JPS6036769Y2 - エンジン駆動型発電機の回転速度調整装置 - Google Patents

エンジン駆動型発電機の回転速度調整装置

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JPS6036769Y2
JPS6036769Y2 JP19443681U JP19443681U JPS6036769Y2 JP S6036769 Y2 JPS6036769 Y2 JP S6036769Y2 JP 19443681 U JP19443681 U JP 19443681U JP 19443681 U JP19443681 U JP 19443681U JP S6036769 Y2 JPS6036769 Y2 JP S6036769Y2
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JP19443681U
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JPS5896028U (ja
Inventor
清 松井
淳一 高木
利明 田中
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デンヨ−株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジン駆動型発電機の回転速度調整装置に係
り、特に手動操作によって高速、中速、低速、停止の4
段切換えが可能で、かつ発電機無負荷時にはエンジン回
転数を低速に切換える自動緩速制御が可能なエンジン駆
動型発電機の回転速度調整装置に関する。
一般にエンジンによって駆動される溶接用発電機や交流
発源用発電機は、その使用状態に応じてエンジン回転数
を制御する必要がある。
例えば、交流電源用発電機において、50H2,60H
2の兼用機にあっては、50Hz時の回転速度と60H
z時の回転速度との2種類が必要である。
又溶接電源用と交流電源用との両機能を備えたものにあ
っては、溶接電源用として使用する場合に、交流電源用
としての使用時に比して高い回転速度にし、これにより
発電機の小型軽量化を図ることがあり、このような機種
においても2種類の回転速度設定が必要である。
一方、上記例れの場合においても、無負荷時には自動緩
速装置により自動的にエンジン回転数を低下させて騒音
の低減や燃料消費量の低減を図っている。
従来、この種のものとしては、マニュアル制御機構が高
速、低速及び停止の三段切換えではあるが、エンジンの
ガバナレバーにリンク部材を介して操作ツマミを連結し
、かつガバナレバーにワイヤーレリーズを介して自動緩
速装置のソレノイドを連結したもの、あるいはガバナレ
バーにリンク部材を介して操作ツマミ及びソレノイドに
連結したものがある。
しかし、何れのものも、エンジンのガバナ軸は、上記装
置の取付はスペース等の観点から加算加工を施すことな
く既製のものをそのまま使用しているために、リンク部
材や連結ロッド等の部品点数を多く要し、この結果故障
が多くなったり、組立工数が増大したり、延いてはコス
ト高を超くに至る等の問題を有していた。
本考案は上記事情に鑑みなされたもので、エンジンのガ
バナ軸にリンク部材を取付け、このリンク部材に自動緩
速装置のソレノイドとマニュアル調整用の操作レバーと
に連結し、これにより部品点数の削減を図り得るエンジ
ン駆動型発電機の回転速度調整装置を提供することを目
的とする。
以下本考案に係るエンジン駆動型発電機の回転速度調整
装置の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図において、1はエンジンのガバナ軸、2は自動緩
速装置のロータリーソレノイドである。
このロータリーソレノイド2は発電機の外部出力が変動
すると、これに対応して図示しない所定回路を介し動作
するようになっている。
前記ガバナ軸1には板状の揺動リンク3の一端に固設す
る。
この揺動リンク3は一側端に起立する保合片4を有して
おり、又他端がロッド5にてロータリーソレノイド2の
作動レバー6に連結されている。
作動レバー6と後述の操作レバー7との間に、その作動
レバー6を戻り付勢させるべく引張りスプリング8を介
在する。
更に前記ガバナ軸1には板状の手動リンク9の一端を揺
動自在で、かつ揺動に伴い係合片4と係脱自在に緩嵌着
し、この手動リンク9の他端をロッド10にて操作レバ
ー7に連結すると共に、手動リンク9と本体ケース等に
有する掛止め部材11との間にその手動リンク9を保合
片4との係合方向に付勢する引張りスプリング12を介
在する。
一方、操作レバー7は、一端が本体ケース等に揺動自在
に枢着され、かつ他端が係止板13の係止溝14を挿通
してその係止板13の一面側に臨み、この他端にはツマ
ミ15を有している。
係止溝14は長溝状で、一側に凹状の高速用係止部16
を有し、かつこの高速用係止部16よりや)中央寄りに
凹状の中速用係止部17が形成されている。
そして前記ガバナ軸1が図示しないスプリング等の付勢
手段で常時低速りの位置に静止するようになっており、
この付勢手段と前記各スプリング8,12との釣合いで
操作レバー7は常時第1図の実線で示した位置即ち低速
位置Aに静止するようになっている。
又操作レバー7を高速用係止部16に係止させると動作
をするスイッチ18が係止板13の下方に配置されてい
る。
スイッチ18は、50H2及び60Hz兼用機にあって
は、第2図に示す如く電機子巻線19のタップ端子を切
換えて、中速時の50H2と高速時の60Hzとの間に
おいても一定した出力電圧を得るようにしている。
又スイッチ18は、溶接電源用と交流電源用との兼用機
にあっては、高速運転による溶接電源即ち溶接機として
使用する場合、界磁制御装置を垂下特性機能に、中速運
転による交流発源用として使用する場合には、界磁制御
装置を自動電圧調整機能に、切換えるものである。
尚、20はコンセントである。
しかして、まず操作レバー7が第1図に実線で示した低
速位置Aでエンジンを始動させ、この低速運転のまま所
定時間だけアイドリングを行う。
この状態では揺動リンク3と手動リンク9とは係合片4
にて係合されており、かつガバナ軸1が低速りに位置し
ている。
又、ロータリーソレノイド2は、発電機の外部出力の変
動に応動して動作をし、ガバナ軸1を低速りの位置にま
で回転させると、この低速りの位置を保持するようにな
っている。
このためアイドリング状態では、発電機から外部出力を
取出していない状態に応動してロータリーソレノイド2
が動作をしても即に低速りの位置にあるガバナ軸1には
何等影響せず、アイドリング状態が維持される。
このロータリーソレノイド2は、エンジンの低速運転時
における発電機の出力電圧等の特性を利用するか、ある
いはスイッチを利用する等して、操作レバー7を第1図
に示した如く中速位置B及び高速位置Cに傾倒させた時
にのみ発電機の外部出力の変動に応動して動作するよう
にしてもよいことは勿論である。
又、アイドリングは操作レバー7が如何なる位置にあっ
てモ前記ロータリーソレノイド2の作動により低速運転
で行われる。
次いで回転速度を上げるべく、操作レバー7を傾倒操作
して中速用係止部17に係止させると、即ち第1図に示
す中速位置Bにまで傾倒させると、手動リンク9がロッ
ド10を介し引張りスプリング12の付勢に抗して反時
計方向(第1図において)に揺動する。
一方、揺動リンク6も引張りスプリング8の付勢て係合
片4による係合状態のまま手動リンク9と共に揺動しよ
うとする。
しかし、発電機から外部出力を取出していないので、こ
の状態での外部出力に応動して所定回路を介しロータリ
ーソレノイド2が動作をし、このロータリーソレノイド
2の作動レバー6とロッド5を介して連結された揺動リ
ンク3即ちガバナ軸1を低速りの位置に保持する。
従ってエンジンは操作レバー7を中速位置Bに傾倒させ
たとしても低速運転されている。
この時、係合片4と手動リンク9とは係合せずに離脱し
ている。
次いで発電機から外部出力を取出すと、未使用時に対す
る外部出力の変動に応動して所定回路を介しロータリー
ソレノイド2がオフする。
このため、作動レバー6は引張りスプリング8の付勢で
反時計方向(第1図において)に揺動する。
この作動レバー6の揺動に伴いロッド5を介し連結され
た揺動リンク3も係合片4が手動リンク9と係合するま
で同方向に揺動腰係合片4と手動リンク9との係合後は
揺動が停止する。
従って二の揺動リンク3が固設されたガバナ軸1を同方
向に回転し、中速位置H1で停止する。
このため、エンジンは所定の中速運転となる。
発電機からの外部出力の取出しを中止すれば、その外部
出力の変動に応動して所定回路を介しロータリーソレノ
イド2が動作とし、その作動レバー6が引張りスプリン
グ8の付勢に抗して時計方向(第1図において)に揺動
し、これに伴い揺動リンク3も係合片4と手動リンク9
との保合が離脱して同方向に揺動する。
この結果、ガバナ軸1は揺動リンク3の揺動に伴い低速
りの位置まで回転して、この位置を保持する。
従って、エンジンは低速運転となる。
このように操作レバー7が中速位置Bにおいては、発電
機から外部出力を取出せば、ロータリーソレノイド2の
オフによってエンジンが中速運転をし、外部出力の取出
しを中止すればロータリーソレノイド2の動作でエンジ
ンが低速運転をする。
操作レバー7を高速用係止部16に係合させて高速位置
Cとした場合は、前記と同様に手動リンク9が引張りス
プリング12の付勢に抗して反時計方向(第1図におい
て)に揺動する。
発電機から外部出力を取出していない時には手動リンク
9の揺動に抱らず、ロータリーソレノイド2の動作で揺
動リンク3即ちガバナ軸1が低速りに位置してエンジン
が低速運転をする。
又発電機から外部出力を取出せばロータリーソレノイド
2がオフし、これにより係合片4が手動リンク9と係合
するまで揺動リンク3が揺動し、ガバナ軸1も高速位置
H2まで回転してエンジンが高速運転とする。
一方、操作レバー7を高速用係止部16に係合させると
同時にスイッチ18が動作をする。
50H2? 60H2兼用機にあっては、中速運転時に
50Hzの出力を、高速運転時には60Hzに出力を取
出しでるようにし、かつ高速運転時には第2図に示す如
くスイッチ18の動作で電機子巻線19のタップ端子を
切換え、これにより50Hzの出力電圧と60Hzの出
力電圧が所定の値例えば100Vになるように一定にす
る。
又溶接電源用と交流電源用との両機能を備えたものにお
いては、中速運転時に発電機の界磁制御装置を自動電圧
調整機能として動作させて、交流電源用に外部出力を取
出し、高速運転時には前記スイッチ18の動作で界磁制
御装置を垂下特性機能に切換え、これにより溶接用の発
電機として外部出力を取出す。
更に、ロータリーソレノイド2が故障して外部出力を取
出していないにも抱らず、揺動リンク3即ちガバナ軸1
が中速Hl乃至高速用に位置し、エンジンが中速乃至高
速運転のままになっている場合には操作レバー7を低速
位置にまで戻し操作をすれば、手動リンク9が時計方向
(第1図において)に揺動し、揺動リンク3も係合片4
にて手動リンク9と係合するために同方向に揺動し、こ
の結果ガバナ軸1が低速りに位置してエンジンが低速運
転にある。
次いでエンジンを停止させる場合には、操作レバー7を
燃料カットDの位置にまで傾倒操作させれば、手動リン
ク9が時計方向(第1図において)に揺動し、この手動
リンク9と保合片4にて係合する揺動リンク3も回向に
揺動し、これに伴いガバナ軸1がS位置まで回転して燃
料の供給がカットされてエンジンが停止する。
その後操作レバー7から手を離せば、ガバナ軸1の図示
しない付勢手段でそのガバナ軸1が低速りの位置まで復
帰し、これに伴い操作レバー7も低速位置Aまで復帰す
る。
以上の如く本考案に係るエンジン駆動型発電機の回転速
度調整装置によれば、自動緩速装置のソレノイドに連結
される揺動リンクと操作レバーに連結される手動リンク
との二部材をガバナ軸に取付ける形式であるため、部品
点数を大幅に削減でき、かつ二部材を取付けるのみであ
るからガバナ軸の加工も簡単なもので済み、しかもガバ
ナ軸付近のスペースもそれ専用のものを要することなく
取付けでき、従って本調整装置の取付けによっても発電
機の本体ケース内容積を増大させることなくそのまま行
うことができ、かつ既製の発電装置にも大幅な設計変更
を要することなく装着できる等の多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るエンジン駆動型発電機の回転速度調
整装置の一実施例を示し、第1図はその装置の全体斜視
図、第2図はその装置のスイッチ回路を示す回路図であ
る。 1・・・・・・ガバナ軸、2・・・・・田−タリーソレ
ノイド、3・・・・・・揺動リンク、4・・・・・・係
合片、5,10・・・・・・ロッド、6・・・・・・作
動レバー、7・・・・・・操作レバー、8,12・・・
・・・引張りスプリング、9・・・・・・手動リンク、
11・・・・・・掛止め部材、13・・・・・・係合片
、14・・・・・・係合片、15・・・・・・ツマミ、
16・・・・・・高速用係止部、17・・・・・・中速
用係止部、18・・・・・・スイッチ、19・・・・・
・電機子巻線、20・・・・・・コンセント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ソレノイドが発電機の外部出力の変動に対応して作動を
    し、この作動でエンジンのガバナを調整する自動緩速装
    置と、前記エンジンのガバナを手動で調整するマニュア
    ル制御機構とを備えたエンジン駆動型発電機において、
    前記エンジンのガバナ軸にソレノイドの戻り付勢された
    作動レバーを連動する揺動リンクを固設すると共に、こ
    のガバナ軸に手動リンクを操作レバーの動作で揺動自在
    に緩嵌着し、揺動リンクと手動リンクとを作動レバーの
    戻り付勢力で共に揺動自在に係合させ、かつ手動リンク
    を揺動リンクに対して係合方向に弾性付勢させてなるこ
    とを特徴とするエンジン駆動型発電機の回転速度調整装
    置。
JP19443681U 1981-12-23 1981-12-23 エンジン駆動型発電機の回転速度調整装置 Expired JPS6036769Y2 (ja)

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JP19443681U JPS6036769Y2 (ja) 1981-12-23 1981-12-23 エンジン駆動型発電機の回転速度調整装置

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JP19443681U JPS6036769Y2 (ja) 1981-12-23 1981-12-23 エンジン駆動型発電機の回転速度調整装置

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Publication Number Publication Date
JPS5896028U JPS5896028U (ja) 1983-06-29
JPS6036769Y2 true JPS6036769Y2 (ja) 1985-10-31

Family

ID=30107754

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JP19443681U Expired JPS6036769Y2 (ja) 1981-12-23 1981-12-23 エンジン駆動型発電機の回転速度調整装置

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US8125094B2 (en) * 2009-01-30 2012-02-28 Illinois Tool Works Inc. Engine-driven generator speed control system and method

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US11860663B2 (en) 2020-03-05 2024-01-02 Husqvarna Ab Throttle control mechanism for a surfacing machine

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JPS5896028U (ja) 1983-06-29

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