JPS6032605Y2 - 超音波探傷装置 - Google Patents

超音波探傷装置

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JPS6032605Y2
JPS6032605Y2 JP15327577U JP15327577U JPS6032605Y2 JP S6032605 Y2 JPS6032605 Y2 JP S6032605Y2 JP 15327577 U JP15327577 U JP 15327577U JP 15327577 U JP15327577 U JP 15327577U JP S6032605 Y2 JPS6032605 Y2 JP S6032605Y2
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JP
Japan
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steel plate
flaw detection
width
traveling table
width direction
Prior art date
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Expired
Application number
JP15327577U
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English (en)
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JPS5479182U (ja
Inventor
英明 清水
忠義 村上
孝行 池本
旭 小川
博明 久川
Original Assignee
日本鋼管株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、熱間厚鋼板の厚板ライン上における超音波
探傷装置に関し、厚鋼板内部の材質欠陥を検出すること
を目的とし、特に熱間圧延後最終冷却の間にあって、重
大欠陥をもつ鋼材の事前検査をする場合に好ましいもの
である。
従来、厚鋼板の内部欠陥検出には、接触媒体に水を使用
する超音波探傷検査が常用されている。
この場合、一般にオンラインで行なわれている方法は、
第1図に示すように精整ライン上幅方向に一定ピッチで
多数の探触子を配置し、鋼板をライン進行方向に移送し
ながら、長手方向にすだれ状に探傷する方法である。
しかしながらこの方法の場合には、パルス反射式探触子
の取付、走査については非常に微妙な鋼板とのすり合わ
せを必要とするため、信頼性が低いこと、また多数の探
触子を必要とするため、探傷装置の設備費及びランニン
グコストが高いこと、また探傷検査の本質上、鋼板の表
面温度を100℃以下に冷却しなければ探傷できないた
めに、大規模な冷却装置及び大量の冷却水を要すること
等の欠点があった。
本考案は以上のような従来技術の欠点を改善して新規な
超音波探傷装置を提供するもので、鋼板幅方向に移動す
る台車と、該台車に取付けられた探触子により鋼板幅方
向に探傷を行ない、そのために探傷部のみ冷却する冷却
装置と、鋼板の幅及び鋼板走行テーブル上の位置を検出
する装置と、更には水切装置とを備えたことを基本的に
特徴とするものである。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第2図はその平面図、第3図は正面図、第4図は右側面
図である。
この探傷装置は鋼板走行テーブル12を幅方向にまたぐ
台車走行路3と、該台車走行路3上に移動する台車2と
、該台車2に鋼板移送方向に一定の間隔で配設された複
数の探触子1とを有し、台車3の移動に従って探触子1
が鋼板幅方向に走査して探傷を行なうように構戒されて
いる。
モして探触子1が走査して探傷を行なう各々の探傷線に
沿って、鋼板走行テーブル12幅方向に冷却装置4が設
けられ、また該鋼板走行テーブル12上該各々の探傷線
の近傍には、被検鋼板の鋼板走行テーブル12上の長手
方向位置を検出する位置検出器8aw 8bt 8C?
8dが設けられている。
また鋼板走行テーブル12上、台車2の鋼板走行方向最
下流端が鋼板を幅方向に横切る線の近傍には、鋼板の先
端を検出する鋼板位置検出器8eが更に設けられている
この鋼板位置検出器8at 8b* 8ct 8dt
8eは、本実施例では空気式検出器を用いているが、適
当な冷却装置を併用すれば、一般の電磁式近接スイッチ
や検触式リミットスイッチにより構成することも可能で
ある。
また鋼板走行テーブル12の鋼板搬出路側には水切装置
10が設けられ、更に台車2の鋼板搬入路側に隣接して
、鋼板走行テーブルをまたぐブリッジ13上に、台車位
置検出器9゜9′を備えている。
この台車位置検出器9,9′は本実施例では、通常のリ
ミットスイッチを使用し、台車上につけられたストライ
カ−により台車位置を検出するように構成されている。
上記ブリッジ13の鋼板搬入路側の鋼板走行テーブル1
2上には、更に鋼板位置検出器14が設けられている。
また上記探触子1には、鋼板走行テーブル幅方向に突出
して、被検鋼板の幅を検出する板幅検出器11が備えら
れ、本実施例ではこれを空気式検出器により構成してい
る。
上記の冷却装置4は、電磁弁5及び配管6を介して高架
水槽7に接続され、該電磁弁5により、水の入、切が行
なえるように構成されており、また本実施例では、探触
子の探傷線より鋼板移送方向下流側に位置しているが、
これに限定されず上流側に配設しても良い。
この冷却装置4の冷却能力は、探傷精度の確保のため、
探触子の接する部分を幅線2577EI71程度にわた
って100℃以下に冷却可能なものとする。
また被検鋼板が厚板の場合には、探傷表面部のみを冷却
すると、歪等の原因となるため、冷却装置4を鋼板走行
テーブル12の下にも設けて鋼板を裏表から冷却するこ
とが望ましい。
次に探触子1は、エアシリンダー15を有して、上下方
向に昇降可能に構成されており、更には、バネ−リンク
機構を有し、鋼板表面上の凹凸を吸収するようになって
おり、またジンバル機構により鋼板表面と探触子軸との
傾きを吸収するようになっている。
この探触子1は本実施例では、台車上に36順のピッチ
で4ケ所に設けているが、これは大欠陥、特にラミネー
ション状の大型介在物の探傷が主目的であり、通常この
程度のピッチで幅方向に走行することで充分であるため
である。
従って、必要に応じ設備個所の増減、ピッチの増減が可
能であり、ピッチを小さくして設置個所を増せば精検を
オンラインで実施することも可能である。
水切装置10は、被検鋼板上に残留する水により、スケ
ールや模様及びしみ等が発生するのを防止するためと、
次工程の表面検査時のトラブル防止のために設けられた
もので、金属又は耐熱ゴムの水切ロール16と該水切ロ
ール16を昇降させるエアシリンダー17とからなって
おり、該水切ロール16を被検鋼板上に圧着することで
水切を行なうようになっている。
なお、図中、20は台車2の駆動装置、21は鋼板走行
テーブル12の駆動装置、22は支柱である。
本考案による装置の構成は以上の通りであり、以下その
使用方法について詳説する。
まず、前工程から送られてくる鋼板の先端を、鋼板移送
方向最下流に設置された鋼板位置検出器8eにより検出
して、鋼板走行テーブル12を停止し、停止完了後、電
磁弁5を開き冷却装置4から冷却水を噴出さて鋼板冷却
を開始する。
電磁弁5の開放は、鋼板走行テーブル12の停止信号(
例えば、駆動装置21の電圧低下信号)により自動的に
行なうことも可能である。
冷却完了の確認は、温度計を鋼板の表裏面の探傷線近傍
に設置して行なっても良く、また最適冷却時間を予め板
厚及び鋼板温度毎にもとめておき、これに従って行なっ
ても良い。
冷却完了後、探傷を開始するが、被検材が厚鋼板の場合
は冷却をそのまま継続することが望ましい。
探傷作業は、まず鋼板位置検出器8a、8b、8c、8
dにより鋼板の存否を検出して、鋼板があることが検出
された部分の探触子1をエアシリンダー15により鋼板
上に下降させ、板幅検出器11により探触子1の鋼板上
着地を確認する。
この下降確認は、タイマーや下降完了検出器を用いて行
なっても良い。
次に探傷ゲート設定を行なうが、これは超音波厚み計の
原理により、鋼板の底面エコーを検出して板厚測定を行
ない、欠陥判定のための時間信号を自動的に作り出すも
のであり、探傷中は一定値に保持させる。
そして別のタイマーにより一定時間をおいて、台車1を
鋼板幅方向に移動して探傷を行なう。
次に板幅検出器11により、鋼板の端部を検出するか、
または台車位置検出器9′により、製造仕様上最大幅で
あることを検出して、すべての探触子1を上昇させ、台
車2を基準点へ戻す。
冷却を継続している場合には、これと同時に電磁弁5を
閉じて冷却水の供給を停止する。
台車2は台車位置検出器9により基準点に戻ってことを
確認し停止する。
この間に鋼板走行テーブル12の走行を開始し、水切装
置10を通過させて水切を行なう。
被検鋼板が長尺材(本実施例では13mm以上)の場合
には、まず鋼板位置検出器8eにより、鋼板の先端を検
出して鋼板走行テーブル12を停止し、上記探傷作業を
行なった後、次に鋼板走行テーブル12を駆動して、鋼
板位置検出器14により鋼板の後端部を検出して鋼板走
行テーブル12を停止し、上記探傷作業を繰返すことに
より行なう。
この一連の操作をフローチャートに示したものが第5図
であるが、本装置の上記操作はシーフェンス制御等によ
り自動化しても良い。
以上のように本考案によれば、探触子の数量が少なくて
済むため、設備費及びランニングコストが安いこと、探
傷部のみの局部冷却であり、冷却と同時に探傷できるた
め復熱の問題がなく冷却水が少量ですむこと、オンライ
ン処理のため仕掛工程が不要で、かつ探傷処理能力が大
きいこと、鋼板検出器との組合せにより、その操作の自
動化が容易に行なえるため大巾な省力化が可能であるこ
と、剪断との併用で的中歩留、製品歩留の向上が可能で
あること等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術による探傷装置の説明図、第2図は本
考案による探傷装置の平面図、第3図はその正面図、第
4図は右側面図、第5図は本装置による探傷を説明する
フローチャート図である。 図中、1は探触子、2は台車、3は台車走行路、4は冷
却装置、5は電磁弁、6は配管、7は高架水槽、8a、
8b、 8ct 8d、 8e、 14は鋼板位置
検出器、9,9′は台車位置検出器、10は水切装置、
11は板幅検出器、12は鋼板走行テーブル、13はブ
リッジ、15.17はエアーシリンダー 16は水切ロ
ールである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. オンラインにて熱間厚鋼板の超音波探傷を行なう装置に
    おいて、鋼板走行テーブルを幅方向に横切る台車と、該
    台車上に鋼板移送方向に一定の間隔で昇降可能に設けら
    れ鋼板幅方向に走査する福数の探触子と、該探触子の鋼
    板幅方向に備えられ、被検鋼板の幅を検出する板幅検出
    器と、該探触子の各々の走査線に沿って鋼板幅方向に鋼
    板を冷却する冷却装置と、被検鋼板の鋼板走行テーブル
    上長手方向の位置を検出する鋼板位置検出器と、鋼板走
    行テーブル搬出路側に備えられた水切装置とを有するこ
    とを特徴とする超音波探傷装置。
JP15327577U 1977-11-15 1977-11-15 超音波探傷装置 Expired JPS6032605Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15327577U JPS6032605Y2 (ja) 1977-11-15 1977-11-15 超音波探傷装置

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JP15327577U JPS6032605Y2 (ja) 1977-11-15 1977-11-15 超音波探傷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5479182U JPS5479182U (ja) 1979-06-05
JPS6032605Y2 true JPS6032605Y2 (ja) 1985-09-28

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ID=29140306

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JP15327577U Expired JPS6032605Y2 (ja) 1977-11-15 1977-11-15 超音波探傷装置

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JPS5479182U (ja) 1979-06-05

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