JPS6035330Y2 - テレビジョン受像機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテレビジョン受像機に関するもので、一台のテ
レビジョン受像機で異なった大きさの映像に対応するた
めに、マスクの一部を可動式にし、映像の大きさに合う
ようにマスクの大きさを容易に変えることができる構造
を提供するものである。

以下本考案の一実施例を添付図面を用いて説明する。

第１図、第２図に示す通り、本考案はマスク１と、上下
方向に回転可能な一対の扉２ａ、２ｂと、この扉２ａ、
２ｂの回転のための支点部５と、扉２ａ、２ｂを開いた
ときその状態を保持させるための係止部４より構成され
る。

前記係止部４は第３図に示すように、マスク１に一体に
形成された係止片１ａと、扉２ａｗ２ｂに一体に形成さ
れた突起６より構成され、突起６が係止片１ａに嵌合す
ることによってその機能が果されるようになっている。

また支点部５は第４図に示すように扉２ａ、２ｂのおの
おのに対してマスク１に２ケ所あるいはそれ以上の複数
箇所に取付けられた支点部品７と、扉２９，２ｂに一体
に設けられ、前記支点部品７と回動自在に結合される結
合部８で構成される。

さて、本考案の動作原理であるが、上側の扉２ａを例に
とって記述する。

第１図に示されている状態は、ブラウン管３上に上下方
向がブラウン管面より小さい映像が映し出されている状
態である。

この時、マスク１だけでなく扉２ａ、２ｂによってブラ
ウン管３上の映像のない部分をマスキングしている。

次に大きい映像に対応するためには、第２図において扉
２ａが二点鎖線で示されている位置にある場合が小さい
映像に対応する場合であるが、この扉２ａは、第４図で
示すような円柱を丁字形に組み合わせた形状を持つ支点
部品７と、それに嵌合する扉２ａの結合部８によって、
第１図、第２図の矢印の方向に回転可能となっている。

そこで第２図において、手動により扉２ａを回動させて
実線で示される状態にすることで、ブラウン管３の可視
部分が拡大され、大きい映像に対応させることができる
。

この時、第３図に示されるマスク１の係止片１ａと扉２
ａの突起６との嵌合によって扉２ａはマスク１に固定さ
れた状態を維持する。

これを再び小さい映像に対応させるには、手動にまり係
止部４の嵌合をはずし、扉２ａを第２図の二点鎖線で示
される状態に戻せばよい。

以上で、上側の扉２ａの動作原理を示したが、下側の扉
２ｂも同様の原理で大きさの違う画面に対応さることが
できる。

ただし、この下側の扉２ｂのときは、扉２ｂを閉じたと
き、すなわち小さい映像に対応するように回転させたと
き係止部にて扉２ｂをロックするようにする。

以上説明したように本考案によれば、簡単な操作でテレ
ビジョン受像機のブラウン管の可視部の大きさを変える
ことができ、一台のテレビジョン受像機で異なった大き
さの映像に容易に対応することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例におけるテレビジョン受像機
の斜視図、第２図は上側の扉とマスクの関係を示す断面
図、第３図は係止部の具体構成を示す図、第４図は支点
部の具体構成を示す図である。 １・・・・・・マスク、２ ａｔ ２ ｂ・・・・・
・扉、３・・・・・・ブラウン管、４・・・・・・係止
部、５・・・・・・支点部、６・・曲突起、７・・・・
・・支点部品、訃・・・・・結合部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. テレビジョン受像機のマスク部の上部および下部におの
   おの上下方向に回転する第１、第２の扉を設け、ブラウ
   ン管に現われる映像の大きさに応じて前記第１、第２の
   扉を開閉するとともに、第１、第２の扉およびマスクに
   第１の扉は開いた状態を、第２の扉は閉じた状態をおの
   おの保持するための係止部を設けてなるテレビジョン受
   像機。