤８を固着するための孔６ｅとコイル９を取付ける
ための孔６ｆをそれぞれ各々２個穿設されており、その
他ローター７の回転軸７ａの他方端に嵌入している４番
カナ７ｂに噛み合っている４番歯車１１の回転軸１１ａ
の一方端を承支すべく軸受１２を固着するための孔６ｇ
等、輪列用組付孔が複数個穿設されている。
上受盤８を固着するための孔６ｅとコイル９を取付ける
ための孔６ｆをそれぞれ各々２個穿設されており、その
他ローター７の回転軸７ａの他方端に嵌入している４番
カナ７ｂに噛み合っている４番歯車１１の回転軸１１ａ
の一方端を承支すべく軸受１２を固着するための孔６ｇ
等、輪列用組付孔が複数個穿設されている。
前記ローター７は均等に６分割された磁極を有するリン
グ状の永久磁石で構成しており中心部に回転軸７ａを設
けている。
グ状の永久磁石で構成しており中心部に回転軸７ａを設
けている。
９はコイルで電子回路（図示せず）よりパルス電流を通
電された際に磁力を発生するものでボビン１０に巻回し
されている。
電された際に磁力を発生するものでボビン１０に巻回し
されている。
１３は下板でローター７の回転軸７ａの他方端と４番歯
車の回転軸１１ａの他方端、及び其の他軸列用組付孔を
穿設し、配備されている。
車の回転軸１１ａの他方端、及び其の他軸列用組付孔を
穿設し、配備されている。
上記構成からなる本考案に係る時計用モーターの地板の
構造について第３図から第５図に示す一実施例に基すき
その作用を詳細に説明する。
構造について第３図から第５図に示す一実施例に基すき
その作用を詳細に説明する。
まずコイル９が通電されていない時は、コイル９は磁力
を発生しない。
を発生しない。
従って、ローター７に磁力が作用せず回転しない。
ここでコイル９に電子回路部よりパルス電流が供給され
ると、電磁軟鋼よりなる上地板６は従来のステーター４
，５と同等機能を発揮する。
ると、電磁軟鋼よりなる上地板６は従来のステーター４
，５と同等機能を発揮する。
即ち、ローター７が配備される孔６ａの外周部に設けら
れた孔６ｃ及び半円状の切欠部６ｄでそれぞれの中心を
結ぶ中心線Ｙ−Ｙを境として右側と左側が互に相反する
磁極Ｎ＋−＋Ｓに交互に磁化される。
れた孔６ｃ及び半円状の切欠部６ｄでそれぞれの中心を
結ぶ中心線Ｙ−Ｙを境として右側と左側が互に相反する
磁極Ｎ＋−＋Ｓに交互に磁化される。
ここで中心線Ｙ−Ｙ部の磁路が極度に狭くなっているた
め、飽和した磁束が第５図の点線で示す如く漏洩磁束と
なりローター７が配備される孔６ａ内の空間を通り磁路
が形成される。
め、飽和した磁束が第５図の点線で示す如く漏洩磁束と
なりローター７が配備される孔６ａ内の空間を通り磁路
が形成される。
かくして、該漏洩磁束が均等に６分割された磁極を有す
る永久磁石よりなるローター７の磁力に作用し、反発力
及び吸引力が働き、従来の時計用モーター同様の作動を
するものである。
る永久磁石よりなるローター７の磁力に作用し、反発力
及び吸引力が働き、従来の時計用モーター同様の作動を
するものである。
上記構成と作用をなす、時計用モーターの地板の構造は
次の効果を奏するものである。
次の効果を奏するものである。
（イ）従来、設置されていた磁力を導くステーターが削
除され、上地板がステーターの機能を兼備することによ
り部品点数の削減、組付工数の削除等によるコストダウ
ンの効果、及び対ローターとのマグネットギャップ管理
の工数削減による生産性の向上が図れる。
除され、上地板がステーターの機能を兼備することによ
り部品点数の削減、組付工数の削除等によるコストダウ
ンの効果、及び対ローターとのマグネットギャップ管理
の工数削減による生産性の向上が図れる。
（ロ） 上地板がステーターの機能を兼備するため、
モータ一部が簡素化され、スペース的にも地板への歯車
等の輪列が容易になり、全体的によりコンパクトな電子
時計の設計が可能となる。
モータ一部が簡素化され、スペース的にも地板への歯車
等の輪列が容易になり、全体的によりコンパクトな電子
時計の設計が可能となる。
第１図は従来の上地板の構造による時計用モータ一部の
平面図である。 第２図は第１図の矢視Ａ−Ａ線方向の断面図である。 第３図は、本考案に係る上地板の構造による時計用モー
タ一部の平面図である。 第４図は第４図の矢視Ｂ−Ｂ線方向の断面図である。 第５図は本考案に係る時計用モーターの地板の構造を示
す平面図である。 １．６・・・・・・上地板、２，７・・・・・・ロータ
ー ３゜９・・・・・・コイル、４，５・・・・・・ス
テーター、８・・・・・・上受盤、１０・・・・・・ボ
ビン、１３・・・・・・下板。
平面図である。 第２図は第１図の矢視Ａ−Ａ線方向の断面図である。 第３図は、本考案に係る上地板の構造による時計用モー
タ一部の平面図である。 第４図は第４図の矢視Ｂ−Ｂ線方向の断面図である。 第５図は本考案に係る時計用モーターの地板の構造を示
す平面図である。 １．６・・・・・・上地板、２，７・・・・・・ロータ
ー ３゜９・・・・・・コイル、４，５・・・・・・ス
テーター、８・・・・・・上受盤、１０・・・・・・ボ
ビン、１３・・・・・・下板。
Claims (1)
- 電子回路からパルス電流を受は磁力を発生するコイルと
、当該コイルが発生する磁力と作用し運動を行うロータ
ーを具備する時計用モーターにおいて、各種歯車及び前
記ローター等を組付けるための上地板がステーターと威
し、当該コイルの発生した磁力を前記ローターに作用す
べく前記ステーターの一部に前記コイルを設置し、かつ
前記ローターの芯の一端を軸支する上受盤を設け、各歯
車を軸支する軸受を前記上地板に一体的に形成したこと
を特徴とする時計用モーターの地板の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979156666U JPS6037013Y2 (ja) | 1979-11-12 | 1979-11-12 | 時計用モ−タ−の地板の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979156666U JPS6037013Y2 (ja) | 1979-11-12 | 1979-11-12 | 時計用モ−タ−の地板の構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5673152U JPS5673152U (ja) | 1981-06-16 |
| JPS6037013Y2 true JPS6037013Y2 (ja) | 1985-11-02 |
Family
ID=29386294
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1979156666U Expired JPS6037013Y2 (ja) | 1979-11-12 | 1979-11-12 | 時計用モ−タ−の地板の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6037013Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51157809U (ja) * | 1975-06-09 | 1976-12-15 |
-
1979
- 1979-11-12 JP JP1979156666U patent/JPS6037013Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5673152U (ja) | 1981-06-16 |
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