JPS6035013A

JPS6035013A - 樹脂製装飾体

Info

Publication number: JPS6035013A
Application number: JP14395983A
Authority: JP
Inventors: Ekio Ishihama; 恵喜男石浜
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1983-08-06
Filing date: 1983-08-06
Publication date: 1985-02-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、主に装身具、日用品などを用いるための樹脂
製装飾体に関する。

色素などを混入したプラスチックを所定の形状に成形す
るかまたは陶磁器など被装飾体の表面に彩色を施しその
表面をプラスチック被膜で覆った装飾品が、宝石、貴石
の代用品または七宝焼など彩色のセラミックの代用品と
して造られている。

しかるに従来品は、強度、硬度および耐熱性が低く、宝
石、貴石または彩色セラミックの代用品としては低級品
しか製造できなかった。これに対しセラミックは硬度お
よび耐熱性は高いが衝撃および熱衝撃に弱く、且つ高温
度で焼結する必要があるため製造に設備と手間がかかり
コスト高になるうえ、彩色、焼結等に専門知識が必要で
あり、だれもが容易に製造できるものではなかった。

本発明の目的は、従来のプラスチックを用いた宝石、貴
石または彩色セラミック代用品に比較して、機械的強度
、硬度、耐熱性、耐水性が高く、宝石、貴石または彩色
セラミックに近似した高級な代用品がＩＩ″Ｉｒ１でき
、且つセラミックに比較して製造は極めて容易で、高価
な設備および専門的な知識を必要とせず、だれもが手軽
に製造できる樹脂製装飾体の提供にある。

本発明の樹脂製装飾体はスピラン樹脂１０重最部にベン
ゾインエチルエーテル０．２〜２．０重量部を混合し、
該混合物を所定の形状に成形するかまたは被装飾体の表
面に被着させ、光硬化させたことを構成とする。

つぎに本発明を図に示す実施例に基づき説明する。

１は、陶土３．０、粉砕した紙１．０に０．１〜０．２
の水および０．０１〜０．００１の珪藻土（いずれも重
量部）を加え混錬し、所定の形状（図では平へったい長
球形）に成型した基体、２は水彩絵具で基体１の表面に
施した装飾層、３は該装ｆＩｉ層の上向に形成した本発
明の樹脂製装飾体からなる感光性樹脂層である。

基体１の材料は陶土以外の粘土でも良く、陶土と紙との
混合は陶土１，０に対し、紙０．１〜１．０程度が望ま
しい。紙の混合率が多いほど基体１の強度、硬度が増大
し、紙の混合率が少ないほど耐熱性が低下する。この基
体１は原料となる粘土と紙との混合粉に、少量の水と装
置の珪藻土を加えて練り、該混錬体を手で所望の形に成
型するか量産するときは型に入れて製造される。

装飾層２には水溶性の顔料なら何でも使用でき、これに
金属粉など混ぜても良い。この装飾層２は装身具など美
的外観を必要とする陶貴石には必須のものであるが、機
械の部品など美観を必要としない他の用途には不用であ
る。

感光性樹脂層３は、スピラン樹脂１０重量部にベンゾイ
ンエチルエーテル０．２〜２．０重量部を混合したペー
スト状の樹脂製装飾体を前記装飾層２の表面に被着させ
、光硬化させて形成する。このとき樹脂製装飾体にはス
ピラン樹脂に分散しゃすい透明色素を加えることにより
装飾層２を引立たぜることもできる。

この樹脂製装飾体はスピラン樹脂１０重量部に対してベ
ンゾインエチルエーテル０．５重ｉ１１部の場合で７月
の太陽光で前側３分以内、裏側で約１時間３０分程廉で
十分な硬度に硬化する。２月の太陽光ではベンゾインエ
チルエーテルの混合割合を１．０重量部とすると同程度
の硬化速度が得られる。スピラン樹脂に対してベンゾイ
ンエチルエーテルが多ければ多いほど早く硬化し、逆に
ベンゾインエチルエーテルが少ないと硬化速度が遅くな
る。このためスピラン樹脂１幡１部に対しベンゾインエ
チルエーテルは０．２〜２．０重量部が望ましく、特に
０．５〜１．０重量部のものは戸外の碑など作物に塗布
し、短時間で装飾層または保護層を形成できる。またた
とえば長円形などの宝石、貴石の代用品を形成する場合
は、スピラン樹脂１０垂醋部に対し１．０〜１．５重量
部の混合比率が良い。ベンゾインエチルエーテルの混合
割合の下限を０．２重層部としたのは、これ以下だと光
硬化速度が遅くなりすぎスピラン樹脂単体と差がな（な
るためであり、上限を２．０重量部としたのは、これ以
上だと光硬化速度が早すぎ成形がしにくく所望の形にす
ることが困難である理由による。

この樹脂製装飾体はつぎのようにして製造される。

水彩絵具等、水溶性の色素を基体１の表面に所望な色、
模様で塗布し、これを前記液状の感光性樹脂内に浸漬す
るかまたは液状の感光性樹脂を滴５− 下させて全表面または表面の一部にフィルム状に付着さ
せ、しかる後十数秒間ないし数時間太陽光線または紫外
線に晒すことにより完成する。前記基体１は焼結製造さ
れた陶磁器、庭石、墓石、ガラス、金属、プラスチック
など所望の固体が１利用できる。このようにして製造し
た樹脂製装飾体は七宝焼など彩色セラミックに極めて近
似した外観を呈するとともに相当な硬度、強度、耐熱性
および耐水性を有する。

第２図は本発明の他の実施例を示す。

本実施例では本発明の感光性樹脂ペーストを下面４１が
平らな長偏平球状に形成して光硬化させ、宝石または貴
石に類似した光沢と色調を有する樹脂製装飾体４を製造
している。

第３図に示す如くこの樹脂製装飾体で形成した宝石また
は貴石の代用品をペンダント用金具５の取付台５１に接
着させることにより宝石または貴石の代用品付ペンダン
トができ、また第４図に示す如くイヤリングの金具台６
に接着させることによ６一り宝石または貴石付イヤリングが製造でき、第５図に示
す如くブレスレット台６に接着させることで貴石付ブレ
スレットができる。また第６図に示す如く前記第１図に
示す基体１内に一端が露出した状態で金属棒７を埋設し
該露出端に所定の金具を付けることでキーホルダーがで
きる。第７図は白金の磁器製花びん８に樹脂製装飾体を
設けている。花びん８には樹脂製装飾体を層状に被着す
る凹所８１が設けてあり、該凹所に水彩絵具で絵など所
望の装＃ｊ８２を施し、その表面に前記感光性樹脂層８
３を塗布し光硬化させている。

この樹脂製装飾体は眼鏡の縁、カバンなど身のまわり品
に付着して飾りとすることも可能であり、日用品、家具
、自動車の内装などに固着して豪華な外観とすることも
でき、陶磁器の欠損部分の補修剤としても使用可能であ
る。さらには自動車部品、電気器具の部品としても使用
でも、機械的強度を増すために前記基体１内に鉄線、ガ
ラス線など補強材を埋設しても良い。

この樹脂製装飾体は、製造が極めて容易であるため、光
透過しない容器に入れた液状スピラン樹脂および袋に入
れた粉状ベンゾインエチルエーテル、さらに必要なら水
溶性顔料、被装飾体となる白色の陶磁器または装身具の
金具台、および接着剤をセットで販売することで、購入
した各個人が′装飾品を自分で成型、彩色を行ない、自
作の装身具を楽しむことができる。

以上の如く本発明の樹脂製装飾体は、スラビン樹脂１０
重量部にベンゾインエチルエーテル０．２〜２．０重量
部を混錬し、所定の形状に成形するかまたは被装飾体の
表面に被着させ、光硬化させることで製造できるので、
従来の宝石、貴石またはセラミック代用品に比較して、
機械的強度、硬度、耐熱性、耐水性が高く、宝石、貴石
または彩色セラミックに近似した高級な代用品が製造で
き、且つセラミックに比較して製造は極めて容易で、高
価な設備および専門的な知識を必要とせず、だれもが美
観に優れた装飾品または優れた機能を有する部品を短時
間に製造できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例にかかる樹脂製装飾体の一部
切り欠き斜視図、第２図は本発明の他の実施例にかかる
樹脂製装飾体の斜視図、第３図〜第６図は樹脂製装飾体
を使用した装身具を示し、第３図はペンダントの平面図
、第４図はイヤリングの平面図、第５図はブレスレット
の斜視図、第６図はキーホルダーの平面図であり、第７
図は本発明の樹脂製装飾体を磁器製花びんに用いた斜視
図である。図中　１・・・基体　２・・・装飾層　３．８３・・・
感光性樹脂層　４・・・樹脂製装飾体９− 第１図特開昭ＧＯ−３５０１３（４）第７図＼　／８＼　ンυ床二二力

Claims

【特許請求の範囲】

１）スピラン樹脂１０重量部にベンゾインエチルエーテ
ル０．２〜２．０重量部を混合し、該混合物を所定の形
状に成形するかまたは被装飾体の表面に被着させ、光硬
化させてなる樹脂製装飾体。