JPS6033938Y2 - エアモ−タを備えた歯科用ハンドピ−ス - Google Patents

エアモ−タを備えた歯科用ハンドピ−ス

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JPS6033938Y2
JPS6033938Y2 JP10064580U JP10064580U JPS6033938Y2 JP S6033938 Y2 JPS6033938 Y2 JP S6033938Y2 JP 10064580 U JP10064580 U JP 10064580U JP 10064580 U JP10064580 U JP 10064580U JP S6033938 Y2 JPS6033938 Y2 JP S6033938Y2
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JP
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air
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rotation control
partition plate
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JP10064580U
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JPS5723310U (ja
Inventor
実 松本
Original Assignee
株式会社 吉田製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエアモーターの回転数を、給気量を変えること
なく、排気量の可変によって調整することにより、トル
クの低下をきたす惧れを防止し高い切削機能を有する歯
科用バンドピースを提供するものである。
従来エアモーターを駆動して歯牙を切削する歯科用バン
ドピースにおいて、その回転数を調整する場合、一般に
は加圧空気量を加減することにより行っていたが、この
方法によれは、回転数が変化するに伴い、トルクも変化
し、特に加圧空気量を減少するときは、トルクの低下を
きたして歯牙の切削機能を損う惧れがあった。
そこで本願は、このような欠陥を改善したもので、その
実施例を以下図面に基いて詳細に説明すると、1は歯科
用バンドピースの一部を構成する筒状のモーターケーシ
ングで、その前部には図示しないが先端に切削バーを備
えると共に、内部に該切削バーの駆動軸を設けた柄部2
を嵌合接続するための接続筒3を突設した接続部材4が
ねじ5により固定されており、この接続部材4には釦6
を指圧したとき、突起7を没入して前記柄部2の接続を
解除し、その指圧を解いたとき、突起7を突出して前記
柄部2との係合を許容する係脱部材8が備えられている
9は前記モーターケーシング1内に嵌合されたエアモー
ターのステーターで、内部に偏心の円筒孔10を有し、
これがモーターケーシング1に対し、位置決め用球体1
1により円周方向の位置が規制されている。
このステーター9は第3図に示す様に、外周面に加圧空
気を導入する為の窪み12と、加圧空気を排出する為の
窪み13とが夫々軸方向に向って形成されており、この
各窪み12,13には前記偏心の円筒孔10と夫々連通
ずる孔12’、13’が穿設されている。
14はステーター9内に収納されたローターで、放射線
方向に伸びて外周面で開口する複数のスリット15を有
した回転部分と、前記スリット15内に出没自在に係挿
された羽根16とから成り、このローター14の両端回
転軸17,18はステーター9の前後位置で、その軸芯
がモーターケーシング1の軸芯と一致する様にベアリン
グ19.20を介して回転自在に軸承されている。
具体的には、一方の前端回転軸17はモーターケーシン
グ1内に位置してステーター9の前端面を閉じる端部片
21の中心部に設けたベアリング19により、また他方
の後端回転軸18はステーター9の後方位置に配置され
た回転制御部材22の中心部に設けたベアリング20に
より夫々軸承されている。
前記一方の回転軸17は前記接続筒3内まで延長されて
おり、その延長軸17′の先端に歯車23を有し、この
歯車23が接続部材4に柄部2が接続されたときに、該
柄部2内の駆動軸に設けられた歯車(図示せず)と噛合
してローター14の回転が駆動軸に伝達される。
24はステーター9と回転制御部材22との間に挾持さ
れた仕切板で、これがステーター9に対し止片25を介
して円周方向に固定となる様に止着されている。
この仕切板24は円板状を為し、第4図に示す様にその
外周縁2箇所に前記ステーター9の各窪み12,13と
夫々連通ずる通気部26,27が切欠によって形成され
、中心部には前記回転軸18を遊嵌する孔28が穿設さ
れている。
前記回転制御部材22は前記仕切板24の外径寸法と等
しい円板状部材から成り、第5図に示す様にその前面中
心部には前記他方の回転軸18を軸承するベアリング2
0が、また後面中心部にはボス部29が夫々設けられて
いる。
また内部には後端が前記ボス部29に設けた通気路30
と連通し、前端が前面周縁位置で円弧状に開口する給気
路31と、後端が後面で開口し、前端が前記給気路30
の前端開口部31′から左右方向に等しい角度aをもっ
て離れた位置で開口する一対の排気路32.33とが夫
々設けられている。
34は前記モーターケーシング1の後部外周にOリング
35を介して回転自在に嵌合された操作リングでこの操
作リング34にはその半径方向に伸びる連結ねじ36が
取付けられ、この連結ねじ36は前記モーターケーシン
グ1は形成した円周方向の長孔37を介して前記回転制
御部材22に設けた半径方向のねじ孔38に螺合され、
従って操作リング34の回転操作によって回転制御部材
22が回転操作される。
39は前面の中心部に前記回転制御部材22のボス部2
9と回転自在に嵌合する嵌合凹部40とそれと同心円状
に形成されて前記回転制御部材22の一対の排気路32
.33と常時連通する環状凹部41とを夫々有し、且つ
中心部を貫通し前記回転制御部材22の通気路30と連
通ずる給気孔42と、前記環状凹部41と連通し後端が
外周面で開口する排気孔43と、後方に突出して加圧空
気及び水を供給する可撓性ホース(図示せず)を接続す
る為の継手筒部44を夫々設けた継手部材で、これが前
記モーターケーシング1の後端部外周に螺合される袋ナ
ツト45により前記回転制御部材22の後端面と接合す
る様に取付けられる。
46は前記給気孔42の後端部に接続されて可撓性ホー
スからの加圧空気の供給を受ける給気管、47は継手部
材39の後部に給気管46と平行して設けられて可撓性
ホースからの水の供給を受ける給水管、48は継手部材
39の外周に突設された導水管で、その内端が継手部材
39で前記給水管47と連通し、外端には水を歯牙の切
削部に差し向ける為の導水チューブ49が接続されてい
る。
50は継手部材39の後端部外周に取付けられた外筒で
、この後端部内周と前記継手筒部44との間には、排気
孔43を外気に連通ずるための通路51が形成されてい
る。
52はモーターケーシング1に対する継手部材39の位
置決め用球体、53は消音フィルターである。
しかしてエアモーターの非駆動時においては、第6図イ
で示すように給気路31の前端開口部31′が一対の通
気部26.27の中間に位置し、かつ一対の通気部26
.27と排気路32.33とが重合した状態となるよう
に仕切板24に対し回転制御部材22を設定する。
この中立状態においては加圧空気は給気管46、給気孔
42、通気路30及び給気路31を経て前記開口部31
′から一対の通気部26.27を通って窪み12,13
に共に流入するが、流入した加圧空気の排出が行われな
いので、ローター14は停止状態におかれる。
次いでこの状態から操作リング34を例えば右方向に回
転すると、これと連結ねじ36を介して連結された回転
制御部材22も同方向に回転して第6図口で示すように
前端開口部31′が通気部26の全部と重合腰排気路3
3が通気部27に対し一部重合した状態においては、ロ
ーター14の駆動に充分な加圧空気が通気部26、窪み
12及び孔12′を通ってステーター9内に供給され、
かつローター14の駆動後の加圧空気は孔13′、窪み
13、通気部27、排気路33、環状凹部41、排気孔
43及び通路51を通って外気に放出されるが、この状
態において排気路33の全部が通気部27に対し一部重
合しているので、加圧空気の排気量が制限され、ロータ
ー14は中間速度で駆動する。
次いで操作リング34をその極限位置まで回転操作する
と、第6図へで示すように排気路33が通気部27に対
し完全に重合する。
この場合前端開口部31′は円弧状に形成されているこ
とにより前端開口部31′と通気部26との完全な重合
状態が保持され、従ってこの状態においては加圧空気の
供給量及びその排気量は制限を受けないので、ローター
14は最高の回転数で駆動する。
また第6図イの中立状態からローター14を反対方向に
駆動するときは、操作リング34を前記と反対方向に回
転操作する。
すると回転制御部材22は仕切板24に対し第6図二の
状態を経て同図ホの状態に変化し、従って同図二の状態
においてはローター14が中間の回転速度また同図ホの
状態では最高の回転速度で夫々逆方向に駆動する。
なおこの場合において一方の窪み13が排気側となり、
他方の窪み12が人気側となる。
即ち上記において第6図イの状態から同図ハに至る過程
及び同図イの状態から同図ホに至る過程で、一定の加圧
空気の供給に対し、その排気量が可変され、これによっ
てエアモーターの回転速度が調整される。
以上のように本願によれば、エアモーターを駆動するた
めの加圧空気の供給を一定に保持しながら、その排気量
を可変してその回転数を調整する構成であるから、従来
のように回転数の調整によってトルクが変化する惧れは
なく、従って切削効率の高い製品を提供することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は要部の側
断面図、第2図は第1図のI−I線断面図、第3図イ9
口はステーターを示す平面図及び端面図、第4図イ9口
は仕切板を示す端面図及び側面図、第5図イ9ロ、ハは
回転制御部材を示す端面図、縦断面図及び横断面図、第
6図イ乃至ホは仕切板に設けた通気部と回転制御部材に
設けた前端開口部及び排気路との関係を示す説明図であ
る。 図中1はモーターケーシング、9はステーター、10は
偏心円筒孔、12.13は窪み、12’、13’は孔、
14はローター、15はスリット、16は羽根、17.
18は回転軸、22は回転制御部材、24は仕切板、2
6.27は通気部、31は給気路、31′は前端開口部
、32゜33は排気路、34は操作リング、39は継手
部材、42は給気孔、43は排気孔、51は通路である

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 歯科用バンドピースの一部を構成するモーターケーシン
    グ内に、ステーターと、その内部円筒孔に位置して回転
    するローターとから成るエアモーターを内蔵すると共に
    、前記ステーターにその内部円筒孔と連通ずる2つの窪
    みを円周方向の2箇所に配設して一方の窪みから加圧空
    気を供給し、他方の窪みから加圧空気を排出することに
    より、エアモーターを駆動して切削バーを回転する歯科
    用バンドピースにおいて、前記モーターケーシング内に
    、前記2つの窪みと夫々連通ずる2つの通気部を設けた
    固定の仕切板と、この仕切板と接して回転する回転制御
    部材とを装備し、この回転制御部材に、加圧空気の供給
    を受けると共に前記仕切板との当接面で円弧状に開口し
    て前記通気部と相対的に連通ずる給気路と、その両端位
    置から所要距離円周方向に夫々離れ、かつ排気通路と連
    通ずる1対の排気路とを設け、更に前記モーターケーシ
    ングの外周に、前記回転制御部材の円弧状開口部が一方
    の通気路の全部と重合しかつ前記一方の排気路が他方の
    通気路の全部と重合する第1の状態から、前記円弧状開
    口部が前記2つの通気部間に位置しかつ2つの通気路と
    1対の排気路とが共に重合しない中立状態を経て、前記
    円弧状開口部が他方の通気路の全部と合致しかつ前記他
    方の排気路が前記一方の通気路の全部と合致する第2の
    状態に至る範囲で前記回転制御部材を往復回転操作する
    操作リングを設けて成るエアモーターを備えた歯科用バ
    ンドピース。
JP10064580U 1980-07-18 1980-07-18 エアモ−タを備えた歯科用ハンドピ−ス Expired JPS6033938Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10064580U JPS6033938Y2 (ja) 1980-07-18 1980-07-18 エアモ−タを備えた歯科用ハンドピ−ス

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JP10064580U JPS6033938Y2 (ja) 1980-07-18 1980-07-18 エアモ−タを備えた歯科用ハンドピ−ス

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JPS5723310U JPS5723310U (ja) 1982-02-06
JPS6033938Y2 true JPS6033938Y2 (ja) 1985-10-09

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ID=29462206

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JP10064580U Expired JPS6033938Y2 (ja) 1980-07-18 1980-07-18 エアモ−タを備えた歯科用ハンドピ−ス

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JP5020006B2 (ja) * 2007-09-10 2012-09-05 株式会社モリタ製作所 小型回転駆動装置
JP5399296B2 (ja) * 2010-02-26 2014-01-29 株式会社モリタ製作所 エアモータ及び医療用ハンドピース
JP5775904B2 (ja) * 2013-06-17 2015-09-09 株式会社モリタ製作所 エアモータ及び医療用ハンドピース

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JPS5723310U (ja) 1982-02-06

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