JPS6031763Y2 - 精密濾過装置 - Google Patents
精密濾過装置Info
- Publication number
- JPS6031763Y2 JPS6031763Y2 JP12322981U JP12322981U JPS6031763Y2 JP S6031763 Y2 JPS6031763 Y2 JP S6031763Y2 JP 12322981 U JP12322981 U JP 12322981U JP 12322981 U JP12322981 U JP 12322981U JP S6031763 Y2 JPS6031763 Y2 JP S6031763Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- filtration device
- chambers
- filtration
- hollow fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は主として医療用、食品工業用、精密電子工業
用、理化学研究用等の分野において使用される純水を得
るための精密濾過装置に関する。
用、理化学研究用等の分野において使用される純水を得
るための精密濾過装置に関する。
上述の如き分野における純水は、例えば無菌であること
なるいはコロイド状物質を含有しないこと等が重要であ
る。
なるいはコロイド状物質を含有しないこと等が重要であ
る。
また時に医療分野における純水は無菌で且つ発熱性物質
（パイロジエン）を含有しないことも重要である。
（パイロジエン）を含有しないことも重要である。
上充の如き純水を得る装置としては、従来より多種多様
の装置が考えられているがそれぞれ一長一短を有するの
である。
の装置が考えられているがそれぞれ一長一短を有するの
である。
すなわち例えば無菌水を得る装置としては蒸溜装置、煮
沸滅菌装置、紫外線殺菌装置等があるがエネルギー費、
設備費が高いあるいは滅菌が不十分である等の欠点を有
する。
沸滅菌装置、紫外線殺菌装置等があるがエネルギー費、
設備費が高いあるいは滅菌が不十分である等の欠点を有
する。
またコロイド状物質が細菌類は除去出来てもパイロジエ
ンの除去が不能である等の欠点を有する。
ンの除去が不能である等の欠点を有する。
また最近は逆浸透膜装置が採用され始めているが設備費
が高く騒音が大きい等の問題点もある。
が高く騒音が大きい等の問題点もある。
このような現状から本考案者等は従来装置の欠点を解決
し、設備費が安く、エネルギー費も安く、しかも構造が
簡単で故障が少く且つ信頼性の高い精密濾過装置の開発
について種々研究した結果本考案に到達した。
し、設備費が安く、エネルギー費も安く、しかも構造が
簡単で故障が少く且つ信頼性の高い精密濾過装置の開発
について種々研究した結果本考案に到達した。
すなわち本考案は中空開口部が閉塞された中空糸状の濾
過膜からなる濾過材がハウジング内を３室に分画する仕
切り体にあるいはハウジング壁に、貫通支持された状態
で連続的にそれぞれ３室内に収納され、且つ該３室のハ
ウジングにはそれぞれ１ケ所以上の流体の入口又は出口
を設けてなることを特徴とする精密濾過装置に係るもの
である。
過膜からなる濾過材がハウジング内を３室に分画する仕
切り体にあるいはハウジング壁に、貫通支持された状態
で連続的にそれぞれ３室内に収納され、且つ該３室のハ
ウジングにはそれぞれ１ケ所以上の流体の入口又は出口
を設けてなることを特徴とする精密濾過装置に係るもの
である。
次に本考案の精密濾過装置の構成材料、作製方法、使用
方法、特徴等を図面にしたがって更に詳細に説明する。
方法、特徴等を図面にしたがって更に詳細に説明する。
第１図および第２図は本考案の実施例を示す概略図であ
り、まず第１図あるいは第２図の１に示す中空開口部が
閉塞された中空糸状の濾過膜からなる濾過材として、例
えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポ
リアミド、ポリアクリロニトリル、ポリスルホン、エチ
レン−ビニルアルコール共重合体、その他の合成繊維や
トリアセテート、ジアセテート、レイヨン等の半合成繊
維あるいは再生繊維からなる中空糸状の半透膜あるいは
多孔質膜を適宜用いることが出来る。
り、まず第１図あるいは第２図の１に示す中空開口部が
閉塞された中空糸状の濾過膜からなる濾過材として、例
えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポ
リアミド、ポリアクリロニトリル、ポリスルホン、エチ
レン−ビニルアルコール共重合体、その他の合成繊維や
トリアセテート、ジアセテート、レイヨン等の半合成繊
維あるいは再生繊維からなる中空糸状の半透膜あるいは
多孔質膜を適宜用いることが出来る。
特にポリプロピレン、ポリエチレン等からなる合成樹脂
は耐水性、耐バクテリア性、耐薬品性に優れているため
に特に好ましい濾過材料である。
は耐水性、耐バクテリア性、耐薬品性に優れているため
に特に好ましい濾過材料である。
そして該中空糸状物の中空開口部（一本の連続した中空
糸は両端に２つの開口部を有する）を閉塞する手段とし
ては中空糸状物の先端部分を溶剤を用いて溶解すること
によって閉塞する方法、あるいは接着剤を用いて接着す
ることによって閉塞する方法、あるいは熱溶融する中空
糸状物の場合には熱融着によって閉塞する方法などが適
宜用いられる。
糸は両端に２つの開口部を有する）を閉塞する手段とし
ては中空糸状物の先端部分を溶剤を用いて溶解すること
によって閉塞する方法、あるいは接着剤を用いて接着す
ることによって閉塞する方法、あるいは熱溶融する中空
糸状物の場合には熱融着によって閉塞する方法などが適
宜用いられる。
また仕切り体等に埋めこんで閉塞しても良い。
第１図、第２図の２に示すハウジングとしては耐圧性の
プラスチックスや金属などからなる剛体が使用される。
プラスチックスや金属などからなる剛体が使用される。
またハウジング内を３室に分画するための仕切り体（第
１図、第２図の３）を有する構造であれば良くこの仕切
り体もプラスチックや金属などからなる板状物を使用す
ることが出来る。
１図、第２図の３）を有する構造であれば良くこの仕切
り体もプラスチックや金属などからなる板状物を使用す
ることが出来る。
そしてこの仕切り体はハウジングを３室に分画すると共
に第１図の如く濾過材としての該中空糸状物１を３室の
ハウジング内に存在さすべく該仕切り体を貫通すると共
に支持された状態で連続的に収納固定する役割を果すの
である。
に第１図の如く濾過材としての該中空糸状物１を３室の
ハウジング内に存在さすべく該仕切り体を貫通すると共
に支持された状態で連続的に収納固定する役割を果すの
である。
また一方第２図の如く仕切り体を用いないでハウジング
壁でもって濾過材４が貫通支持するような構造であって
も良い。
壁でもって濾過材４が貫通支持するような構造であって
も良い。
但しこの場合には第２図の７の如く樹脂や接着剤などを
用いて接着固化し中空糸状物の外表面から流体がもれな
いような手段を必要とする。
用いて接着固化し中空糸状物の外表面から流体がもれな
いような手段を必要とする。
なお本考案においては第１図、第２図に示すごとく１で
示す該濾過材が仕切り体３の肉厚又は樹脂接着部７とハ
ウジングの壁厚の長さ以上の長さを有して収納されてい
ることが好ましい。
示す該濾過材が仕切り体３の肉厚又は樹脂接着部７とハ
ウジングの壁厚の長さ以上の長さを有して収納されてい
ることが好ましい。
すなわち一定容積のハウジング内に中空糸状物からなる
濾過材がより多く収納されているほど有効濾過面積が大
となり濾過効率の向上に直接影響するためであり、該中
空糸状物が仕切り体の肉厚あるいは樹脂接着部とハウジ
ングの壁厚の間隔より小さいような場合においては有効
濾過面積がいちじるしく小さく濾過装置としての実用的
価値は皆無に等しいものとなる。
濾過材がより多く収納されているほど有効濾過面積が大
となり濾過効率の向上に直接影響するためであり、該中
空糸状物が仕切り体の肉厚あるいは樹脂接着部とハウジ
ングの壁厚の間隔より小さいような場合においては有効
濾過面積がいちじるしく小さく濾過装置としての実用的
価値は皆無に等しいものとなる。
したがって第１図、第２図１の如く中空糸状物をＵ字状
に曲げてハウジング内に収納せしめてなる本考案の装置
は極めて合理的な精密濾過装置を云えるのである。
に曲げてハウジング内に収納せしめてなる本考案の装置
は極めて合理的な精密濾過装置を云えるのである。
また本考案の精密濾過装置は第１図又は第２図の如き構
造となっているために、例えば第１図、第２図４゜５の
部分から矢印にしたがって流入した被処理水は一旦Ａ、
Ｂのハウジング内に充満された後Ａ。
造となっているために、例えば第１図、第２図４゜５の
部分から矢印にしたがって流入した被処理水は一旦Ａ、
Ｂのハウジング内に充満された後Ａ。
Ｂ室内の中空糸状物の壁膜部で一旦濾過され中空部を通
じてＣ室内の中空糸状物の中空部に至り、中空部の内部
から再び外壁膜方向に流れ、この過程で再び濾過され６
の部分から目的とする純水が得られるのである。
じてＣ室内の中空糸状物の中空部に至り、中空部の内部
から再び外壁膜方向に流れ、この過程で再び濾過され６
の部分から目的とする純水が得られるのである。
すなわち二段濾過が行われるために精密濾過装置として
の信頼性が高いのである。
の信頼性が高いのである。
例えばＡ、Ｂ室内に存在する中空糸状物に若し予期しな
い欠陥部が存在し目的物の捕捉が不充分であってもＣ室
内に存在する該中空糸状物において捕捉することが可能
であり、信頼性の高い精密濾過装置と云えるのである。
い欠陥部が存在し目的物の捕捉が不充分であってもＣ室
内に存在する該中空糸状物において捕捉することが可能
であり、信頼性の高い精密濾過装置と云えるのである。
なおＡ、Ｂ室内の中空糸状物の壁膜部が濾過の過程にお
ける経時変化により、いわゆる目詰りを起し流量が低下
した時点においては一旦運転を中止して６の部分を流体
の入口とし、４，５の部分を流出口に変更して使用する
ことにより、中空糸状物の壁膜部に付着した微粒物を除
去することが出来るのである。
ける経時変化により、いわゆる目詰りを起し流量が低下
した時点においては一旦運転を中止して６の部分を流体
の入口とし、４，５の部分を流出口に変更して使用する
ことにより、中空糸状物の壁膜部に付着した微粒物を除
去することが出来るのである。
すなわち逆圧を加える逆洗滌により膜機能の回復を計る
場合にも操作が簡単であると云う特徴を有するのである
。
場合にも操作が簡単であると云う特徴を有するのである
。
図面の具体例ではＡ、 Ｂ室には入口が１つしかないが
、Ａ、Ｂ室にそれぞれ出口を設けて被処理水を１部流出
できるようにしても良い。
、Ａ、Ｂ室にそれぞれ出口を設けて被処理水を１部流出
できるようにしても良い。
本考案の精密濾過装置は濾過材としての中空糸状物の中
空開口部が閉塞されているために、例えば該装置を無菌
水装置として使用するような場合において装置の休転中
における細菌による再汚染防止効果に優れていると云う
特徴を有するのである。
空開口部が閉塞されているために、例えば該装置を無菌
水装置として使用するような場合において装置の休転中
における細菌による再汚染防止効果に優れていると云う
特徴を有するのである。
すなわち装置の休転中において流体の出口から空気中の
細菌が逆浸入してもハウジング内及び濾過材の外表面に
細菌が付着するのみで濾過材の中空部に細菌が浸入する
ことはないのである。
細菌が逆浸入してもハウジング内及び濾過材の外表面に
細菌が付着するのみで濾過材の中空部に細菌が浸入する
ことはないのである。
そして運転を再開すればわずかな放流により無菌の水が
得られるのである。
得られるのである。
以上説明した通り本考案の精密濾過装置は構造が簡単で
あるため故障が少なく、またエネルギー費、運転コスト
も安く、しかも二段濾過であるため信頼性が高く、実用
上極めて有用と考えられる。
あるため故障が少なく、またエネルギー費、運転コスト
も安く、しかも二段濾過であるため信頼性が高く、実用
上極めて有用と考えられる。
第１図、第２図は本考案の精密濾過装置の具体例を示す
概略断面図である。 １・・・・・・中空糸状濾過膜、２・・・・・・ハウジ
ング、３・・・・・・仕切り体、 ４゜ ５・・・・・・被処理水入口、 ６・・・・・・ 処理水出口、 ７・・・・・・樹脂接着部。
概略断面図である。 １・・・・・・中空糸状濾過膜、２・・・・・・ハウジ
ング、３・・・・・・仕切り体、 ４゜ ５・・・・・・被処理水入口、 ６・・・・・・ 処理水出口、 ７・・・・・・樹脂接着部。
Claims (1)
- 中空開口部が閉塞された中空糸状の濾過膜からなる濾過
材がハウジング内を３室に分画する仕切り体にあるいは
ハウジング壁に、貫通支持された状態で連続的にそれぞ
れ３室内に収納され、且つ該３室のハウジングにはそれ
ぞれ１ケ所以上の流体の入口又は出口部を設けであるこ
とを特徴とする精密濾過装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12322981U JPS6031763Y2 (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | 精密濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12322981U JPS6031763Y2 (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | 精密濾過装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5831094U JPS5831094U (ja) | 1983-03-01 |
| JPS6031763Y2 true JPS6031763Y2 (ja) | 1985-09-24 |
Family
ID=29917134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12322981U Expired JPS6031763Y2 (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | 精密濾過装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6031763Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-08-19 JP JP12322981U patent/JPS6031763Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5831094U (ja) | 1983-03-01 |
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