JPS6036612Y2 - 紡機用横形トラベラ - Google Patents
紡機用横形トラベラInfo
- Publication number
- JPS6036612Y2 JPS6036612Y2 JP1981179853U JP17985381U JPS6036612Y2 JP S6036612 Y2 JPS6036612 Y2 JP S6036612Y2 JP 1981179853 U JP1981179853 U JP 1981179853U JP 17985381 U JP17985381 U JP 17985381U JP S6036612 Y2 JPS6036612 Y2 JP S6036612Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- traveler
- horizontal
- steel wire
- spinning
- spinning machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H7/00—Spinning or twisting arrangements
- D01H7/02—Spinning or twisting arrangements for imparting permanent twist
- D01H7/52—Ring-and-traveller arrangements
- D01H7/60—Rings or travellers; Manufacture thereof not otherwise provided for ; Cleaning means for rings
- D01H7/604—Travellers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は化、合繊、綿又はこれらの混紡の精紡、撚糸等
に用いられる紡機用横形トラベラの改良に関するもので
ある。
に用いられる紡機用横形トラベラの改良に関するもので
ある。
従来、合繊例えばアクリル糸の紡出に際しては、第1図
に示す如く断面が円形の硬鋼線よりなる橢円形状でリン
グと接触する脚部を平打ちすることによって糸との摩擦
抵抗を小さくし、走行姿勢の安定性、熱放散効果をねら
ったトラベラが使用されている。
に示す如く断面が円形の硬鋼線よりなる橢円形状でリン
グと接触する脚部を平打ちすることによって糸との摩擦
抵抗を小さくし、走行姿勢の安定性、熱放散効果をねら
ったトラベラが使用されている。
かかるトラベラは毛羽、溶融糸の発生にはかなりの効果
が見られるものの、リングとの馴染みが十分でなく、姿
勢がふらつき、焼けや摩耗が生じ易く、望むようなスピ
ンドル回転数が得られないと云う欠点がある。
が見られるものの、リングとの馴染みが十分でなく、姿
勢がふらつき、焼けや摩耗が生じ易く、望むようなスピ
ンドル回転数が得られないと云う欠点がある。
また、上記欠点を解消する目的で第2図に示すように断
面形状が矩形の硬鋼線を用い、リングとの接触状態を良
好に保つように紡出中の走行姿勢に合せて脚部を対称方
向に捩った形状のトラベラが考えられている。
面形状が矩形の硬鋼線を用い、リングとの接触状態を良
好に保つように紡出中の走行姿勢に合せて脚部を対称方
向に捩った形状のトラベラが考えられている。
該トラベラは走行状態は安定するが、トラベラ交換時に
リングとの馴染みをつけるために回転を下げてならし運
転をする必要があり、さらに糸通過部がフラットである
ため、紡出糸とトラベラの摩擦により糸が軟化又は溶融
したり、毛羽立ちやネップが発生する等の欠点がある。
リングとの馴染みをつけるために回転を下げてならし運
転をする必要があり、さらに糸通過部がフラットである
ため、紡出糸とトラベラの摩擦により糸が軟化又は溶融
したり、毛羽立ちやネップが発生する等の欠点がある。
本考案はかかる諸欠点を解消するものであり、トラベラ
焼け、摩耗及び溶融糸の発生が少なく、トラベラ交換当
初よりスピンドル回転数を一段と上げて馴染みを形成さ
せることができ、しかも糸切れを大巾に減少した理想的
な主として化、合繊の紡出に好適なる紡機用横形トラベ
ラを提供するものである。
焼け、摩耗及び溶融糸の発生が少なく、トラベラ交換当
初よりスピンドル回転数を一段と上げて馴染みを形成さ
せることができ、しかも糸切れを大巾に減少した理想的
な主として化、合繊の紡出に好適なる紡機用横形トラベ
ラを提供するものである。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳細1こ説明す
る。
る。
実施例
第3図、第4図及び第5図に示すように合金鋼線、硬鋼
線よりなるトラベラ1の糸通過部を含む頭部2のサーク
ルをA−A線断面図で示す略円形断面となし、該頭部に
続くリングフランジと接触する脚部3を脚端4に至るに
従ってB−B線断面図、C−C線断面図に示すように漸
次扁平度を増加せしめるように平打して構威し、かつト
ラベラの高さHの寸法に対し平打ち扁平となした部分の
寸法りの比を1:OA乃至1 : 0.9に形成する。
線よりなるトラベラ1の糸通過部を含む頭部2のサーク
ルをA−A線断面図で示す略円形断面となし、該頭部に
続くリングフランジと接触する脚部3を脚端4に至るに
従ってB−B線断面図、C−C線断面図に示すように漸
次扁平度を増加せしめるように平打して構威し、かつト
ラベラの高さHの寸法に対し平打ち扁平となした部分の
寸法りの比を1:OA乃至1 : 0.9に形成する。
このように高さに対する扁平部分の寸法を増加させるこ
とによりリングフランジとの接触部をさらに増大してト
ラベラの走行安定性を向上させると共に、円形断面とな
した糸通過部により糸との摩擦抵抗を減少させる。
とによりリングフランジとの接触部をさらに増大してト
ラベラの走行安定性を向上させると共に、円形断面とな
した糸通過部により糸との摩擦抵抗を減少させる。
さらに、脚部3はトラベラサークル軸線aを含む面に対
しそれぞれ対称方向に角度θが3°〜250 (好まし
くは5°〜15°)に板曲して紡機用の横形トラベラを
構成する。
しそれぞれ対称方向に角度θが3°〜250 (好まし
くは5°〜15°)に板曲して紡機用の横形トラベラを
構成する。
前記脚部の板曲によって紡出当初よりトラベラの遠心力
と摩擦抵抗の作用による前傾と捩れの姿勢に対しても脚
端部が部分接触して滑走姿勢に動揺を与えることなく、
脚部内面から接触痕が生威し、扁平部分全体がリングフ
ランジ面に接触してスムーズな安定走行が得られる。
と摩擦抵抗の作用による前傾と捩れの姿勢に対しても脚
端部が部分接触して滑走姿勢に動揺を与えることなく、
脚部内面から接触痕が生威し、扁平部分全体がリングフ
ランジ面に接触してスムーズな安定走行が得られる。
尚、トラベラの少くともリングと接触する表面にN1、
CrXAgXCuXSn、 In、 Pd等の各種金属
メッキ又は非鉄金属メッキを施すか或いは潤滑性の粒子
、樹脂等で被覆してリングとの潤滑性、耐摩耗性を向上
させることも可能である。
CrXAgXCuXSn、 In、 Pd等の各種金属
メッキ又は非鉄金属メッキを施すか或いは潤滑性の粒子
、樹脂等で被覆してリングとの潤滑性、耐摩耗性を向上
させることも可能である。
上記の如く形成した本考案の横形トラベライならひに第
1図に示す従来トラベラ口について次の条件により紡出
テストを行った。
1図に示す従来トラベラ口について次の条件により紡出
テストを行った。
紡出条件
繊維ニアクリルNm48
リング: KS2(3,2m/mフランジ)47φm/
mスピンドル: 13500〜13800r、p、mリ
フト二8″ テストの結果を第6図及び第7図に示す。
mスピンドル: 13500〜13800r、p、mリ
フト二8″ テストの結果を第6図及び第7図に示す。
第6図は本考案のトラベライと従来トラベラ口のJ!I
ll染みと回転数に対する寿命の比較図であり、本考案
のトラベラは紡出当初よりスピンドル回転数を上げてリ
ングと馴染みが形成され、馴染み期間の短縮ならびに寿
命も大巾に向上する。
ll染みと回転数に対する寿命の比較図であり、本考案
のトラベラは紡出当初よりスピンドル回転数を上げてリ
ングと馴染みが形成され、馴染み期間の短縮ならびに寿
命も大巾に向上する。
また第7図に示すように本考案のトラベライは糸切れ本
数がスタート時より従来に比べ半減する。
数がスタート時より従来に比べ半減する。
本考案は上記の如く構成したからスタート時よりスピン
ドル回転数をあげて紡出することが可能となり、高生産
が行なわれると共に、化、合繊とこれらの混紡糸に際し
ても糸毛羽や溶融糸の発生が減少して糸質が向上し、ま
た走行状態が非常に安定するので、糸切れが減少する。
ドル回転数をあげて紡出することが可能となり、高生産
が行なわれると共に、化、合繊とこれらの混紡糸に際し
ても糸毛羽や溶融糸の発生が減少して糸質が向上し、ま
た走行状態が非常に安定するので、糸切れが減少する。
さらに脚部の熱放散性も良好でトラベラ焼けが防止でき
、交換周期も延長されるなどの実用的効果を有する考案
である。
、交換周期も延長されるなどの実用的効果を有する考案
である。
第1図及び第2図はそれぞれ従来例を示す紡機用トラベ
ラの正面図及び斜視図、第3図は本考案のl実施例を示
す紡機用横形トラベラの斜視図、第4図は同側面図、第
5図は第3図のA−A線、B−B線、C−C線断面図、
第6図は本考案の横形トラベラと従来トラベラのスピン
ドル回転数と馴染み及び寿命を比較する折れ線図、第7
図は同系切れ本数を比較する曲線図である。 1・・・・・・トラベラ、2・・・・・・頭部、3・・
・・・・脚部、4・・・・・・脚端。
ラの正面図及び斜視図、第3図は本考案のl実施例を示
す紡機用横形トラベラの斜視図、第4図は同側面図、第
5図は第3図のA−A線、B−B線、C−C線断面図、
第6図は本考案の横形トラベラと従来トラベラのスピン
ドル回転数と馴染み及び寿命を比較する折れ線図、第7
図は同系切れ本数を比較する曲線図である。 1・・・・・・トラベラ、2・・・・・・頭部、3・・
・・・・脚部、4・・・・・・脚端。
Claims (1)
- 硬鋼線又は合金鋼線材よりなるトラベラサークルの糸通
過部を含む頭部を略円形断面となし、該頭部に続くリン
グフランジと接触する脚部を脚端に至るに従って漸次扁
平度を増加し、かつトラベラ高さに対する扁平部分の高
さの寸法比を1:0.4〜1 : 0.9となし、さら
に脚部をトラベラサークル軸線を含む面に対しそれぞれ
対称方向に所定角度で板曲してなることを特徴とする紡
機用横形トラベラ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981179853U JPS6036612Y2 (ja) | 1981-12-02 | 1981-12-02 | 紡機用横形トラベラ |
KR2019820006248U KR850001365Y1 (ko) | 1981-12-02 | 1982-08-06 | 방기(紡機)용 수평형 트라블러(Traveller) |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981179853U JPS6036612Y2 (ja) | 1981-12-02 | 1981-12-02 | 紡機用横形トラベラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5883475U JPS5883475U (ja) | 1983-06-06 |
JPS6036612Y2 true JPS6036612Y2 (ja) | 1985-10-30 |
Family
ID=29975923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981179853U Expired JPS6036612Y2 (ja) | 1981-12-02 | 1981-12-02 | 紡機用横形トラベラ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6036612Y2 (ja) |
KR (1) | KR850001365Y1 (ja) |
-
1981
- 1981-12-02 JP JP1981179853U patent/JPS6036612Y2/ja not_active Expired
-
1982
- 1982-08-06 KR KR2019820006248U patent/KR850001365Y1/ko active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR850001365Y1 (ko) | 1985-07-03 |
KR840001112U (ko) | 1984-03-30 |
JPS5883475U (ja) | 1983-06-06 |
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