JPS6036204B2 - プロピレン−エチレンブロツク共重合体の製造方法 - Google Patents

プロピレン−エチレンブロツク共重合体の製造方法

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JPS6036204B2
JPS6036204B2 JP3466081A JP3466081A JPS6036204B2 JP S6036204 B2 JPS6036204 B2 JP S6036204B2 JP 3466081 A JP3466081 A JP 3466081A JP 3466081 A JP3466081 A JP 3466081A JP S6036204 B2 JPS6036204 B2 JP S6036204B2
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propylene
slurry
ethylene
catalyst
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一郎 藤隠
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐衝撃性、剛性等の物性の間で良好なバランス
を有するプロピレンーェチレンブロック共重合体の製造
方法に関する。
チーグラー及びナツタらによる立体規則性触媒の発明以
来結晶性ポリオレフィンはすぐれた剛性、耐熱性を有し
、又その成形品が軽量であることなどすぐれた性質を有
する汎用樹脂として近来その生産量は世界的に増大して
いる。
しかしながら結晶性ポリプロピレンでは低温で脆いとい
う欠点を有するため低温で耐衝撃性を要求される用途に
は使用し‘こくい。この欠点を改良する方法については
すでに多くの研究、開発がなされ、種々の改良法が提案
されている。中でも工業的に有用な方法としてポリプロ
ピレンと他のオレフィン、特にエチレンをブロック共重
合する方法が例えば特公昭38一14834、特公昭3
9−1836、特公昭39−15535などで提案され
ている。しかしながらこれらの方法で製造されたブロッ
ク共重合体は結晶性ポリプロピレンと比較して成形加工
品の剛性、透明性が低く、衝撃或は折りまげにより変形
させると変形部が白化するなどの欠点を有する。これら
の問題に対して3段階に分けてブ。ック共重合を行う方
法が特公昭44−20621、特公昭49−24593
などで提案され、得られるブロック共重合体の物性は非
常に優れたものである。一方プロピレンーェチレンフロ
ック共車′合体の単位時間当り、重合槽の単位容積当り
の生産性を高め、及びなるべく均一な物性をもつ製品を
大量に得るために連続的に生産する方法が望まれる。
しかしながら回分的には物性間のバランスの優れたプロ
ピレンーェチレンブロック共重合体を与える方法であっ
ても、それを連続的方法に実施するには多くの問題があ
る。連続方法において適当な物性を有するブロック共重
合体を得るため、エチレン/プロピレンの反応比の異る
重合段階をいくつか設ける場合が多く、従ってその段階
の数に応じた重合槽を準備する必要がある。また多槽の
重合槽を直列に連結し、連続して重合を行なう場合、完
全混合槽を備えた重合槽では各重合槽によって触媒の滞
留時間がことなり従って触媒当りの重合量に分布が生ず
るため回分法と連続法ではその生成重合体の物性が大き
く異なり、一般には回分法に比較して連続法は特に耐衝
撃性の低下が見られる。これらの問題の解決方法の一つ
としてブロピレン単独、或いはプロピレンリッチのエチ
レン/プロピレンの重合が全軍合量の大部分を占めるエ
チレンープロピレンフロック共重合体の製造方法におい
て上記プロピレン単独或いはプロピレンリッチのエチレ
ン/プロピレンの重合段階を連続で行い、次にエチレン
ノプロピレンの反応比をかえながらいくつかの重合段階
を回分的に行う方法が考えられ、この方法を採用するこ
とによって比較的少数の重合槽を用いて物性のバランス
の優れたブロック共重合体を得ることができる。
しかしながら、連続重合段階から回分重合段階、又回分
重合段階から脱活工程へスラリーを移送する間、さらに
水素濃度等を調整する間予定していない制御不可能な重
合がおこり、従って得られるポリマーの物性のバランス
が悪化する。連続重合段階から回分量合段階へのスラリ
−の移送、更に回分重合段階から触媒の脱活工程へのス
ラリーの移送を、容量の大きいポンプあるいは圧力差を
利用して短時間に行ったり、又水素濃度の調整もパージ
量を大きくするなどの方法をとることにより、予定して
いない制御不可能な重合をかなり減少させることができ
る。しかしながら連続重合槽からスラリーの急激な排出
は連続重合を行っている重合槽のレベルを急激に変化さ
せることにあり連続重合の温度の制御とか、生成するポ
リマーの分子量の制御が困難になるなどの問題が生ずる
。さらにポンプでスラリ−の移送を行なう場合にはポン
プの能力が大きいものが必要となり設備費が大きくなる
。回分重合段階から触媒の脱活工程へのスラリ−の移送
を短時間に行う場合、回分重合への影響は小さいものの
、上記したような設備費用の増大をまねくだけでなく、
脱活槽のスラリー量が大きく変化するため脱活槽の温度
コントロール及びスラリーからの製品の取出し操作が困
難となる。本発明の目的は耐衝撃性と高い剛性等すぐれ
た物性のバランスを有するプロピレンーヱチレンフロッ
ク共重合体を重合時の制御の困難を伴なうことなく製造
すること、及び回分的重合の場合に比較して得られるポ
リマーの物性を実質的に低下させることなく重合槽単位
容積当り、単位時間当りの生産性を高めることにある。
本発明は、立体規則性触媒を用いて2檀以上の重合槽を
連結した多段階重合に際しエチレンノプロピレンの反応
比が6/94重量%以下の重合を連続式で行い、エチレ
ン/プロピレンの反応比が15/85〜95′5重量%
の重合を回分的に行うことによりプロピレンーェチレン
フロック共重合体を製造する方法において回分重合を行
う重合槽にスラリーを移送すると同時又は移送する前に
該スラリーに触媒活性低下剤を加えて該低下剤を加えな
い場合の触媒活性の2′3以下に低下させ、又回分重合
槽での重合反応が終了すると同時に触媒憤慨氏下剤を加
えることにより、触媒活性を1/2以下に低下させるこ
とによりプロピレンーェチレンブロック共重合体を与え
る方法に関する。
本発明に使用する立体規則性触媒は、一般にプロピレン
の立体規則性重合に用いられる触媒であればよく特に制
限はないが、(.イー少なくともMg,Ti,CIの3
種の元素を含有する固体触媒と(口}有機アルミニウム
化合物からなる触媒が好ましい。
少なくともMg,Ti,CIの3種の元素を含有する固
体触媒は種々の方法で、例えば本発明者の一部がすでに
侍開昭54一103494、特開昭54一116079
、特開昭55一102606等で提案しているような方
法で得られる。具体的にはハロゲン化マグネシウム(た
とえば無水のMgC12)と種々の有機化合物、例えば
芳香族オルソカルボン酸ェステル、アルコキシケィ素と
ハロゲン化炭化水素、オルソカルボン酸ェステルとハロ
ゲン化炭化水素、カルボン酸ェステルとAIC13との
錨体とアルコールを英粉砕したものをハロゲン化チタン
で熱処理することにより固体触媒を得ることができる。
或いは不活性溶媒に可客な有機マグネシウム化合物を種
種のハロゲン化剤と反応させることにより不活性溶媒に
不溶な、Mg及びCIを含有する固体迄体を合成し、さ
らに電子供与性化合物、ハロゲン化チタンで処理するこ
とによっても得られる。触媒の1成分である‘ロー有機
アルミニウム化合物としては、一般式AIRmX3‐m
(式中:Rは炭素数1〜12の炭化水素残基、Xはハロ
ゲン原子、かつIsmミ3)で表わされる有機アルミニ
ウム化合物が好ましく用いられる。
C−0又はC−N結合を少なくとも1つ有する化合物を
併用することにより、得られるポリマーの立体規則性を
高め物性のバランスをよくすることができる。C−○又
はC−N結合を少なくとも1つ有する化合物としては、
エステル、エ−テル、オルソエステル、アルコキシケィ
素アミン、アミド、リン酸ェステル等が用いられより具
体的には、安息香酸エチル、トルトル酸メチル、オルソ
安息香酸メチル、テトラエトキシシラン、フエニルトリ
エトキシシラン、ジブチルエーテル、トリエチルアミン
、ジエチルァニリン、リン酸トリェチル等が好ましく用
いられる。本発明で用いる触媒を構成する各成分の使用
割合は任意であり、又その適当な範囲は用いる化合物に
よって異なるが、一般には、固体触媒中のTilモルに
対して有機アルミニウム化合物は0.1〜500モルで
ありC−○又はC−N結合を少なくとも1つ有する化合
物は0〜250モルの範囲である。本発明の方法におい
て1糟以上を連結した重合槽を用いてエチレンノプロピ
レンの反応比が6/94重量%以下の重合槽の80%以
上を連続で行い、エチレン/プロピレンの反応比が15
′85〜95/5重量%の重合の90%以上を回分的に
行うことによりエチレンープロピレンフロック共重合体
が製造される。
エチレン/プロピレンの反応比が6′94重量%以下の
重合にはプロピレン単独で重合することも、ちろん含ま
れる。該反応比での重合は不活性溶媒に存在下又は不活
性溶媒が実質的に存在しないプロピレン自身を溶媒とす
る塊状重合、又は液状の重合溶媒が実質的に存在しない
気相重合で行なうこともできる。エチレン/プロピレン
の反応比が6/94重量%以下の場合は、エチレンープ
ロピレンフロック共重合体の耐衝撃性と剛性をバランス
よく保つために必要であり、特にこの反応比での重合が
全重合の60〜95重量%であることがェチレンープロ
ピレンブロック共重合体の剛性を高くするために好まし
い。上記反応比での重合温度は、触媒系によって異なり
、一般には40〜6000、特に60〜80ooが好ま
しい。生産性を高めるため上記反応比での重合はできる
かぎり連続で行うことが好ましい。次にエチレン/プロ
ピレンの反応比が15′85〜95′5重量%の重合段
階は、耐衝撃性の優れたブロピレンーェチレンブロック
共重合体を得るためには必須の工程であり、その重合は
不活性溶媒の存在下又は不活性溶媒が実質的に存在しな
いプロピレン自身を溶媒する塊状重合又は液状の重合溶
媒が実質的に存在しない気相重合で行うこともできる。
上記重合温度は触媒系及びエチレン/プロピレンの反応
比等により異なるが一般には30〜70℃、特に40〜
6000が好ましい。本発明の方法において回分量合を
行なう重合槽にスラリーを移送すると同時又は移送する
前に該スラリーに触媒活性低下剤を加えて該低下剤を加
えない場合の触媒活性の2/3以下に低下させ、又回分
重合槽での重合反応が終了すると同時に触媒活性低下剤
を加えることにより触媒活性を1/2以下に低下させる
連続重合工程から回分量合工程へ、又回分重合工程から
脱活工程へスラリーを移送する間、さらに気相の水素濃
度等を調整する間に予定しない制御不可能な重合が行な
われるため得られるポリマーの物性のバランスが非常に
悪化する。
そこで上記の予定しない制御不可能な重合量をなるべく
減少させるため回分重合槽にスラリーを移送させるとき
又はその前に回分重合槽に活性低下剤を添加して重合槽
にある触媒の活性低下させる。活性の低下割合は、回分
重合を行なう時間及び重合量によって適当な範囲は決定
されるが、2/3〜1/4に低下させるのが一般的であ
る。2′3をこえると制御不可能な重合槽量の減少効果
はほとんど期待できず、一方1/4より低くなれば回分
重合の時間が長くなり連続重合と回分重合を組み合せる
ことにより生産性を高める効果が減少する。
又回分重合終了後触媒活性低下剤を加えて該低下剤を加
えない前の活性1/2以下に低下させる。共重合終了後
スラリ−を排出し、簡単な洗浄を行った後に残留する活
性低下剤の量が、回分重合槽へスラリ−を受け入れる際
に所望の活性低下以上に低下させない如き量であればよ
い。か)る活性低下剤としては触媒活性を低下させるも
のであればよく、種々の有機化合物AIC13,SIC
14の如き無機化合物が用いられるが、好ましくは生成
ポリマーの立体規則性を大きく低下させずに、活性を低
下させるものが好ましい。
たとえば、前述の触媒の好ましい1成分として用いられ
るC−○又はC−N結合を少なくとも1つ有する化合物
が示される。具体的な化合物は前述したとおりである。
本発明の方法を用いることにより、耐衝撃性と剛性のバ
ランスの優れたプロピレンーェチレンブロック共重合体
を制御した条件で効率よく与えることができ工業的に非
常に有意義である。
以下に実施例により本発明をさらに詳しく毅明する。
なお実施例及び比較例においてメルトロフローィンデッ
クス(以下MIと略記) AS
TMD1238曲げ剛性度 ASTMD
747−63アイゾツト(ノツチ付) ASTMD2
56−56デュポン JISK
6718に基づいてMIは230oo、荷重2.16k
9の条件で、曲げ剛性度は2000の条件で、またアイ
ゾツト及びデュポン衝撃強度は20oo及び−1000
の条件でそれぞれ測定した。
極限粘度数(以下刀と略記)は135℃、テトラリン溶
液で測定した。アィソタクティックィンデックス(以下
11と略記)は沸騰n−へブタン抽出残(%)として算
出され全ポリマーた。
実施例 1 ‘i} 固体触媒成分の調整 直径12肋の鋼球9k9の入った内容積4その粉砕用ポ
ットを4個装備した振動ミルを用意する。
各ポットに窒素雰囲気中で塩化マグネシウム300夕、
テトラエトキシシラン60M、Q,Q,Q−トリクロロ
トルエン45の‘を加え4餌時間粉砕した。内容積50
そのオートクレープに上記粉砕物3k9、四塩化チタン
20そを加え8000で2時間損拝した後デカンテーシ
ョンによって上燈液を除き、次にn−へブタン35夕を
加え8000で15分間櫨拝ののちデカンテーションで
上燈液を除く洗浄操作を7回繰り返した後、さらにn−
へブタン20夕を追加して固体触媒スラリ−とした。固
体触媒スラリーの一部をサンプリングしnーヘプタンを
蒸発させ分析したところ固体触媒中に1.4重量%のT
iを含有していた。‘ii}重合第1図に示した重合装
置を用いて重合が行われる。
充分に乾燥し窒素で置換した内容積50そのオートクレ
ープにn−へブタン30夕、上記固体触媒50夕、ジヱ
チルアルミニウムクロラィド240の‘、pートルィル
酸メチル140叫を入れ25q0で灘拝した。
この混合物を触媒スラリ−混合物とする。充分に乾燥し
窒素で置換し、さらにプロピレンガスで置換した内容積
30そのオートクレープA及びBを直列に連結し、内容
積20そのオートクレープCI及び2をオートクレープ
Bの次に並列に連結する。内容積300そのオートクレ
ープDをオートクレープC,とC2に対して直列に連結
する。オートクレープA及びBにプロピレン60k9を
装入する。上記触媒スラリー混合物を固体触媒として1
夕/hの速度で、又もう一つの有機アルミニウム触媒成
分であるトリエチルアルミニウムを1.5M/hでさら
に液体プロピレンを30k9/hでオートクレープAに
装入する。オ−トクレーブBにはトリエチルアルミニウ
ムを3.0の‘/hの速度でまたオートクレープAから
プロピレンスラリ−を30k9/hで連続的に装入し、
オートクレープBからプロピレンスラリーを30kg/
hで連続的に抜き出しながらオートクレープA及びBの
気相水素濃度を表1に示す量に保つように水素を装入し
7500で重合を行に重合開始後6時間経過し重合が安
定したところで連続重合部でどのようなりと日を持つも
のが得られているかを確かめるためにオートクレープB
から小量のスラリーを抜き出しパウダーの物性を測定し
た。その結果を表2の連続重合最終パウダ一の項に記し
た。次にオートクレープBの下部から連続的に抜き出し
ているスラリー及び0.8の‘/3仇舷の速度で、p−
トルィル酸メチルを同時にオ−トクレーブC,に装入し
これにより活性は約2/5となる。30分間スラリーを
C,に受け入れた後、オートクレープBからのスラリー
及びp−トルィル酸メチルの移送先をオートクレープC
2に変更した。
C,ではスラリーを受け入れると同時に気相部をパージ
しながら液状のプロピレン5k9を庄入し、内温を50
qoにすると同時に水素濃度を0.乳ol%とした。さ
らにエチレン及び水素を装入し気相部の水素濃度を0.
6びol%、エチレンの濃度を35.0モル%とし、1
2分間5000で重合し、さらにエチレンを追加して水
素濃度0.55vol%、エチレン濃度40.0モル%
で2.5分間重合した。ついでpートルィル酸メチルを
2.0の【装入して活性を約1/3に低下させた後、あ
らかじめ液状のプロピレン10k9、イソプロパノール
50叫を入れたオートクレープDに7分間で圧送した。
オートクレープCIは液状のプロピレンで内部を洗浄し
、洗浄したプロピレンもオートクレープDに送った。オ
ートクレープCIは約3k9/地−ゲージで次のスラリ
ー受け入れに備えた。一方オートクレープDには、ィソ
プロパノールを1の‘/hで装入しながらその下部から
スラリ−をフラッシュタンクEに移送し、さらにホツパ
ーFを経てパウダーとして取り出した。オートクレープ
Dからの排出は約40k9/hの連続排出とし、次にオ
ートクレープC2からスラリ−を受け入れる時オートク
レープDにはスラリーが約10k9残っているようにし
た。オートクレープC2ではオートクレープBからのス
ラリー及びp−トルィル酸メチルを30分間受け入れた
後、CIと同様に共重合操作を行なった。すなわち、最
初の3び分間(0→3び分)はB→C,にスラリーの移
送が行なわれる。続く30分間(3び分→1時間)はス
ラリ−の移送がB→C2に切換えられ、平行してC,で
はその間スラリーを受け入れたり排出することなく回分
式の重合反応が行なわれた後反応生成物がC,→Dに排
出される。そして次の30分間(1時間→1時間30分
)には再びスラリーの移送がB→C,に切換えられ、平
行してC2ではその間スラリーを受け入れたり排出する
ことなく回分式の重合反応が行なわれた後反応生成物が
C2→Dに排出される。以下同様の操作が繰り返される
。そして上記C,のスラリー受け入れからの次のスラリ
ー受け入れまでの1時間を1回分重合として教える(C
2においても同様)。オートクレープC1,C2の操作
を各29回、合計50回の回分重合を行い製品として約
250k9のフ。。ピレンーェチレソブロック共重合体
を得た。以上の操作の間、何ら異常なく運転が可能であ
った。製品中のTi含量より固体触媒当りの重合量を求
めた。得られたブロック共重合体は60℃,10仇松H
gで10時間乾燥し、通常の添加物を加えて造粒し物性
を測定した。結果を表2に示す。参考例 図2に実施例1‘i}で合成した触媒を用い、固体触媒
、ジヱチルアルミニウムクロライド、トリエチルアルミ
ニウムの配合比を一定としpートルィル酸メチルの量比
のみを変更した場合の活性と、pートルィル酸メチルの
使用量の関係を示す。
これより、所望の活性を得るために必要なp−トルィル
酸メチルの添加量が推定できる。実施例 2オートクレ
ープCI及びC2にスラリーを受け入れる際に添加する
p−トルィル酸メチル0.3机【/3物舷をテトラエト
キシシラン1.0M/3仇岬こ変更し、これにより活性
を約2/5に低下させ、かつ、オートクレープCIでの
回分重合が終了後加えるp−トルィル酸メチル2.0の
上を、テトラェトキシシラン2.0の‘に変更して活性
を約1/2に低下させた他は実施例1と同様に重合した
結果を表2に示す。
実施例 3 オートクレープCI及びC2にスラリ‐を受け入れる際
に添加するp−トルィル酸メチル0.3の上/3比駁を
オルソ酢酸メチル0.45の【/30柳に変更して活性
を2/5に低下させ、かつオートクレーフCI及びC2
の回分重合終了後加えるpートルィル酸メチル1の上を
、ジェチレングリコールモノィソプロピルェーテル1叫
に変更して活性を約1/3に低下させた他は実施例1と
同様に重合した。
結果を表2に示す。比較例 1 オートクレープCIにスラリーを受け入れる際、及び、
回分重合終了時に何ら添加剤を加えず又、回分重合の各
段階の時間は表1に示すように変更した他は、実施例1
と同様に重合した。
結果を表2に示す。得られたブ。ック共重合体の剛性が
大幅に低下しており、耐衝撃性は高くなっていない。& 縦 ◇ロ 舷 こ 略 翼 S 雑 ;蓮 鱒斑 鯉量 靴忌 事霊 1 1, 葦電 の鯛 S漢 裏蓋 失
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施する重合装置の一例を示す
。 A,B・・・・・・連続重合用オートクレープ、CI,
C2・・・・・・回分的共重合オートクレープ、D・・
・・・・触煤脱活用オートクレープ、E・・・・・・フ
ラツュタンク、F・・・・・・ホツ/ぐ一第2図はp−
トルィル酸メチル量と活性の関係を示すグラフである。 なお単位は相対値で示される。第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ)少なくともMg,Ti,Clの3種の元素を
    含有する固体触媒と(ロ)有機アルミニウムからなる立
    体規則性触媒を用いて2槽以上の重合槽を連結した多段
    重合に際しエチレン/プロピレンの反応比が6/94重
    量%以下の重合を連続式で行い、エチレン/プロピレン
    の反応比が15/85〜95/5重量%の重合を回分的
    に行うことにより、プロピレン−エチレンブロツク共重
    合体を製造する方法において、回分重合を行う重合槽に
    スラリーを移送すると同時又は移送する前に該スラリー
    に触媒活性低下剤を加えて該低下剤を加えない場合の2
    /3以下に低下させ、又回分重合槽での重合反応が終了
    すると同時に触媒活性低下剤を加えることにより触媒活
    性を1/2以下に低下させることを特徴とするプロピレ
    ン−エチレンブロツク共重合体の製造方法。 2 上記回分重合槽にスラリーを移送するさい及び重合
    終了後に添加される活性低下剤がC−O又はC−N結合
    を少なくとも1つ有する化合物である第1項の方法。
JP3466081A 1981-03-05 1981-03-12 プロピレン−エチレンブロツク共重合体の製造方法 Expired JPS6036204B2 (ja)

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