JPS6036927Y2 - Ｒｆ出力切替スイツチ操作装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はＶＴＲのＲＦ出力切替スイッチを録画、再生釦
に関連させて切替えることができるＲＦ出力切替スイツ
操作装置に関する。

従来のチューナ付ＶＴＲにおけるＲＦ切替スイッチは、
完全なる手動あるいは再生時のみ再生ＲＦ信号をテレビ
に供給するよう再生釦に連動させてスイッチ切替えを行
なえるようになっている。

したがって、オンエア一番組を録画しようとすると、次
のような操作を行なう必要がある。

第１に入力信号（ビデオカメラ等からのビデオ入力信号
とアンテナからの信号をチューナにて選局した入力信号
）を選択する入力切替スイッチをアンテナ側にして入力
信号を録画回路に入力する（入力信号がいずれか１つの
場合はこの切替えは不用）。

第２にテレビのチューナをＶＴＲのＲＦ出力チャンネル
に合わせる。

第３にＶＴＲのＲＦ出力切替スイッチをＶＴＲ側に切替
える。

第４にＶＴＲのチューナを操作して目的番組を選局し、
テレビ画面を見ながら画質を確認腰必要部分を録画釦を
操作して録画する。

次に別の番組を見ようとするときは、ＶＴＲのＲＦ出力
切替スイッチをアンテナ側に切替えて、テレビのチュー
ナを操作して見ようとする別の番組のチャンネルに合せ
る。

このように操作は複雑であり、一般の人が操作を確実に
行なうにはかなりの習熟を必要とする。

そしてこの複雑な操作を少しでも軽減しようとするため
に、ＶＴＲのＲＦ出力切替スイッチを再生釦に関連させ
て、再生釦が押されている場合は必ずＶＴＲのＲＦ出力
切替スイッチがＶＴＲ側になるようにしであるのが従来
の方法であるが、この方法では録画の場合には、録画釦
を押してもＲＦ出力切替スイッチがＶＴＲ側になるよう
になっていないので、操作をとまどっている間に録画し
ようとする番組がどんどん進行してしまうということが
起り得る。

また、誤操作してもテレビ画面に正常な画像が出る誤操
作モードもあり、この場合使用者はテレビ画面の番組を
録画しているものと思い込み、目的の番組を録画しない
でしまうことも起り得る。

本考案は上記に鑑みてなされたものであって、その目的
とするところは、再生、録画時とも操作が簡単で、かつ
、別の番組も容易に見ることができるようにすることも
できるＲＦ出力切替スイッチ操作装置を提供することに
ある。

本考案の特徴は、ＲＦ出力切替スイッチがＶＴＲ側に切
替っていないときは、所定方向に操作すると上記切替ス
イッチがＶＴＲ側に切替わり、その位置から逆方向に操
作するときは上記切替スイッチの切替位置にかかわらず
上記切替スイッチがそのままの位置に保持される第１の
操作片と、第１の操作片の操作り無関係に独立に上記切
替スイッチを２位置に自由に切替えることができるスイ
ッチレバーを有するスイッチ切替装置を用い、このスイ
ッチ切替装置の第１の操作片に録画釦または再生釦を操
作すると第１の操作片が上記切替スイッチをＶＴＲ側に
切替える方向に操作できる自動復起のレバー機構を結合
した点にある。

以下本考案を第１図ないし第５図に示した実施例を用い
て詳細に説明する。

第１図は本考案のＲＦ出力切替スイッチ操作装置の一実
施例を示す斜視図で、第１図において、１は録画釦レバ
ー１ａと一体となっている録画釦、２は再生釦レバー１
ｂと一体となっている再生釦で、録画釦レバー１ａと再
生釦レバー１ｂとは釦レバー軸３を支点として回動自在
になっている。

６は録画釦レバー１ａと係合している録画レバーで、レ
バー軸４を支点としている回動し得るようになついて、
スプリング５によって常時録画釦レバー１ａに押しつけ
られている。

９は再生釦レバー２ｂに係合しているＬ形の再生レバー
で、レバー軸７を支点として回動し得るようになってい
て、スプリング８によって常時再生釦レバー１ｂに押し
つけられていて、再生釦２を押さないときは、それの自
由端の一端が録画レバー６の立下り６ａに係合している
。

１０はアンテナからのＲＦ信号入力端子１１ａとＶＴＲ
処理信号入力端子１ｂとこれらの端子の信号のうちいず
れかを出力端子１１ｃより出力するＲＦ出力切替スイッ
チ１１と、切替スイッチ１１がＶＴＲ側に切替っていな
いときに所定の方向に操作すると切替スイッチ１１をＶ
ＴＲ側に切替え、その位置から逆方向に操作しても切替
スイッチ１１がそのまま保持される第１の操作片１２と
、操作片１２の操作に無関係に独立に切替スイッチ１１
をＶＴＲ側またはＡＮＴ側に自由に切替えることができ
るスイッチレバー１３とよりなるスイッチ切替装置であ
る。

そしてスイッチ切替装置１０の第１の操作片１２は、再
生レバー９の他方の自由端とロッド１４で連結されてい
る。

したがって、録画釦１または再生ボタン２を押すと第１
の操作片１２は図示矢印の所定方向に操作され、スイッ
チ切替装置１０の切替スイッチ１１はＶＴＲ側に切替え
られ、出力端子１１ＣよりＶＴＲ処理信号が出力される
。

しかし、録画釦１または再生釦２を離して、スプリング
５，８の作用によって第１の操作片１２がこの状態から
元の位置に戻っても切替スイッチ１１はＶＴＲ側に切替
えられたままになっている。

また、第１の操作片１２がどちらの状態にあってもスイ
ッチレバー１を操作することによって、切替スイッチ１
１をＶＴＲ側へもＡＮＴ側へも切替えることができる。

第２図は本考案のＲＦ出力切替スイッチ操作装置を用い
たチューナ付ＶＴＲ信号処理回路のブロック線図で、第
２図において、１５はテレビ用アンテナ、１６はＲＦ信
号を分配する２分配器、１７はチューナ回路、１８はビ
デオカメラ、１９はチューナ回路１７からの信号とビデ
オカメラ１８からの信号を切替える入力切替スイッチ、
２０は録画再生回路、２１はＲＦコンバータ回路、１１
は第１図のＲＦ出力切替スイッチ、２２はテレビであり
、これらが図のように接続されていて、破縁枠中がＶＴ
Ｒに内蔵されている部分である。

第３図は第１図のスイッチ切替装置の実施例を示す平面
図、第４図は第３図のＸ −Ｘ’線断面図、第５図は第
３図のｙ−ｙ’線断面図で、第３図〜第５図において、
２４は切替スイッチ１１のスイッチノブ２３を保持して
いる第３図の矢印Ａ方向に摺動可能に保持されているカ
ムプレートである。

カムプレート２４には第１の操作片１２を第３図、第５
図の実線の位置から１点鎖線の位置に操作すると（図示
矢印Ｂ方向）、カムプレート２４が第３図の状態にある
ときは、操作片１２に板ばね１２ａを介して設けたピン
１２ｂによりカムプレート２４を図示矢印Ａ方向に摺動
させて、切替スイッチ１１を入力端子１ｂ側（ＶＴＲ側
）に切替えるためのカム２４ａと、第１の操作片１２が
実線、１点鎖線のどちら側にあっても、スイッチレバー
１３を操作することによって、カムプレート２４を第３
図の位置にまたは図示矢印Ａ方向に摺動させることがで
きるようにするための突出部２４ｂが設けである。

なお、カムプレート２４のカム２４ａは、カムプレート
２４が第３図の位置にあっても、第１の操作片１２を図
示１点鎖線の位置から実線の位置に操作したときに、ピ
ン１２ｂが逃げてカムプレート２４が第３図の状態にそ
のまま保持されるように構成されている。

次にオンエア一番組を録画する場合の操作と動作につい
て説明する。

まず、入力切替スイッチ１９を第２図に示すようにＡＮ
Ｔ側に切替えて、テレビ２２のチューナをＶＴＲＲＦ出
力チャンネルに合せる。

次に録画釦１を押すと同時にポーズ用の釦〔図示省略〕
を押す。

録画釦１を押すと、それが録画釦レバー１ａ、録画レバ
ー６、再生レバー９、ロッド１４、第１の操作片１２と
伝わり、第１の操作片１２が図示矢印方向に操作され（
第１図）、スイッチ切替装置１０の切替スイッチ１１が
第２図に示すようにＶＴＲ側に切替わる。

次にチューナ回路１７を目的番組のチャンネルに合せる
。

以上の操作は順序不同でもよく、全操作が行なわれると
録画準備完了となる。

そこでテレビ画面を見ながら所要部分をポーズを解除し
て録画を行なうことができる。

次に別の番組を見る場合の操作と動作について説明する
。

上記の録画操作が終了したら、スイッチ切替装置１０の
スイッチレバー１３を手動で操作して切替スイッチ１１
をＡＮＴ側に切替えて、テレビ２２のチューナを別の見
ようとする番組のチャンネルに合せる。

これにより目的を達することができる。

テープ再生の場合は、テレビ２２のチューナをＶＴＲＲ
Ｆ出力チャンネルに合せて、再生釦２を押すと、それが
再生釦レバー２ａ、再生レバー９、ロッド１４、第１の
操作片１２と伝わり、第１の操作片１２により切替スイ
ッチ１１がＶＴＲ側に切替わるから、録画を再生するこ
とができる。

上記したように本考案の実施例によれば、オンエア一番
組を録画するときは、入力切替スイッチ１９をＡＮＴ側
に切替え、テレビ２２のチューナをＶＴＲＲＦ出力チャ
ンネルに合せて、録画釦１を押すだけでよいので、操作
が従来に比較して簡単である。

その上チューナ回路１７、テレビ２２の操作を１つ以上
誤ったり、忘れたりした場合は、切替スイッチ１１が録
画釦１を押すことによって自動的にＶＴＲ側に切替わる
から、テレビ２２のテレビ画面に目的の画像が出す、そ
の誤りにすぐ気付くという利点もある。

また、別の番組を見たい場合は、スイッチレバー１３を
手動で操作して切替スイッチ１１をＡＮＴ側に切替えて
、テレビ２２のチューナを別の見ようとする番組のチャ
ンネルに合わせればよいので操作上の問題がない。

さらに、テープ再生の場合には、テレビ２２のチューナ
をＶＴＲＲＦ出力チャンネルに合せて、再生釦を押すだ
けでよいので、この場合も操作が簡単である。

以上説明したように本考案によれば、ＶＴＲの録画又は
再生の操作を行う毎にＶＴＲの録画又は再生の画面を、
ＴＶのチャンネルをＶＴＲ用のチャンネルに合せる操作
を追加する事のみにより見られるばかりでなく、録画、
又は再生の操作前後においてはＶＴＲアンテナどちらか
らの信号も任意に切替られＴＶに供給しその画面が見ら
れる利点があり、このことにより操作性において顕著な
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のＲＦ出力切替スイッチ操作装置の一実
施例を示す斜視図、第２図は本考案のＲＦ出力切替スイ
ッチ操作装置を用いたチューナ付ＶＴＲの信号処理回路
のブロック線図、第３図は第１図のスイッチ切替装置の
一実施例を示す平面図、第４図は第３図のＸ−Ｘ’線断
面図、第５図は第３図のｙ−ｙ’線断面図である。 １・・・・・・録画釦、１ａ・・・・・・録画釦レバー
、２・・・・・・再生釦、２ａ・・・・・・再生釦レバ
ー ３・・・・・・釦レバー軸、４．７・・・・・ルバ
ー軸、５，８・・・・・・スプリング、６・・・・・・
録画レバー ９・・・・・・再生レバー １０・・・・
・・スイッチ切替装置、１１・・・・・・ＲＦ出力切替
スイッチ、ｌｌａ、ｌｌｂ・・・・・・入力端子、ｌｌ
ｃ・・・・・・出力端子、１２・・・・・・第１の操作
片、１３・・・・・・スイッチレバー １４−−−−−
−ロッド、２３・・・・・・スイッチノブ、 ２４・・・・・・カムプレート。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. アンテナからのＲＦ信号が供給される第１の端子と、Ｖ
   ＴＲからの処理信号が供給される第２の子と、第１の端
   子または第２の端子をスイッチノブの位置により選択切
   替して接続される第３の端子とを有するＲＦ出力切替ス
   イッチと、ＶＴＲの録画操作釦および再生操作釦と係合
   し、当該操作釦の動作に連動して移動する操作部材であ
   り、発条体にて付勢されたピンを有する第１の操作部材
   と、前記ＲＦ出力切替スイッチのスイッチノブと係合し
   、これと同一方向に摺動可能に保持された第２の操作部
   材であって、第１の操作部材の一方向への移動動作によ
   って前記ＲＦ出力切替スイッチのスイッチノブを前記第
   ２の端子が第３の端子に接続する位置に切替える方向に
   操作され様、また、第１の操作部材の前記移動動作の方
   向と異る他方向の移動動作においては、前記ピンが逃げ
   て当該操作部材は操作されない様、さらに、スイッチノ
   ブの位置が既に第２の端子と第３の端子とが接続する位
   置にある時には、第１の操作部材のピンとは移動全過程
   において、なんら係合を持たず第１の操作部材の移動に
   より操作されない様に威されたカム形状を有する第２の
   操作部材とより構成され、ＶＴＲの録画又は再生開始の
   操作が行なわれた時に、第２の端子と第３の端子とを接
   続する様上翫ＢＦ出力切替スイッチが切り替られ、録画
   、又は再生解除の操作が行なわれた時には、上記ＲＦ出
   力切替スイッチの切り替操作はされず、かつ、録画又は
   再生開始あるいは解除操作過程中を除いては上記第２の
   操作部材を任意に操作し移動でき、第１の端子と第３の
   端子の接続と、第２の端子と第３の端子の接続とを任意
   に行なえることを特徴とするＲＦ出力切替スイッチ操作
   装置。