JPS6031768Y2 - 泡沫分離処理装置 - Google Patents

泡沫分離処理装置

Info

Publication number
JPS6031768Y2
JPS6031768Y2 JP11659780U JP11659780U JPS6031768Y2 JP S6031768 Y2 JPS6031768 Y2 JP S6031768Y2 JP 11659780 U JP11659780 U JP 11659780U JP 11659780 U JP11659780 U JP 11659780U JP S6031768 Y2 JPS6031768 Y2 JP S6031768Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foam
breaking
air
section
separation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11659780U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5739605U (ja
Inventor
允弘 森川
Original Assignee
三菱電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱電機株式会社 filed Critical 三菱電機株式会社
Priority to JP11659780U priority Critical patent/JPS6031768Y2/ja
Publication of JPS5739605U publication Critical patent/JPS5739605U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6031768Y2 publication Critical patent/JPS6031768Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、被処理液水から特定物質(例えば界面活性
剤、蛋白質、脂質などの起泡性物質、ならびに泡沫が形
威された時に泡沫の方へ濃縮される物質)を泡沫分離に
より濃縮分離して破泡液とする泡沫分離処理装置に関す
るものである。
従来この種の装置として第1図に示すものがあった。
図において、1は被処理水供給ポンプ、2はこのポンプ
1により供給される被処理水に気体を散気して起泡させ
、泡沫を被処理水から分離する泡沫分離部、3はこの泡
沫分離部2内の散気管(板)への空気導入管、4はこの
空気導入管3に設けられた空気ポンプ、5はこの空気ポ
ンプ4の空気吸引導管、6は上記泡沫分離部2の上部に
連絡する泡沫移送管、7は泡沫分離部2の下部に連絡す
る泡沫分離処理水排出管、8は上記泡沫移送管6に連絡
する遠心力式破泡装置、9はこの破泡装置8の上部に連
絡する排気口、10は破泡装置8の下部に連絡する破泡
液排出管である。
次に動作について説明する。
被処理水供給ポンプ1により泡沫分離部2に導入される
被処理水は、空気吸引導管5、空気ポンプ4、空気導入
管3を通って泡沫分離部2の底部より散気される気泡に
より泡沫を形威し、泡沫は空気とともに泡沫移送管6を
通って遠心力式破泡装置8に導かれ、泡沫分離部2にお
いて泡沫を分離された泡沫分離処理水は泡沫分離処理水
排出管7から取出される。
破泡装置8に導入された泡沫はここで遠心力によって壁
に強くたたきつけられ破壊されて破泡液となり、破泡液
は破泡液排出管10から取出され、破泡装置8の排ガス
(空気)は排気口9から排出される。
このような動作によって、被処理水中の界面活性物質の
ほとんど(80〜90%またはそれ以上)は、被処理水
の2〜30%の液量の破泡液に濃縮分離される。
例えば排水処理などで被処理水中に界面活性物質がある
程度含有されていると、曝気処理時などに泡が発生して
困るが、泡沫分離処理は上記説明から解るように、界面
活性物質に基づく起泡性を積極的に利用して界面活性物
質およびそれに随伴して池部に偏在する性質のある成分
を濃縮分離するものである。
従来の泡沫分離処理装置は以上のように構成されている
ので、非常に高価な遠心式破泡装置が必要である。
そして従来の遠心式破泡装置の欠点は、導入された泡沫
に大きい遠心力を与える目的で、特殊設計された円錐状
の複数個の回転羽根を非常に高速度で回転させるため、
所要動力が多く、また大きな騒音を発生するなどの問題
があった。
この考案は上記のような従来のものの欠点を除去するた
めになされたもので、破泡部を回転円板式とすることに
より、設計製作、スケールアップ設計が容易で、かつマ
イルドな条件で運転でき、したがって徒らに過剰な動力
を消費することなく破泡処理できる泡沫分離処理装置を
提供することを目的としている。
以下、この考案の一実施例を図について説明する。
第2図aは実施例の系統図、bはA−A断面図であり、
図において、1〜?、9.10は第1図と同一または相
当部分を示す。
11は回転円板式破泡処理部本体、12はこの本体11
の上部に設けられた泡沫導入ポート、13は本体11の
下部に設けられた破泡液滞留部、14は回転円板の駆動
モータ、15はこの駆動モータ14に接続する回転軸、
16はこの回転軸15に一定間隔で固定され、かつ本体
11内で一部が破泡液滞留部13に浸漬された状態で、
駆動モータ14によって所定速度で緩速回転される複数
個の回転円板、17は各回転円板16間の各間隙の上部
および浸液側に挿入され、かつ各円板16との間に例え
ば約11rr!ILの小間隙18を形成するように本体
11に固定された静止スペーサ、19は泡沫移送管6か
ら泡沫導入ポート12に送入された泡沫、20は上記泡
沫導入ポート12から回転円板式破泡処理本体11への
泡沫入口、21は上記回転円板式破泡処理部本体11内
の破泡液滞留部13の上部に形成された空間部、22は
この空間部21内の空気を空気ポンプ4によって吸引し
て泡沫分離部2へ供給するための空気吸引用配管、23
はこの吸引用配管22を通って吸引する空気流量を調整
する吸引流量調整弁、24は補足空気流量調整弁である
次に動作について説明する。
被処理水供給ポンプ1によって泡沫分離部2に供給され
る被処理水は、空気ポンプ4により空気導入管3から供
給され底部散気板(図示せず)から散気される空気によ
って泡沫を生威し、泡沫分離水は泡沫分離処理水排出管
7から取出され、泡沫は上昇して泡沫移送管6から取出
されて破泡処理部の泡沫導入ポート12へ送入される。
泡沫導入ポート12に送り込まれ泡沫19はポート内を
流下して回転式破泡処理部本体11の泡沫人口20に達
する。
ここで本体11の空間部21は、中の空気が空気吸引用
配管22、吸引流量調整弁23を経由して空気ポンプ4
によって吸引されているため、泡沫入口20に対して負
圧になっており、これにより泡沫人口20に達した空気
は回転円板16と静止スペーサ17の間の小間隙18内
に吸い込まれる。
泡沫19は負圧による小間隙18の吸込みと回転円板1
6の回転によって破泡され、回転円板付着液となって回
転円板16により破泡液滞留部13に送られ、ここから
破泡液排出管10を通って溢流により取出される。
上記のように泡沫分離部2へ空気を散気させるための空
気ポンプ4は、破泡処理部泡沫導入ポート12から回転
円板式破泡処理部本体11の回転円板16および静止ス
ペーサ17間の小間隙18への泡沫の送入用にも使用さ
れており、流量調整弁23による空間部21からの空気
吸引量qの調整によって、泡沫送入量に従って破泡速度
を調節する。
泡沫分離部2への送気量Qは、破泡処理部本体11内の
空間部21からの吸引量だけで十分な場合もあるが、そ
れだけでは不足する場合は空気ポンプ4の吸引側に吸引
流量調整弁23と並列に設けた流量調整弁24を介して
大気を吸引する。
したがって送気量Qの調整は流量調整弁23および24
によって行う。
この場合、Q≧qであることが必要であるが、一般にq
は小さいのでQ≦qの条件をみたすことは容易である。
なお、泡沫導入ポート12の泡沫量を監視するために、
その一部の壁を透明とし、また破泡状態を確認するため
、または破泡を確認しつつ泡沫送入量を調整するために
、本体11の一部を透明にしておくのが望ましい。
なお、上記実施例では泡沫生成のために被処理水中へ空
気を送入する方法として、散気板(ディフューザ)方式
を採用する場合について説明したが、第3図に示したよ
うに泡沫生成方法として、エジェクターにより被処理水
と空気との気液混合を行うエジェクタ一方式も同様に適
用できる。
図において、25はエジェクター、26はこのエジェク
ター25の空気吸引口である。
この方式では被処理水は被処理水供給ポンプ1によりエ
ジェクター25へ圧送され、空気吸引口26から吸引さ
れる空気と強制的に混合されて泡沫分離部2へ送入され
、ここで泡沫と泡沫分離部とに分けられる。
破泡処理部本体11から吸引する空気は空気吸引用配管
22、吸引流量調整弁23を通ってエジェクター25の
空気吸引口26へ導かれ、これと並列に大気から取入れ
られる空気は流量調整弁24を通って空気吸引口26へ
導かれる。
その他の動作は第2図の実施例と同様である。
また、上記実施例では静止スペーサ17は泡沫人口20
に対向するように本体11の上部および浸液側に側部に
鉤形に設けられているが、上部だけでもよく、また三方
または全面に設けられてもよい。
以上のように、この考案によれば泡沫分離部で分離した
泡沫の破泡を緩速回転する回転円板により行うので、従
来の遠心分離式のような高速回転を必要とせず、このた
め消費電力が少なく、騒音も小さく、確実に破泡するこ
とができる。
また設計製作が容易で、処理容量を回転円板の個数によ
り変更できるなどの効果もある。
さらに泡沫分離部への送気手段により、破泡処理部本体
の空間部から吸引して破泡処理部へ泡沫を吸引、送入す
れば、送気動力を破泡処理にも有効に利用でき合理的処
理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の泡沫分離処理装置の構成を示す系統図、
第2図aはこの考案の一実施例による泡沫分離処理装置
の構成を示す系統図、bはA−A断面図、第3図は別の
実施例を示す系統図である。 1・・・・・・被処理水供給ポンプ、2・・・・・・泡
沫分離部、3・・・・・・空気導入管、4・・・・・・
空気ポンプ、5・・・・・・空気吸引導管、6・・・・
・・泡沫移送管、7・・・・・・泡沫分離処理水排出管
、8・・・・・・遠心力式破泡装置、9・・・・・・排
気口、10・・・・・・破泡液排出管、11・・・・・
・回転円板式破泡処理部本体、12・・・・・・泡沫導
入ポート、13・・・・・・破泡液滞留部、14・・・
・・・駆動モータ、15・・・・・・回転軸、16・・
・・・・回転円板、17・・・・・・静止スペーサ、1
8・・・・・・小間隙、19・・・・・・泡沫、20・
・・・・・泡沫入口、21・・・・・・空間部、22・
・・・・・空気吸引用配管、23・・・・・・吸引流量
調整弁、24・・・・・・流量調整弁、25・・・・・
・エジェクター、26・・・・・・空気吸引口。 なお図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)被処理液中に気体を散気して起泡させ、泡沫を被
    処理水から分離させる泡沫分離部、およびこの泡沫分離
    部で分離された泡沫を破泡して破泡液とする破泡部から
    なる泡沫分離装置において、破泡部は、箱体内に配置さ
    れて同一水平回転軸に所定の間隔て固定され、かつ下部
    が破泡液に浸漬された状態で回転する複数個の回転円板
    からなる回転円板体、この回転円板体の円板間隙内に挿
    入され、かつ各円板との間に小間隙を形成するように設
    けられた静止スペーサ、および上記小間隙部に泡沫を導
    入する手段を備えたことを特徴とする泡沫分離処理装置
  2. (2)破泡部内の空間部が、泡沫分離部への送気手段の
    吸引側に連結されていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の泡沫分離処理装置。
  3. (3) 送気手段は空気ポンプであることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項または第2項記載の泡
    沫分離処理装置。
  4. (4) 送気手段はエジェクターであることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項または第2項記載の
    泡沫分離処理装置。
JP11659780U 1980-08-18 1980-08-18 泡沫分離処理装置 Expired JPS6031768Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11659780U JPS6031768Y2 (ja) 1980-08-18 1980-08-18 泡沫分離処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11659780U JPS6031768Y2 (ja) 1980-08-18 1980-08-18 泡沫分離処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5739605U JPS5739605U (ja) 1982-03-03
JPS6031768Y2 true JPS6031768Y2 (ja) 1985-09-24

Family

ID=29477427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11659780U Expired JPS6031768Y2 (ja) 1980-08-18 1980-08-18 泡沫分離処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6031768Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5739605U (ja) 1982-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5920373B2 (ja) 水の酸素含有量を増加させる方法およびその装置
US2928661A (en) Gas and liquid mixing apparatus
US2061564A (en) Diffusion impeller deflector
MY103870A (en) Multiple air layer liquid processing system.
JPH04334530A (ja) 濾過装置
WO1992003659A1 (en) A system for simultaneously degassing and pumping a liquid
JPS6031768Y2 (ja) 泡沫分離処理装置
JPS55116454A (en) Flotation machine
JP2003154204A (ja) 油水分離装置
JP3807499B2 (ja) 膜分離式活性汚泥処理装置
JP2004188259A (ja) 水中曝気装置
KR101990771B1 (ko) 세로 분배콘 미세기포 접촉부를 구비한 부상분리식 하폐수 처리장치
JP2004188260A (ja) 水中曝気装置
JPH1015580A (ja) 浮体式水域浄化装置
CN211712813U (zh) 一种加药气浮装置
KR101997704B1 (ko) 하폐수 유입구 폭이 조절되고 오목 홈이 형성된 격벽이 구비된 미세기포 접촉부를 가진 부상분리식 하폐수 처리장치
NO137813B (no) Anlegg for behandling av v{sker, s{rlig fermentasjonsv{sker, med gasser
KR102019903B1 (ko) 오목 홈이 형성된 바닥이 구비되고 미세기포수 공급관의 위치가 조절된 미세기포 접촉부를 가진 부상분리식 하폐수 처리장치
KR101990770B1 (ko) 오목 홈이 형성된 바닥이 구비된 미세기포 접촉부를 가진 부상분리식 하폐수 처리장치
KR101990769B1 (ko) 오목 홈이 형성된 격벽이 구비된 미세기포 접촉부를 가진 부상분리식 하폐수 처리장치
JPH03103132A (ja) 養殖池の酸素供給装置
JPH0343990Y2 (ja)
JPS56100610A (en) Defoaming device
JP2004188261A (ja) 水中曝気装置
JPS5811099A (ja) 曝気装置