JPS6032796B2 - 金属誘導処理用冶金取鍋 - Google Patents

金属誘導処理用冶金取鍋

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JPS6032796B2
JPS6032796B2 JP52118699A JP11869977A JPS6032796B2 JP S6032796 B2 JPS6032796 B2 JP S6032796B2 JP 52118699 A JP52118699 A JP 52118699A JP 11869977 A JP11869977 A JP 11869977A JP S6032796 B2 JPS6032796 B2 JP S6032796B2
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ladle
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heating tank
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ジヤツク・ミシユレ
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    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D41/00Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
    • B22D41/005Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like with heating or cooling means
    • B22D41/01Heating means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27BFURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS IN GENERAL; OPEN SINTERING OR LIKE APPARATUS
    • F27B3/00Hearth-type furnaces, e.g. of reverberatory type; Tank furnaces
    • F27B3/10Details, accessories, or equipment peculiar to hearth-type furnaces
    • F27B3/12Working chambers or casings; Supports therefor

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属、合金特にその融解格を誘導処理し、特に
交番磁界の作用の下で、融解格を維持するかまたはその
温度を上昇させるための分割金属外庫型冶金用取鍋に関
するものである。
金属、特に鋼を炉外で取鍋によって精錬するにあたり、
取鋼で金属を加熱する場合、困難な問題に遭遇する。
その解決策の多くは、電気エネルギーを利用するが、誘
導加熱によれば、電気エネルギーを金属内部に優れた熱
効率で伝達することができる利点がある。
この場合、原理上では、慣例型誘導炉の誘導コイルに匹
敵する誘導コイルを用い、その内に取鍋を設置すればよ
い筈である。しかし取鍋内の処理すべき金属中に電流を
誘導させ、しかも不所望のフーコー電流によって取鍋の
金属外厘を過熱させないことに重大問題がある。誘導コ
イルを1乃至5HZの低周波数電流で附勢することが提
案された。しかし周波数が低くなればなる程、金属の強
力な蝿拝や、取鍋の金属外陣の温度上昇が少なくなるた
め、この方法で取鍋内の金属を蝿拝する場合、他の加熱
手段、特にアークによって加熱する手段を追加する必要
がある。さらに50HZ程度の商用周波数の電流で誘導
コイルを附勢する場合の利点を得るために、敬鍋をこれ
が振動する磁界に影響されない様に改造することも提案
された。
これがため、取鍋の金属外厘を多数の部材に分割し、こ
れら部材相互を電気的に絶縁し、金属外陣全体に不所望
なフーコー電流が循環するのを防止すると共に、金属外
厘全体の機械強度を許容値に維持することも提案された
。この目的のため、フランス特許第1509043号明
細書には、誘導処理用取鋼の金属外庫を円筒形とし、そ
の加熱領域を、非磁性金属板を組立てた連続壁で構成し
、金属板間の隙間に耐火接着剤を介挿して金属板相互を
電気的に絶縁することが記載されている。フランス特許
第1534905号明細書にも、上述した取鍋とほぼ同
様な構成のものが記載されている。
しかしかかる既知の型の取鍋はその金属機体が極めて緊
密に構成されているため、ィンダクタ電流の周波数が約
60日2を越えると、過熱されて使用できなくなるおそ
れがある。
フランス特許第2100553号明細書には、上述した
欠点を除去し得る取鍋が記載されている。
この場合には、取鍋の金属外厘を、その加熱領域で、開
放電気回路を形成する様に、互に電気的に絶縁した金属
部材で構成し、各金属部材の断面を、その長さに比べて
4・さくしている。これについて多数の変型が記載され
ている。しかしあるものは機械強度が小さく、他のもの
は加熱領域において縦連繋ビームを利用し、これら連繋
ビームを取鍋の周りに規則正しく分布し、取鍋底と、頂
側環帯とにそれぞれ取付けた2個の環状フランジに綿着
して固定し、機械強度を改善している。しかしかかる技
術は取鍋の機械強度を改善はするが、連繋ビームを過熱
する点で未だ十分満足すべきものではない。本発明に目
的は、金属外厚の金属機体が、従来の取鍋の機械強度に
匹敵する程度の機械強度を得るに十分な程度に緊密であ
ると共に、商用周波数または数十HZの周波数で議導処
理中、機械強度を低下する異常過熱を防止するに十分な
程度に分割した優れた妥協的構成も有する上述した兄の
冶金用取鋼を提供せんとするものである。
本発明の他の目的とする所は、かかる取鍋を、調節気圧
雰囲気の下で作業する誘導処理装置に適用せんとするに
ある。
かかる目的を達成するため、本発明誘導処理用冶金取鋼
は、耐火裏張りを施した金属外庫を具え、この外庫を、
取鍋金属底と、金属頂側環帯と、取鍋金属底を金属頂側
豪帯に連続する中間部材とをもって構成し、この中間部
材を、加熱領域において、金属総連繁ビームによって構
成し、その両端を、取鍋金属底および金属頂側環帯にそ
れぞれ取付けた下側および上側金属環状フランジに縦着
したものにおいて、連繋ビームを督状に構成したことを
特徴とする。
本発明の実施例にあたり、連繋ビーム内に冷却流体を循
環せしめるための手段を設けるのが好適である。
またこの取鍋を、調節気圧雰囲気の下で作業する誘導処
理装置に適用するため、上側環状フランジの上方で、金
属頂側環帯に固着され、蓮繋ビ−ム外厘外に突出する環
状体を設け、この環状体には外部と運通する少なくとも
1個の孔をあげ、これらの孔を管状連繋ビームの頂側出
口端と密封連結するための手段を設ける。
上述した所から明らかなように、本発明においては連繋
ビームをその軸線方向において外気に運通する。
上述した本発明構成によれば、次のような三重の利点が
ある。
第一に、連繋ビームの軸線の周りに生ずる煩向があるフ
ーコー電流を軽減することができる。
第二に、適当な供給手段と相挨つて、連繋ビーム内に冷
却流体を循環せしめてフーコー電流の不所望な熱効果を
阻止することができる。第三に、管状連繋ビームを引抜
作業によって得ることができるため、密実な連繋ビーム
の様に伸縮し、次いで伸縮前と同じ品質とするために鍛
造作業を必要とせず、良品質の蓮繁ビームを用いること
ができる。
加うるに連繋ビームは、密実の場合も、中空の場合も、
断面が同一なら、慣性モーメントは同一で、座屈の如き
折曲げに対する抵抗は同一である。また中空蓮繁ビーム
はその外側輪郭の形状の如何を問わず、市販の通常の非
酸化鋼管で形成することができて経済的にも有利である
その製造に必要な設備も極めて簡単でよく、その設備費
も甚だ早期に償却することができる。本発明の他の目的
は、中空連繋ビーム型取鍋を適用した、調節気圧雰囲気
の下で作業する誘導処理装置を提供せんとするにある。
かかる装置は、従来の取鍋と、慣例の誘導炉との双方の
利点を相乗的に活用でき極めて融通性に富む構成とする
必要がある。
特に処理すべき融解金属の凡ゆる精練作業、例えば脱ガ
ス、脱酸、同時脱炭等を行うことができ、真空の下、特
に調節気圧の下で実際の場合と比肩し得る条件で作業で
きるものである必要がある。上述したフランス特許第2
100553号明細書には、譲導加熱槽内に、その間緑
に密実連繋ビーム型取鍋を、上側環状フランジの上方に
あって連繋ビームが占める位置よりも突出している環状
座を介して係合させることが記載されている。
この環状座の頂面には吸気蓋をのせている。本発明取鋼
の場合、すなわち空気、窒素等のガスより成る冷却流体
を循環させるための管状連繋ビームを具えるものでは調
節気圧雰囲気の下で上述したように容易に利用できる。
実際上、冷却流体は連繋ビームの出口端を経て放出され
、誘導処理設備内の雰囲気に侵入してしまう。真空の下
で処理する場合にも同様で、冷却ガスは装置を真空の下
で作業させ、作業圧力を制限するバラストを構成する。
上述した所から明らかなように、本発明取鍋は連繋ビー
ム内の冷却流体通路をして、処理設備内に存在する調節
気圧雰囲気に対し無関係ならしめることができる特殊技
術を採用する。
本発明の主な特徴は次の通りである。
取鍋は連繋ビーム内に冷却流体を上昇せしめるための冷
却流体送給手段を具える。金属頂側環帯の周りには、上
例環状フランジより上方に、連繋ビームが占める位置よ
り上方に環状体を設け、その内の空耳同を外部に蓮適す
る。
各連繋ビームに密封継手を設け、これによって各連繋ビ
ームの頂側出口を環状体内の空胴に菱適する。このよう
にすれば、取鍋を誘導加熱槽内に、その周縁に環状体内
面を係合して設置し、鐘状蓋を環状体の頂面にあて、環
状体内の空胴に連繋ビームの冷却流体通路を蓮通させ、
誘導加熱槽内の調節気圧雰囲気を乱すことなく冷却流体
を外部に放出させることができる。
図面について本発明を説明する。
図中同一部分は同一符号を付して示す。第1図に示す様
に、取鋼1は一般に円筒状の外陣2で構成し、その内側
に耐火裏張り(図示せず)を施こす。
外庫2は盆状の金属取鍋底3と、同じく金属の頂側環帯
4と、両者間に介在する複数の縦金属連繋ビーム5とを
もって構成する。これら連繋ビーム5は規則正しく離間
され、耐火裏張りを囲む柱状カーテンを形成する。連繋
ビーム5の上下両側を2個の環状緒着フランジ6および
7に締着し、これら環状縦着フランジを金属頂側嬢帯4
および取鍋金属底3にそれぞれ取付ける。この取付態様
は第5図につい詳述する縦着手段8によって達成する。
頂側環帯4には2個の横軸頚9,9′を取付け、これら
機軸類9を介して取鍋を慣例の様に昇降せしめ得る様に
する。
取鍋底に湯口10を設け、融解金属を注出し得る様にす
る。第1図の左側には、取鍋を囲む誘導コイル11と、
これを囲む環状強磁性ヨーク12とで構成した誘導加熱
装置を線図的に示した。第1図から明らかな様に譲導コ
イル11の高さは、連繋ビーム5の高さよりは高くなら
無い様にし、頂側環帯4、取鍋底3ならびに上下両環状
フランジ6および7が加熱領域aの外方に位置する様に
する。外厘2の金属構成全体を非磁性材料、特に非磁性
非酸化鋼で構成し、誘導コイル11から生ずる磁界の磁
力線の分路を形成しない様にし、取鍋内に収容した加熱
すべき融解金属に対する処理能力を低下しない様にする
。取鍋底3の下方に環状導管13を設け、これを支腕1
4によって支持し、環状導管13を入口管15を介して
圧縮空気源(図示せず)に連結し、連繋ビーム内を冷却
する。
環状導管13と、連繋ビーム5の下端に気密連結した蓮
管16を介して各連繋ビーム5に圧縮空気を分配する。
図面を簡単とするため、蓮管16は数個のみを示した。
圧縮空気は連繋ビーム5内を上昇し、その頂端にあげた
出口孔17を経て大気中に放出される。冷却流体を連繋
ビーム内を上昇させることは、本発明の目的を達成する
ための不可欠の要件ではない。本例では実施の便宜上上
昇させたのである。幾分不便で厄介でもよければ所要に
応じ冷却流体を連繋ビーム5の頂端に供給して下降させ
ることもできる。この場合には環状導管13と蓮適する
蓮管16の如き導管を吹設け、これを取鍋の側に沿い立
上がらせるか、または環状導管13を頂側環状フランジ
6の上方に移すこともできる。しかし冷却流体を連繋ビ
ーム内を上昇せしめることは、取鍋を調節気圧雰囲気の
下で誘導処理する装置に適用する場合には本発明の特徴
を構成する。次にこの場合を第2乃至第6図について説
明する。本例では融解鋼容積が約7トン、外陣直径が約
1.5仇hの試験用取鍋を用いた。
運※ビーム5の数を6の固とし、連繋ビーム5の断面寸
法を互に隣接する連繋ビーム5,5間に形成され、良好
な耐熱性を有する電気絶縁材料穣を介挿するための縦空
所の断面寸法の約1′2とした。これら換は取鍋内に収
容する融解金属に対し取鍋外厘を十分良好に密封するた
めのものである。本例では連繋ビームを管状とし、その
内外輪噴を何れも円筒形とする。
その外径を3.3伽、内陸を1.7伽とし、管壁の厚さ
を0.8伽とする。中空連繋ビームの機能の一つによっ
て、電磁波が導体中に侵透する所謂表皮効果が起る際に
生ずるフーコ‐電流の強さを軽減せしめる。本発明敬鍋
に適用する電磁波が商用周波数である場合に、連繋ビー
ムの非磁性非酸化鋼中に侵透する電磁波の深さは約6肌
である。これがさめ連繋ビームの管壁の厚さは約6伽以
下とし、できる限り寄生電流を軽減して発熱を少なくす
るのが好適である。次に内部に冷却流体を循環せしめる
ための中空連繋ビームより成る取鍋を、調節気圧雰囲気
の下で作業する誘導処理装置に適用する場合を、第2,
3,4および5図について説明する。第2図は、第1図
について上述した取鍋と同様な取鍋を示す。
本例では、頂側嬢帯4に環状体18を取付け、これを上
側環状フランジ6の上方に位直させ、その寸法を連繋ビ
ーム5が占める容積よりも外方に突出するようなものに
定める。
環状体18は、取鋼を処理装置内に入れる時に取鍋を支
持する手段として作用する。また環状体18内に空鞠同
を形成してこれを外部に蓮適する。本例ではこの空胸を
、連結する環状空所19で構成する。これがため環状体
18を2個の環状板20および21をもって構成し、こ
れら両環状板を互に離間して上下に配設し、両環状坂間
の外側近くに外側環帯22を密嫁し、取鍋を誘導処理装
置内に入れる時に、環状体18全体の機械強度を高め得
る様にする。環帯22には多数の孔23をあげ、環状空
所19を外気に直接達通せしめ得る様にする。第5図に
示す様に、管状継手24によって連繋ビームの頂部出口
17を、下側環状板2川こいけた孔を経て管状空所19
に逢瀬する。冷却流体を連繋ビームに供給する手段を環
状導管13によって構成し、この環状導管13を一方に
おいては入口管15を介して圧縮空気源(図示せず)に
選球毒し、他方においては蓮管16を介して各連繋ビー
ムの下端に連結する。
鞠頚9を外側環帯22に取付ける。
第3図に示す様に、本発明取鍋1にはその内側に耐火裏
張り25を施こし、その分割外厘2は、、取鍋底3と、
取鍋の頂部を囲む頂側環帯4と、複数の連繋ビーム5よ
り成る中間部村とをもって構成し、運※ビ−ム5は取鍋
の周りに規則正しく分布し、互に隣接する2個の連繋ビ
ーム5,5間に縦空所内には耐火電気絶縁性酸(図示せ
ず)を介挿する。
連繋ビーム5は、頂側環帯4と、取鍋底3とにそれぞれ
取付けた上下両側環状締着フランジおよび7に締着して
固定する。
この縦着手段を第5図について詳細に説明する。本発明
においては連繋ビームを管状として、その内に空気の如
きガスが好適な冷却流体を循環せしめ得る様にする。こ
れがため、フーコー電流を軽減すると共に融解金属の熱
線が取鍋内から耐火裏張りを経て外部に伝達する際に生
ずる取鍋外庫温度上昇を低下することができる。連繋ビ
ーム5内における冷却流体の循環は、入口管15からこ
れを連結した環状導管13と蓮管16とを経て達成され
る。冷却流体は連繋ビーム5内を上省し、その頂端の出
口孔17を経て排出される。頂側環帯4には、上側環状
フランジ6の他に中空環状体18を取付け、この環状体
18を2個の互に離間して頂側環帯4に取付けた環状板
20および21で構成し、これら環状板を上側環状フラ
ンジ6の上方に配設し、両者間に環状空所19を形成し
、この管状空所19の内周面を頂側環帯4で形成し、外
周面を外側環帯22で形成し、この外側環帯22には孔
23をあげる。上下両環状板20,21を連繋ビーム5
できまる取鍋外周外に突出させ、譲導処理装置内に取鍋
を固定し得る様にする。
これがため、第3図に示す様に加熱槽26内に誘導コイ
ル11とこれを囲む環状磁性ヨーク12とを収納する。
加熱槽26はその底部を底蓋27で閉じ、上部は開放し
、開放縁を溝付フランジ28と、構内に入れた密封環状
パッキング29とで構成する。第3図に示す様に、下側
環状板20を密封環状パッキング29を介して溝付フラ
ンジ28上にあて、取端を加熱槽26内に懸垂する。
安全のため、冷却流体供給手段を保護スカート30で囲
む。
取鍋1および加熱槽26全体を鐘状蓋31で被覆し、鐘
状蓋31を上側環状板21上に溝付フランジ32と、こ
の溝内に入れた密封環状パッキング33とを介してのせ
る。
本例では、鐘状蓋31に吸気管34を設け、これを真空
源に連結して取鍋内を真空に維持する。
これがため真空誘導処理装置は、加熱槽26と、鐘状蓋
31と、両者間に介在する中空環状18とで構成される
。外側環帯22にあげた孔23を真空外庫の外側に運通
し、真空外庫2は外ーに対し密封する。連繋ビーム内を
循環する冷却流体は、連繋ビームの頂端出口17に密封
連結した管状継手24から下側環状板20にあげた孔を
経て管状空所19内に排出させる。
かかる手段によれば冷却流体が処理外厚内に存在する調
節気圧の下にある雰囲気を乱さないですむ。第4図は、
誘導処理装魔内に存在する調節気圧の下にある雰囲気か
ら誘導コイルを隔離する様に内部を改造した加熱槽26
を示す。
本例では加熱槽26内にこれを囲む側壁36と同軸的に
隔壁35を設け、側壁36との間に管状空現所37を形
成し、これを処理空所に対し密封する。
第4図に示す様に、環状室37内に誘導コイル1 1が
位置し、処理装置内に存在する調節気圧の雰囲気の作用
を受けない。
かかる手段によれば、隔壁35がない場合に比べ誘導コ
イル11の電圧を高くすることができ、特に250V程
度の電圧で真空処理する場合に誘導コイルの導線相互間
に放電を阻止することができる。
隔壁35の構成材料は多孔質でない密封材料とする。
また非磁性とし、議導コイル1 1から生ずる磁界を乱
さない様にする。さらに、非金属材料とし誘導コイル1
1の鞠線に対し直交する平面内に生ずる不所望なフーコ
ー電流を通さない様にする。加うるに隔壁35は摂氏数
百度に達するため、耐熱性とすると共に機械強度を高め
、特に真空誘導処理の際の圧力に耐え得る様にする。か
かる諸点を考慮し、隔壁35の構成材料としては、Lu
cofletなる商品名で市販の剛固なポリ塩化ビニー
ルの如き熱可塑性合成樹脂または市販のガラス繊維で補
強した樹脂が好適である。誘導コイル11は所望に応じ
大気圧の下でも用いることができる。
この場合には環状空所37を例えば側壁36にあげた孔
38の如き1個または数個の孔を経て外気大気に蓮適す
ればよい。第5図は連繋ビームの綿着手段と、連繋ビー
ム内の冷却流体通路とを詳細に示す。第5図に示すよう
に取鍋底3には下側環状締着フランジ7を取付ける。
頂側環帯4によって取鍋の頂端を連繋し、これに上側環
状締着フランジ6を取付けると共に環状体18を取付け
、環状体18は2個の下側環状板20および21を外側
環帯22で連結して構成し、これら部村内に管状空毎所
19を形成する。金属連繋ビーム5を平滑棒状管39で
構成し、その上下両端に取付けた端片40,40内側に
ねじを切り、綿着フランジ6および7の内面にあて、両
者間に座金41と、電気絶縁材料製の環状パッキング4
2とを介挿する。
連繋ビーム5と締着フランジ6(または7)とを締着す
るため、中空案内ピン43を用いる。中空案内ピン43
は両端にねじを切った棒状管44と、ナット45とで構
成する。棒状管44を上側稀着フランジ6にあげた孔2
9(または下側締着フランジ7にあげた孔29′)に通
し、ねじ付端片40に螺着した蓮繁ビーム5内に挿通す
る。ナット45を締付け、上述した座金41および環状
パッキング42と同様な座金および環状パッキング42
′とを介して連繋ビーム5を上側綿着フランジ6に締着
する。上側縦着フランジ6にあげた孔49の直径を、そ
の内を通るねじ付棒状管44の外径よりも大きくし、両
者間の管状空所内に電気絶縁材料製の套管状パッキング
46を介挿する。連繋ビーム5の頂端出口17を継手2
4によって管状空所19に密封連結する。ねじ付棒状管
44の頂端には孔47をあげ、その内に端管48を鉄合
し、ゴムの如き弾性材料製環状継手49の下側端を0立
てし得るようにする。環状継手49の上側端を心立てす
るように端管50を用い、これを下側環状板20にあげ
たねじ孔52に螺着した端管51と同一体に形成する。
上述した所から明らかなように、管状管24は、端管4
8と、継手49と、端管51とをもって構成する。外側
環帯22の孔23はこれを通して適当な工具が端管51
に達するように十分な大きさに定めるのが好適である。
上述した所から明らかなように、連繋ビーム5の頂端出
口17から出る冷却流体、例えば空気は環状空所19内
に入り、次いで外側環帯22の孔23を経て外部に排出
される。これがため処理室内に冷却流体を導入して、処
理室内の調節気圧雰囲気を乱すおそれなく真空の下で作
業することができる。本発明は上述した実施例にのみ限
定されないこと勿論である。
第5図に示す連繋ビームおよびその締着手段は損傷した
り古くなった連繋ビームの取替を容易ならしめ得る利点
があるが、本発明はかかる実施例にのみ限定されず、例
えば密実連繋ビームを用い、その両端にねじを切り、上
下両側の締着フランジにあげた孔に縦着することがきる
。また冷却流体もガスにのみ限らず、水のような液体で
も用いることができる。
この場合には液体を集合器に集めた後に、上下両環状坂
間に形成した環状空所内に液体を排出させる。また環状
体18も上述した実施例のものに限定されず、連繋ビー
ムの頂端から出る冷却流体と蓮適する他の形状とするこ
とができる。
連繋ビームもこれを管状とした場合に、その外側輪郭ま
たは内側輪郭を任意形状とすることができる。
上述した本発明の実施態様は次の通り要約することがで
きる。
‘11 特許請求の範囲1項記載の取鍋において、連繋
ビーム内に冷却流体を循環せしめるための手段を設ける
{2) 前記1項記載の取鍋において、これを調節気圧
雰囲気の下で作業する謙導処理装置に適用するため、上
側環状縦着フランジの上方で、頂側環帯に固着され、連
繋ビーム外庫外に突出する環状体を設け、この環状体に
は、連繋ビーム頂端出口と合致する孔をあげ、連繋ビー
ム内に冷却流体を循環せしめるための手段によって冷却
流体を上昇せしめるようにする。
‘3} 前記2項記載の取鍋において、環状体を頂側環
帯を囲む2個の環状板をもって構成し、これら両環状板
を互に離間して上下に配設してその間に環状空所を形成
し、この環状空所を外厚に直接達通し、連繋ビーム頂端
に密封連結する。
‘4} 特許請求の範囲2記載の誘導処理装置において
、加熱槽はその側壁と同軸上に延在し、側壁と相挨つて
雰囲気に対し密封した環状空所を形成し、その内に誘導
コイルを収納する。■ 前記4項記載の誘導処理装置に
おいて、環状空所を加熱槽側壁にあげた孔を介して外部
雰囲気に蓮通する。
図面の簡単な説明第1図は誘導コイル内に配設した本発
明取鍋の一例を示す正面図、第2図は調節気圧雰囲気の
下で譲導処理する装置に適用する本発明取鍋の他の例を
示す正面図、第3図は調節気圧雰囲気の下で誘導処理す
る装置内に配設した第2図に示す取鋼の縦断面図、第4
図は第3図に示す誘導処理装置の変型を示す縦断面図、
第5図は連繋ビームと環状体との間の密封連結継手の詳
細構造を示す縦断面図である。
1・・・取鋼、2・・・分割外庫、3・・・取鍋底、7
・・・下側環状締着フランジ、4・・・頂側環帯、5…
連繋ビーム、6…上側環状締着フランジ、8…締着手段
、9・・・軸額、10・・・湯口、11・・・誘導コイ
ル、12・・・ヨーク、a・・・加熱領域、13・・・
環状導管、14・・・支腕、15・・・入口管、16・
・・蓮管、17・・・頂端出口、18・・・環状体、1
9・・・環状空所、20・・・下側環状板、21・・・
上側環状板、22・・・外側環帯、23・・・孔、24
・・・管状継手、25・・・耐火裏張り、26・・・加
熱槽、27…底蓋、28・・・溝付フランジ、29・・
・環状パッキング、30・・・保護スカート、31・・
・鐘状蓋、32・・・溝付フラソジ、33・・・環状パ
ッキング、34・・・吸気管、35・・・隔壁、36・
・・側壁、37・・・環状空所、38・・・孔、39・
・・平滑棒状管、40・・・ねじ付端片、41,41′
・・・座金、42・・・環状パッキング、42′・・・
環状パッキング、43…中空案内ピン、44…ねじ付棒
状管、45…ナット、49,49′…孔、46…套管状
パッキング、47・・・孔、48・・・端管、49・・
・ゴム環状継手、50・・・端管、51・・・端管。
第3図第1図 第2図 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金属誘導処理用冶金取鍋であつて、耐火裏張りを施
    した金属外匣を具え、該外匣を取鍋金属底と、金属頂側
    環帯と、取鍋金属底を金属頂側環帯に連結する中間部材
    とをもつて構成し、該中間部材を、加熱領域において金
    属縦連繋ビームによつて構成し、その両端を、前記取鍋
    金属底および金属頂側環帯にそれぞれ取付けた金属環状
    締着フランジに締着したものにおいて、前記連繋ビーム
    を管状に構成したことを特徴とする金属誘導処理用取鍋
    。 2 頂部が開放され、内部に環状インダクタを具える加
    熱槽と、処理すべき融解金属を収容し、加熱槽内のイン
    ダクタの隙間内に導入でき、耐火裏張りを施した金属外
    匣を具え、該外匣を、取鍋金属底と、金属頂側環帯と、
    取鍋金属底を金属頂側環帯に連結する中間部材とをもつ
    て構成し、該中間部材を、加熱領域において、金属縦連
    繋ビームによつて構成し、その両端を、前記取鍋金属底
    および金属頂側環帯にそれぞれ取付けた金属環状締着フ
    ランジに締着し、前記金属頂側環帯には、他に金属環状
    締着フランジの上方で前記連繋ビーム外に突出する環状
    体を設け、加熱槽内に取鍋を導入する際加熱槽の開口縁
    と係合する支持部材を構成する環状体を具える冶金用取
    鍋と、前記環状体の頂面上に係合して、取鍋および加熱
    槽全体を被覆する鍾状蓋とを具え、連繋ビームが管状で
    あつて、取鍋には、冷却流体を連繋ビーム内を上昇せし
    めるための手段を設け、金属頂側環帯に取付けた環状体
    には、装置外側雰囲気と連通する少なく共1個の開口を
    設け、該開口を、連繋ビームの頂端に密封連結するため
    の手段を具えることを特徴とする調節気圧雰囲気の下で
    作業する金属誘導処理装置。
JP52118699A 1976-10-04 1977-10-04 金属誘導処理用冶金取鍋 Expired JPS6032796B2 (ja)

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FR7634679 1976-11-16

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GB (1) GB1555113A (ja)
IT (1) IT1087561B (ja)
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