JPS6035512A - 電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法 - Google Patents
電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法Info
- Publication number
- JPS6035512A JPS6035512A JP14460483A JP14460483A JPS6035512A JP S6035512 A JPS6035512 A JP S6035512A JP 14460483 A JP14460483 A JP 14460483A JP 14460483 A JP14460483 A JP 14460483A JP S6035512 A JPS6035512 A JP S6035512A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum foil
- treatment
- aluminum
- producing aluminum
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法に関する
ものである。
ものである。
従来、アルミ電解コンデンサに用いられるアルミ電極箔
は、アルミ箔をエツチングした後あるいはブレーンのま
ま、純水中に浸漬してボイルし表面に水和酸化物を生成
させそしてこのアルミ箔を硼酸や蓚酸等の溶液に浸漬し
て一定の電圧を印加して所望の厚さの酸化皮膜を生成し
、その後、数１００℃の高温雰囲気中で高温加熱し、さ
らに再化成することにより製造されている。
は、アルミ箔をエツチングした後あるいはブレーンのま
ま、純水中に浸漬してボイルし表面に水和酸化物を生成
させそしてこのアルミ箔を硼酸や蓚酸等の溶液に浸漬し
て一定の電圧を印加して所望の厚さの酸化皮膜を生成し
、その後、数１００℃の高温雰囲気中で高温加熱し、さ
らに再化成することにより製造されている。
ところで、純水ボイルによってアルミ箔表面に生成した
水和酸化物は、その表面が多孔質な羽毛状の皮膜であり
、その後に化成処理を行なっても、この羽毛状の皮膜は
酸化皮膜とならずに酸化皮膜表面に残る。そして、電解
コンデンサとして電解く、そのことが損失の改善や容量
増加を妨げる原因となっていた。
水和酸化物は、その表面が多孔質な羽毛状の皮膜であり
、その後に化成処理を行なっても、この羽毛状の皮膜は
酸化皮膜とならずに酸化皮膜表面に残る。そして、電解
コンデンサとして電解く、そのことが損失の改善や容量
増加を妨げる原因となっていた。
この欠点を改良するために、従来はアニール処理を行な
い、酸化皮膜表面に存在している水和酸化物を除去して
いるが、アニール処理には高８ｉ度が要求され、製造コ
ストが高価になる欠点があり、また、正常な皮膜が損傷
する等の欠点がある。
い、酸化皮膜表面に存在している水和酸化物を除去して
いるが、アニール処理には高８ｉ度が要求され、製造コ
ストが高価になる欠点があり、また、正常な皮膜が損傷
する等の欠点がある。
本発明は、以上の欠点を改良し、損失や容邑特性を向上
し安価な電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法の提供を
目的とするものである。
し安価な電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法の提供を
目的とするものである。
本発明は、上記の目的を達成するために、アルミ箔に化
成処理を行ない酸化皮膜を生成させる電解コンデンサ用
アルミ簡の製造方法において、アルミ箔を純水ボイルす
る第１処１甲と、該第１処理後に前記アルミ的をリン酸
溶液中に３分間以上浸漬する第２処理とを行なうことを
特徴とする電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法を提供
するものである。
成処理を行ない酸化皮膜を生成させる電解コンデンサ用
アルミ簡の製造方法において、アルミ箔を純水ボイルす
る第１処１甲と、該第１処理後に前記アルミ的をリン酸
溶液中に３分間以上浸漬する第２処理とを行なうことを
特徴とする電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法を提供
するものである。
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
先ず、エツチングされた又はプレーンのアルミ箔を純水
中に浸漬してボイルする第１処理を行ない、アルミ箔の
表面に水和酸化物を形成する。
中に浸漬してボイルする第１処理を行ない、アルミ箔の
表面に水和酸化物を形成する。
次に、ボイル後のアルミ箔を硼ＩＩＩ溶液やｉｌ鍍溶液
中に浸漬し電圧を印加して化成処理を行ない、所定の厚
さの酸化皮膜を形成する。
中に浸漬し電圧を印加して化成処理を行ない、所定の厚
さの酸化皮膜を形成する。
化成後、アルミ的を任意のｍ度のリン酸溶液中に少なく
とも３分間以上浸漬して、表面の羽毛状の皮膜を溶解除
去する。
とも３分間以上浸漬して、表面の羽毛状の皮膜を溶解除
去する。
リン酸溶液に浸漬後、アルミ的を再び硼酸等の溶液中に
浸漬して化成処理を行ない、第２処理により損傷した酸
化皮膜を修復１°る。
浸漬して化成処理を行ない、第２処理により損傷した酸
化皮膜を修復１°る。
すなわち、表面に水和酸化物の形成されたアルミ箔をリ
ンＩＩＩ溶液中に浸漬することにより、損失低下や容量
増加の妨げとなっていた羽毛状の皮膜を除去できるので
、損失や容量を改善しつる。また、アニール処理に比べ
てコストがはるかに安く、アニール処理を必要としない
かあるいはその処理時間や処理回数を著しく減少できる
ので、ＩＦｉｌ造コストコストになる。
ンＩＩＩ溶液中に浸漬することにより、損失低下や容量
増加の妨げとなっていた羽毛状の皮膜を除去できるので
、損失や容量を改善しつる。また、アニール処理に比べ
てコストがはるかに安く、アニール処理を必要としない
かあるいはその処理時間や処理回数を著しく減少できる
ので、ＩＦｉｌ造コストコストになる。
なお、リン酸溶液浸漬時間を３分間以上としたのは、こ
れより短いと、羽毛状の皮膜が完全には溶解されず、十
分な容量が得られない。例えば、エツチングしたアルミ
箔を９５℃以上の純水中でボイルし、次にＷＡ酸アンモ
ニウム溶液中で１５０■、３００Ｖ、４５０Ｖ及び５０
０■の電圧を順次印加して化成する。そしてこの化成し
たアルミ箔を温度６０℃のリン酸溶液中に浸漬する。リ
ン酸溶液の濃度は、Ａ・・・０．３規定、Ｂ・・・０．
５規定、Ｃ・・・０．８規定、及びＤ・・・１．０規定
及びＥ・・・２．０Ｍ定の５８１１とする。次に、アル
ミ箔を化成と同じ溶液中に浸漬して電圧を５００Ｖで再
化成し、さらにアニール処理する。このようにして処理
したアルミ的について、リン酸溶液中の浸漬時間に対す
る容爪増加率を測定したところ図に示す通りの結果が得
られた。すなわち、リン１ｌｌＷ３液の濃度によらず、
処理時間が３分間以上となると、容ａｔｍ加率は変化が
小さくなり、はぼ飽和状態となり、羽毛状の皮膜がほぼ
完全に除去された状態となっていると思われる。
れより短いと、羽毛状の皮膜が完全には溶解されず、十
分な容量が得られない。例えば、エツチングしたアルミ
箔を９５℃以上の純水中でボイルし、次にＷＡ酸アンモ
ニウム溶液中で１５０■、３００Ｖ、４５０Ｖ及び５０
０■の電圧を順次印加して化成する。そしてこの化成し
たアルミ箔を温度６０℃のリン酸溶液中に浸漬する。リ
ン酸溶液の濃度は、Ａ・・・０．３規定、Ｂ・・・０．
５規定、Ｃ・・・０．８規定、及びＤ・・・１．０規定
及びＥ・・・２．０Ｍ定の５８１１とする。次に、アル
ミ箔を化成と同じ溶液中に浸漬して電圧を５００Ｖで再
化成し、さらにアニール処理する。このようにして処理
したアルミ的について、リン酸溶液中の浸漬時間に対す
る容爪増加率を測定したところ図に示す通りの結果が得
られた。すなわち、リン１ｌｌＷ３液の濃度によらず、
処理時間が３分間以上となると、容ａｔｍ加率は変化が
小さくなり、はぼ飽和状態となり、羽毛状の皮膜がほぼ
完全に除去された状態となっていると思われる。
以上の通り、本発明によれば、酸化皮膜の表面の羽毛状
の皮膜を除去できるので、損失を低下できかつ容量を増
加でき、また、製造コストを安価にしうる電解コンデン
サ用アルミ箔の製造方法が得られる。
の皮膜を除去できるので、損失を低下できかつ容量を増
加でき、また、製造コストを安価にしうる電解コンデン
サ用アルミ箔の製造方法が得られる。
図はアルミ箔のリン酸溶液浸漬＆ｉ）間に対プ゛る容量
増加率の変化のグラフを示す。 特許出願人 日立コンデンサ株式会社 手続補正自（自発） 昭和５８年８月８日付出願の特許願（２）２、発明の名
称 電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法 ３、補正をする者 ４、補正の対象 明１書の発明の詳細な説明の欄 ５、補正の内容 （１）明細書の第１ページ第１９行目「蓚酸」を「アジ
ピン酸」と補正する。
増加率の変化のグラフを示す。 特許出願人 日立コンデンサ株式会社 手続補正自（自発） 昭和５８年８月８日付出願の特許願（２）２、発明の名
称 電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法 ３、補正をする者 ４、補正の対象 明１書の発明の詳細な説明の欄 ５、補正の内容 （１）明細書の第１ページ第１９行目「蓚酸」を「アジ
ピン酸」と補正する。
Claims (1)
- （１） アルミ箔に化成処理を行ない酸化皮膜を形成す
る電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法において、アル
ミ箔を純水ボイルする第１処理と、該第１処理後に前記
アルミ箔をリン酸溶液中に３分間以上浸漬する第２処理
とを行なうことを特徴とする電解コンデンサ用アルミ的
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14460483A JPS6035512A (ja) | 1983-08-08 | 1983-08-08 | 電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14460483A JPS6035512A (ja) | 1983-08-08 | 1983-08-08 | 電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6035512A true JPS6035512A (ja) | 1985-02-23 |
Family
ID=15365889
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14460483A Pending JPS6035512A (ja) | 1983-08-08 | 1983-08-08 | 電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6035512A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11626257B2 (en) | 2017-07-28 | 2023-04-11 | Nippon Light Metal Company, Ltd. | Electrode for aluminum electrolytic capacitor and method for manufacturing same |
-
1983
- 1983-08-08 JP JP14460483A patent/JPS6035512A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11626257B2 (en) | 2017-07-28 | 2023-04-11 | Nippon Light Metal Company, Ltd. | Electrode for aluminum electrolytic capacitor and method for manufacturing same |
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