JPS6035086B2 - 養豚用自動給水器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は飲水カップの形状と給水装置に特徴を有する養
豚用自動給水器に関する。

従来、この種の給水器は飲水部が剥き出して汚物等が付
着し易く非衛生的であると共に豚が悪戯し、故障が往々
に起っていた。

又給水装置は弁が給水管の水圧を直接受ける構造であり
、飲水時に水が飛散し、豚舎等を汚すものであった。本
発明は主にこれらの欠点を除去することを目的とする。

以下、本発明の実施例を図面に就いて説明する。

飲水カップＡは第１図乃至第３図に示す如く、前面の口
部１を豚の鼻先が入る程度の大きさの略楕円形に設け、
且つ開□部１は端より後方に７０ｏ乃至８００の額斜面
に形成し、該関口部１は上部の幅が広く、下部の幅が狭
い逆卵型に形成し、内面上部２は後下方に湾曲傾斜し、
又底部３は閉口部１下端より後方に湾曲凹部を設けて貯
水部４を形成し、背面に支持材５に隊合してボルト５ａ
等で固定する突管部６を設定するもので、両側面には関
口部１下端より低位層に給水孔７及び排水孔８を対設し
たものであって「飲水カップＡの開口内面は豚の鼻先の
み入り、且つ鼻先の動きを制御する特殊形状であり、又
給水孔７より給水され、貯水部４に滞留する水は開□部
１から溢水する前に排水孔８より流出する構造のもので
ある。

給水装置Ｂは弁函９の中央部外周に複数の入水孔１０を
設け、左端外周には環状パッキン１１を競合し、パッキ
ン座１２には通水孔１３を設け、弁函９の通水孔１３よ
り突出する作動村１４は頭部にパッキン１５を介して弁
１４ａを１体に設け、該作動村１４にはスプリング１６
を捲装してピン１６ａで留付け、弁函９の右方外周には
やや径大の螺子１７に続くナット１８を設け、右端には
環状パッキン１９付蓋体１９ａを螺着し、又弁函９内に
は弁１４ａ、パッキン１５に被せて通水孔１３を覆う円
錐形状のフィルター１９ｂを着脱自在に敬付ける。

ソケット２０は給水管２１に蓮適する螺子孔２０ａを設
け、両端内周に螺子２０ｂを刻設し、左方内周に段部２
０ｃを設けたものである。

該ソケット２０内に給水装置Ｂの螺子１７を螺着すると
、ソケット２０と弁函９は間隙２２を保持して固定され
、又環状パッキン１１は段部２０ｃに押圧され漏水を防
止する。ソケット２川ま飲水カップＡの給水孔に螺着し
た接続管２３に螺着する。作動村１４はのこ状態で飲水
カップＡ内に水平に突出する長さとし、排水孔８には排
水パイプ（図外）を螺着するものである。本発明は上記
の如く構成され、以下作用を説明する。

豚舎等に固定した支持材５に飲水カップＡの突管部６を
鉄合してボルト５ａ等で固定し、排水孔８に排水パイプ
を螺着し、給水装置Ｂをソケット２０内に螺着し、該ソ
ケット２０を飲水カップＡの給水孔７に着した援続管２
３に螺着し、ソケット２０の螺子孔２０ａに給水管２１
を螺着する。

水はソケット２０と弁函９の間隙２２に廻りつつ入水孔
１０より弁函９内に流入する弁１４ａがパッキン１５を
介して通水孔１３を閉塞して居り、水は給水されない。
この状態で、豚は飲水の為に飲水カップＡの関口１に鼻
先を突込むと、鼻先端が自然に作動村１４を押圧して弁
１４ａを開放し、水はフィルター１９ｂ、通水孔１３を
経て給水孔７から貯水部４に給水される。豚の飲水中給
水は続くが、余剰水は排水孔８より排水し、豚舎等に溢
れる事はない、豚が飲水カップＡから鼻先を抜仇ま作動
村１４はスプリング１６によって復帰し、弁１４ａがパ
ッキン１５を介して通水孔１３を閉塞し、給水は停止す
る。貯水部４には僅かに水が総溜し、次回飲水の呼び水
となるものである。以上のように、本発明は飲水カップ
を豚の鼻先のみ入る大きさに開口し、内面は鼻先の動き
を制御する形状に設けて飲水時の悪戯による給水装置の
損壊を防止し、飲水カップは上面を覆って上方からの汚
物等の混入を防ぎ、貯水部の滞留水は少量で水の循環は
著しく良好で衛生的であり、又貯水部の水は前面開ロ下
端より低位瞳の排水孔より流出して前面の溢口を防止し
、飲水カップは背面をボルト等で固定する構造で、前後
の位置調整が自在であり、飲水カップの角度調整も可能
なものである。

又飲水カップ両側面の給、排水孔は左右いずれへでも変
更が可能であって、設置条牛等に適応し、給水装置のみ
を取外して点検し得るものである。給水装置は入水孔及
びフィルターによって弁が水圧を直接受けない構造で、
作動村押圧による給水時の水を整流し、閉口より飛散し
て床面等を汚す事がなく、然も水はフィルターによって
漣過されるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示し、第１図は全体斜視図、第２
図は給水装置を除いた正面図、第３図は豚飲水時の飲水
カップの縦断面図、第４図は第２図Ｘ−Ｘ断面図、第５
図は給水装置の正面図、第６図は給水装置を飲水カップ
に取付けた横断面図である。 尚、図中Ａは飲水カップ、１は開口部、４は貯水部、６
は突管部、７は給水孔、８は排水孔、Ｂは給水装置、９
は弁函、１０は入水孔、１１は環状パッキン、１２はパ
ッキン座、１３は通水孔、１４は作動杵、１４ａは弁、
１５はパッキン、１６はスプリング、１９ａは蓋体、１
９ｂはフィルター、２０はソケット、２０ａは給水管連
結螺子孔、２２は間隙、２３は接続管である。 粥１図 策白図 姑白図 粕４図 精白図 精白図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 底部を貯水部とした養豚用飲水カツプに於いて、飲
   水カツプは前面の開口部を豚の鼻先が入る程度の大きさ
   に設け、且つ開口部は下端より後方に７０°乃至８０°
   の傾斜面に形成し、又飲水カツプの両側には開口部下端
   より低位置に給、排水両用の孔を対設し、給水装置の弁
   作動杆が前記給水孔より水平に飲水カツプ内に突出して
   いる事を特徴とした、養豚用自動給水器。 ２ 底部を貯水部とした養豚用飲水カツプに於いて、飲
   水カツプは前面の開口部を豚の鼻先が入る程度の大きさ
   の略楕円形に設け、且つ開口部は下端より後方に７０°
   乃至８０°の傾斜面に形成し、上部は開口部上端より後
   下方に湾曲傾斜し、又底部は開口部下端より下方に湾曲
   凹部を設けて貯水部を形成して後やや上方に伸長し、共
   に後方に突管部を連設し、両側には開口部下端より低位
   置に給、排水両用の孔を対設し、別設の給水装置は弁函
   の外周に複数の入水孔を設け、且つ先端部は環状パツキ
   ンを取着し、頭部に弁を設けた作動杆をパツキンを介し
   て弁函先端の通水孔より突出させ、逸脱不能にスプリン
   グを装着し、該給水装置を給水管に連通するソケツト内
   に僅かの間隙を持つて着脱自在に固定し、該ソケツトを
   飲水カツプの給水孔に連結して作動杆先端部を飲水カツ
   プ内に水平に突出させた事を特徴とする、養豚用自動給
   水器。 ３ 飲水カツプの前面開口部を円形に設けた事を特徴と
   する、特許請求の範囲第１項記載の飲水カツプの構造。 ４ 飲水カツプの前面開口部を逆卵形に設けた事を特徴
   とする、特許請求の範囲第１項記載の飲水カツプの構造
   。