JPS6032216Y2 - 擁壁用ブロツク - Google Patents
擁壁用ブロツクInfo
- Publication number
- JPS6032216Y2 JPS6032216Y2 JP19668781U JP19668781U JPS6032216Y2 JP S6032216 Y2 JPS6032216 Y2 JP S6032216Y2 JP 19668781 U JP19668781 U JP 19668781U JP 19668781 U JP19668781 U JP 19668781U JP S6032216 Y2 JPS6032216 Y2 JP S6032216Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottom plate
- block
- blocks
- net
- retaining wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Retaining Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、擁壁の前面に積上げ、ブロックの内部と前方
の傾斜部に土砂を充填して傾斜部に植物を植設し、前面
の開放部にネットを張設し、土砂等の流出を防止するこ
とを特徴とした擁壁用ブロックに関する。
の傾斜部に土砂を充填して傾斜部に植物を植設し、前面
の開放部にネットを張設し、土砂等の流出を防止するこ
とを特徴とした擁壁用ブロックに関する。
従来のこの種のブロックを組積とすると擁壁を強固にす
ることができるが、その反面ブロックの表面が現われて
環境を害するし、また豪雨のときは、ブロックの背面の
土砂に雨水が充満して土砂が軟化し、そしてブロック壁
体の背面にも強力な圧力がか)す、思わぬ破壊を生ずる
等の不都合があった。
ることができるが、その反面ブロックの表面が現われて
環境を害するし、また豪雨のときは、ブロックの背面の
土砂に雨水が充満して土砂が軟化し、そしてブロック壁
体の背面にも強力な圧力がか)す、思わぬ破壊を生ずる
等の不都合があった。
しかしながら本考案は、貫通孔を有する底板の前方に、
前上りの傾斜部を形威し、底板の両側より、底板の長さ
Lの4分のLの位置には、傾斜板と底板とに亘って垂直
部を設け、その上下面に凹凸部を形威し、傾斜部の先端
には、少なくとも傾斜部の幅を有するネットの一辺を固
着し、垂直部の前方の上端附近にボルト等の取付金具を
突出し、これにネットの他辺を固着できるようにした擁
壁用ブロックとし、これを積上げ、内部に土砂を充填し
て傾斜部の土砂に植物を植設し、ネットの他辺を持上げ
てボルトに挿通し、ボルトにナツトを螺着することによ
って、ブロックの外部の露出する部分が少なく緑地の環
境をあまり阻害することなく、そして各段のブロック間
は土砂が連通しているので、全体がよく一体化し植物の
育成に対する水分は充分に満され育成に対してもよく、
豪雨のときブロック背面に浸透した余剰水は下部に浸透
したり、傾斜部より外部に排水されるし、ブロックは、
上下左右が凹凸部によって噛合しているので、荷重はピ
ラミッド型に分布されてよく耐え、そして単一ブロック
は乱りに突出することがない。
前上りの傾斜部を形威し、底板の両側より、底板の長さ
Lの4分のLの位置には、傾斜板と底板とに亘って垂直
部を設け、その上下面に凹凸部を形威し、傾斜部の先端
には、少なくとも傾斜部の幅を有するネットの一辺を固
着し、垂直部の前方の上端附近にボルト等の取付金具を
突出し、これにネットの他辺を固着できるようにした擁
壁用ブロックとし、これを積上げ、内部に土砂を充填し
て傾斜部の土砂に植物を植設し、ネットの他辺を持上げ
てボルトに挿通し、ボルトにナツトを螺着することによ
って、ブロックの外部の露出する部分が少なく緑地の環
境をあまり阻害することなく、そして各段のブロック間
は土砂が連通しているので、全体がよく一体化し植物の
育成に対する水分は充分に満され育成に対してもよく、
豪雨のときブロック背面に浸透した余剰水は下部に浸透
したり、傾斜部より外部に排水されるし、ブロックは、
上下左右が凹凸部によって噛合しているので、荷重はピ
ラミッド型に分布されてよく耐え、そして単一ブロック
は乱りに突出することがない。
また、ブロックの開放部にはネットが張設されているの
で、ブロック内の土砂や植物が流出することなく強固な
擁壁となり、前記の不都合が解消されるものである。
で、ブロック内の土砂や植物が流出することなく強固な
擁壁となり、前記の不都合が解消されるものである。
この構造を図面について説明するに1.1は底板であっ
て、これには貫通孔2が設けられている。
て、これには貫通孔2が設けられている。
3は、底板1の前部に一体的に設けられた傾斜部である
。
。
4は、底板1と傾斜部3に亘って設けられた垂直部であ
って、底板1の両側より、底板1の長さLの4分のLの
位置に、底板1と傾斜部3と一体に形成され、これには
連通孔5が設けられている。
って、底板1の両側より、底板1の長さLの4分のLの
位置に、底板1と傾斜部3と一体に形成され、これには
連通孔5が設けられている。
そして垂直部4の上面には凹部6が設けられ、それと対
称の底板1の下面に凹部7が設けられている。
称の底板1の下面に凹部7が設けられている。
8は垂直部4の後部に一体的に設けられた補強壁であっ
て、上部には切欠き9が設けられている。
て、上部には切欠き9が設けられている。
10は、金網または合成樹脂等のネットであって、少な
くても傾斜部3と同幅であって、その一辺は傾斜部3の
前端に粘着または、埋込みによって一体に固着されてい
る。
くても傾斜部3と同幅であって、その一辺は傾斜部3の
前端に粘着または、埋込みによって一体に固着されてい
る。
11は垂直部4の前方の上端附近に設けたボルト等の取
付金具、12は座金、13はナツトである。
付金具、12は座金、13はナツトである。
本考案は前記のような構造であるので、施工にあたって
は基礎上に本考案のブロックを傾斜部3の端部を互に突
合せて横方向に併列し、第2段目は、下段ブロック2個
の相隣る垂直部4,4上にまたがって、1個の上段ブロ
ックの垂直部4,4の下部が存在するように、上下段ブ
ロックの垂直部4,4はその厚さの全部が重合するよう
になり、上下段ブロックは凹部6と凸部7が係合するよ
うに順次横方向、並びに上方に組積し、ブロックの内部
に土砂を充填し、傾斜部3上の土砂に植物を植設し、ネ
ット10の他辺を持上げてボルト等の取付金具11に挿
通し、これに座金12を介してナツト13を螺合して施
工を終るものである。
は基礎上に本考案のブロックを傾斜部3の端部を互に突
合せて横方向に併列し、第2段目は、下段ブロック2個
の相隣る垂直部4,4上にまたがって、1個の上段ブロ
ックの垂直部4,4の下部が存在するように、上下段ブ
ロックの垂直部4,4はその厚さの全部が重合するよう
になり、上下段ブロックは凹部6と凸部7が係合するよ
うに順次横方向、並びに上方に組積し、ブロックの内部
に土砂を充填し、傾斜部3上の土砂に植物を植設し、ネ
ット10の他辺を持上げてボルト等の取付金具11に挿
通し、これに座金12を介してナツト13を螺合して施
工を終るものである。
本考案は前述のような構造であるので、ブロックは左右
2個の垂直部4,4があり、これが下段の2個のブロッ
クに跨って載置されるので、空積みでも整然と安定性よ
く何等の技術を要することなく容易に積上げることがで
き、荷重等はピラミッド型に分布され、各ブロックの垂
直部4は、その全幅が上下に通って重合されるので、強
固な擁壁となるし、また、上下のブロックは、凹部6と
凸部7とは噛合しているので乱りに飛出したりすること
がないし、そして各ブロック間は内部に充填されている
土砂が全て一体となっているので、土圧に対しても擁壁
は非常に強固なものとなるものである。
2個の垂直部4,4があり、これが下段の2個のブロッ
クに跨って載置されるので、空積みでも整然と安定性よ
く何等の技術を要することなく容易に積上げることがで
き、荷重等はピラミッド型に分布され、各ブロックの垂
直部4は、その全幅が上下に通って重合されるので、強
固な擁壁となるし、また、上下のブロックは、凹部6と
凸部7とは噛合しているので乱りに飛出したりすること
がないし、そして各ブロック間は内部に充填されている
土砂が全て一体となっているので、土圧に対しても擁壁
は非常に強固なものとなるものである。
また、豪雨によって多量の雨水が浸透しても貫通孔2に
より下方に浸透していき、そして下方の浸透で間に合わ
ないときは、上下の傾斜部3間より外部に排水されるの
で擁壁の背部の土砂を軟化させることがなく、これによ
っても崩壊させることがないので、長期に亘って施工当
時の状態をよく保つことができる。
より下方に浸透していき、そして下方の浸透で間に合わ
ないときは、上下の傾斜部3間より外部に排水されるの
で擁壁の背部の土砂を軟化させることがなく、これによ
っても崩壊させることがないので、長期に亘って施工当
時の状態をよく保つことができる。
また、ブロック間の土砂は互に連絡されているので傾斜
部3に植設された植物は育生される水分は充分に補うこ
とができるし、月日の経過によって、根毛は種々な方向
に浸透されていくので一段と強固な擁壁となる利点があ
るし、植物を植設することによって、ブロックの露出す
る部分が少なく緑地の環境を阻害することが少ない。
部3に植設された植物は育生される水分は充分に補うこ
とができるし、月日の経過によって、根毛は種々な方向
に浸透されていくので一段と強固な擁壁となる利点があ
るし、植物を植設することによって、ブロックの露出す
る部分が少なく緑地の環境を阻害することが少ない。
そして本考案は、ブロックの積上げた内部、傾斜部3上
に土砂を充填した後に、傾斜部3の先端に固着されてい
るネット10の他辺を、傾斜部3の上方に固着したもの
であって、その内部に充填されている土砂が流出したり
することがなく、ブロックの安全性もよく、植物の根部
の露出することないので生長も良好で何時も強固な擁壁
を構成する等の効果を奏する。
に土砂を充填した後に、傾斜部3の先端に固着されてい
るネット10の他辺を、傾斜部3の上方に固着したもの
であって、その内部に充填されている土砂が流出したり
することがなく、ブロックの安全性もよく、植物の根部
の露出することないので生長も良好で何時も強固な擁壁
を構成する等の効果を奏する。
なお、補強壁8を設けることによって、垂直部4も強固
となるし、ブロック積体は荷重に対してもよく耐え一層
強固にすることができる。
となるし、ブロック積体は荷重に対してもよく耐え一層
強固にすることができる。
図面は、本考案の一実施例を示すものであって、その第
1図は、本考案ブロックの斜視図、第2図は側面図、第
3図は平面図、第4図は、本考案ブロックの積上げた縦
断側面図である。 1・・・・・・底板、2・・・・・・貫通孔、3・・・
・・・傾斜部、4・・・・・・垂直部、6・・・・・・
凹部、7・・・・・・凸部、10・・・・・・ネット、
11・・・・・・ボルト等の取付金具である。
1図は、本考案ブロックの斜視図、第2図は側面図、第
3図は平面図、第4図は、本考案ブロックの積上げた縦
断側面図である。 1・・・・・・底板、2・・・・・・貫通孔、3・・・
・・・傾斜部、4・・・・・・垂直部、6・・・・・・
凹部、7・・・・・・凸部、10・・・・・・ネット、
11・・・・・・ボルト等の取付金具である。
Claims (1)
- 貫通孔2を有する底板1の前方に、前上りの傾斜部3を
形威し、底板1の両側より、底板1の長さLの4分のL
の長さの位置で、底板1と傾斜部3に亘って垂直部4を
設け、垂直部4上面に凹部6が、これと対称の下面の位
置に凸部7を形成し、傾斜部3の先端には、少なくとも
傾斜部3の幅を有するネット10の一辺を固着し、垂直
部4の前方の上端附近にボルト等の取付金具11を突出
し、これにネット10の他辺を固着できるようにしたこ
とを特徴とした擁壁用ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19668781U JPS6032216Y2 (ja) | 1981-12-31 | 1981-12-31 | 擁壁用ブロツク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19668781U JPS6032216Y2 (ja) | 1981-12-31 | 1981-12-31 | 擁壁用ブロツク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58103238U JPS58103238U (ja) | 1983-07-13 |
JPS6032216Y2 true JPS6032216Y2 (ja) | 1985-09-26 |
Family
ID=30109922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19668781U Expired JPS6032216Y2 (ja) | 1981-12-31 | 1981-12-31 | 擁壁用ブロツク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6032216Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6210335A (ja) * | 1985-07-05 | 1987-01-19 | Haneda Concrete Kogyo Kk | コ−ナ−部擁壁の滑動防止方法 |
JP4521973B2 (ja) * | 1999-12-03 | 2010-08-11 | 北海道コンクリートブロック協同組合 | 擁壁の施工方法 |
-
1981
- 1981-12-31 JP JP19668781U patent/JPS6032216Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58103238U (ja) | 1983-07-13 |
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