JPS6035401B2 - Al↓−Fe系合金粉末およびその製造法 - Google Patents
Al↓−Fe系合金粉末およびその製造法Info
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- JPS6035401B2 JPS6035401B2 JP3792778A JP3792778A JPS6035401B2 JP S6035401 B2 JPS6035401 B2 JP S6035401B2 JP 3792778 A JP3792778 A JP 3792778A JP 3792778 A JP3792778 A JP 3792778A JP S6035401 B2 JPS6035401 B2 JP S6035401B2
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- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
- Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、粉末冶金用原料あるいはアルミのテルミツ
ト反応用原料等に使用されるN−Fe系合金粉末の製造
に係り、よりくわしくは合金塊の自然崩壊によるAI−
Fe系合金粉末の製造方法に関する。
ト反応用原料等に使用されるN−Fe系合金粉末の製造
に係り、よりくわしくは合金塊の自然崩壊によるAI−
Fe系合金粉末の製造方法に関する。
金属粉末を得る方法としては、金属落陽を加圧流体で吹
飛ばすか、もしくは噴出ノズルから高圧で頃霧させるい
わゆる贋霧法や、金属箔等をスタンプルミルあるいはボ
ールミル等の機械的粉砕手段により粉砕する粉砕法が一
般に採用されているが、前者の噴霧法においては金属溶
湯の粘度と頃霧条件とを適正に設定しなければならず、
このため条件設定に困難を伴うことが多く、かつまた製
造装置自体が高価であると共に製造装置の維持費も嵩む
問題がある。
飛ばすか、もしくは噴出ノズルから高圧で頃霧させるい
わゆる贋霧法や、金属箔等をスタンプルミルあるいはボ
ールミル等の機械的粉砕手段により粉砕する粉砕法が一
般に採用されているが、前者の噴霧法においては金属溶
湯の粘度と頃霧条件とを適正に設定しなければならず、
このため条件設定に困難を伴うことが多く、かつまた製
造装置自体が高価であると共に製造装置の維持費も嵩む
問題がある。
一方後者の機械的粉砕法においては、大きな粉砕ェネル
ギを要すると共に、金属、合金の物理的性質によって粉
砕の適否があり、特にAI−Fe系合金の如く比較的硬
度が高い合金では粉砕が極めて困難となる等の問題があ
る。ところでAI−Fe系合金については、既に金属学
会誌第29登第11号732〜735頁に報告されてい
るように、Fe50%附近の組成の合金において炭素を
ある程度含有する場合、大気中に合金塊を放置すれば自
然崩壊して粉末となる現象すなわち自己崩壊現象を呈す
ることが知られており、またFe35%以上のAI−F
e−Si合金またはAI−Fe合金において炭素および
リン適当量含有することによって自己崩壊が効果的に促
進されることが特公昭51一40853号に開示されて
いる。
ギを要すると共に、金属、合金の物理的性質によって粉
砕の適否があり、特にAI−Fe系合金の如く比較的硬
度が高い合金では粉砕が極めて困難となる等の問題があ
る。ところでAI−Fe系合金については、既に金属学
会誌第29登第11号732〜735頁に報告されてい
るように、Fe50%附近の組成の合金において炭素を
ある程度含有する場合、大気中に合金塊を放置すれば自
然崩壊して粉末となる現象すなわち自己崩壊現象を呈す
ることが知られており、またFe35%以上のAI−F
e−Si合金またはAI−Fe合金において炭素および
リン適当量含有することによって自己崩壊が効果的に促
進されることが特公昭51一40853号に開示されて
いる。
このような自己崩壊現象を利用すれば、粉末化のための
ェネルギを外部から何等供給せずに粉末を得ることがで
き、しかも特別な粉末化のための装置を使用せずに粉末
を得ることができ、したがって粉末製造コストが贋霧法
が機械的粉砕法等に比較して格段に安価となる。しかし
ながら前記各提案の方法はすべてFe濃度が比較的高い
合金についてのものであり、Fe濃度が低いAI−Fe
系合金については従来は自己崩壊性が得られないものと
考えられていた。
ェネルギを外部から何等供給せずに粉末を得ることがで
き、しかも特別な粉末化のための装置を使用せずに粉末
を得ることができ、したがって粉末製造コストが贋霧法
が機械的粉砕法等に比較して格段に安価となる。しかし
ながら前記各提案の方法はすべてFe濃度が比較的高い
合金についてのものであり、Fe濃度が低いAI−Fe
系合金については従来は自己崩壊性が得られないものと
考えられていた。
しかるにこの発明者等力ミFe濃度の低いAI−Fe系
合金について実験・研究を重ねたところ、Fe13〜3
5%未満のAI−Fe系合金でもリン及び/又は炭素を
適当量添加した場合に自己崩壊性が得られることを見出
し、この発明をなすに至ったものである。すなわちこの
発明は、Fe濃度が低いN−Fe系合金の粉末をその合
金塊の自己崩壊によって低コストで得ることを目的とす
るものであり、Fe13.0〜35.0重量%未満、P
O.05〜1.0重量%及び/又はCO.5〜2.の重
量%と残部は不可避的不純物を含む実質的にAIよりな
る組成の合金溶湯を冷却凝固せしめ、得られた合金塊を
室温に放置して自然崩壊により粉末化することを特徴と
するものである。
合金について実験・研究を重ねたところ、Fe13〜3
5%未満のAI−Fe系合金でもリン及び/又は炭素を
適当量添加した場合に自己崩壊性が得られることを見出
し、この発明をなすに至ったものである。すなわちこの
発明は、Fe濃度が低いN−Fe系合金の粉末をその合
金塊の自己崩壊によって低コストで得ることを目的とす
るものであり、Fe13.0〜35.0重量%未満、P
O.05〜1.0重量%及び/又はCO.5〜2.の重
量%と残部は不可避的不純物を含む実質的にAIよりな
る組成の合金溶湯を冷却凝固せしめ、得られた合金塊を
室温に放置して自然崩壊により粉末化することを特徴と
するものである。
そしてこれによって得られるFe13.0〜35.の重
量%未満、残部は不純物としてPl.の重量%以下及び
/又はC2.0重量%以下と、AIよりなる組成のAI
−Fe系合金粉末を特徴とするものである。以下この発
明の方法をより詳細に説明する。
量%未満、残部は不純物としてPl.の重量%以下及び
/又はC2.0重量%以下と、AIよりなる組成のAI
−Fe系合金粉末を特徴とするものである。以下この発
明の方法をより詳細に説明する。
この発明の方法では、先づ前述のごとくFe13.0〜
義鰐鱈鴎雌鮫砦叢鰭珍さきさ実質的にAIよりなる組成
の合金溶湯を溶製する。
義鰐鱈鴎雌鮫砦叢鰭珍さきさ実質的にAIよりなる組成
の合金溶湯を溶製する。
,リン及び/又は炭
熱ま、前述の範囲のAI−Fe系合斜ご自己崩壊簸を発
現させるに不可欠であり、この両者の共存又は何れか一
方を含有せしめることにより自己崩壊が効果的に促進さ
れる。
熱ま、前述の範囲のAI−Fe系合斜ご自己崩壊簸を発
現させるに不可欠であり、この両者の共存又は何れか一
方を含有せしめることにより自己崩壊が効果的に促進さ
れる。
ここでPO.05重量%未満、CO.5重量%未満では
それらを単独又は共存させても自己崩壊性が発現されな
い。またPl.の雲量%、C2.の重量%を越えてこれ
らを増量しても自己崩壊性はもはや増進されず、反面A
I−Fe合金粉末に過剰のP,Cを残存させるためその
特性を劣化させる。したがってPおよびCの含有量は、
それぞれ0.05〜1.0%、0.5〜2.0%に規定
する。なお、Fe13%未満ではPおよびCを単独に添
加または共存させても、実用可能な程度の崩壊速度が得
られない。前述のような組成範囲に溶製したAI−Fe
系合金落陽はこれを冷却凝固させ、得られた合金塊を室
温に放置する。
それらを単独又は共存させても自己崩壊性が発現されな
い。またPl.の雲量%、C2.の重量%を越えてこれ
らを増量しても自己崩壊性はもはや増進されず、反面A
I−Fe合金粉末に過剰のP,Cを残存させるためその
特性を劣化させる。したがってPおよびCの含有量は、
それぞれ0.05〜1.0%、0.5〜2.0%に規定
する。なお、Fe13%未満ではPおよびCを単独に添
加または共存させても、実用可能な程度の崩壊速度が得
られない。前述のような組成範囲に溶製したAI−Fe
系合金落陽はこれを冷却凝固させ、得られた合金塊を室
温に放置する。
斯くす机ま間もなく自然崩壊が始まり、容易にAI−F
e系合金微粉末が得られるb本発明において室温とは、
特に加熱又は冷却手段により調整されていない大気温度
を意味し、従って概ね一20qo〜+35oo程度を指
す。
e系合金微粉末が得られるb本発明において室温とは、
特に加熱又は冷却手段により調整されていない大気温度
を意味し、従って概ね一20qo〜+35oo程度を指
す。
本発明において合金塊を放置する気圏は、特に湿度調整
されていない大気中でよく、また真空・減圧・乾燥空気
、又は乾燥窒素等温分の存在しない気圏においてもほと
んど崩壊効果に差−異のないことが実験によって確めら
れた。本発明のAI−Fe系合金塊及び崩壊粉末をX線
回析した結果、リンはFe2P、Fe3Pとして存在し
ていることが確められたが、これらの化合物は常温、合
湿気圏中で安定である。
されていない大気中でよく、また真空・減圧・乾燥空気
、又は乾燥窒素等温分の存在しない気圏においてもほと
んど崩壊効果に差−異のないことが実験によって確めら
れた。本発明のAI−Fe系合金塊及び崩壊粉末をX線
回析した結果、リンはFe2P、Fe3Pとして存在し
ていることが確められたが、これらの化合物は常温、合
湿気圏中で安定である。
一方崩壊過程において徴量のリン化水素を質量分析装置
によって検出したが、この発生源となる化合物の形態は
明らかではない。しかし後述の実施例、第2表の結果か
らも明らかなように、崩壊前後においてリン含有量の差
異は少なく、従ってリン化水素発生源となる上記化合物
は徴量であることが認められる。本発明において合金塊
の崩壊過程を観察すると、崩壊は合金塊の表面から生起
するのではなく、内部にクラックが発生し、かかるクラ
ックを境界にして大堺からいくつかの小塊に分裂し、つ
いで個々の4・塊内部にクラックが発生して、さらに紬
粒へと分裂してゆく。このような崩壊現象からみると、
崩壊は合金塊表面に露出した風化性(水和、又は酸化反
応等)化合物などによるものではなく、合金塊の内部に
生ずる冶金的内部応力によるものと考えられる。すなわ
ち、N−Fe系合金魂内部に析出する微細なAI,3F
e4,N3Fe2,NFe2等とFe2P、Fe3P等
の合属間化合物結晶による格子歪、粒界歪が内部応力を
高め、これらの内部応力が結晶粒界に集中してミクロク
ラックが発生し、これがトリガーとなって大きな崩壊が
起きものと推定される。上記のような崩壊過程を経るた
め、合金塊の大きさは取扱い可能な範囲において、大き
くすることができ、その形状も単純な柱状体、筒状体、
直方体等でよく、表面積を増大させるための特珠形状に
する必要は全くなく。
によって検出したが、この発生源となる化合物の形態は
明らかではない。しかし後述の実施例、第2表の結果か
らも明らかなように、崩壊前後においてリン含有量の差
異は少なく、従ってリン化水素発生源となる上記化合物
は徴量であることが認められる。本発明において合金塊
の崩壊過程を観察すると、崩壊は合金塊の表面から生起
するのではなく、内部にクラックが発生し、かかるクラ
ックを境界にして大堺からいくつかの小塊に分裂し、つ
いで個々の4・塊内部にクラックが発生して、さらに紬
粒へと分裂してゆく。このような崩壊現象からみると、
崩壊は合金塊表面に露出した風化性(水和、又は酸化反
応等)化合物などによるものではなく、合金塊の内部に
生ずる冶金的内部応力によるものと考えられる。すなわ
ち、N−Fe系合金魂内部に析出する微細なAI,3F
e4,N3Fe2,NFe2等とFe2P、Fe3P等
の合属間化合物結晶による格子歪、粒界歪が内部応力を
高め、これらの内部応力が結晶粒界に集中してミクロク
ラックが発生し、これがトリガーとなって大きな崩壊が
起きものと推定される。上記のような崩壊過程を経るた
め、合金塊の大きさは取扱い可能な範囲において、大き
くすることができ、その形状も単純な柱状体、筒状体、
直方体等でよく、表面積を増大させるための特珠形状に
する必要は全くなく。
この点は本願発明の実用上の大きな点の一つである。崩
壊粉末の粒度は合金塊内部の結晶粒度の大きさと密接な
関係があり、合金熔湯を冷却凝固させる際の凝固速度を
増加すれば、合金塊内の結晶粒子サイズが微細化し、崩
壊粉末も微細化する。
壊粉末の粒度は合金塊内部の結晶粒度の大きさと密接な
関係があり、合金熔湯を冷却凝固させる際の凝固速度を
増加すれば、合金塊内の結晶粒子サイズが微細化し、崩
壊粉末も微細化する。
従って合金塊の鋳造方法はこの点を配慮して決められる
。粉末溶湯の配合成分であるリンは鉄との母合金である
リン鉄として添加するのが均質の港湯を得るために適当
である。
。粉末溶湯の配合成分であるリンは鉄との母合金である
リン鉄として添加するのが均質の港湯を得るために適当
である。
炭素は鉄原料(例えば銑鉄)中のCのほか、合金溶製時
に一般に使用される炭素質ルッボまたは炭素質内張レー
ドルのCが溶傷中に拡散溶解することによって混入する
ので、この分を予測して原料配合を決めるべきである。
この発明によって得られるAI−Fe系合金粉末はFe
13.0〜35.の重量%未満、残AIで、不純物とし
てPl.の重量%以下及び/又はC2.の重量%以下を
含むがこの程度のP,Cの含有はこの種の粉末であるテ
ルミット用粉末、粉末暁結製品用原料粉あるいは製鋼用
脱酸剤等の用途として障害とならず、有用な原料合金粉
として使用されうる。
に一般に使用される炭素質ルッボまたは炭素質内張レー
ドルのCが溶傷中に拡散溶解することによって混入する
ので、この分を予測して原料配合を決めるべきである。
この発明によって得られるAI−Fe系合金粉末はFe
13.0〜35.の重量%未満、残AIで、不純物とし
てPl.の重量%以下及び/又はC2.の重量%以下を
含むがこの程度のP,Cの含有はこの種の粉末であるテ
ルミット用粉末、粉末暁結製品用原料粉あるいは製鋼用
脱酸剤等の用途として障害とならず、有用な原料合金粉
として使用されうる。
またこの発明によって得られるAI−Fe合金粉末は、
従来一般に適用されている噴霧法によって得られるアト
マィズ粉のごとく高温溶湯の気体による吹き飛ばしに伴
う粒子表面の酸化被膜或はチッ素被膜がないので、粉末
の反応性及び焼結活性度に富む点で従来法では得られな
い合金粉である。以下この発明の実施例を記す。
従来一般に適用されている噴霧法によって得られるアト
マィズ粉のごとく高温溶湯の気体による吹き飛ばしに伴
う粒子表面の酸化被膜或はチッ素被膜がないので、粉末
の反応性及び焼結活性度に富む点で従来法では得られな
い合金粉である。以下この発明の実施例を記す。
実施例 1
黒鉛ルッボに純度99.70%AI(JISアルミニウ
ム地金第1種相当)アルミニウム塊8丸重量部を入れて
加熱熔解し、溶湯面上をチッ素気圏で覆って昇溢して落
陽を1400ooに保持した。
ム地金第1種相当)アルミニウム塊8丸重量部を入れて
加熱熔解し、溶湯面上をチッ素気圏で覆って昇溢して落
陽を1400ooに保持した。
これに銑鉄(C4.1,PO.009,Sil.90,
Mno.60,SO.03各重量%、残Fe)2重量部
、及びリン鉄(P5.級重量%、磯Fe)15重量部を
それぞれ小片状として添加し、この温度で60分間蝿梓
溶解した。得られた合金溶湯を上面33×20仇岬、下
面23×19物舷、深さ3劫舷の逆台形金型(JIS一
日5202、金型試験片鋳型)に注入し、室温で放冷凝
固した。得られた合金塊を濃硫酸デシケーターに入れ、
内部空気をチッ素ガスで置換して19土2℃の室内に放
置した。
Mno.60,SO.03各重量%、残Fe)2重量部
、及びリン鉄(P5.級重量%、磯Fe)15重量部を
それぞれ小片状として添加し、この温度で60分間蝿梓
溶解した。得られた合金溶湯を上面33×20仇岬、下
面23×19物舷、深さ3劫舷の逆台形金型(JIS一
日5202、金型試験片鋳型)に注入し、室温で放冷凝
固した。得られた合金塊を濃硫酸デシケーターに入れ、
内部空気をチッ素ガスで置換して19土2℃の室内に放
置した。
合金嬢は3日後にほぼ中央から割裂し、生じた2片がそ
れぞれさらに2〜3片に分裂し、隆日と共に崩壊細分化
が進行した。30日、60日、および90日経過時点に
おける崩壊物の筋分析結果は第1表のごとくである。
れぞれさらに2〜3片に分裂し、隆日と共に崩壊細分化
が進行した。30日、60日、および90日経過時点に
おける崩壊物の筋分析結果は第1表のごとくである。
第1表
崩壊は90日で事実上終り、100メッシュ下60%に
達した。
達した。
合金溶湯の原料配合値(計算値)と、90日後の崩壊全
粉末の分析値とを第2表に示す。第 2 表粉末中のF
eの増加は、溶湯港製時にAIの酸化及びチッ素化によ
るロスにより、またCの増加は黒鉛ルッボの溶解による
ものである。
粉末の分析値とを第2表に示す。第 2 表粉末中のF
eの増加は、溶湯港製時にAIの酸化及びチッ素化によ
るロスにより、またCの増加は黒鉛ルッボの溶解による
ものである。
Pは溶解中のロスも若干はあるが、前記したように一部
は崩壊過程の気化による。実施例 2 アルミニウム塊6母重量部と銑鉄32重量部とを配合し
て合金溶湯を溶製した。
は崩壊過程の気化による。実施例 2 アルミニウム塊6母重量部と銑鉄32重量部とを配合し
て合金溶湯を溶製した。
原料組成及び溶製条件は実施例1と同様である。得られ
た合金溶湯を、下方より冷水噴射により強制冷却してい
る金型モールド(上面137.5×680側、下面98
×600側、深さ6比豚の逆台型棒状体)に注入し、冷
却凝固せしめた。合金溶湯の成分は、Fe30.15,
CI.42,PO.003,Sio.60,Mno.2
0,SO.007各重量%、磯AIであった。
た合金溶湯を、下方より冷水噴射により強制冷却してい
る金型モールド(上面137.5×680側、下面98
×600側、深さ6比豚の逆台型棒状体)に注入し、冷
却凝固せしめた。合金溶湯の成分は、Fe30.15,
CI.42,PO.003,Sio.60,Mno.2
0,SO.007各重量%、磯AIであった。
得られた合金魂22.7k9を11±300、相対湿度
平均51±5%の室内大気中に放置したところ、3日後
より割裂が始まり、経印こ伴って割裂片からより一層細
片、細粒への分裂崩壊が生起し、その状況は実施例1と
ほぼ同様であった。
平均51±5%の室内大気中に放置したところ、3日後
より割裂が始まり、経印こ伴って割裂片からより一層細
片、細粒への分裂崩壊が生起し、その状況は実施例1と
ほぼ同様であった。
90日、120日経過後の崩壊物の粒度分析は第3表の
ごとくであつた。
ごとくであつた。
第3 表
崩壊は事実上120日で終了し、その粉末の組成は合金
落陽と実質的に一致していた。
落陽と実質的に一致していた。
実施例 3
コランダムルッボにアルミニウム塊75重量部と、銑鉄
8重量部及びリソ鉄10重量部とを配合して合金溶湯を
熔製した。
8重量部及びリソ鉄10重量部とを配合して合金溶湯を
熔製した。
原料組成及び溶製条件は実施例1と同様である。得られ
た合金溶湯を実施例2と同様に金型モールド‘こ注入し
冷却凝固せしめた。合金溶湯の成分は、Fe23.71
,CO.30,PO.904,Sio.23,Mno.
05,SO.002各重量%、残AIであった。
た合金溶湯を実施例2と同様に金型モールド‘こ注入し
冷却凝固せしめた。合金溶湯の成分は、Fe23.71
,CO.30,PO.904,Sio.23,Mno.
05,SO.002各重量%、残AIであった。
得られた合金塊を19±2℃、相対湿度平均50±5%
の室内大気中に放置したところ、実施例2と殆んど同様
の割裂及び崩壊が生起し、90日、120日経過後の崩
壊物の粒度分析は第4表のごとくであった。
の室内大気中に放置したところ、実施例2と殆んど同様
の割裂及び崩壊が生起し、90日、120日経過後の崩
壊物の粒度分析は第4表のごとくであった。
第4表
比較例 1
アルミニウム塊8箱重量部、と銑鉄3重量部及びリン鉄
9重量部とを配合して合金溶湯を溶製した。
9重量部とを配合して合金溶湯を溶製した。
原料組成は実施例1と同様であり、また溶製条件は実施
例3と同様である。得られた合金熔湯を実施例1と同様
の鋳型に注入し冷却凝固せしめた。合金総湯の成分はF
ell.75,CO.11,PO.471,Sio.1
5,Mno.02,SO.0007各重量%残AIであ
った。
例3と同様である。得られた合金熔湯を実施例1と同様
の鋳型に注入し冷却凝固せしめた。合金総湯の成分はF
ell.75,CO.11,PO.471,Sio.1
5,Mno.02,SO.0007各重量%残AIであ
った。
得られた合金塊を実施例2と同様の室内大気中に放置し
たところ、30日経過後に一部に割裂が観察されたが経
日に伴って割裂の進行は甚だ緩慢であり、60日経過後
において合金塊の約1′2に割裂崩壊が見られる程度で
あった。
たところ、30日経過後に一部に割裂が観察されたが経
日に伴って割裂の進行は甚だ緩慢であり、60日経過後
において合金塊の約1′2に割裂崩壊が見られる程度で
あった。
90日、120日経過後の崩壊物の粒度分析は第5表の
ごとくであり、大部分は粒状崩壊に止まり、粉末化には
至らなかつた。
ごとくであり、大部分は粒状崩壊に止まり、粉末化には
至らなかつた。
このように合金中のFe含有量が13%未満の場合はP
の含有量が充分であっても自然崩壊粉末は得られない。
の含有量が充分であっても自然崩壊粉末は得られない。
第5表比較例 2
コランダムルッボに純度99.70%AI(JISアル
ミニウム地金第1種相当)塊8の重量部と、構造用炭素
鋼(JIS04051,S3皮相当)20重量部とを入
れて熔解し合金熔湯を溶製した。
ミニウム地金第1種相当)塊8の重量部と、構造用炭素
鋼(JIS04051,S3皮相当)20重量部とを入
れて熔解し合金熔湯を溶製した。
溶製条件は実施例1と同様である。得られた合金溶湯を
実施例2と同様の金型モールドに注入し冷却凝固せしめ
た。合金溶湯の成分はFe18.74,CO.07,P
O.002,Sio.15,Mno.15,SO.00
35、各重量%残Nであつた。
実施例2と同様の金型モールドに注入し冷却凝固せしめ
た。合金溶湯の成分はFe18.74,CO.07,P
O.002,Sio.15,Mno.15,SO.00
35、各重量%残Nであつた。
得られた合金塊を実施例2と同様の室内大気中に放置し
たが、90日、120日経過後においても塊状を維持し
、崩壊は観察されなかった。
たが、90日、120日経過後においても塊状を維持し
、崩壊は観察されなかった。
このように合金中のP,Cの含有量が不充分の場合は自
然崩壊粉末は得られない。
然崩壊粉末は得られない。
本発明の方法によって得られたAI−Fe系合金粉末は
、例えばテルミット用原料粉、N−Fe系粉末嘘結製品
の原料粉あるいはィンジェクション方式により不活性ガ
スと共に溶鋼中に吹込む製鋼用脱酸剤等として好適に使
用できる。
、例えばテルミット用原料粉、N−Fe系粉末嘘結製品
の原料粉あるいはィンジェクション方式により不活性ガ
スと共に溶鋼中に吹込む製鋼用脱酸剤等として好適に使
用できる。
以上詳述したようにこの発明の合金粉末製造法は、粉末
化のための特別な装置及びヱネルギ−を要さずに単に室
内に放置するのみで足り、きわめて省エネルギー的であ
り、低コストの量産が可能である。
化のための特別な装置及びヱネルギ−を要さずに単に室
内に放置するのみで足り、きわめて省エネルギー的であ
り、低コストの量産が可能である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Fe13.0〜35.0重量%未満、P1.0重量
%以下及び/又はC2.0重量%以下、残部は実質的に
Alよりなる組成の自然崩壊によるAl−Fe系合金粉
末。 2 Fe13.0〜35.0重量%未満と、P0.05
〜1.0重量%及び/又はC0.5〜2.0重量%と、
残部は実質的にAlとよりなる組成の合金溶湯を冷却凝
固せしめ、得られた合金塊を室温に放置して自然崩壊に
よる粉末化することを特徴とするAl−Ee系合金粉末
の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3792778A JPS6035401B2 (ja) | 1978-03-31 | 1978-03-31 | Al↓−Fe系合金粉末およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3792778A JPS6035401B2 (ja) | 1978-03-31 | 1978-03-31 | Al↓−Fe系合金粉末およびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54130415A JPS54130415A (en) | 1979-10-09 |
JPS6035401B2 true JPS6035401B2 (ja) | 1985-08-14 |
Family
ID=12511177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3792778A Expired JPS6035401B2 (ja) | 1978-03-31 | 1978-03-31 | Al↓−Fe系合金粉末およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6035401B2 (ja) |
-
1978
- 1978-03-31 JP JP3792778A patent/JPS6035401B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54130415A (en) | 1979-10-09 |
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