JPS6031766Y2 - 脱気装置 - Google Patents

脱気装置

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Publication number
JPS6031766Y2
JPS6031766Y2 JP11450080U JP11450080U JPS6031766Y2 JP S6031766 Y2 JPS6031766 Y2 JP S6031766Y2 JP 11450080 U JP11450080 U JP 11450080U JP 11450080 U JP11450080 U JP 11450080U JP S6031766 Y2 JPS6031766 Y2 JP S6031766Y2
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JP
Japan
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gas reservoir
pipe
gas
attached
liquid
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JP11450080U
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English (en)
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JPS5739604U (ja
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信一 菅野
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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、たとえば冷温水配管設備に使用する脱気装
置に関する。
たとえば冷温水配管設備においては、水中に気泡が含ま
れていると、気体と鉄元素とが反応して酸化第2鉄とな
りこれが管壁を腐蝕させて赤錆水の原因となり、また気
泡が発生する超音波が管内壁を損傷させる元凶の一つと
もなっている。
温水配管設備の場合はさらに、温水に発生した気泡が各
放熱器にまで送られた後に放熱部に溜って、放熱効果を
低下させるばかりでなく、最後には温水の流れを止めて
しまうエアーロック現象をも引き起こすことにもなる。
その他、液中の気体を排除する必要性のある場合がいろ
いろとあるのであるが、従来の脱気装置によると十分に
は脱気できないおそれがあった。
たとえば第1図に示す従来の脱気装置においても十分な
脱気が行なわれないのであるが、まずその概要を説明す
る。
第1図において1は円筒状のものを横長に配置した膨張
筒であるが、膨張筒1の両端にそれぞれ流入管2及び流
出管3が取付けている。
そして、膨張筒1の後方寄りの上方に連通管4を取付け
、連通管4の上端に気体溜筒5を取付けている。
気体溜筒5も円筒状をしていて縦長に取付けている。
そして脱気管6を気体溜筒5の上方から挿入して取付け
ている。
流入管2から液体を流入させ、膨張筒1内で流速を落と
すことにより液中に混入している気泡を膨張筒1内の上
部に浮上させ、さらには連通管4から気体溜筒5内へ浮
上させている。
そして、気体溜筒5内において液体を分離させた後に、
脱気管6を介して気体だけを抜いている。
ところでこの従来の脱気装置においては、気泡が微小な
ので流速のかなり速い液流に巻込まれて流動腰膨張筒1
内で気泡が完全には浮上分離しないままに、液流に巻込
まれて流出管3から流出してしまっていた。
また、膨張筒1内でせっかく浮上した気泡も、連通管4
の口径が小さいために連通管4を経由して気体溜筒5内
へ浮上することな(、流出してしまうものも多かった。
さらにこの従来のものにおいては、気体溜筒5を縦長に
して連通管4を介して膨張筒1の上方に取付けているの
で、全体が背たけの非常に高いものである。
ところが、この脱気装置をたとえば冷暖房装置に使用す
る場合、主に建物の床下又は天井などのせまい場所に設
置されることが多いため、実際の現場施行に際して背た
けが高すぎて設置場所が確保できないことがおうおうに
してあった。
また、気体溜筒5を縦長に配置しているので、この気体
溜筒5内に流入した液体が乱渦流となり、せっかく気体
溜筒5内に浮上してきた気泡もその乱渦流に巻込まれて
ふたたび連通管4から流出してしまうことも多かった。
しかも、気化面積もせまいため、脱気効率があまりよい
ものではなかった。
この考案は、従来のものが持つ以上のような欠点を除去
した、脱気効率がよくて背たけの低い脱気装置を提供す
ることを目的とする。
以下、この考案の実施態様を図面を参照しながら説明す
る。
第2図はこの考案の1実施態様を示す斜視図であり、第
3図は第2図のものを縦方向に切断した断面図であり、
第4図は第2図のものを横方向に切断した断面図である
すなわち、第3図は第4図の■−■断面図、第4図は第
3図のIV−rV断面図である。
膨張筒1は第1図に示したものと同じ構造をしていて、
円筒状のものを横長に配置し、両端にそれぞれ流入管2
及び流出管3を取付けている。
そして、膨張筒1の後方寄りのほぼ上半分を、外側に円
弧状に膨出させて膨出部7を形成している。
膨出部7は膨張筒1に馬のくら状にまたがった形をして
いる。
そして、膨出部7の中央上部に連通管4を取付け、連通
管4の上部に気体溜筒5を取付けているが、気体溜筒5
は横方向に配置している。
気体溜筒5の上方から脱気管6を挿入して取付けている
そして、流入管2から膨張筒1内に流入した液体は、膨
張筒1内で流速が落ちるために液中の気泡がしだいに浮
上するが、流れが後方へ進むにつれ気泡の浮上も多くな
り、膨張筒1の後方寄りの上半部分にくら状に形成され
た膨出部7の位置にまで達したところで、浮上した気泡
は膨出部7内に入り込む。
膨出部7内は液流の影響を受けにくい空間となっている
ので、気泡がいったん膨出部7内に浮上すると、ふたた
び液流に巻込まれてしまうことがほとんどなくなる。
膨出部7内に捕捉された気泡は膨出部7の円弧状の外壁
に沿ってしだいに中央上方に集合し、最後は膨出部7の
中央上方に開口した連通管4内に流入する。
そして、連通管4内を上昇して気体溜筒5内に流入した
後、気体溜筒5内で気体が分離して脱気管6から脱気さ
れるのである。
この考案の構成は以上の通りであるが、この考案は以下
のようにすぐれた効果を奏するのである。
この考案に係る脱気装置においては、流入管2から膨張
筒1内に流入した液体が膨張筒1内で流速を落とすと気
泡がしだいに浮上して、膨張筒1の土壁付近にまで達し
てくる。
そして、液体の流れにともなわれて浮上した気泡が下流
に向って流れるうち、膨張筒1の後方寄りのほぼ上半分
に円弧状に形成された膨出部7に達したとき、膨出部7
の外壁付近にまで浮上する。
膨出部7内は液流の影響を受けにくい空間であり、特に
膨出部7の外壁付近はさらに受けにくいので、いったん
膨出部7内に浮上して捕捉された気泡はもはや液流に巻
込まれることがほとんどなくなる。
そして、膨出部7内に捕捉された気泡は膨出部7の円弧
状の外壁に沿って上昇し、膨出部7の上部中央に連結さ
れた連通管4内に集合して、連通管4を経由して気体溜
筒5内にたまる。
気体溜筒5内において気液分離が行なわれ、気体溜筒5
に設けた気体抜き機構を介して気体だけが抜かれる。
また、連通管4の上部に気体溜筒5を横方向に取付けて
いると、全体の背たけが低いものとなって、せまい場所
に設置できて便利である。
梱包容積も小さくなるので経済的である。
気体溜筒5内に流入した液体にはほとんど乱渦流が発生
しないため気泡が巻込まれることも少なく、しかも気泡
の気化面積も広くなるので、脱気効率もよくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の断面図、第2図はこの考案の1実施態
様を示す斜視図、第3図及び第4図はそれぞれ第2図の
ものの縦断面図及び横断面図であるが、第3図は第4図
の■−■断面図、第4図は第3図のIV−TV断面図で
ある。 1・・・・・・膨張筒、2・・・・・・流入管、3・・
・・・・流出管、4・・・・・・連通管、5・・・・・
・気体溜筒、6・・・・・・脱気管、7・・・・・・膨
出部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 円筒状をした膨張筒1を横向きに配置して膨張筒1
    の両端にはそれぞれ流入口及び流出口を設け、膨張筒1
    の後方寄りのほぼ上半分を外側に円弧状に膨出させて膨
    出部7を形威し、膨出部7の中央上部に連通管4を垂直
    方向に取付け、さらに連通管4の上部に気体溜筒5を取
    付け、気体溜筒5には気体抜き機構を設けた、脱気装置
    。 2 気体溜筒5が、横方向に取付けられたものである、
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の脱気装置。
JP11450080U 1980-08-14 1980-08-14 脱気装置 Expired JPS6031766Y2 (ja)

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JP11450080U JPS6031766Y2 (ja) 1980-08-14 1980-08-14 脱気装置

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JP11450080U JPS6031766Y2 (ja) 1980-08-14 1980-08-14 脱気装置

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Publication Number Publication Date
JPS5739604U JPS5739604U (ja) 1982-03-03
JPS6031766Y2 true JPS6031766Y2 (ja) 1985-09-24

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