JPS6036794B2 - 脱水兼用洗濯機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は洗濯兼脱水槽内に欄梓翼を備えた脱水兼用洗濯
機に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来知られている脱水すすぎ方式においては、回転する
脱水槽内へーカ所から注水していたため、洗濯物の偏り
によってすすぎむらが生じたり、櫨群翼の羽根による水
はねが大きいという問題を有していた。

発明の目的 本発明は上記従来の欠点にかんがみ、洗濯兼脱水槽の回
転中心軸に回転中心を合致させた鷹梓翼の中央部に多数
の透孔を有する筒状中空体を形成し、前記筒状中空体内
に注水し、洗濯兼脱水槽および蝿梓翼の同時回転による
遠心力により、前記筒状中空体の透孔より出た水にて洗
濯物を効果的にすすぐことを目的とするものである。

発明の構成 上記目的を達するため、本発明の脱水兼用洗濯機は脱水
回転可能な洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽の内方に
揺動運動可能に配した蝿梓翼とを備え、前記鯛梓翼にそ
の回転中心鞠上に位置して有底の筒状中空体を設けると
ともにその周壁には多数の透孔を設け、かつ、前記燈梓
翼には筒状中空体より外方に突出した複数の羽根を設け
、前記筒状中空体内に注水するとともに前記洗濯兼脱水
槽を損洋翼とともに脱水回転させるように構成してなる
ものである。

実施例の説明 以下、本発明の実施例について添付図面を参照して説明
する。

第１図において、１は洗濯機本体、２は本体１内に懸垂
支持された水受槽、３は本体１の上部内壁に固定された
支持金具で、この支持金具３にはロッド４の上端を挿通
固定している。

５は水受槽２の下部側壁に固定された固定金具で、この
固定金具５にはロッド４の下端部が挿通し、かつロッド
４の下端には緩衝装置６を取付けている。

７は水受槽２内に回転自在に装備された洗濯兼脱水槽で
、この側壁には多数の脱水孔８を設けている。

９は洗濯兼脱水槽７の上端開口部に固着されたバランス
ウェイト、１０は中央部に筒状中空体１０ａを有し、洗
濯兼脱水槽７の内部に揺動運動可能に装備された鷹梓翼
で、この回転中心は洗濯兼脱水槽７の回転中心軸上に存
在する。

１ １は縄梓翼１０の揺動機構（図示せず）を内袋した
メカケースで、これより延長して形成された軸１２には
、洗濯兼脱水槽７の底部に固着されたカップリング１３
が取付けられている。

そして、洗濯兼脱水槽７の脱水回転時には、蝿梓翼１０
が一緒に回転するように構成している。１４は水受槽２
の底部にパッキング１５を介してメカケース１１ととも
に固定された固定板で、この下面にはモータ１６を取付
けている。

そして、モーター６の動力はモータプーリー１７、ベル
ト１８およびインベラプーリー１９を介して前記メカケ
ース１１に伝達される。洗濯兼脱水槽７の上部に注水口
２０が設けられている。ここで、上記蝿梓翼１川こつい
て今少し詳述すると、筒状中空体１０ａは有底であり、
かつ、立設した周壁には、多数の透孔１０ｂを有してい
る。

また、筒状中空体１０ａから外方に向けて複数の羽根１
０ｃを突出形成している。２１は注水口２０から出て筒
状中空体１０ａ内に落下する水、２２は洗濯兼脱水槽７
の脱水回転時において縄梓翼１０の筒状中空体１０ａの
透孔１０ｂより遠心力によって排出される水滴を示す。

２３は洗濯物、２４は洗濯物２３からいまり出され、洗
濯兼脱水槽７の脱水孔８を介し水受槽２内に出た水滴を
示している。

上記構成において、次に動作を説明する。

脱水すすぎ工程において、注水口２０から注水された水
は、雛幹翼１０の筒状中空体１０ａ内に入り込む。この
時、洗濯兼脱水槽７および凝梓翼１０を高速回転させて
おくことにより、筒状中空体１０内に溜った水は、節状
中空体１０周壁の透孔１０ａから放出され、この放出さ
れた水の一部は、擁梓翼１川こ設けられた複数の羽根１
０ｃにより適度に縄乱されて洗濯物２３に達する。さら
に、洗濯物２３から洗剤分をとりさって洗濯兼脱水槽７
の外に遠心力にて放出される。これを適当時間続行する
ことにより、すすぎが行われる。第２図は縄梓翼１０を
多孔性焼結樹脂にて成型した場合を示し、損枠翼１０の
回転中心軸上に位置する筒状中空体１０ａはその周壁に
多数の透孔（図示せず）を有するものである。

上記構成においても、第１図の場合と同様に、筒状中空
体１０ａ周壁の透孔を介し洗濯物２３に水を到達させる
ことができ、すすぎ効果が得られる。

また、第１図に示せ構成によれば、透孔１０ｂ穿設のた
めの加工が必要であるが、多孔性焼結樹脂を用いれば、
これが不要となり、縄梓翼の成型が容易となる。発明の
効果 以上のように本発明の脱水兼用洗濯機によれば、蝿梓翼
にその回転中心軸上に位置して有底の筒状中空体を設け
るとともにその周壁に多数の透孔を設け、前記筒状中空
体内に注水し、かつ、前記燈梓翼を洗濯兼脱水槽ととも
に回転させることにより、少ない水量にて洗濯物のすす
ぎを効果的に行うことができ、しかも、鍵洋翼は複数の
羽根を有するために、筒状中空体の透孔から放出された
水の一部を櫨乱し、洗濯物全体に方辺なく水滴を到達さ
せることができ、すすぎむらを容易に防止できる。

さらに、洗濯時に使用する灘伴翼を用いてすすぎを行う
ため、特別な構成部品を必要とせず、安価に提供するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における脱水兼用洗濯機の縦断
面図、第２図は他実施例の同縦断面図である。 ７・・…・洗濯兼脱水槽、１０・・・・・・櫨洋翼、１
０ａ・・・・・・筒状中空体、１０ｂ・・・・・・透孔
、１０ｃ・・・・・・羽根。 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 脱水回転可能な洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽
   の内方に揺動運動可能に配した撹拌翼とを備え、前記撹
   拌翼にその回転中心軸上に位置して有底の筒状中空体を
   設けるとともにその周壁には多数の透孔を設け、かつ、
   前記撹拌翼には筒状中空体より外方に突出した複数の羽
   根を設け、前記筒状中空体内に注水するとともに前記洗
   濯兼脱水槽を撹拌翼とともに脱水回転させ、透孔より飛
   散する水を羽根により撹乱するように構成した脱水兼用
   洗濯機。 ２ 撹拌翼を筒状中空体とともに多孔性焼結樹脂にて成
   型してなる特許請求の範囲第１項記載の脱水兼用洗濯機
   。