JPS6035443B2 - 溶融紡糸方法 - Google Patents

溶融紡糸方法

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JPS6035443B2
JPS6035443B2 JP2819479A JP2819479A JPS6035443B2 JP S6035443 B2 JPS6035443 B2 JP S6035443B2 JP 2819479 A JP2819479 A JP 2819479A JP 2819479 A JP2819479 A JP 2819479A JP S6035443 B2 JPS6035443 B2 JP S6035443B2
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JP
Japan
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cooling gas
yarn
blown
spinning
blowing surface
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Expired
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JP2819479A
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JPS55122008A (en
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昭博 大場
宏行 長井
克比古 村瀬
巧 島津
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は単糸級度2〜35デニールの合成繊維を横吹き
紙糸筒を用いて2500m/分以上の引取速度で熔融紙
糸する方法に関するものである。
溶融紙出糸条の冷却手段としては、従来から、紙出糸条
の一側面から冷却気体を吹き出させ、紙出糸条にほぼ直
交して冷却気体を吹きつけた後、冷却気体吹出面に対向
する反対側の面から、気体を排出させるいわゆる横吹き
織糸筒と、紡出糸条の周囲全域から冷却気体を吹きつけ
る円筒織糸筒の2種類が広く用いられている。
このうち、前者の横吹き織糸筒は、冷却気体吹出面に対
向する反対側の面が開放されていて作業性が良いため、
単糸数が比較的少ない衣料用マルチフィラメントの熔融
紡糸によく用いられている。かかる横吹き紙糸筒を用い
て溶融級糸を行なう場合、引取速度が2500肌/分以
上となると、冷却気体の乱れによって紙出糸条に糸ゆれ
や単糸切れが多発して断糸に発展し、安定した紡糸が行
なえず、更には級度斑、物性斑が生じ良好な品質の糸条
が得られないという問題に遭遇した。
本発明者は、かかる問題点を解決すべく鋭意検討を重ね
た結果、冷却気体の吹出速度を少なくすることによって
、冷却気体吹出面に対向した面から外気を紡糸筒内へ吸
引導入すると共に、冷却気体吹出面及び外気吸引面に整
流装置を設ければよいことを見出し本発明に到達した。
即ち、本発明は、単糸織度2〜35デニールの合成繊維
を、横吹き級糸筒を用いて2500の/分以上の引取速
度で溶融織糸するに際し、該横吹き紡糸筒の冷却気体吹
出面及び該吹出面に対向した面に気体整流装置を設け、
該吹出面から紙出糸条に向って冷却気体を吹き出させる
と共に吹出面に対向した面からも外気を整流して紙糸筒
内へ吸引導入せしめて紙出糸条を冷却することを特徴と
する溶融紡糸方法である。以下、本発明を図面により詳
細に説明する。
第1図は、本発明で用いる横吹き縁糸筒の一例を示す縦
断面図である。図において、1は口金、2は冷却チャン
バー、3は冷却気体吹出面Bに設けたフィルター、4は
同じ〈吹出面Bに設けた整流装置、5は冷却気体吹出面
Bに対向した面Sに設けた整流装置である。
単糸織度が2〜35デニールとなるように口金1から吐
出された糸条Yは、冷却チャンバ−2、冷却気体吹出面
Bに設けられたフィルター3、整流装置4を経て沢過、
整流された級糸筒内へ吹き込まれた冷却気体によって冷
却される。
同時に、冷却気体吹出面Bに対向した面Sからは、整流
装置5を経て紡糸筒内へ外気が吸引、導入され、その整
流された外気によっても冷却される。ここで特に重要な
のは、冷却気体吹出面Bに対向した面Sからは、外気が
吸引されるような冷却条件を採用することである。対向
面Sから外気を吸引させるには、冷却気体吹出速度を通
常用いられている吹出速度よりも4・さくし、高速で走
行する糸条による吸引効果を働かせるようにすればよい
。冷却気体吹出速度を30cm/秒を超え、55弧/秒
以下、特に好ましくは35〜50cm/秒とすることに
よって対向面Sから外気を吸引させることができる。・
冷却気体吹出速度が大きくなりすぎると、吹出面Bから
綾糸筒内へ吹き込まれた冷却気体が対向面Sから排出さ
れるようになり、外気の吸引、導入が行なわれなくなる
ため、紙出糸条の糸切れ、断糸、織度斑、物性斑が発生
する。紡出糸条の一方から冷却気体を吹きつけ、その対
向面から外気を吸引導入することによって、吹きつけ冷
却気体と吸引気体とがバランスし、はじめて安定な級糸
が行なえ均一な糸条が得られるのである。本発明におい
ては、更に、冷却気体吹出面B及び該吹出面に対向した
面Sの両方に整流装置4,5を設け吹きつけ冷却気体及
び吸引外気を整流して紡出糸条Yに作用させることが必
要である。
整流装置としては、第2図に示すような整流板からなる
装置、ハネカム構造体装簿等の気体整流作用を有する装
置が用いられる。第2図は、本発明において用いられる
整流装置の一例を示す斜視図であり、側板6,7に所定
間隔で略水平方向に整流板8,9,10,11,・・・
…を多段に設けたものであり、気体はこの整流板の間を
通過することによって整流される。整流装置は、冷却気
体吹出面B及び対向面Sの全長にわたって設けるのが好
ましいが、上半分のみ又は下半分のみに設けても相当の
効果が得られる。本発明方法は、ポリエステル繊維、ポ
リアミド繊維等の如き溶融紡糸による合成繊維の製造に
任意に適用でき、なかでもポリエステル繊維の製造に適
用するときは特に顕著な効果が得られる。
以上、説明したように、本発明方法によれば、単糸織度
2〜35デニールの合成繊維を2500の/分以上の高
速度で溶融紙糸する場合に、紡出糸条に単糸切れや断糸
が発生することなく安定な紡糸が可能となり、織度斑、
物性斑が少ない良好な品質の糸条を得ることができる。
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。
実施例 1〜4、比較例 1〜33500の0−ク。
ロフヱノール溶液で測定した極限粘度〔り〕0.64の
ポリエチレンテレフタレート(酸化チタン0.丸重量%
含有)を孔径0.3比舷の孔を3針固有する綾糸口金か
ら298℃の温度で吐出量29.2夕/分にて押し出し
、第1図に示した整流装置付横吹き紡糸筒で冷却気体吹
出速度を種々変更して冷却し3500の/分の引取速度
で引き取ってワインダーに巻き取った。冷却気体吹出面
は口金下90肌の位置から1000肋までの間に延在し
、整流装置をその全長にわたって設けた。整流装置は、
第2図に示した整流板を多段に設けた装置を用い、整流
板間隔を約5仇舷とした。比較のためにS面のみに整流
装置を設けた横吹き約糸筒又は整流装置を除いた従来の
藤吹き級糸筒を用いる以外は実施例4と同一条件にして
抜糸を行った。
鉄糸工程中における断糸率(5k9捲200本中の断糸
率)、及び織度斑(U%)を測定し、次表に示した。
尚、実施例1〜4、比較例2〜3では冷却気体吹出面に
対向した面から外気が吸引されるが、比較例1では、冷
却気体吹出面に対向した面からの の0 はれなわれ
なかつこ表からも明らかなように、本発明方法によれば
、断糸がほとんど発生せず級糸調子が安定し、斑の少な
い良好な品質の糸条が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で用いる横吹き紡糸筒の一例を示す縦断
面図、第2図は第1図の整流装置の斜視図である。 Yは紡出糸条、Bは冷却気体吹出面、Sは冷却気体吹出
面に対向した面、4,5は整流装置、8,9,10,1
1は整流板を示す。 究丁図 オ2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 単糸繊度2〜35デニールの熱可塑性合成繊維を横
    吹き紡糸筒を用いて2500m/分以上の引取速度で溶
    融紡糸するに際し、該横吹き紡糸筒の冷却気体吹出面及
    び該吹出面に対向した面に気体整流装置を設け、該吹出
    面から紡出糸条に向つて冷却気体を吹き出させると共に
    吹き出面に対向した面からも外気を整流して紡糸筒内へ
    吸引導入せしめて紡出糸条を冷却することを特徴とする
    溶融紡糸方法。 2 冷却気体吹出面からの冷却気体吹出速度が30cm
    /秒を超え55cm/秒以下である特許請求の範囲第1
    項記載の溶融紡糸方法。
JP2819479A 1979-03-13 1979-03-13 溶融紡糸方法 Expired JPS6035443B2 (ja)

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JPS55122008A JPS55122008A (en) 1980-09-19
JPS6035443B2 true JPS6035443B2 (ja) 1985-08-14

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