JPS6032150Y2 - 布帛の連続式反応装置 - Google Patents
布帛の連続式反応装置Info
- Publication number
- JPS6032150Y2 JPS6032150Y2 JP708683U JP708683U JPS6032150Y2 JP S6032150 Y2 JPS6032150 Y2 JP S6032150Y2 JP 708683 U JP708683 U JP 708683U JP 708683 U JP708683 U JP 708683U JP S6032150 Y2 JPS6032150 Y2 JP S6032150Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fabric
- endless conveyor
- vertical guide
- guide plates
- roller
- Prior art date
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- Expired
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、製編織後の布帛に糊抜、精練、漂白などを
目的とする処理液を含浸させたのち上記布帛を加熱して
上記の処理液を反応させるために使用される布帛の連続
式反応装置に関する。
目的とする処理液を含浸させたのち上記布帛を加熱して
上記の処理液を反応させるために使用される布帛の連続
式反応装置に関する。
糊抜、精練、漂白などを目的として処理液が含浸された
布帛を加熱するための布帛の連続式反応装置として、反
応室内にエンドレスコンベヤをその両端部が上向きに傾
斜するように設け、上記エンドレスコンベヤの供給側傾
斜部の上方に布帛をエンドレスコンベヤ上に重畳するた
めの布帛の振落し装置および前後１組の垂直案内板を上
方から順に配設し、上記エンドレスコンベヤの送出側傾
斜部の上方に布帛の引出しローラを設けたものが知られ
ている（実公昭５２−１３４１６号公報参照）。
布帛を加熱するための布帛の連続式反応装置として、反
応室内にエンドレスコンベヤをその両端部が上向きに傾
斜するように設け、上記エンドレスコンベヤの供給側傾
斜部の上方に布帛をエンドレスコンベヤ上に重畳するた
めの布帛の振落し装置および前後１組の垂直案内板を上
方から順に配設し、上記エンドレスコンベヤの送出側傾
斜部の上方に布帛の引出しローラを設けたものが知られ
ている（実公昭５２−１３４１６号公報参照）。
しかしながら、上記従来の布帛の連続式反応装置は、エ
ンドレスコンベヤの供給側傾斜部上力の垂直案内板が所
定の位置に固定されており、前後に対向する２枚の垂直
案内板の間隔が不変であるため、エンドレスコンベヤ上
に積込まれる布帛の高さが一定となり、エンドレスコン
ベヤの速度が一定の場合にはエンドレスコンベヤ上の布
帛の積込み量が一定となり、布帛の種類や厚みに応じて
反応時間を調節することができなかった。
ンドレスコンベヤの供給側傾斜部上力の垂直案内板が所
定の位置に固定されており、前後に対向する２枚の垂直
案内板の間隔が不変であるため、エンドレスコンベヤ上
に積込まれる布帛の高さが一定となり、エンドレスコン
ベヤの速度が一定の場合にはエンドレスコンベヤ上の布
帛の積込み量が一定となり、布帛の種類や厚みに応じて
反応時間を調節することができなかった。
そして、エンドレスコンベヤの速度によって反応時間を
調節した場合には、供給側の振落し速度、送出し側の引
取り速度および前後の工程の布速度も変更しなければな
らず、その速度制御が非常に面倒であった。
調節した場合には、供給側の振落し速度、送出し側の引
取り速度および前後の工程の布速度も変更しなければな
らず、その速度制御が非常に面倒であった。
この考案は、垂直案内板を前後に移動自在に設けること
により、その間隔すなわち布帛の積込み高さを調節自在
として反応時間を調節可能とし、しかもエンドレスコン
ベヤの速度およびその前後の布速度の変更を不要とした
ものである。
により、その間隔すなわち布帛の積込み高さを調節自在
として反応時間を調節可能とし、しかもエンドレスコン
ベヤの速度およびその前後の布速度の変更を不要とした
ものである。
すなわちこの考案は、反応室内にエンドレスコンベヤを
その両端部が上向きに傾斜するように設け、このエンド
レスコンベヤの供給側傾斜部の上方に布帛を上記エンド
レスコンベヤ上に多層に重畳するための布帛の振落し装
置および前後１組の垂直案内板を上方から順に配設した
布帛の連続式反応装置において、上記前後１組の垂直案
内板が間隔調節自在に設けられていることを特徴とする
布帛の連続式反応装置である。
その両端部が上向きに傾斜するように設け、このエンド
レスコンベヤの供給側傾斜部の上方に布帛を上記エンド
レスコンベヤ上に多層に重畳するための布帛の振落し装
置および前後１組の垂直案内板を上方から順に配設した
布帛の連続式反応装置において、上記前後１組の垂直案
内板が間隔調節自在に設けられていることを特徴とする
布帛の連続式反応装置である。
以下にこの考案の実施例を図面によって説明する。
第１図において、１は反応装置の外壁、２は反応室であ
り、この反応室２内にエンドレスコンベヤ３が設けられ
、その両端部を上向きに傾斜させることによって供給側
傾斜部３ａおよび送出側傾斜部３ｂがそれぞれ形成され
ている。
り、この反応室２内にエンドレスコンベヤ３が設けられ
、その両端部を上向きに傾斜させることによって供給側
傾斜部３ａおよび送出側傾斜部３ｂがそれぞれ形成され
ている。
そして、上記外壁１の布帛導入口１ａに空気遮断室４が
形成され、この空気遮断室４と上記供給側傾斜部３ａ上
方との間に多数個の供給側ガイドローラ５、前後１対の
振落しローラ６．６および前後１対の垂直案内板７，７
が配設される。
形成され、この空気遮断室４と上記供給側傾斜部３ａ上
方との間に多数個の供給側ガイドローラ５、前後１対の
振落しローラ６．６および前後１対の垂直案内板７，７
が配設される。
上記の振落しローラ６は、第２図に示すように、布幅方
向（紙面に垂直の方向）の軸６ａと、この軸６ａに固定
された左右１対の側板６ｂ、６ｂと、ステンレス鋼板を
折曲げて断面Ｍ字形に形成され上記の側板６ｂ、６ｂに
両端を固定した棒状枠６ｃとからなり、一方の振落しロ
ーラ６の棒状枠６ｃと他方の振落しローラ６の棒状枠６
ｃとが互いにかみ合い、このかみ合い部が下向きに移動
するように回転され、上記ガイドローラ５を介してかみ
合い部の上方に供給された布帛Ａを下方へ送出し、その
際に上記布帛Ａを前後方向に揺動させるようになってい
る。
向（紙面に垂直の方向）の軸６ａと、この軸６ａに固定
された左右１対の側板６ｂ、６ｂと、ステンレス鋼板を
折曲げて断面Ｍ字形に形成され上記の側板６ｂ、６ｂに
両端を固定した棒状枠６ｃとからなり、一方の振落しロ
ーラ６の棒状枠６ｃと他方の振落しローラ６の棒状枠６
ｃとが互いにかみ合い、このかみ合い部が下向きに移動
するように回転され、上記ガイドローラ５を介してかみ
合い部の上方に供給された布帛Ａを下方へ送出し、その
際に上記布帛Ａを前後方向に揺動させるようになってい
る。
また、２枚１組の垂直案内板７，７は、上記振落しロー
ラ６．６の下方に前後（矢印Ｐ方向に）摺動自在に、か
つ任意位置に固定できるように設けられ、前後方向の間
隔りを任意に設定できるようになっている。
ラ６．６の下方に前後（矢印Ｐ方向に）摺動自在に、か
つ任意位置に固定できるように設けられ、前後方向の間
隔りを任意に設定できるようになっている。
すなわち、垂直案内板７，７の両端部に、一端に左ねじ
を、他端に右ねじをそれぞれ刻設した左右１対のねじシ
ャフト８．８が螺合され、この１組のねじシャフト８゜
８の端部にそれぞれ固定されたチェノスプロケット９，
９に無端チェノ１０が巻掛けられ、一方のねじシャフト
８に固定されたハンドル１１を回すことにより垂直案内
板７，７の間隔が調節される。
を、他端に右ねじをそれぞれ刻設した左右１対のねじシ
ャフト８．８が螺合され、この１組のねじシャフト８゜
８の端部にそれぞれ固定されたチェノスプロケット９，
９に無端チェノ１０が巻掛けられ、一方のねじシャフト
８に固定されたハンドル１１を回すことにより垂直案内
板７，７の間隔が調節される。
一方、外壁１の布帛導出口１ｂに水封装置１２が設けら
れ、この水封装置１２と上記エンドレスコンベヤ３の送
出側傾斜部３ａの間に複数個の導出側ガイドローラ１３
および引出しローラ１４が設けられる。
れ、この水封装置１２と上記エンドレスコンベヤ３の送
出側傾斜部３ａの間に複数個の導出側ガイドローラ１３
および引出しローラ１４が設けられる。
上記の構造において、布帛Ａが空気遮断室４から反応室
２内に導入され、ガイドローラ５を経て振落しローラ６
．６のかみ合い部に供給されると、上記の布帛Ａは前後
に振られながら前後２枚の垂直案内板７，７のほぼ中間
を通って下方のエンドレスコンベヤ３の供給側傾斜部３
ａ上に落下し、小さい重ね幅で多層に折畳まれて上記の
垂直案内板７と平行な壁状布帛塊Ａａを形成し、この壁
状布帛塊へａがある高さになったときに前方または後方
に倒れ、これを繰返すことにより垂直案内板７，７の間
の空間を順次に埋め、エンドレスコンベヤ３上に重畳さ
れ、高さＨの重畳布帛Ａｂが形成される。
２内に導入され、ガイドローラ５を経て振落しローラ６
．６のかみ合い部に供給されると、上記の布帛Ａは前後
に振られながら前後２枚の垂直案内板７，７のほぼ中間
を通って下方のエンドレスコンベヤ３の供給側傾斜部３
ａ上に落下し、小さい重ね幅で多層に折畳まれて上記の
垂直案内板７と平行な壁状布帛塊Ａａを形成し、この壁
状布帛塊へａがある高さになったときに前方または後方
に倒れ、これを繰返すことにより垂直案内板７，７の間
の空間を順次に埋め、エンドレスコンベヤ３上に重畳さ
れ、高さＨの重畳布帛Ａｂが形成される。
そして、この重畳布帛Ａｂは、エンドレスコンベヤ３に
よって送られる間に加熱による反応処理が施され、送出
側傾斜部３ｂに達したのち引出しローラ１４によって引
出され、更に水封装置１２から次工程に送り出される。
よって送られる間に加熱による反応処理が施され、送出
側傾斜部３ｂに達したのち引出しローラ１４によって引
出され、更に水封装置１２から次工程に送り出される。
しかして、布帛Ａが厚地の場合には、垂直案内板７，７
を互いに外方へ移動して間隔りを広（設定することによ
り、重畳布帛Ａｂの高さＨが高くなり、エンドレスコン
ベヤ３上の積込み量が増大するので、布帛Ａの滞留時間
すなわち反応時間が延長される。
を互いに外方へ移動して間隔りを広（設定することによ
り、重畳布帛Ａｂの高さＨが高くなり、エンドレスコン
ベヤ３上の積込み量が増大するので、布帛Ａの滞留時間
すなわち反応時間が延長される。
反対に、布帛Ａが薄地の場合には、垂直案内板７，７を
互いに内方へ移動して間隔りを狭く設定することにより
、重畳布帛Ａｂの高さＨが低くなり、エンドレスコンベ
ヤ３上の積込み量が減少するので、布帛Ａの滞留時間す
なわち反応時間が短縮される。
互いに内方へ移動して間隔りを狭く設定することにより
、重畳布帛Ａｂの高さＨが低くなり、エンドレスコンベ
ヤ３上の積込み量が減少するので、布帛Ａの滞留時間す
なわち反応時間が短縮される。
しかも、エンドレスコンベヤ３、振落しローラ６および
引出しローラ１４の速度は、いずれも変更する必要がな
い。
引出しローラ１４の速度は、いずれも変更する必要がな
い。
上記の実施例において、前後に対向する２枚の垂直案内
板７，７は、ねじシャフト８，８以外の他の手段によっ
て移動させてもよい。
板７，７は、ねじシャフト８，８以外の他の手段によっ
て移動させてもよい。
また、振落しローラ６．６の代りに前後１対の回転ロー
ラとその下方で前後に揺動する前後１対のスイングロー
ラとからなるスイング式振落し装置を使用することがで
きる。
ラとその下方で前後に揺動する前後１対のスイングロー
ラとからなるスイング式振落し装置を使用することがで
きる。
ただし、このスイング式振落し装置を使用する場合には
、スイングローラの揺動幅を調節できることが好ましい
。
、スイングローラの揺動幅を調節できることが好ましい
。
以上に説明したようにこの考案は、垂直案内板を前後に
移動してその間隔を広狭自在に調節することができるの
で、布帛の種類に応じた最適の反応時間を設定すること
ができ、しかも反応室内のエンドレスコンベヤの速度お
よび前後の工程の布速度を全く変更する必要がないため
、布速度の面倒な制御が不要であり、設計を容易に行な
うことができる。
移動してその間隔を広狭自在に調節することができるの
で、布帛の種類に応じた最適の反応時間を設定すること
ができ、しかも反応室内のエンドレスコンベヤの速度お
よび前後の工程の布速度を全く変更する必要がないため
、布速度の面倒な制御が不要であり、設計を容易に行な
うことができる。
第１図はこの考案の実施例の垂直切断側面図、第２図は
振落し装置の拡大図、第３図は第２図のｍ−ｍ線切断平
面図である。 ２：反応室、３：エンドレスコンベヤ、３ａ：供給側傾
斜部、３ｂ：送出側傾斜部、６：振落しローラ（振落し
装置）、７：垂直案内板、１４：引出しローラ、Ａ：布
帛。
振落し装置の拡大図、第３図は第２図のｍ−ｍ線切断平
面図である。 ２：反応室、３：エンドレスコンベヤ、３ａ：供給側傾
斜部、３ｂ：送出側傾斜部、６：振落しローラ（振落し
装置）、７：垂直案内板、１４：引出しローラ、Ａ：布
帛。
Claims (1)
- 反応室内にエンドレスコンベヤをその両端部が上向きに
傾斜するように設け、このエンドレスコンベヤの供給側
傾斜部の上方に布帛を上記エンドレスコンベヤ上に多層
に重畳するための布帛の振落し装置および前後１組の垂
直案内板を上方から順に配設した布帛の連続式反応装置
において、上記前後１組の垂直案内板が間隔調節自在に
設けられていることを特徴とする布帛の連続式反応装置
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP708683U JPS6032150Y2 (ja) | 1983-01-20 | 1983-01-20 | 布帛の連続式反応装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP708683U JPS6032150Y2 (ja) | 1983-01-20 | 1983-01-20 | 布帛の連続式反応装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59113388U JPS59113388U (ja) | 1984-07-31 |
| JPS6032150Y2 true JPS6032150Y2 (ja) | 1985-09-25 |
Family
ID=30138618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP708683U Expired JPS6032150Y2 (ja) | 1983-01-20 | 1983-01-20 | 布帛の連続式反応装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6032150Y2 (ja) |
-
1983
- 1983-01-20 JP JP708683U patent/JPS6032150Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59113388U (ja) | 1984-07-31 |
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