JPS6036226B2 - アナト−色素への耐酸性付与法 - Google Patents
アナト−色素への耐酸性付与法Info
- Publication number
- JPS6036226B2 JPS6036226B2 JP19162881A JP19162881A JPS6036226B2 JP S6036226 B2 JPS6036226 B2 JP S6036226B2 JP 19162881 A JP19162881 A JP 19162881A JP 19162881 A JP19162881 A JP 19162881A JP S6036226 B2 JPS6036226 B2 JP S6036226B2
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- Japan
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- acid
- toner
- amount
- acid resistance
- aqueous solution
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- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B61/00—Dyes of natural origin prepared from natural sources, e.g. vegetable sources
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
- Confectionery (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、アトナー色素に係るものであって酸性液中
で安定に分散するアトナー色素を工業的に有利に収得す
る方法の創出を目的とする。
で安定に分散するアトナー色素を工業的に有利に収得す
る方法の創出を目的とする。
アトナー色素は、広く食品分野に着色剤としてその色調
(黄〜赤)と染着性の良さで重宝がられているが、その
形態が粉状、液体のいかんにかかわらず、一般に油溶性
またはアルカリ可溶で酸性水溶液中に加えると直ちに色
素が不港沈澱を生じるという欠点を有する。これらのア
トナー色素を酸性水溶液中で熔解し、かつ安定に分散す
るものとするには、アトナー色素を乳化することが有用
であると考えられる。
(黄〜赤)と染着性の良さで重宝がられているが、その
形態が粉状、液体のいかんにかかわらず、一般に油溶性
またはアルカリ可溶で酸性水溶液中に加えると直ちに色
素が不港沈澱を生じるという欠点を有する。これらのア
トナー色素を酸性水溶液中で熔解し、かつ安定に分散す
るものとするには、アトナー色素を乳化することが有用
であると考えられる。
これでいう乳化とは、ある液体の中にこれと溶けあわな
い別の液体が細粒として分散し、乳濁状態を生成するこ
とをいう。例えば、アトナー色素を油脂に溶かし水の中
に乳化剤を存在させたホモジナィザーその他の手段を使
用して均質化薮作を行なうことをいう。しかし、この方
法では、色素濃度を高くすることが油脂に対するアトナ
一色素の溶解度が限られているため、困難である。また
、水部にないして油部を多くするとき、この乳化物物は
酸性水溶液中に投入すると経時的に、均質な状態がこわ
れ浮遊または沈澱を生ずる。また、水液の比重調整(例
えば糖濃度の調整)が必要となり耐塩性もとほしい。こ
の発明はこのような欠点のないものであって、以下にそ
の詳細を説明する。
い別の液体が細粒として分散し、乳濁状態を生成するこ
とをいう。例えば、アトナー色素を油脂に溶かし水の中
に乳化剤を存在させたホモジナィザーその他の手段を使
用して均質化薮作を行なうことをいう。しかし、この方
法では、色素濃度を高くすることが油脂に対するアトナ
一色素の溶解度が限られているため、困難である。また
、水部にないして油部を多くするとき、この乳化物物は
酸性水溶液中に投入すると経時的に、均質な状態がこわ
れ浮遊または沈澱を生ずる。また、水液の比重調整(例
えば糖濃度の調整)が必要となり耐塩性もとほしい。こ
の発明はこのような欠点のないものであって、以下にそ
の詳細を説明する。
アトナー色素即ちビキシン、ノルビキシンは、常態にお
いてペースト、粉末ないし結晶状を示す。
いてペースト、粉末ないし結晶状を示す。
このものを1価のアルコール類例えばエタノール・メタ
ノールその他のアルカリ水溶液に溶解させる。アルコー
ルはアトナ一色素が含有するおそれのある蛋白質その他
の沈澱除去に寄与する。
ノールその他のアルカリ水溶液に溶解させる。アルコー
ルはアトナ一色素が含有するおそれのある蛋白質その他
の沈澱除去に寄与する。
アルカリ類は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸三ナトリウム等が
あげられる。
酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸三ナトリウム等が
あげられる。
pHは、8以上でよいが10〜14が適当範囲である。
アトナー色素対アルカリ性アルコール水溶液は、1容量
対2の容量以上量でよい。これに脂肪酸を併用する。
アトナー色素対アルカリ性アルコール水溶液は、1容量
対2の容量以上量でよい。これに脂肪酸を併用する。
ここに脂肪酸とは、常温下に液状を示すもの、固状を示
し加熱下に溶融するものの何れでもよい。このようなも
のとしては、ステアリン酸、オレオステアリン酸、ミリ
スチン酸、セバチン酸、オレィン酸、パルミチン酸、そ
の他があげられる。これらの使用量は、アトナー色素に
対する5〜100%(重量、以下同じ)程度量でよい。
脂肪酸の使用量は、その種類、アルカリ剤量によって左
右されるから一義・には規定することができないが、通
常の場合、言己規定量で目的が蓮せられる。脂肪酸の代
り‘こ脂肪油を使用すると、系の乳化状態が満足なもの
とはなり難い。脂肪酸を前記規定量においてかつ、後に
説明する要領においてアトナ一色素の1価のアルカリ水
溶液に添加し均質にする。この際、脂肪酸が常態下に固
状であって、均質混合を示し難い系を形成するものであ
る場合にはこの系を脂肪酸の融点以上の温度に加熱して
溶解させるかまたはアルコール、植物油に溶かしてもよ
い。
し加熱下に溶融するものの何れでもよい。このようなも
のとしては、ステアリン酸、オレオステアリン酸、ミリ
スチン酸、セバチン酸、オレィン酸、パルミチン酸、そ
の他があげられる。これらの使用量は、アトナー色素に
対する5〜100%(重量、以下同じ)程度量でよい。
脂肪酸の使用量は、その種類、アルカリ剤量によって左
右されるから一義・には規定することができないが、通
常の場合、言己規定量で目的が蓮せられる。脂肪酸の代
り‘こ脂肪油を使用すると、系の乳化状態が満足なもの
とはなり難い。脂肪酸を前記規定量においてかつ、後に
説明する要領においてアトナ一色素の1価のアルカリ水
溶液に添加し均質にする。この際、脂肪酸が常態下に固
状であって、均質混合を示し難い系を形成するものであ
る場合にはこの系を脂肪酸の融点以上の温度に加熱して
溶解させるかまたはアルコール、植物油に溶かしてもよ
い。
脂肪油例えば植物油を併用するときは、最終製品の5%
以下量とすることにより、系の安定乳化を確保すること
が必要である。脂肪酸の添加要領は重要な場合がある。
以下量とすることにより、系の安定乳化を確保すること
が必要である。脂肪酸の添加要領は重要な場合がある。
例えば融点の低い脂肪酸のときは、混合系に添加すると
、急速に固化するからこれを防ぐため、次のようにすれ
ばよい。詳しくは脂肪酸を徐々にアトナー色素のアルカ
リ性アルコール水溶液に添加する。この際、系は脂肪酸
が均質分散するようにしなければならない。それには灘
梓振とう、空気吹き込みその他適宜の手段がとられる。
また、均質な乳化系にするためには中和工程が重要であ
る。中和剤としては鍵酸類(塩酸、硫酸、リン酸等)有
機酸類(クエン酸、酒石酸、リンゴ酸等)が使用される
。添加要領は、脂肪酸添加終了後10%以下濃度水溶液
で添加されたpH6〜7に調整する。このようにすると
、系は耐酸性の均質な乳化系となる。ここに、この発明
はその目的を達する。
、急速に固化するからこれを防ぐため、次のようにすれ
ばよい。詳しくは脂肪酸を徐々にアトナー色素のアルカ
リ性アルコール水溶液に添加する。この際、系は脂肪酸
が均質分散するようにしなければならない。それには灘
梓振とう、空気吹き込みその他適宜の手段がとられる。
また、均質な乳化系にするためには中和工程が重要であ
る。中和剤としては鍵酸類(塩酸、硫酸、リン酸等)有
機酸類(クエン酸、酒石酸、リンゴ酸等)が使用される
。添加要領は、脂肪酸添加終了後10%以下濃度水溶液
で添加されたpH6〜7に調整する。このようにすると
、系は耐酸性の均質な乳化系となる。ここに、この発明
はその目的を達する。
収得したアトナー色素のアルコール水溶液に乳化剤を併
用して脂肪酸混合系を含有するアルコールの沸点以上の
温度に加溢しアルコールを逃散させてもよい。このよう
にすると混合系中アトナー色素は、濃度の高い状態で得
られて有利である。収得したアトナー色素を粉末化し、
あるいは乳化液のまま酸性液系にすればよい。この発明
の作用及効果の若千を説明すると、■酸性度の強い液系
について収得ァトナー色素を安定に均質に分散させるこ
とができる。
用して脂肪酸混合系を含有するアルコールの沸点以上の
温度に加溢しアルコールを逃散させてもよい。このよう
にすると混合系中アトナー色素は、濃度の高い状態で得
られて有利である。収得したアトナー色素を粉末化し、
あるいは乳化液のまま酸性液系にすればよい。この発明
の作用及効果の若千を説明すると、■酸性度の強い液系
について収得ァトナー色素を安定に均質に分散させるこ
とができる。
■水液の比重調整(例えば糖濃度の調整)の必要がなく
、均質に分散させることができる。■耐塩性である。次
に、この発明の実施の態様を説明する。実施例 50%エチルアルコール水溶液20gにアトナー系色素
ノルビキシン1.0gを添加雌洋させながら、水酸化カ
リウム0.2gを加え均一溶解させ、この系にステァリ
ン酸0.2gの加熱熔融物を添加した。
、均質に分散させることができる。■耐塩性である。次
に、この発明の実施の態様を説明する。実施例 50%エチルアルコール水溶液20gにアトナー系色素
ノルビキシン1.0gを添加雌洋させながら、水酸化カ
リウム0.2gを加え均一溶解させ、この系にステァリ
ン酸0.2gの加熱熔融物を添加した。
20%アラビアガム液80gに上記の液を高速班押ごせ
ながら徐々に加えた後、クエン酸(結晶)10%溶液1
.7gを添加、pH6.8に調整、系は水とノルビキシ
とステァリン酸と一部のアルコールからなる均質系とな
った。
ながら徐々に加えた後、クエン酸(結晶)10%溶液1
.7gを添加、pH6.8に調整、系は水とノルビキシ
とステァリン酸と一部のアルコールからなる均質系とな
った。
この系を酸糖液(グラニュー糖13%、クエン酸0.3
%)(冊2.8)に0.1%添加したが、この系は均質
であった。
%)(冊2.8)に0.1%添加したが、この系は均質
であった。
そして6ケ月間1yoの恒塩で保管したが、沈澱および
リングは生じなかった。(表1、表2、表3参照)。
リングは生じなかった。(表1、表2、表3参照)。
表−1 ステァリン酸量の関係
表−2 アラビアガム液量の関係
表−3 アルカリ量の関係
◎・…・・酸糖液で6ヶ月安定 ○・・・・・・酸糖液
で3ヶ月安定△,.・..・酸糖液で1ヶ月安定 ×
・・・・・・分雛まえは沈澱を生じた。
で3ヶ月安定△,.・..・酸糖液で1ヶ月安定 ×
・・・・・・分雛まえは沈澱を生じた。
Claims (1)
- 1 粉状ないし結晶状アナトー色素をpH8以上の水溶
液または1価アルコール水溶液に溶解ないし分散させ、
これに流動状の脂肪酸をアトナー色素量の5〜100%
量徐々に添加し、均質にし、ついでこの系をpH6〜7
に調整することを特徴とするアトナー色素への耐酸性付
与法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19162881A JPS6036226B2 (ja) | 1981-11-28 | 1981-11-28 | アナト−色素への耐酸性付与法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19162881A JPS6036226B2 (ja) | 1981-11-28 | 1981-11-28 | アナト−色素への耐酸性付与法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5891768A JPS5891768A (ja) | 1983-05-31 |
JPS6036226B2 true JPS6036226B2 (ja) | 1985-08-19 |
Family
ID=16277802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19162881A Expired JPS6036226B2 (ja) | 1981-11-28 | 1981-11-28 | アナト−色素への耐酸性付与法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6036226B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5053240A (en) * | 1989-10-24 | 1991-10-01 | Kalamazoo Holdings, Inc. | Norbixin adducts with water-soluble or water-dispersible proteins or branched-chain or cyclic polysaccharides |
JP2007277471A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-10-25 | Taisho Technos Co Ltd | アナトー色素製剤 |
CN105517575B (zh) * | 2013-09-25 | 2018-03-09 | 格力高营养食品株式会社 | 脂溶性物质的乳化性制剂 |
-
1981
- 1981-11-28 JP JP19162881A patent/JPS6036226B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5891768A (ja) | 1983-05-31 |
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