JPS6032571B2 - 多層シ−ト又はフィルムの押出成型装置 - Google Patents
多層シ−ト又はフィルムの押出成型装置Info
- Publication number
- JPS6032571B2 JPS6032571B2 JP55096499A JP9649980A JPS6032571B2 JP S6032571 B2 JPS6032571 B2 JP S6032571B2 JP 55096499 A JP55096499 A JP 55096499A JP 9649980 A JP9649980 A JP 9649980A JP S6032571 B2 JPS6032571 B2 JP S6032571B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten resin
- passage
- passages
- extrusion molding
- die
- Prior art date
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- Expired
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は多層シート又はフィルムの押出成型装置に関す
る。
る。
一般に、シートやフィルムには機械的性質、ガスバリャ
ー性、耐熱耐寒腔といった内容物保護の他に、ヒートシ
ール性、スリップ性などの包装機特性、印刷性、透明な
どの諸性質が要求される。
ー性、耐熱耐寒腔といった内容物保護の他に、ヒートシ
ール性、スリップ性などの包装機特性、印刷性、透明な
どの諸性質が要求される。
これらの性質を単体のシート又はフィルムで満足させる
ことは困難なため「各性質を相備えるような2種以上の
フィルムをラミネートするか、基材の上に付加したい性
質を有する溶融シート又はフィルムのコーティングが行
なわれている。しかし、このような方法では、最終製品
を得るまでの工程がかかりすぎ「例えば2層の場合だと
2工程、3層の場合だと3工程と、積層数が増えるにし
たがって工程数を増える。
ことは困難なため「各性質を相備えるような2種以上の
フィルムをラミネートするか、基材の上に付加したい性
質を有する溶融シート又はフィルムのコーティングが行
なわれている。しかし、このような方法では、最終製品
を得るまでの工程がかかりすぎ「例えば2層の場合だと
2工程、3層の場合だと3工程と、積層数が増えるにし
たがって工程数を増える。
更に、専用のラミネート一が必要となり,.貼り合せ加
工のためのエネルギー、時間及び労力が必要となる。ま
た、貼り合せ時点において、ラミネートのための接着剤
、溶剤類が必要であり、コスト的に高くなる上に、食品
包装で注意が必要な残留溶剤の問題等が発生する。これ
らの問題を解決するにあたり、共押出し成形が開発され
て来たが、押出加工適性及び接着性の点から使用可能な
樹脂に制約があり、接着性改良のために、中間に接着の
ための中間層(タィレィャー)を導入することができる
が、この場合には、更に押出機が一合必要となる。
工のためのエネルギー、時間及び労力が必要となる。ま
た、貼り合せ時点において、ラミネートのための接着剤
、溶剤類が必要であり、コスト的に高くなる上に、食品
包装で注意が必要な残留溶剤の問題等が発生する。これ
らの問題を解決するにあたり、共押出し成形が開発され
て来たが、押出加工適性及び接着性の点から使用可能な
樹脂に制約があり、接着性改良のために、中間に接着の
ための中間層(タィレィャー)を導入することができる
が、この場合には、更に押出機が一合必要となる。
また、この方法において、中間層を使用せずに樹脂同志
を接着する場合、各樹脂間の化学的親和性が問題となる
。即ち、各樹脂間の化学的親和性の強いもの程、高い接
着強度が得られるが、相互に化学的親和性のない樹脂同
志を接着することができない。そこで、本発明は以上の
問題に鑑みて成されたもので、その目的とするところは
、同種の樹脂は勿論のこと、異なった樹脂に対しても、
特別な中間層及びそのための押出機を使用せずに接着得
る押出成型装置を提供することにある。以下、本発明の
一実施例を第1図及び第2図に基づき説明する。
を接着する場合、各樹脂間の化学的親和性が問題となる
。即ち、各樹脂間の化学的親和性の強いもの程、高い接
着強度が得られるが、相互に化学的親和性のない樹脂同
志を接着することができない。そこで、本発明は以上の
問題に鑑みて成されたもので、その目的とするところは
、同種の樹脂は勿論のこと、異なった樹脂に対しても、
特別な中間層及びそのための押出機を使用せずに接着得
る押出成型装置を提供することにある。以下、本発明の
一実施例を第1図及び第2図に基づき説明する。
laは第1押出機、lbは第2押出機である。2は1次
ダィ、3は2次夕、.ィ、4はリップ、5は3次ダィで
、ダイ部を構成している。第1及び第2押出機la,l
b内にはそれぞれスクリュゥ6a,6bが設けられた第
1及び第2押出通路7a,7bが形成されている。第1
押出通路7aの出口端部はプレーカプレート8aを介し
て1次及び2次ダィ2,3内に形成された第1溶融樹脂
通路9aの一端部に接続されている。また、第2押出通
路7bの出口端部もプレーカプレートgbを介して1次
及び2次ダィ2,3内に形成された第2溶融樹脂通路g
bの一端部に接続されている。そして、上記第1及び第
2溶融樹脂通路9a,9bの他端部は、それぞれリップ
4内及びリップ4と3次ダィ5との間に形成された通路
10a,10b及び11a,11bを介して、3次ダィ
5内に形成された製品出口通路12に合流されている。
13は2次ダィ3内に形成された溶融樹脂混合通路で、
その一端部は2次ダィ3内に設けられた混合器14及び
1次ダィ2内に形成.された分流通路15a,15bを
介して第1及び第2溶融樹脂通路9a,9bの途中に蓮
通され、また池端部は第1及び第2熔融樹脂通路9a,
9bからのそれぞれの通路11aと11bとの間の製品
出口通路12にリップ4内に形成された通路16を介し
て運速されている。
ダィ、3は2次夕、.ィ、4はリップ、5は3次ダィで
、ダイ部を構成している。第1及び第2押出機la,l
b内にはそれぞれスクリュゥ6a,6bが設けられた第
1及び第2押出通路7a,7bが形成されている。第1
押出通路7aの出口端部はプレーカプレート8aを介し
て1次及び2次ダィ2,3内に形成された第1溶融樹脂
通路9aの一端部に接続されている。また、第2押出通
路7bの出口端部もプレーカプレートgbを介して1次
及び2次ダィ2,3内に形成された第2溶融樹脂通路g
bの一端部に接続されている。そして、上記第1及び第
2溶融樹脂通路9a,9bの他端部は、それぞれリップ
4内及びリップ4と3次ダィ5との間に形成された通路
10a,10b及び11a,11bを介して、3次ダィ
5内に形成された製品出口通路12に合流されている。
13は2次ダィ3内に形成された溶融樹脂混合通路で、
その一端部は2次ダィ3内に設けられた混合器14及び
1次ダィ2内に形成.された分流通路15a,15bを
介して第1及び第2溶融樹脂通路9a,9bの途中に蓮
通され、また池端部は第1及び第2熔融樹脂通路9a,
9bからのそれぞれの通路11aと11bとの間の製品
出口通路12にリップ4内に形成された通路16を介し
て運速されている。
上記混合器14は各分流通路15a,15bから流入す
る樹脂を混合するためのもので、例えばスタチツクミキ
サー、もしくはサーモジナイザ−、もしくはスルザーミ
キシングなどが使用される。前記各分流通路15a,1
5bにはそれぞれ流量調整弁17a,17bが設けられ
て、その弁18a,18b開度によって各樹脂の通過量
が調節される。19,20,21はそれぞれの通路11
a,11b,16に設けられたチョークバーである。
る樹脂を混合するためのもので、例えばスタチツクミキ
サー、もしくはサーモジナイザ−、もしくはスルザーミ
キシングなどが使用される。前記各分流通路15a,1
5bにはそれぞれ流量調整弁17a,17bが設けられ
て、その弁18a,18b開度によって各樹脂の通過量
が調節される。19,20,21はそれぞれの通路11
a,11b,16に設けられたチョークバーである。
次に、作用について説明する。
例えば、互いに接着性のない樹脂AとBとの2重積層シ
ートを製造する場合、樹脂Aを第1押出通路7aからス
クリュウ6aにて1次ダィ2に押出し、これと同時に樹
脂Bを第2押出通路7bからスクリュゥ6bにて1次ダ
ィ2に押出す。そして、各プレーカプレート8a,8b
を通過した各溶融樹脂A、Bは、その一部を各分流通路
15a,15bに分流すると共に、各チョークバー19
,20によって整流されて、製品出口通路12に達する
。一方、分流された各溶融樹脂A、Bは各分流通路15
a,15bを介して混合器14に流入する。該混合器1
4に流入した溶融樹脂A及びBは、ここで均一に混合さ
れて混合溶融樹脂Cとなり、該混合溶融樹脂Cは溶融樹
脂混合通路13を通過し、そしてチョークバ・・・21
で整流されて前記製品出口通路12に達する。このよう
に、両樹脂層AとBとの間に、両樹脂の結合分子を持つ
混合樹脂層Cを介在させたので、両樹脂層AとBとはそ
の接着性にかかわらず互いに接着される。また、両樹脂
AとBとの混合比が接着強度や加工性に影響を及ぼすよ
うであれば、分流通路15a,15bに設けられた流量
調整弁17a,17bにより、適正な混合比を得ること
ができるので、接着強度を十分に得ることができる。な
お、本実施例において、2層のシートを得る押出成型装
置について説明したが、勿論3層以上の多層シート又は
フィルムについて適用できるものである。
ートを製造する場合、樹脂Aを第1押出通路7aからス
クリュウ6aにて1次ダィ2に押出し、これと同時に樹
脂Bを第2押出通路7bからスクリュゥ6bにて1次ダ
ィ2に押出す。そして、各プレーカプレート8a,8b
を通過した各溶融樹脂A、Bは、その一部を各分流通路
15a,15bに分流すると共に、各チョークバー19
,20によって整流されて、製品出口通路12に達する
。一方、分流された各溶融樹脂A、Bは各分流通路15
a,15bを介して混合器14に流入する。該混合器1
4に流入した溶融樹脂A及びBは、ここで均一に混合さ
れて混合溶融樹脂Cとなり、該混合溶融樹脂Cは溶融樹
脂混合通路13を通過し、そしてチョークバ・・・21
で整流されて前記製品出口通路12に達する。このよう
に、両樹脂層AとBとの間に、両樹脂の結合分子を持つ
混合樹脂層Cを介在させたので、両樹脂層AとBとはそ
の接着性にかかわらず互いに接着される。また、両樹脂
AとBとの混合比が接着強度や加工性に影響を及ぼすよ
うであれば、分流通路15a,15bに設けられた流量
調整弁17a,17bにより、適正な混合比を得ること
ができるので、接着強度を十分に得ることができる。な
お、本実施例において、2層のシートを得る押出成型装
置について説明したが、勿論3層以上の多層シート又は
フィルムについて適用できるものである。
以上のように、本発明のものによれば、特別の接着のた
めの中間層及びその押出機を必要とすることなく、例え
ば互いに接着性のない樹脂同志でも、一工程で積層する
ことができる。
めの中間層及びその押出機を必要とすることなく、例え
ば互いに接着性のない樹脂同志でも、一工程で積層する
ことができる。
第1図は本発明の一実施例の要部断面図、第2図は第1
図の1−1矢視断面図である。 2…1次ダイ、3…2次ダイ、4…リップ、5・・・3
次ダィ、9a,9b・・・溶融樹脂通路、12・・・製
品出口通路、13・・・溶融樹脂混合通路、14…混合
器、15a,15b・・・分流通路、17a,17b・
・・流量調整弁。 第1図 第2図
図の1−1矢視断面図である。 2…1次ダイ、3…2次ダイ、4…リップ、5・・・3
次ダィ、9a,9b・・・溶融樹脂通路、12・・・製
品出口通路、13・・・溶融樹脂混合通路、14…混合
器、15a,15b・・・分流通路、17a,17b・
・・流量調整弁。 第1図 第2図
Claims (1)
- 1 ダイ内に複数個の溶融樹脂通路を有すると共に、該
各溶融樹脂通路の一端がそれぞれの押出機に連通し、且
つ他端が製品出口通路に合流するようにされた押出成型
装置において、一端が隣接する2つの溶融樹脂通路にそ
れぞれ連通すると共に他端が上記隣接する2つの溶融樹
脂通路間の製品出口通路に連通する溶融樹脂混合通路を
設けたことを特徴とする多層シート又はフイルムの押出
成型装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55096499A JPS6032571B2 (ja) | 1980-07-14 | 1980-07-14 | 多層シ−ト又はフィルムの押出成型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55096499A JPS6032571B2 (ja) | 1980-07-14 | 1980-07-14 | 多層シ−ト又はフィルムの押出成型装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5722022A JPS5722022A (en) | 1982-02-04 |
JPS6032571B2 true JPS6032571B2 (ja) | 1985-07-29 |
Family
ID=14166783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55096499A Expired JPS6032571B2 (ja) | 1980-07-14 | 1980-07-14 | 多層シ−ト又はフィルムの押出成型装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6032571B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60199627A (ja) * | 1984-03-24 | 1985-10-09 | Modern Mach Kk | 多層プラスチツクスフイルム等の成形用ダイアダプタ− |
US20040185132A1 (en) * | 2003-03-19 | 2004-09-23 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Removable flow diverter for an extrusion head |
-
1980
- 1980-07-14 JP JP55096499A patent/JPS6032571B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5722022A (en) | 1982-02-04 |
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