JPS6036358Y2 - 回転霧化静電塗装装置の噴霧頭 - Google Patents

回転霧化静電塗装装置の噴霧頭

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JPS6036358Y2
JPS6036358Y2 JP2009381U JP2009381U JPS6036358Y2 JP S6036358 Y2 JPS6036358 Y2 JP S6036358Y2 JP 2009381 U JP2009381 U JP 2009381U JP 2009381 U JP2009381 U JP 2009381U JP S6036358 Y2 JPS6036358 Y2 JP S6036358Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
spray head
paint
tip
electrostatic coating
rotary atomizing
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Expired
Application number
JP2009381U
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English (en)
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JPS57136450U (ja
Inventor
政志 村手
保男 徳島
光 森下
俊一 鈴木
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回転霧化静電塗装装置の噴霧頭に関する。
従来より、例えば車両ボディーを塗装するための塗装装
置として、塗装装置の回転軸にカップ状噴霧頭を固定し
、この噴霧頭に負電圧を印加すると共に回転しているカ
ップ状噴霧頭の内周面上に塗料を供給し、カップ状噴霧
頭から負電荷が帯電した微粒塗料を噴出せしめてこれを
電気的に接地された被塗装面上に電気力により吸引し、
それによって被塗装面を塗装するようにした回転霧化静
電塗装装置が知られている。
このような回転霧化静電塗装装置では噴霧頭から噴出す
る塗料噴霧のほぼ90パーセントが被塗装面の塗装に有
効に利用できるために塗料の消費量が少なく、従って広
い産業分野において利用されている。
このように噴霧塗料を用いて塗装する場合においてきれ
いな塗装面に仕上げるには噴霧塗料が空気の泡を含まな
いようにする必要がある。
しかしながら従来の回転霧化静電塗装装置では噴霧頭の
回転数、使用する液体塗料の種類や粘度並びに単位時間
当りの塗料吐出量などの諸条件によって噴霧塗料が空気
の泡を含んでしまう場合があり、その結果被塗装表面上
に形成される塗料膜面内に多数の気泡が含まれ、斯くし
てきれいな塗装面に仕上げるのが困難な場合がある。
一方、このような空気の泡の含有を阻止するために噴霧
頭先端部の内周壁面上に多数の凹溝を形成した回転霧化
静電塗装装置が知られている。
この回転霧化静電塗装装置では塗料が凹溝からフィラメ
ント状に噴出し、次いで塗料粒子に微粒化されるために
塗料粒子が気泡を含有するのをかなり抑制することがで
きる。
しかしながらこの回転霧化静電塗装装置でも高粘度塗料
、水性塗料を使用した場合、或いは単位時間の塗料吐出
量が多い場合には塗料膜面内に多数の気泡が含まれ、斯
くしてきれいな塗装面に仕上げるのが困難となっている
本考案は噴霧頭の回転数、塗料吐出量、塗料の種類およ
び粘度に関係なく被塗装面上の塗料膜面内に気泡が含ま
れるのを阻止するようにした回転霧化静電塗装装置を提
供することにある。
以下、添附図面を参照して本考案を詳細に説明する。
第1図を参照すると、図示しない回転霧化静電塗装装置
ハウジング内において回転可能に支持された回転軸1の
先端部にはねじ部2が形成され、このねじ部2にカップ
状噴霧頭3が螺着される。
回転軸1は一60kVから一120kVの負の高電圧を
発生する図示しない高電圧生装置に接続されており、従
って噴霧頭3には回転軸1を介して負の高電圧が印加さ
れる。
第1図に示すように噴霧頭3はカップ状内周壁面4と、
回転軸1周りに形成された環状空間5を有し、この環状
空間5内に塗料噴射ノズル6のノズルロアが配置される
更に、環状空間5を画定する噴霧頭内壁面8の最奥部に
はその全周に亘って多数個の塗料流出孔9が形成される
一方、第1図並びに第2図に示されるように噴霧頭3の
先端部に噴霧頭3の軸線に対して直角をなす環状先端面
10が形成され、更に噴霧頭3の先端外周面11上には
回転軸1の軸線方向に延びる多数の■字形溝12が形成
される。
従って第2図に示されるように環状先端面10の外縁は
鋸歯状となる。
なお、図面に示すような直径80叫程度の噴霧頭3にお
いては■字形溝12の数が3叩個から150m程度であ
ることが好ましい。
塗料は塗料噴射ノズル6のノズルロアから高速度で回転
する噴霧頭3の環状空間5内に供給される。
次いでこの塗料は噴霧頭3の回転により生ずる遠心力に
よって塗料流出孔9を通って噴霧頭3のカップ状内周壁
面4上に流出する。
次いでこの塗料は内周壁面4上において薄い液膜となっ
て広がりなから噴霧頭3の先端周縁部14に向けて前進
する。
塗料液膜が先端周縁部14に達するとこの塗料液膜は次
いで遠心力によって環状先端面10上を半径方向外方に
向けて流れる。
このとき塗料液膜には極めて大きな遠心力が作用するた
めに環状先端面10上を流れる塗料は急激に増速される
次いでこの塗料液膜は環状先端部10の外縁に形成され
た鋸歯に達し、このとき塗料液膜は表面張力によって各
鋸歯領域内に均等に分岐させしめられる。
これらの分岐された各塗料液膜は各鋸歯領域の尖頭部に
向かうにつれて巾が狭くなり、斯くして極めて細いフィ
ラメント状の塗料流が環状先端面10の外周縁から等し
て角度間隔をおいて放出される。
次いでこのフィラメント状塗料流がちぎれて塗料粒子と
なる。
このように極めて細いフィラメント状塗料流がちぎれる
ことにより塗料粒子が形成されるので塗料粒子が形成さ
れる際にその内部に空気が巻込まれることがなく、斯く
して気泡を含まない噴霧塗料が形成されることになる。
一方、前述したように噴霧頭3には負の高電圧が印加さ
れており、従って塗料粒子は負電荷を帯びる。
通常、被塗装面は零電位となっているので塗料粒子は電
気力によって被塗装面に向けて吸引され、それによって
被塗装面の塗装が行なわれることになる。
以上述べたように本考案によれば噴霧頭先端部に形成さ
れた環状先端面の外縁を鋸歯状に形成することによって
極めて細い均一なフィラメント状塗料流が形成される。
次いでこのようなフィラメント状塗料流から塗料粒子が
形成されるために塗料粒子が気泡を含むことなく、また
フィラメント状塗料流は遠心力によって、極めて細くな
るために塗料粒子の粒径は小さくなり、斯くして気泡を
含まないきれいな塗装面を形成できることになる。
また、従来のように噴霧頭先端部の内周壁面上に多数の
凹溝を形成した場合に比べて塗装作業時における暗電流
を減少させることができるのでこの暗電流に基く塗装面
の欠陥の発生を防止することができる。
更に、従来のように噴霧頭先端部がナイフェツジ形状を
なしておらず比較的厚肉に形成されているので耐久性が
向上し、また噴霧頭先端部の外周面にV字形溝を容易に
形成することができるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る噴霧頭の側面断面図、第2図は第
1図の■−■線に沿ってみた噴霧頭の部分正面図、第3
図は第1図の■−■線に沿ってみた噴霧頭の平面図であ
る。 1・・・・・・回転軸、3・・・・・・噴霧頭、4・・
・・・・内周壁面、6・・・・・・塗料噴射ノズル、9
・・・・・・塗料流出孔、10・・・・・・環状先端面
、12・・・・・・V字形溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転するカップ状噴霧頭の内周面上に塗料を供給して塗
    料噴霧を噴霧頭のカップ状内周面先端周縁部から放出す
    るようにした回転霧化静電塗装装置において、噴霧頭先
    端部を回転軸線に対してほぼ直角をなす平坦な環状端面
    に形成し、該噴霧頭先端外周面に軸方向に延びる連続し
    た多数の■字形溝を形成して上記噴霧頭先端部環状端面
    の外縁を鋸歯状にした回転霧化静電塗装装置の噴霧頭。
JP2009381U 1981-02-17 1981-02-17 回転霧化静電塗装装置の噴霧頭 Expired JPS6036358Y2 (ja)

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JP2009381U JPS6036358Y2 (ja) 1981-02-17 1981-02-17 回転霧化静電塗装装置の噴霧頭

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JP2009381U JPS6036358Y2 (ja) 1981-02-17 1981-02-17 回転霧化静電塗装装置の噴霧頭

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57136450U JPS57136450U (ja) 1982-08-25
JPS6036358Y2 true JPS6036358Y2 (ja) 1985-10-29

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JP2009381U Expired JPS6036358Y2 (ja) 1981-02-17 1981-02-17 回転霧化静電塗装装置の噴霧頭

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