JPS6031815Y2 - 連続真空含浸装置の被処理物の取出し装置の構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は連続真空含浸装置において、含浸パイプより被
処理物を取出す取出し装置に関する。

本考案の適用される被処理物としては、一般の固形の食
品、例えば畜産、水産食品（肉類等）に調味料、ソース
等の含浸、果実野菜等に水分、糖液等の含浸、木ノ実、
菓子、その他の加工食品に調味料等の含浸等、一般固形
食品の含浸加工に使用される。

その他糸等の繊維、木材等に染料、補強剤等の含浸、ま
た機械部品等に樹脂類、絶縁油等の含浸等種々の被処理
物に液体状の含浸剤を含浸させることができる。

本考案の目的は、連続真空含浸装置により、被処理物に
含浸液を含浸させた後、含浸パイプより排出し、取出し
コンベアにより含浸液槽より被処理物を取出すもので、
その装置を提供することにある。

次に、本考案の実施例を図面に従って説明する。

第１図は、連続真空含浸装置の全体側面図、第２図は、
同正面図である。

含浸液槽１に逆Ｕ字型真空含浸塔２が架台上に設けられ
、上部より脱気することにより、真空含浸塔２内に含浸
液を充満させ、且つ真空含浸塔２内に棚材のチェンコン
ベア３を移動させて、含浸パイプ４内に被処理物および
含浸液を循環させて真空含浸を行う連続真空含浸装置で
ある。

本考案は、特に被処理物を含浸パイプより取出すための
装置部に関腰第３図乃至第５図と併せて詳細説明する。

真空含浸塔２の一部をなす直立したテークアツプ付含浸
パイプ４の下部から含浸液槽１の外部に傾斜させた網目
材の被処理物取出しコンベア５が設けられ、含浸パイプ
４の先端部から被処理物取出しコンベア５との間に筒体
６を設け、該筒体６の内に取出しコンベア５の方向に噴
射する含浸液噴射ノズル７を設ける。

本考案は、ティクアップ付含浸パイプ４で含浸液を含浸
し、チェンコンベア３により移送されて来た被処理物が
、筒体６内で含浸液噴射による液流によって、含浸パイ
プ４より吸引されて、筒体６を通過して、網目を有する
取出しコンベア５に乗り含浸液槽１の外に取出される連
続真空含浸装置の取出し装置である。

本考案において、含浸液を含浸液噴射ノズル７から噴射
するが、含浸液槽１内の含浸液量は一定となるよう回収
されて、必要に応じて、滅菌、成分調整の上、再びポン
プにより圧力を加えて含浸液噴射ノズル７より筒体６内
に噴射されて被処理物を含浸パイプ４より吸引する。

以上説明したとおり、本考案は連続真空含浸装置の被処
理物の取出し装置で被処理物取出しコンベアを設けて、
且つ含浸パイプと取出しコンベアとの間に筒体を設けて
、該筒体内に含浸液噴射ノズルを設けたもので、インゼ
クター効果によって、含浸パイプ内の被処理物を吸引し
て、取出しコンベアにより含浸液槽外に被処理物を容易
に取出すことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案実施例の連続真空含浸装置の全体側面図
、第２図は同正面図、第３図は真空含浸装置下部側面図
、第４図は取出しコンベア平面図、第５図は取出し部詳
細図。 １・・・・・・含浸液槽、２・・・・・・真空含浸塔、
３・・・・・・チェンコンベア、４・・・・・・含浸パ
イプ、５・・・・・・取出しコンベア、６・・・・・・
筒体、７・・・・・・含浸液噴射ノズル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 含浸液槽に逆Ｕ字型の竪型真空含浸塔を架設し、一方の
   Ｕ字の先端部より含浸液を上昇させ、他方の先端部より
   含浸液を排出させ、且つ塔内に含浸液流と同方向に移動
   するコンベアを設けて被処理物を移送させる真空含浸装
   置において、被処理物が排出される含浸パイプ側に、被
   処理物を、含浸液槽より取出す傾斜した被処理物取出し
   コンベアを設け、且つ、被処理物排出側の含浸パイプ先
   端部と取出しコンベアとの間に筒体を設け、該筒体内に
   取出しコンベア方向に含浸液を噴射する噴射ノズルを設
   けてインゼクター効果により含浸パイプより被処理物を
   取出すことを特徴とする真空含浸装置の被処理物の取出
   し装置。