JPS6033037B2 - 拡声器用振動板とその製造方法 - Google Patents

拡声器用振動板とその製造方法

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JPS6033037B2
JPS6033037B2 JP1315478A JP1315478A JPS6033037B2 JP S6033037 B2 JPS6033037 B2 JP S6033037B2 JP 1315478 A JP1315478 A JP 1315478A JP 1315478 A JP1315478 A JP 1315478A JP S6033037 B2 JPS6033037 B2 JP S6033037B2
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JP
Japan
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diaphragm
fibers
periphery
manufacturing
dense
Prior art date
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JP1315478A
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JPS54105527A (en
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公義 橋本
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Onkyo Corp
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Onkyo Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、特殊な間接物1を挿入して成形プレスして
得られる、拡声器用振動板とその製造方法に関するもの
である。
従来、拡声器用振動板は戦頭円錐形の頂部近傍部分より
周辺部分に至るまで全面にヤング率はほぼ同一である。
しかるに頂部近傍部分はヤング率が高く、周辺部に至る
に従ってヤング率が漸次小さくなるのが振動板の理想と
されている。例えば、加熱金型の上金型と下金型との隙
間を頂部近傍部分では密着し、周辺部分に行くに従い隙
間を漸次多くして行き、周辺部分では最も空隙を多くし
た金型が考えられるが、この金型で成形プレスするとき
、頂部近傍部分と周辺部分との成形乾燥時間が違うため
、周辺部分を充分成形乾燥しようとして、成形プレス時
間を長くしたり、金型の加熱温度を上げると、頂部近傍
部分が焼きこげてしまう欠点がある。頂部近傍部分を焼
きこがさないようにするため、成形プレス時間を短かく
したり、金型の加熱温度を下げれば周辺部分の成形プレ
スが不十分のまま金型より取り出さなくてはならないの
で、実際上成形が充分完全に行えず、時間と手数を多く
かける欠点があった。それ故後述の方法で成形プレスす
ると自然乾燥時間が長くかかり、作業性が悪いという問
題点がある。本発明は、上記の問題点を全く解消して、
周波数特性をより向上した拡声器用振動板であり、また
そのような振動板を巧みに製造し得る製造方法に関する
ものである。
これを図面に示す実施例について説明すれば、第1図の
如きワイヤ−又は繊維の絹を円筒形に編んで成形したも
のを、第2図の如く、一端を広げて教頭円錐形にしたも
ので、このような円錐形の絹の中心部は網目が密で、広
がった周辺部分は網目が疎である間接物1となる。この
ような間接物1を抄造後の含水状態下又は乾燥状態の戦
頭円錐形の繊維質振動板の上にのせて成形プレスすると
、頂部近傍部分はワイヤ一又は繊維が重なり合い、網目
が密な為、繊維が強くプレスされるので、第3図の如く
、母線方向にリブ状の降起がつくられる。したがって加
熱金型の上金型と下金型とを密着された部分より以上に
倍加されたスチフネスが得られるのでヤング率は高くな
って、スピーカーの高音域の音域を延ばすことができ、
高音域の音圧は著しく向上する。この母線方向のリブ状
の隆起は頂部近傍部分より周辺部分に行くに従い漸次中
が大きくなるとともに、ワイヤ一又は繊維の網目が密か
ら連続的に漸次疎になるので、繊維質振動板表面の押目
の網目は中心部から周辺部へ細かいものより、漸次粗く
なって、振動板にかかる圧力も外周になるに従って漸次
弱くなる。故に平均的なヤング率は中心から、外周に至
るに従って連続的に変化して漸次低くなる。最外側の周
辺部分ではワイヤ一又は繊維の網が最も疎になって、振
動板に絹がのっている一部のみプレスされるので、大部
分は殆んど間接物によるプレスは少し、状態となり、し
たがってヤング率は最も低く保持される。間接物のあた
らない部分は、厚みが大になっているから、結局頂部近
傍部分より周辺部分にかけて、リブを持っていることに
なり、これが振動板の振動方向のスチフネスを向上させ
るために、従来の振動板と同じスチフネスを保持できれ
ば、全体の平均厚みを減らすことができるため、振動板
の軽量化が可能である。
なお間接物のワイヤ一又は繊維の太さ、本数を変えるこ
とにより、種々のヤング率、厚みの分布が得られ、振動
板の性質を種々変化させることができる。なお、ワイヤ
一又は繊維の網状間接物の材質は、天然繊維、合成繊維
、無機質繊維等の繊維によって実現可能である。
本発明は、以上に述べたように、教頭円錐形の繊維質振
動板の上に、円錐形の中心部分は、網目が密で、周辺部
分は網目が疎である間接物1をのせてプレスするという
簡単な方法で、理想に近いスピーカーの周波数特性が得
られる。
そして再生周波数範囲の高音城の再生が著しく佳良とな
り、低音城は周波数が十分低く保たれると共に、頂部近
傍より周辺部分に至る間でヤング率が連続的に変化する
ので、周波数特性は低音城から高音域まで平担になり、
再生周波数範囲の広い拡声器用振動板が得られるもので
ある。また、本発明は、上記画期的周波数特性向上の振
動板を得るために、ワイヤ一又は繊維の網を円筒状に成
形するという比較的簡単な工程で得られる円筒状物の一
端を広げて円錐形にしたものを間接物1として使用する
という、巧妙にして、卓絶せる製造方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は間接物1の成型図、第2図は間接物1の一端を
広げた図、第3図は本案の振動板、第4図は頂部近傍部
分の拡大図、第5図は同A,A′断面図、第6図は周辺
部分の拡大図、第7図は同B,B′断面図、1は間接物
。 分′図 ズZ図 火3図 公ム図 火;図 火619 才ワ図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ワイヤー又は繊維の円筒形の網の一端を拡大して、
    中央部を密に、周辺部を疎に成形した押目型を、抄造含
    水下の紙繊維質の堆積に押圧することによつて、頂部近
    傍の密度を密に、周辺部の密度を粗に連続的に変化せし
    めた拡声器用振動板。 2 抄き上げた含水状態又は乾燥状態の繊維質の堆積に
    、ワイヤー又は繊維の円筒形網の一端を拡大して、円錐
    形にした押目型を載置して、プレスすることを特徴とす
    る拡声器用振動板の製造方法。
JP1315478A 1978-02-07 1978-02-07 拡声器用振動板とその製造方法 Expired JPS6033037B2 (ja)

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JPS54105527A JPS54105527A (en) 1979-08-18
JPS6033037B2 true JPS6033037B2 (ja) 1985-07-31

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ID=11825241

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6334036U (ja) * 1986-08-22 1988-03-04

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6334036U (ja) * 1986-08-22 1988-03-04

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JPS54105527A (en) 1979-08-18

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