JPS6033039B2 - 拡声器用振動板 - Google Patents
拡声器用振動板Info
- Publication number
- JPS6033039B2 JPS6033039B2 JP1799378A JP1799378A JPS6033039B2 JP S6033039 B2 JPS6033039 B2 JP S6033039B2 JP 1799378 A JP1799378 A JP 1799378A JP 1799378 A JP1799378 A JP 1799378A JP S6033039 B2 JPS6033039 B2 JP S6033039B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- mesh
- young
- modulus
- loudspeaker diaphragm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、特殊な成形網1を芯材にした、繊維質拡声
器用振動板に関するものである。
器用振動板に関するものである。
従来、拡声器用振動板は教頭円錐形状の頂部近傍部分よ
り周辺部分に至るまで全面にヤング率はほぼ同一である
。
り周辺部分に至るまで全面にヤング率はほぼ同一である
。
しかるに頂部近傍部分はヤング率が高く、周辺部分に至
るに従ってヤング率が漸次低くなるのが振動板の理想と
されている。即ちスピーカーの再生周波数特性上から考
えると、再生周波数範囲は広くなり、中音域の周波数特
性は平坦になる。この為、教頭円錐形状の頂部近傍部分
は、高弾性繊維で周辺部分は通常のパルプ繊維で沙造す
る振動板があった。これは再生周波数範囲は広くなるが
、中音城の周波数特性は平坦でなくなる。また、特許出
願公告昭43−1210夕下織布を利用したスピーカー
用振動板の製造法では振動板周辺部の振動損失を大きく
設計することにより、中音城の特性曲線上のあばれを解
消して、特性上平猪な曲線が得られるものがあるが、こ
れは重量が増加するか、さもなければピストン振動領域
が狭くなる欠点がある。本発明は、上記の欠点を解消し
て、再生周波数特性をより向上した拡声器用振動板であ
る。
るに従ってヤング率が漸次低くなるのが振動板の理想と
されている。即ちスピーカーの再生周波数特性上から考
えると、再生周波数範囲は広くなり、中音域の周波数特
性は平坦になる。この為、教頭円錐形状の頂部近傍部分
は、高弾性繊維で周辺部分は通常のパルプ繊維で沙造す
る振動板があった。これは再生周波数範囲は広くなるが
、中音城の周波数特性は平坦でなくなる。また、特許出
願公告昭43−1210夕下織布を利用したスピーカー
用振動板の製造法では振動板周辺部の振動損失を大きく
設計することにより、中音城の特性曲線上のあばれを解
消して、特性上平猪な曲線が得られるものがあるが、こ
れは重量が増加するか、さもなければピストン振動領域
が狭くなる欠点がある。本発明は、上記の欠点を解消し
て、再生周波数特性をより向上した拡声器用振動板であ
る。
これを図面に示す実施例について説明すれば、第1図の
如く、ガラス、カーボン、ポリエステル、芳香族ナイロ
ン等の高弾性繊維又は、軽金属等のワイヤ一で一定網目
で編んだ網を円筒形に成形したものを、第2図に示す如
く、一端を広げて載頭円錐形にしたもので中心部は網目
が密で、広げた周辺部分は網目が疎である成形網1を抄
きタンク内の抄網に当て、抄きタンク内にパルプ繊維懸
濁液を流し込み、抄きタンク下部のコックを開いて、抄
き上げ、成形網1を含んだままプレス乾燥する。このよ
うにして出来た振動板は、第3図に示す如く、載頭円錐
形状の頂部近傍部分は高弾性繊維又はワイヤ一の網目が
点線のように密に、パルプ繊維層の中に振動板の母線方
向に内蔵され、繊維層の芯の如く補強されるのでヤング
率は高くなって、スピーカーの高音域の音域を延ばすこ
とができて、高音域の音圧は著しく向上する。この振動
板の母線方向に内蔵された高弾性繊維又はワイヤ一の網
目は、頂部近傍部分より周辺部分に行くに.従い漸次密
から疎に変化して行くので、平均的なヤング率は中心か
ら外周に至るに従って、連続的に変化して漸次低くなる
。最外側の周辺部分では、繊維層に内蔵しているワイヤ
−又は高弾性繊維の絹が最も疎になって、振動板の補強
は最も少し、状態となり、したがってヤング率は低く保
持される。そして繊維層に成形網1を含まない部分は、
ヤング率が最も低くなっている。
如く、ガラス、カーボン、ポリエステル、芳香族ナイロ
ン等の高弾性繊維又は、軽金属等のワイヤ一で一定網目
で編んだ網を円筒形に成形したものを、第2図に示す如
く、一端を広げて載頭円錐形にしたもので中心部は網目
が密で、広げた周辺部分は網目が疎である成形網1を抄
きタンク内の抄網に当て、抄きタンク内にパルプ繊維懸
濁液を流し込み、抄きタンク下部のコックを開いて、抄
き上げ、成形網1を含んだままプレス乾燥する。このよ
うにして出来た振動板は、第3図に示す如く、載頭円錐
形状の頂部近傍部分は高弾性繊維又はワイヤ一の網目が
点線のように密に、パルプ繊維層の中に振動板の母線方
向に内蔵され、繊維層の芯の如く補強されるのでヤング
率は高くなって、スピーカーの高音域の音域を延ばすこ
とができて、高音域の音圧は著しく向上する。この振動
板の母線方向に内蔵された高弾性繊維又はワイヤ一の網
目は、頂部近傍部分より周辺部分に行くに.従い漸次密
から疎に変化して行くので、平均的なヤング率は中心か
ら外周に至るに従って、連続的に変化して漸次低くなる
。最外側の周辺部分では、繊維層に内蔵しているワイヤ
−又は高弾性繊維の絹が最も疎になって、振動板の補強
は最も少し、状態となり、したがってヤング率は低く保
持される。そして繊維層に成形網1を含まない部分は、
ヤング率が最も低くなっている。
結局頂部近傍部分より周辺部分にかけて、繊維層の内部
に網状の補強芯を内蔵していることになり、これが振動
板の振動方向のスチフネスを向上させることになり、従
来の振動板と同じスチフネスを保持できれば、全体の平
均厚みを減らすことができるため、振動板の軽量化が可
能である。なお成形網1のワイヤ−又は高弾性繊維の太
さ、本数を変えることにより、種々のヤング率、厚みの
分布が得られ、振動板の性質を種々変化させることがで
きる。本発明は、以上に述べたように、裁頭円錐形の中
心部分は網目が密で、周辺部分は網目が疎である成形網
1を補強芯として内蔵せる、教頭円錐形状の繊維質振動
板をプレス乾燥するという簡単な方法で、再生周波数範
囲の高音城の再生が著しく延び、低音城の周波数は十分
低く保たれるスピ−カーの秀れた周波数特性が得られる
と共に、頂部近傍より周辺部分に至る間でヤング率が連
続的に変化するので、周波数特性は低音域から高音域ま
で平坦になり、再生周波数範囲の広い拡声器用振動板が
得られるものである。
に網状の補強芯を内蔵していることになり、これが振動
板の振動方向のスチフネスを向上させることになり、従
来の振動板と同じスチフネスを保持できれば、全体の平
均厚みを減らすことができるため、振動板の軽量化が可
能である。なお成形網1のワイヤ−又は高弾性繊維の太
さ、本数を変えることにより、種々のヤング率、厚みの
分布が得られ、振動板の性質を種々変化させることがで
きる。本発明は、以上に述べたように、裁頭円錐形の中
心部分は網目が密で、周辺部分は網目が疎である成形網
1を補強芯として内蔵せる、教頭円錐形状の繊維質振動
板をプレス乾燥するという簡単な方法で、再生周波数範
囲の高音城の再生が著しく延び、低音城の周波数は十分
低く保たれるスピ−カーの秀れた周波数特性が得られる
と共に、頂部近傍より周辺部分に至る間でヤング率が連
続的に変化するので、周波数特性は低音域から高音域ま
で平坦になり、再生周波数範囲の広い拡声器用振動板が
得られるものである。
第1図はワイヤ一又は繊維の円筒成形図、第2図は成形
網1の成形図、第3図は本案の振動板、1は成形網。 外/図 オZ楓 火3図
網1の成形図、第3図は本案の振動板、1は成形網。 外/図 オZ楓 火3図
Claims (1)
- 1 ワイヤー又は高弾性繊維で一定網目で編んだ円筒形
の網の一端を拡大して、中央部を密に、周辺部を疎に成
形した成形網1を芯材にして、抄きこんだ繊維質拡声器
用振動板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1799378A JPS6033039B2 (ja) | 1978-02-18 | 1978-02-18 | 拡声器用振動板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1799378A JPS6033039B2 (ja) | 1978-02-18 | 1978-02-18 | 拡声器用振動板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54110820A JPS54110820A (en) | 1979-08-30 |
JPS6033039B2 true JPS6033039B2 (ja) | 1985-07-31 |
Family
ID=11959237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1799378A Expired JPS6033039B2 (ja) | 1978-02-18 | 1978-02-18 | 拡声器用振動板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6033039B2 (ja) |
-
1978
- 1978-02-18 JP JP1799378A patent/JPS6033039B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54110820A (en) | 1979-08-30 |
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