JPS6034321Y2 - 化学装置のトレイ取付構造 - Google Patents

化学装置のトレイ取付構造

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JPS6034321Y2
JPS6034321Y2 JP3004981U JP3004981U JPS6034321Y2 JP S6034321 Y2 JPS6034321 Y2 JP S6034321Y2 JP 3004981 U JP3004981 U JP 3004981U JP 3004981 U JP3004981 U JP 3004981U JP S6034321 Y2 JPS6034321 Y2 JP S6034321Y2
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JP
Japan
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tray
support ring
support
mounting structure
bolt
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Expired
Application number
JP3004981U
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English (en)
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JPS57145504U (ja
Inventor
士郎 能勢
健司 玉井
Original Assignee
株式会社神戸製鋼所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は化学装置におけるトレイ取付構造に関し、詳細
には装置の運転が高温又は低温で行なわれる様なトレイ
式気液接触装置あるいは気液分散トレイを有する脱硫装
置等に適用される化学装置(以下トレイ式装置という)
のトレイ取付構造の改良に関するものである。
トレイ式装置は一般に筒塔本体の内壁(以下1本体内壁
ヨという)に単段あるいは多数段のトレイを取り付けて
構成し、流体をトレイを通して移動させることにより、
気液接触あるいは気液分散の操作が行なわれるものであ
るから、このトレイには前記各種操作・反応時における
温度変化や圧力変化等に十分対応し得る様に取り付けら
れることが要望される。
ところで従来のトレイ取付構造は第1図(一部縦断面図
)及び第2図(第1図の右側面図)に示す様になってい
る。
即ちトレイ1はボルト2及びナツト3によりサポートリ
ング4に直接固定されており、サポートリング4は、サ
ポートラグ5を介して本体内壁6に固着されてる。
又サポートリング4はサポートラグ5の上端に溶接され
ると共に、サポートラグ5の裏面側が本体内壁6に溶接
されている。
尚サポートリング4の外側全周と本体内壁6との間には
リングパツキン7が挿入されており、気液のもれを防止
する様に構成されている。
従って、脱硫装置のように操作温度が高くなる様な装置
の場合、本体内壁6の材料とトレイ1あるいはサポート
リング4の材料との熱膨張係数が異なるめ、トレイ1と
サポートリング4には熱膨張によって外周方向に著しい
伸びが生じる。
しかるにサポートリング4はサポートラグ5によって本
体内壁6に固定されているためトレイ取付用ボルト2に
せん断及び曲げ応力が作用すると共に、サポートラグ取
付溶接部Aに過大な熱応力が発生する。
特にサポートリング4が第3図に示した場合の様に分割
構造であると、熱膨張差が単位分割部両端のボルト2あ
るいはサポートラグ5に集中する。
即ち運転時の温度如何によってはボルト2が切断したり
曲がりを生じたり、或はサポートラグ取付溶接部Aに重
列が生じて、トレイ取付構造を破損することがある。
その結果、装置内の流体流動状態は著しく乱れ、単に反
応処理効率を悪くするのみならず安全上の問題も惹起す
る。
本考案は上記の如き従来のトレイ式装置におけるトレイ
取付構造の有する欠点を除去するためになされたもので
あって、トレイとトレイサポートリングとをトレイ固定
用ボルトで本体内壁に固着した支持部材に間接的に取り
付けると共に該ボルトをトレイの熱膨張による伸びに追
随して取り付けたまま移動できる様にし、更にサポート
リングを支持部材(以下1サポートラグヨという)に溶
接することなく単にサポートラグ上に載置して自在に摺
動できる様にすることにより、装置の運転が高温あるい
は低温で行なわれてもトレイとトレイサポートリングと
の結合状態を良好に維持し且つリングパツキンのもれ防
止効果を保持し、更にサポートラグ取付溶接部に熱応力
を発生させることのないトレイ取付構造を提供すること
を目的とする。
この様な目的を達威し得た本考案の構成とは、装置本体
内壁に固定され且つ円筒状サポートリング受は部材を有
する複数のサポートラグ上に、複数のトレイ固定用ボル
ト貫通部を有するサポートリングを摺動自在に載置する
と共に、該リング上にトレイを載置せしめボルトをトレ
イ、円筒状サポートリング受は部材及びトレイ固定用ボ
ルト貫通部を貫通せしめてこれらを固着する一方、該ボ
ルトを前記サポートリング受は部材の下部で摺動自在に
取り付けられる様にした点に要旨が存在する。
以下本考案を実施例たる図面に基づいて説明するが、本
考案は図示例に限定されず前・後記の趣旨に徴して一部
設計を変更したり、或は構成部品の形状を変更すること
はいずれも本考案の技術的範囲に含まれる。
第3図は本考案に係るトレイ取付構造とトレイを装置内
に取り付けた状態を示す一部破断見取図であり、又第4
図は本考案に係るトレイ取付構造の要部横断面図、第5
図は第4図の■−V線一部断面図を夫々示すものである
本考案のトレイ取付構造は第3図に示す様に本体内壁6
の全周にわたり等間隔且つ等高さ位置に複数のサポート
ラグ8上に4分割されたサポートリング4が各サポート
リング4,4間に若干のすき間11を形成する様に配設
され且つサポートラグ8の上面に対して摺動自在に載置
されている。
尚サポートリング4は一体物であっても何等差支えない
該サポートリング4には複数のトレイ固定用ボルト(以
下単に1ボルト、という)貫通部17が設けられており
、複数のボルト9及びナツト10によってトレイ1、サ
ポートリング4がサポートラグ8に取り付けられる様に
構成されている。
又サポートラグ8は第4図及び第5図に示す如く、円筒
状のサポートリング受は部材13の周面の一部に固着し
た板状の腕部材12を本体内壁6に溶接固着して設けら
れ、該サポートリング受は部材13の下面にはその中央
部に装置本体半径方向にガイド棒14が設けられている
又ボルト9は下部に逆U形のピン保持部15が形成され
ると共に上部にはねじ部16が形成されており、又ピン
保持部15は二叉のピン保持腕15aの夫々の先端部に
ピン用貫通孔15b、15bを設けてピン15cが通さ
れる様に構成されている。
尚該ピン15cの端部には割りピン15dを挿入するた
めの貫通孔が設けられ、ピン抜けを防止する様に構成さ
れてる。
この様なボルト9は、サポートリング受は部材13内に
挿入してピン15cを取り付けることによってピン15
cの周面の一部がガイド棒14の下面に接すると共に上
部のねじ部16がサポートリング4のボルト貫通部17
を通って上方に伸び、更にトレイ1を貫通して突出しナ
ツト10によってこれらを固定する。
さて上記の如く構成されたトレイ取付構造にトレイが固
定されて成るトレイ式装置内において、装置運転時に温
度が上昇するにつれて、トレイ1とサポートリング4と
は熱膨張により本体内壁6全周に向けて放射状に伸びる
その為トレイ1を固定する複数のボルト9も同時に放射
状に強制移行される。
しかしてボルト9の下部は前記の如くピン15cがガイ
ド棒14の下面支点によって支えているのでボルト9の
傾動を許したり或はピン15cがガイド棒14の下面に
接しつつ回転しながら移動できる。
その為ボルト9上部のねじ部16にはせん断応力も曲げ
応力も共に作用することはない。
又前記の如くサポートリング4とサポートリング受は部
材13とは一体的に固定されておらず、サポートリング
4はサポートラグ8の上面に載置されているだけであり
、又サポートリング4の熱膨張による伸びが生じたとき
には、サポートラグ8上を外周方向に摺動する。
その為本体内壁6におけるサポートラグ取付溶接部Aに
も熱応力はほとんど発生することはない。
従って装置内の運転温度が相当高くなってもトレイ1と
トレイサポートリング4との結合状態は良好に維持され
、又リングパツキン7のもれ防止効果が有効に保持され
ることにより、装置運転状態を安定に維持すると共に運
転効率を高め、又装置の安全性を確保し、更に装置の点
検・保全に要するコストを大きく低減することができる
尚上記実施例ではサポートラグ8として板状の腕部材1
2に円筒状のサポートリング受は部材13を固定したも
のを示したが、要はサポートリング4及びトレイ1を載
置してこれらに若干の摺動を許す様な接触面を上部に有
すると共にボルト9の下部が一定高さで装置半径方向に
摺動できる様なガイド機構(実施例ではガイド棒14に
相当する)を下部に有するものであれば全て適用可能で
ある。
又実施例ではトレイ固定用ボルト9として下部に逆U形
のピン保持部15を形成すると共に、該ピン保持部先端
に挿設したピン15cの周囲を支持部として形成したも
のを示したが、要はボルト9の下部が前述の如くサポー
トラグ8の内部若しくは下部に形成されるガイド機構に
沿って装置半径方向に摺動若しくは転勤できる様に形成
されているものであれば全て適用可能である。
以上詳記した様に、本考案のトレイ取付構造によればト
レイとトレイサポートリングをトレイ固定用ボルトで間
接的に固定すると共に、該ボルトをサポートラグ下部付
近に設けられたガイドに沿って摺動し得る様にし、且つ
サポートリングをサポートラグに固定するこなく単に載
置してサポートラグ上を自在に摺動し得る様な構成にし
たので、トレイ固定用ボルトにせん断応力及び曲げ応力
を生じさせることはほとんど無く、又本体内壁における
サポートラグ取付溶接部Aに熱応力を発生させることも
ほとんど無い。
その結果、装置内の処理温度如何にかかわらずトレイを
サポートリング上に良好に載置保持できる様になり、運
転状態を安定に維持すると共に処理効率を高めることが
でき、又装置の安全性を確保することができ、更には装
置のトレイサポート部におけるメンテナンスに要するコ
ストを大幅に低減し、又装置自体の延命化にも寄与でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトレイ取付構造の要部縦断面図、第2図
は第1図の右側一部破断側面図、第3図は本考案に係る
トレイ取付構造の装置内への取付状態を示す見取図、第
4図は本考案に係るトレイ取付構造の要部横断面図、第
5図は第4図の■−V線一部断面図、第6図は第4図の
平面図、第7図は第4図の底面図である。 1・・・・・・トレイ、4・・・・・・サポートリング
、6・・・・・・装置本体内壁、7・・・・・・リング
パツキン、訃・・・・・サポートラグ、9・・・・・・
トレイ固定用ボルト、10・・・・・・ナツト、13・
・・・・・サポートリング受は部材、14・・・・・・
ガイド棒、15・・・・・ピン保持部、15a・・・・
・ゼン保持腕、15b・・・・・ゼン用貫通孔、15c
・・・・・・ピン、15d・・・・・・割りピン、16
・・・・・・ねじ部、17・・・・・・トレイ固定用ボ
ルト貫通部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 装置本体内壁6に固定され且つ円筒状サポートリング受
    は部材13を有する複数のサポートラグ8上に、複数の
    トレイ固定用ボルト貫通部17を有するサポートリング
    4を摺動自在に載置すると共に、該リング4上にトレイ
    1を載置せしめ、ボルト9をトレイ、円筒状サポートリ
    ング受は部材13及びトレイ固定用ボルト貫通部17を
    貫通せしめてこれらを固定する一方、該ボルト9を前記
    円筒状サポートリング受は部材13の下部に摺動自在に
    取り付けることを特徴とする化学装置のトレイ取付構造
JP3004981U 1981-03-03 1981-03-03 化学装置のトレイ取付構造 Expired JPS6034321Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3004981U JPS6034321Y2 (ja) 1981-03-03 1981-03-03 化学装置のトレイ取付構造

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JP3004981U JPS6034321Y2 (ja) 1981-03-03 1981-03-03 化学装置のトレイ取付構造

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Publication Number Publication Date
JPS57145504U JPS57145504U (ja) 1982-09-13
JPS6034321Y2 true JPS6034321Y2 (ja) 1985-10-14

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ID=29827585

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JP3004981U Expired JPS6034321Y2 (ja) 1981-03-03 1981-03-03 化学装置のトレイ取付構造

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JP4593725B2 (ja) * 2000-04-14 2010-12-08 株式会社日本触媒 易重合性物質の製造方法および精製塔
BR112021011994A2 (pt) * 2018-12-19 2021-09-08 Haldor Topsøe A/S Reator catalítico com conjunto distribuidor de carga

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JPS57145504U (ja) 1982-09-13

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