JPS6032708Y2 - ピアノ用響板 - Google Patents

ピアノ用響板

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Publication number
JPS6032708Y2
JPS6032708Y2 JP8901480U JP8901480U JPS6032708Y2 JP S6032708 Y2 JPS6032708 Y2 JP S6032708Y2 JP 8901480 U JP8901480 U JP 8901480U JP 8901480 U JP8901480 U JP 8901480U JP S6032708 Y2 JPS6032708 Y2 JP S6032708Y2
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JP
Japan
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bridge
soundboard
short
bass
piece
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Expired
Application number
JP8901480U
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English (en)
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JPS5711587U (ja
Inventor
博夫 藤井
Original Assignee
株式会社河合楽器製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社河合楽器製作所 filed Critical 株式会社河合楽器製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は響板に固着された従来の長駒の低音側部分を駒
脚にするか又は別個に駒脚を設けて、この駒脚に固着さ
れた駒座板を介して更に駒座板の両端部に第1の短駒と
第2の短駒を設けて低音域の音質を向上させ、また音量
を増大させたことを特徴とするピアノ響板に関するもの
である。
従来のピアノの響板上面は高音から中音までを受持つ長
駒と、低音部を受持つ短駒より構成されている。
この様な従来の構造は短駒が響板の周辺部に近いために
特に低音部の基本周波数に近い低い周波数成分の駆動効
率が悪く、更に、長駒の存在のためにその振動も抑制さ
れていた。
この種の問題解決のために特公昭49−46412号及
び実公昭54−42907号が提案されているが、未だ
充分解消されたとは言えない。
本考案はこの様な欠点を除去するピアノの響板を提供す
ることを目的とするものである。
従来は、特公昭49−46412号及び実公昭54−4
2907号も含めてピアノ響板の響板上面に長駒と短駒
が響板上距離をへだでて装着されていて響板の振動モー
ドを抑制する作用を有していたが、本考案は響板面に装
着されている駒を1つとしたために響板の振動モードの
低音部、中音部の抑制要因を除去し、もつとも望ましい
豊かな低中音を得るようにしたものである。
以下本考案の実施例について説明する。
第1図は本考案の1実施例であり、響板1の表面に長駒
2を接着し、該長駒2の低音部は第3図の様に駒高さ上
部を切欠いて駒脚9とし、この駒脚9上に駒座板5を接
着し、該座板5の両端表面に第1の短駒3と第2の短駒
4をそれぞれ接着し、第1の短駒3を低音部弦用、第2
の短駒4を従来の長駒部分が受持っていた中音部並用と
したものである。
本考案はこの様にしたため響板の振動有効面積が増大し
、長駒2の低音側部分を駒脚9としたため駒脚9の高さ
は従来の長駒2の高さよりも少なくてすむので長駒2が
響板の振動を抑制する効果を減少できる利点を有する。
更に、中音部から低音部に移る音量がバランスがとれて
従来のような低音部から中音部へ移るときに音色、音量
の異和感があったことを解消するものである。
更に、第2図の第1の短駒3と第2の短駒4は張弦され
た弦によって下方の圧力を受ける(強圧という)が、は
ぼ中央に長駒2の一部である駒脚9が位置して双方の強
圧をバランスさせて支持しているために機械的の安定し
、座板5の接着はがれ、割れ等がなく長期間の使用にも
耐えるものである。
第4図は前記実施例における第1の短駒(低音弦月)3
と第2の短駒(中音弦用)4にそれぞれ張弦した様子を
示す図であり、低音部弦7は駒ピン6にかけられて張弦
され、中音弦8も同様に張弦されるが、駒ピン6の打ち
方を図の様にすれば駒ピン6のまわりの回転モーメート
が第1の短駒3と第2の短駒4に於いてそれぞれキャン
セル方向となり、駒脚9に対する力学的力の作用が安定
し、接着はがれとは歪等を少なくすることが本考案によ
り可能となる。
第5図は本考案の他の実施例を示す図であり、第1の短
駒3と第2の短駒4のほぼ中央に駒座板5を介して駒脚
9を設けて響板1に装着したものである。
従って従来の長駒2は低音部でカットしている。
この実施例でも響板1に装着しているのは駒2及び駒脚
9だけとなり、実質的に前述の実施例と駒方向に於いて
1本の駒と同様の効果となり、前述の音響的効果と同様
の効果を有する。
本考案はこの様にきわめて構造が簡単で、特に低音部の
音量、音色を著しく改善することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例でグランドピアノの響板に使用
した響板のフレーム側表面を表わす図、第2図は第1図
のA−A’断面図、第3図は第1図のB−B’断面図、
第4図は張弦のようすを示す図、第5図は本考案の他の
実施例を示す図である。 1は響板、2は長駒(長駒2の低音部は駒脚9となって
いる)、3は第1の短駒、4は第2の短駒、5は座板、
6は駒ピン、7は低音部、8は中音弦、9は駒脚。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 響板に固着された長駒の低音側部分を駒脚にし、該駒脚
    に駒座板を介して、該座板の両端部に第1の短駒と第2
    の短駒を設けたことを特徴とするピアノ用響板。
JP8901480U 1980-06-25 1980-06-25 ピアノ用響板 Expired JPS6032708Y2 (ja)

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JP8901480U JPS6032708Y2 (ja) 1980-06-25 1980-06-25 ピアノ用響板

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JP8901480U JPS6032708Y2 (ja) 1980-06-25 1980-06-25 ピアノ用響板

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Publication Number Publication Date
JPS5711587U JPS5711587U (ja) 1982-01-21
JPS6032708Y2 true JPS6032708Y2 (ja) 1985-09-30

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JPS5711587U (ja) 1982-01-21

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