JPS6034602B2 - 高炉の減尺吹卸し方法 - Google Patents
高炉の減尺吹卸し方法Info
- Publication number
- JPS6034602B2 JPS6034602B2 JP3370678A JP3370678A JPS6034602B2 JP S6034602 B2 JPS6034602 B2 JP S6034602B2 JP 3370678 A JP3370678 A JP 3370678A JP 3370678 A JP3370678 A JP 3370678A JP S6034602 B2 JPS6034602 B2 JP S6034602B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- blast furnace
- steam
- nozzle
- reduced
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Manufacture Of Iron (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は操業中の高炉を停止して吹止めする減尺吹卸し
方法に関する。
方法に関する。
高炉の吹卸しを行なう場合、炉内装入物をコークスで置
換するためコークスを高炉の炉□部まで充填し、炉内の
溶銑を全て出銑した後炉内コークスに散水してコークス
を冷却するわけであるが、赤熱したコークスに水がかか
ると水性ガス反応により水素ガス、Ｃｏガスが発生して
爆発するおそれがある。
換するためコークスを高炉の炉□部まで充填し、炉内の
溶銑を全て出銑した後炉内コークスに散水してコークス
を冷却するわけであるが、赤熱したコークスに水がかか
ると水性ガス反応により水素ガス、Ｃｏガスが発生して
爆発するおそれがある。
このため高炉炉頂部の温度が一定値、例えば４００００
以上になったとき炉内に蒸気を吹込み、爆発を防止して
いる。ところで、従来の吹卸し方法において蒸気を吹込
む場合は、単に炉頂部に設けた蒸気口又はノズルから吹
込むだけであったから、減尺吹卸し‘こより炉内装入物
のストックラインが順次降下していくとき、低下したス
トックライン直上での爆発を有効にかつ確実に防止する
ことは困難であった。
以上になったとき炉内に蒸気を吹込み、爆発を防止して
いる。ところで、従来の吹卸し方法において蒸気を吹込
む場合は、単に炉頂部に設けた蒸気口又はノズルから吹
込むだけであったから、減尺吹卸し‘こより炉内装入物
のストックラインが順次降下していくとき、低下したス
トックライン直上での爆発を有効にかつ確実に防止する
ことは困難であった。
したがって、本発明の目的は、減尺吹卸し時においても
低下するストックライン直上での爆発を未然にかつ効果
的に防止できる新規な減尺吹卸し方法を提供することに
ある。本発明による減尺吹卸し方法は、高炉炉胸部の炉
壁に上下に隔てて複数のノズルを設け、ストックライン
の降下に伴なつてそのストックラインより上側になった
ノズルから蒸気および窒素ガスの、少なくとも一方を炉
内に吹き込むことに特徴がある。
低下するストックライン直上での爆発を未然にかつ効果
的に防止できる新規な減尺吹卸し方法を提供することに
ある。本発明による減尺吹卸し方法は、高炉炉胸部の炉
壁に上下に隔てて複数のノズルを設け、ストックライン
の降下に伴なつてそのストックラインより上側になった
ノズルから蒸気および窒素ガスの、少なくとも一方を炉
内に吹き込むことに特徴がある。
以下図面を参照して本発明の実施例について説明する。
第１図において、本発明による減尺吹卸し方法を実施す
るための装置が概略的に示されている。同図において１
は高炉、１０は炉壁、１１は炉頂部、１２は炉〇部、１
３は炉胸部、１４は炉腹部、１５は朝顔部、１６は出銑
口である。炉胸部１３の炉盛１０１こは、上下に所望の
間隔で隔てた位置Ａ，Ｂ，ＣおよびＤに、蒸気又は窒素
ガス噴出用のノズル２，２ａ，２ｂ．２ｃ，２ｄが取り
付けられている。
るための装置が概略的に示されている。同図において１
は高炉、１０は炉壁、１１は炉頂部、１２は炉〇部、１
３は炉胸部、１４は炉腹部、１５は朝顔部、１６は出銑
口である。炉胸部１３の炉盛１０１こは、上下に所望の
間隔で隔てた位置Ａ，Ｂ，ＣおよびＤに、蒸気又は窒素
ガス噴出用のノズル２，２ａ，２ｂ．２ｃ，２ｄが取り
付けられている。
各位暦のノズルは１個でも或は第２図ＡないしＤに示さ
れるように一対のノズルを直径方向に対向させたものを
９００ずつずらして配置してもよく、更には３個以上の
ノズルを円周方向に等間に設けてもよい。このノズルの
取付けは、吹卸し準備作業として吹卸し操業開始前に休
風した後、第３図に示されるよう、炉内ボーリング用フ
ランジ３を利用して行なわれる。各ノズル２，２ａ，２
ｂ，２ｃ，２ｄは締切コック４，４ａ，４ｂ，４ｃ，４
ｄを介して、蒸気供給源５に接続された蒸気供給本管５
ａにかつ締切コック６，６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄを介し
て、窒素ガス供給源７に接続された窒素ガス供給本管７
ａに接続され、必要に応じて蒸気又は窒素ガスのどちら
か一方或両方を炉内に吹き込めるようになっている。ノ
ズルは特別の構造にする必要はなく、普通の鋼管２０１
こフランジ２１を溶接し、そのフランジ２１を炉内ボー
リング用フランジ３に固定するようにすればよい。次に
本発明の滅尺吹卸方法の操作について説明する。
れるように一対のノズルを直径方向に対向させたものを
９００ずつずらして配置してもよく、更には３個以上の
ノズルを円周方向に等間に設けてもよい。このノズルの
取付けは、吹卸し準備作業として吹卸し操業開始前に休
風した後、第３図に示されるよう、炉内ボーリング用フ
ランジ３を利用して行なわれる。各ノズル２，２ａ，２
ｂ，２ｃ，２ｄは締切コック４，４ａ，４ｂ，４ｃ，４
ｄを介して、蒸気供給源５に接続された蒸気供給本管５
ａにかつ締切コック６，６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄを介し
て、窒素ガス供給源７に接続された窒素ガス供給本管７
ａに接続され、必要に応じて蒸気又は窒素ガスのどちら
か一方或両方を炉内に吹き込めるようになっている。ノ
ズルは特別の構造にする必要はなく、普通の鋼管２０１
こフランジ２１を溶接し、そのフランジ２１を炉内ボー
リング用フランジ３に固定するようにすればよい。次に
本発明の滅尺吹卸方法の操作について説明する。
まず高炉内にコークスを入れて炉口部１２までコークス
を充填した後、出銑口１６から炉内に残留している溶鉄
を出銑するとともに炉頂部の散水ノズル８からの散水を
開始する。
を充填した後、出銑口１６から炉内に残留している溶鉄
を出銑するとともに炉頂部の散水ノズル８からの散水を
開始する。
出銃によってストックラインは順次降下していくが、そ
のストックラインがＬ，のように位置Ａよりも下に下っ
たとき続切コック４ａを開いてノズル２ａから蒸気を炉
内に吹き込む。そしてもし炉頂ガス中の水素ガス量が所
定量以上になる場合には締切コック６ａを開いて蒸気の
代りに或は蒸気と共に窒素ガスを吹き込む。ストックラ
インが更に降下してＬように位置Ｂより下になると今度
は締切コック４ｂ又は６ｂ或はその両方を開いて蒸気又
は窒素ガスのどちらか一方或は両方をノズル２ｂから炉
内に吹き込む。以下同様にしてストックラインが降下す
るのにしたがってノズル２ｃ，２ｄか別項次蒸気又は窒
素ガスの一方或はその両方を炉内に吹き込み炉内のガス
を冷却する。
のストックラインがＬ，のように位置Ａよりも下に下っ
たとき続切コック４ａを開いてノズル２ａから蒸気を炉
内に吹き込む。そしてもし炉頂ガス中の水素ガス量が所
定量以上になる場合には締切コック６ａを開いて蒸気の
代りに或は蒸気と共に窒素ガスを吹き込む。ストックラ
インが更に降下してＬように位置Ｂより下になると今度
は締切コック４ｂ又は６ｂ或はその両方を開いて蒸気又
は窒素ガスのどちらか一方或は両方をノズル２ｂから炉
内に吹き込む。以下同様にしてストックラインが降下す
るのにしたがってノズル２ｃ，２ｄか別項次蒸気又は窒
素ガスの一方或はその両方を炉内に吹き込み炉内のガス
を冷却する。
ストックラインが最終位置まで降下した後は従来の織尺
吹卸方法における場合と同じ方法が採るれる。
吹卸方法における場合と同じ方法が採るれる。
なお炉頂における炉内ガスの温度、炉内ガス中の水素ガ
スの濃度は公知の方法により常時測定されている。
スの濃度は公知の方法により常時測定されている。
このように本発明の減尺吹卸し方法によれば順次降下す
るストックライン直上に蒸気或は窒素ガスを吹き付ける
ことができるので装入物からの高温ガスを蒸気等により
直ちに冷却できるためガスの冷却を迅速に行なうことが
できるのみならず、必要に応じて窒素ガスも吹き込むの
で炉内ガス中の水素ガスの割合も低下でき爆発を効果的
に防止でき、安全かつ確実な減尺吹卸しが可能となる。
るストックライン直上に蒸気或は窒素ガスを吹き付ける
ことができるので装入物からの高温ガスを蒸気等により
直ちに冷却できるためガスの冷却を迅速に行なうことが
できるのみならず、必要に応じて窒素ガスも吹き込むの
で炉内ガス中の水素ガスの割合も低下でき爆発を効果的
に防止でき、安全かつ確実な減尺吹卸しが可能となる。
本発明の効果は、第４図および第５図に実線で示す。本
発明の吹卸し方法を実施した場合の炉頂水素量（％）お
よび炉頂温度（００）と、破線で示す、従来の吹卸し方
法におけるそれとを比較することによっても、明らかで
ある。すなわち、本発明の吹卸し方法によれば、従来の
吹卸し方法に比較して炉頂水素量の割合および炉項温度
を著しく低下させることができるので、吹卸し時におけ
る爆発を未然にかつ効果的に防止でき、非常に安全な吹
卸し操業が可能となる。
発明の吹卸し方法を実施した場合の炉頂水素量（％）お
よび炉頂温度（００）と、破線で示す、従来の吹卸し方
法におけるそれとを比較することによっても、明らかで
ある。すなわち、本発明の吹卸し方法によれば、従来の
吹卸し方法に比較して炉頂水素量の割合および炉項温度
を著しく低下させることができるので、吹卸し時におけ
る爆発を未然にかつ効果的に防止でき、非常に安全な吹
卸し操業が可能となる。
第１図は本発明による減尺吹卸し方法を実施するための
装置の概略断面図、第２図ＡないしＤはそれぞれ第１図
の位置ＡないしＤで切断した断面図、第３図はノズルの
取付け袋態を示す部分拡大図、第４図は減尺開始後経過
時間と炉頂水素量との関係を示す図であって実線が本発
明による減尺吹卸し方法の場合を示し鰯孫嫁が従来の減
尺吹卸し方法の場合を示す図、第５図は減尺開始後経過
時間と炉頂温度との関係を示す図であって実線が本発明
による減尺吹卸し方法の場合を示し破線が従来の減尺吹
卸し方法の場合を示す図である。 １：高炉、２，２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄ：ノズル、４，
４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄ：締切コック、６，６ａ，６ｂ
，６ｃ，６ｄ：締切コック、５：蒸気供給源、６：窒素
ガス供給源、１０：炉壁、１２：炉胸部。 多〆図 第２図 第３図 第４図 策５図
装置の概略断面図、第２図ＡないしＤはそれぞれ第１図
の位置ＡないしＤで切断した断面図、第３図はノズルの
取付け袋態を示す部分拡大図、第４図は減尺開始後経過
時間と炉頂水素量との関係を示す図であって実線が本発
明による減尺吹卸し方法の場合を示し鰯孫嫁が従来の減
尺吹卸し方法の場合を示す図、第５図は減尺開始後経過
時間と炉頂温度との関係を示す図であって実線が本発明
による減尺吹卸し方法の場合を示し破線が従来の減尺吹
卸し方法の場合を示す図である。 １：高炉、２，２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄ：ノズル、４，
４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄ：締切コック、６，６ａ，６ｂ
，６ｃ，６ｄ：締切コック、５：蒸気供給源、６：窒素
ガス供給源、１０：炉壁、１２：炉胸部。 多〆図 第２図 第３図 第４図 策５図
Claims (1)
- １ 高炉の減尺吹卸し方法において、高炉炉胸部の炉壁
に上下方向に隔てて複数のノズルを設けて該ノズルを締
切コツク等を介して蒸気供給源および窒素ガス供給源に
接続し、減尺吹卸しによるストツクラインの降下にした
がつてノズルが該ストツクラインの上側になつたとき、
該ノズルから蒸気および窒素ガスの少なくとも一方を炉
内に噴出させることを特徴とした高炉の減尺吹卸し方法
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3370678A JPS6034602B2 (ja) | 1978-03-24 | 1978-03-24 | 高炉の減尺吹卸し方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3370678A JPS6034602B2 (ja) | 1978-03-24 | 1978-03-24 | 高炉の減尺吹卸し方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54125106A JPS54125106A (en) | 1979-09-28 |
| JPS6034602B2 true JPS6034602B2 (ja) | 1985-08-09 |
Family
ID=12393854
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3370678A Expired JPS6034602B2 (ja) | 1978-03-24 | 1978-03-24 | 高炉の減尺吹卸し方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6034602B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109321699A (zh) * | 2018-11-27 | 2019-02-12 | 南京钢铁股份有限公司 | 一种高炉空料线停炉不放残铁烧掉风口区死焦堆的方法 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56166313A (en) * | 1980-05-27 | 1981-12-21 | Nippon Steel Corp | Method for preventing explosion during reduction of stock line and blowing down of blast furnace |
| KR100917380B1 (ko) | 2008-03-26 | 2009-09-16 | 주식회사 포스코 | 고로 노정 살수라인 막힘 방지 장치 |
| CN109295271B (zh) * | 2018-11-27 | 2020-07-14 | 南京钢铁股份有限公司 | 一种高炉空料线停炉延长回收煤气时间的方法 |
-
1978
- 1978-03-24 JP JP3370678A patent/JPS6034602B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109321699A (zh) * | 2018-11-27 | 2019-02-12 | 南京钢铁股份有限公司 | 一种高炉空料线停炉不放残铁烧掉风口区死焦堆的方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54125106A (en) | 1979-09-28 |
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