JPS6036271Y2 - 整形用セラミツク修復部材 - Google Patents

整形用セラミツク修復部材

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JPS6036271Y2
JPS6036271Y2 JP1977083256U JP8325677U JPS6036271Y2 JP S6036271 Y2 JPS6036271 Y2 JP S6036271Y2 JP 1977083256 U JP1977083256 U JP 1977083256U JP 8325677 U JP8325677 U JP 8325677U JP S6036271 Y2 JPS6036271 Y2 JP S6036271Y2
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JP
Japan
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implant
bone
ceramic
insertion hole
repair
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JP1977083256U
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JPS5410089U (ja
Inventor
正也 平林
Original Assignee
京セラ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は整形用修復部材に関する。
例えば金属製コンプレッションプレートを骨折個所に当
接副木し、このプレートに穿設された挿通孔を介して金
属製スクリューを骨折箇所の両側の骨肉に螺入し、上記
プレートにより骨折部を圧接して骨折整復を行う、骨折
整形用金属修復部材は既に公知である。
ところで上記金属材質としてはCo−Cr合金、金属T
i、金属Ta、 Ni−0r合金、Fe−Ni−Cr合
金等が用いられているが、これら金属材質よりなる修復
部材は周囲組織との゛馴染みパが良好でないうえに腐食
したり、イオン化したりして周囲組織に悪影響を与える
ので、術後一定期間経過後にはこれを再手術して摘出除
去することが義務づけられているのが現状であるため患
者に二重の不安と苦痛とを与えることになる。
そこで本考案は周囲組織との゛馴染み′が良くしかも化
学的に極めて安定したセラミックスにて整形用修復部材
を得ることによって上記欠点を払拭し、新たに生ずる問
題点をも除去して新規な整形用セラミック修復部材をこ
こに提供するものである。
即ち、セラミック製スクリューインブラント並びにセラ
ミック製の補修部材であるコンプレッションプレートよ
りなる骨折整形用セラミック修復部材では次のような問
題点が生ずる。
第1図を借りてその問題点を指摘すると ■ 骨折整形手術を行う場合には、折れた骨Bl、B2
に亘ってその表面にコンプレッションプレート5を当接
副木し、このプレート5のインブラント挿通孔4内にタ
ップを挿通して骨Bにタップ孔aを穿孔し、その後、イ
ンブラントiをタップ孔a内に螺入してプレート5を介
して骨折部を圧接するのであるが、骨Bの表面は一般に
平面ではなく第1図のように凹凸あるいは湾曲した表面
であり、反対にコンプレッションプレート5は可撓性の
ない平板であるため、プレート5の孔4とタップ孔aと
のセンタの狂いが往々にして生ずる。
つまり、骨の表面が平滑ならまだしも、凹凸や湾曲の表
面であるため、タップ孔aをプレート5の孔4の軸中心
と一致させて骨に対して垂直に穿孔することは熟練の術
者にとってもなかなか難かしく、一般にはタップ孔aが
プレート5の中心から外れたリ、また、第1図中右側の
タップ孔aの如く傾斜して穿孔されてしまう結果、上記
センタの狂いが生ずる。
また、たとえタップ孔aは骨に対して垂直に穿孔するこ
とが出来たとしても凹凸の骨表面に対して一つ一つイン
ブラントiを螺入していくうちに、その無理な螺入圧着
によっていまだインブラントiを螺入していないプレー
トの孔4とタップ孔aのセンタずれが顕著に生ずるよう
になる。
以上のような結果、プレート5の挿通孔4の孔壁とイン
ブラントiのヘッド2の頚部との間に偏った圧接関係が
生まれてここにセラミック剛体同志の無理な触れ合いの
原因が生じる。
■ そして上記の無理な圧接関係のまま整形手術が完了
し、その後一定期間を経て造管組織が出来た後に患者の
無理な運動や転倒、打撲など、内外からの衝撃がインブ
ラントとプレートに波及すると、これが上記圧接部分に
剪断力などの衝撃力として作用するため破損や切断の原
因となる。
■ また整形手術直後に於ては、折れた骨の圧接に対す
る戻り力が強い場合があり、この時には例えセンタの狂
いがなくインブラントiの螺入が出来ていても、上記の
骨の戻り力がプレート5の孔4とインブラントiの当接
部に作用して触れ合うと共に爾後的な軽度のセンタ狂い
をも生せしめ、このまま造管が進み、内外からプレート
5やインブラントiに衝撃が加わると上記同様インブラ
ントiの破損や切断を惹起する虞れもあった。
本考案は上記の如き問題点に鑑みてなされたものであっ
て、以下に本考案の望ましい実施例を図に採って詳細に
説明する。
第1図は本考案の一実施例断面図でその使用状態を、第
2図は本考案修復部材に使用されるインブラントの斜視
図を、第3図は同プレート形の補修部材の縮小斜視図を
、第4図は他の実施例断面図を夫々示す。
本考案の要旨は、骨内入用ねじ部1を周体に備えると共
に、このねじ部1の上側にスクリューヘッド2及び旋回
工具着装部3を備えた整形用のセラミック製スクリュー
型骨肉インブラントiと、このインブラントiを挿通す
るための挿通孔4を備えてこの挿通孔4内に挿入した前
記インブラントiにより、骨表面に当接圧締するセラミ
ック製補修部材5と、この補修部材5の挿通孔4を貫通
して骨組織内に上記インブラントiが螺入された際に挿
通孔4の孔壁41とインブラントiとの間に正形保持さ
れる弾性緩衝部材6とよりなる。
整形用セラミック製修復部材である。
上記補修部材5としては第1図及び第3図に示されるよ
うな骨折整形用としてのコンプレッションプレート、あ
るいは第4図に示されるようなヒップジヨイント(全人
工股関節)における骨盤側に装着される人工球蓋である
セラミック製ソケット、更に図示はしないが、単なる骨
折整形用以外にも一部骨を切除して、そこに人工骨を補
充するような場合の骨補綴物など、所謂骨に対してセラ
ミックインブラントiを介して螺着固定するようなもの
は全てこの補修部材に包含される。
弾性緩衝部材6は、高密度ポリエチレン(H・D−P@
E)やシリコンゴム、あるいはテフロンなど、人体内で
化学的に安定し、毒性のない弾性緩衝部材(例えば第1
図に示したリング状のもの)を使用するものとし、図に
於ては、インブラントiのスクリューヘッド2の頚部に
凹周溝21を形威し、該溝21に弾性嵌着しである。
但しこの緩衝部材6は、上記の如くインブラントiに設
けても良ければ、補修部材5のインブラント挿通孔4の
孔縁に設けるようにしても良い。
また上記インブラントi及び補修部材5は極めて高い機
械的強度を要求されるためにアルミナ単結晶セラミック
の加工品であることが望ましい。
ただ高い機械的強度を要求されない補修部材においては
多結晶セラミックでもよい。
上記の如き構成よりなるセラミック修復部材を用いて例
えば骨折個所を整形する一要領を述べると、第1図に於
て、骨折によって破損分離した骨B、、 B2を器具を
用いて復旧状態に圧接させた後プレート状の補修部材5
を骨表面に当接副木し、次いで補修部材5の挿通孔4よ
りタップ孔aを穿孔し、スクリュ−ヘッド2頚部の凹周
溝21にリング状の弾性緩衝部材6を嵌着したインブラ
ントiを上記挿通孔4よりタップ孔a内に螺入して骨表
面に補修部材5を固定する。
この際前述の■の如く補修部材5の挿通孔4とタップ孔
aのセンタの狂いが生じたとしても、インブラントiに
は上記の如くスクリュ−ヘッド2頚部にリング状の弾性
緩衝部材6が嵌着されているから、該緩衝部材6が偏位
方向に正形され、それによって挿通孔4の孔壁41とイ
ンブラントiの頚部のクリアランスが維持されこの両者
の無理な接触が有効に防止される。
更に上記の如く整形手術された後、患者の無理な運動や
打撲或いは内外からの衝撃更には直後の骨の戻り力等に
よってインブラントiと補修部材5とにずれ応力が作用
したとしても、上記緩衝部材6がこれを充分分散吸収腰
インブラントiの頚部と補修部材5の挿通孔4の孔壁4
1との無理な接触がやはり有効に防止される。
このように本考案の修復部材を用いた整形手術にあって
は、手術時に於て、またその後の遺骨過程及び修復完了
後に於ても、インブラントiの頚部と挿通孔4の孔壁4
1とが常に触れ合うことがなく、従ってインブラントi
と補修部材5とが互いに剛体同志のセラミックでありな
がら、この両者間の弾性緩衝部材6の存在によって破損
や切断事故の発生が極力減少せしめられ、従来の金属製
スクリューの摘出除去の為の再手術が不必要となり、従
来にない治療上の顕著な効果が期待されることになる。
即ち、周囲組織との馴染みが良く化学的に安定で且つ切
損事故等がない限り再手術を要しないセラミックスは、
この種の修復部材にとって他の金属材料をはるかに凌ぐ
好適材料であることは自明でありながら、剛体同志の接
触による破損、切断事故の懸念があった為未だ上記の修
復部材には安心して実用化がなされていなかった現状に
あって、本考案は上述の構成によってそれらの懸念を一
掃し得てセラミックスの持つ優れた特性を遺憾なく発揮
させることが出来たのであり、その利用価値は頗る大で
ある白云える。
前述のように第4図は補修部材5をヒップジヨイントに
おけるソケットとして適用した場合を示し、該ソケット
の鍔部に於て上記と同様適宜の間隔毎に挿入孔を介して
インブラントiを骨島に螺入しソケットとしての補修部
材5を骨表面に圧着するもので、このインブラントiの
螺入の際インブラントiの頚部には補修部材5の挿通孔
との間にクリアランスを確保し且つ応力を吸収し得る為
の弾性緩衝部材6が嵌着され、上記同様の効果が期待さ
れるようになされている。
叙述の如く、本考案の修復部材は造管組織に馴染みが良
く化学的に安定なセラミックスをインブラントと補修部
材の両者に適用腰且つこの両者の間に弾性緩衝部材を介
することによって剛体同志の無理な直接的接触を防止し
て爾後的な破損や切断を著減せしめ、よってこの種の修
復部材では達威し得なかった半永久的な体内への埋入を
可能とするものであり、その簡単な構造による利点も加
味された実用性の極めて高い修復部材である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例断面図でその使用状態を、第
2図は本考案修復部材に使用されるインブラントの斜視
図を、第3図は同プレート形の補修部材の縮小斜視図を
、更に第4図は他の実施例の断面図を夫々示す。 符号の説明、1・・・・・・骨内螺入用ねじ部、2・・
・・・・スクリューヘッド、3・・・・・・旋回工具着
装部、4・・・・・・インブラント挿通孔、41・・・
・・・孔壁、5・・・・・・補修部材、6・・・・・・
弾性緩衝部材、i・・・・・・インブラント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 骨内螺入用ねじ部を周体に備えると共にこのねじ部の上
    側にスクリューヘッド及び旋回工具着装部を備えた整形
    用のセラミック製スクリュー型骨内インブラントと、こ
    のインブラントを挿通するための挿通孔を備えてこの挿
    通孔内に挿入した前記インブラントにより骨表面に当接
    圧締するセラミック製補修部材と、この補修部材の挿通
    孔を貫通して骨組織内に上記インブラントが螺入された
    際に挿通孔の孔壁とインブラントとの間に正形保持され
    る弾性緩衝部材とより成る整形用セラミック修復部材。
JP1977083256U 1977-06-23 1977-06-23 整形用セラミツク修復部材 Expired JPS6036271Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5410089U JPS5410089U (ja) 1979-01-23
JPS6036271Y2 true JPS6036271Y2 (ja) 1985-10-28

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50141882A (ja) * 1974-04-30 1975-11-14
JPS5117360A (en) * 1974-08-02 1976-02-12 Toray Industries Karyorikakosochino shidohoho

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50141882A (ja) * 1974-04-30 1975-11-14
JPS5117360A (en) * 1974-08-02 1976-02-12 Toray Industries Karyorikakosochino shidohoho

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JPS5410089U (ja) 1979-01-23

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