JPS6031761A - 医用縫合糸 - Google Patents

医用縫合糸

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JPS6031761A
JPS6031761A JP58142065A JP14206583A JPS6031761A JP S6031761 A JPS6031761 A JP S6031761A JP 58142065 A JP58142065 A JP 58142065A JP 14206583 A JP14206583 A JP 14206583A JP S6031761 A JPS6031761 A JP S6031761A
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thread
block copolymer
medical suture
reaction
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功 篠原
靖久 桜井
光夫 岡野
島田 昌
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■8発明の背景 技術分野 本発明は、医用縫合糸に関するものである。詳しく述べ
ると、抗血栓性に優れた医用縫合糸に関するものである
先行技術 現在、医用縫合糸として使用され、あるいは研究されて
いる医用材料の種類は極めて他種類にのぼり、例えば非
吸収性縫合糸として、銅線、タンタル、銀等のモノフィ
ラメント、マルチフィラメント、絹、木綿、麻等の天然
I!帷、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、
ポリフルオロエチレン、ポリウレタン等の合成l11m
1また吸収性(溶解性)縫合糸として1、腸線、コラー
ゲン、ゼラチン、フィブリン等の天然材料、ポリアミノ
酸、ポリビニルアルコール、α−ポリエステル等の合成
材231等がある。縫合糸は生体粗繊維の種々の部位を
縫い、一部は体内に残される。したがって、縫合糸には
次の条件がめられる。すなわち(a)完全滅菌が可能な
こと、(b)適当な物性を有すること、(C)使用性が
良好であること、(d)太さ、強度等にバラツキがない
こと、(e)生体内で一定期間強度を保持すること、(
f)生体適合性が良いこと等である。しかしながら、前
記のごとき縫合糸のうち、人工縫合糸は前記条件を満し
得ない。特に、血管同士あるいは血管と人工血管との吻
合に使用される縫合糸については、該縫合糸が血管内ま
たは血管と人工血管との内部を流通する血液と常時接触
することになるので、合成材料である縫合糸は異物とな
るので血栓を生じることになる。このため、前記条件、
特に、抗血栓性の優れた縫合糸の開発が望まれている。
■0発明の目的 したがって6、本発明の目的は、新規な医用縫合糸を提
供することにある。本発明の他の目的は、抗血栓性の優
れた医用縫合糸を提供することにある。
これらの開目的は、糸の表面に、分子量i、oo。
〜20,000の親水性線状重合体と分子Hi、ooo
〜20.000の疎水性線状重合体とをブロック重合し
てなるブロック共重合体と被覆したことを特徴とする医
用縫合糸により達成される。
また、本発明は、親水性線状重合体がアクリル酸または
メタクリルM誘導体重合体である医用糾合糸である。さ
らに、本発明(j、疎水性線状重合体がスチレン重合体
またはポリアルキレングリコールである医用縫合糸であ
る。本発明は、ポリアルキレンゲ6コールがポリエチレ
ン、ポリエチレングリコール、グリコールまたはポリプ
ロピレングリコールである医用縫合糸である。また、本
発明は、糸が合成繊維または天然繊維である医用縫合糸
である。さらに、本発明は糸が単糸、編糸、または撚糸
である医用縫合糸である。本発明は、ブロック共M合性
中の親水性線状重合体と疎水性重合体の合に1に対する
親水性線状重合体の割合が45〜65モル%である医用
縫合糸である。また、本発明は、ブロック共重合体被覆
の膜厚が0.1μm以上、好ましくは1〜500μmで
ある医用縫合糸である。
■0発明の具体的構成 本発明による医用縫合糸に使用される糸は、絹。
木綿、麻等の天然繊維、ポリエステル、ポリアミド、ポ
リオレフィン、ポリフルオロエチ≠ン、ポリウレタン等
の合成繊維等があり−2好ましくは合成繊維である。前
記合成繊維のうち、ポリオレフィンのように前記ブロッ
ク共重合体との密着性の比較的低いものは、予めプラズ
マ処理等を行うことが望ましい。このような糸は、単糸
、編糸、撚糸等、その目的に応じていずれも使用できる
前記糸の先端には、必要により縫合側が固着される。こ
のような縫合糸としては、弯曲の種類により1/2円形
、3/8円形、直形笠があり、これらの剣についてそれ
ぞれ刃の種類として、入側、並角釦、逆角帽、■剣、F
カット釧、1フツJツト剣、Kカット釘、M針等がある
前記糸の表面には、後述する抗血栓性の殴れたブロック
共重合体が被覆される。
表面被覆に使用されるブロック共重合体としては、分子
量i、ooo〜20,000の疎水性線状重合体の両端
に分子31,000〜20.00’Oの親水性線状重合
体を重合して得られるブロック共重合体が好ましが前記
疎水性線状重合体と前記親水性線状重合体とのブロック
共重合により得られるマルチブロック共重合体でもよい
。このようなブロック共重合体の分子量は10,000
〜ioo、oooであり、好ましくは20.000〜5
0,000である。
このようなブ1」ツク共重合体としては、例えば、一般
式I トIX+−8RINR2CONl−IR3Nl−I C
OX2CONHR3NHCOR2NR+S XIH(I
 )[ただし、式中、×1は一般式■ CO0−(−R50ヤH (式中、R4は水素原子またはメチル基、R5はmが1
のどきは炭素原子数2〜10個またIllが2〜10の
とぎは炭素原子数2〜3個を有するアルキレン基、好ま
しくはmが1で炭素原子数が2〜3のアル4−レン基、
1)は10〜500の整数である。×2は一般弐■ ]76 0+C112CI−I O−+77(Il[>(式中、
R6は水素原子またはメチル基、λは10〜1,100
である。)または一般式■(式中、pは10〜1,00
0の整数である。)、R1はアミノ基を有するメルカプ
タン類の残基の炭化水素、R2は該メルカプタン類の残
基の水素原子またはメチル基、また1(3はジイソシア
ナート類の残基の炭化水素である。]て示されるブロッ
ク共重合体がある。
このようなブロック共重合体は、一般式V6 HO−+CR2−CH−0す、 (■)(式中、R6お
よび℃は前記のどおりである。)で示されるポリアルキ
レングリコールJ、たけ(式中、pは前記のどおりであ
る。)で示されるポリスチレンとジイソシアナート類と
を溶媒中で反応させて得られる両末端にイソ・シアチー
1〜基を有する重合体に、一般式■ (式中、R+、R2,R4,Rs、lIlおよびn ハ
前記のとおりである。)で示される片末端にアミノ基を
イiする重合体を加えて不活性水素基を有しない良溶媒
中で反応させることにより得られる。
また、Off記ブ押ツク共重合体は前記各成分のマルヂ
ブロック共重合体でもよい。この場合には、一般式■を
有する重合体において両末端に同様なアミノ基を有する
重合体で前記片末端にアミノ基を有する重合体の一部を
置換することにより得られる。
いずれにしても、親水性線状重合体と疎水性線状重合体
との割合は、親水性線状重合体が45〜65モル%、好
ましくは55〜63モル%である。
本発明におけるアクリル酸またはメタクリル酸誘導体連
鎖として用いられ水酸基を有するアクリル酸またはメタ
クリル酸誘導体重合体は、連鎖移動剤としては分子中に
1個のアミノ基を有するメルカプタン類の存在下に、水
MWを有するアクリルまたはメタクリル酸誘導体を溶媒
中において所定の官能基濃度9モル比、湿度で反応させ
ることによって合成される。
本発明に使用する水酸基を有づるアクリル酸またけメタ
クリル酸誘導体としては、一般式0式% (式中、R4は水素原子またはメチル基、R5はmが1
のとき炭素原子数2〜10個またはlが2〜10のとき
炭素原子数2〜3個を有するアルキレン基を表わす)で
示される。その代表例をあげると、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート
、3−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキ
シブチルアクリレート、3−ヒドロキシプ゛デルアクリ
レ−1〜、4−ヒドロキシブチルアクリレート、5−ヒ
ドロキシペンチルアクリレート、6−ヒドロキシエチル
アクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
2−ヒドロキシプLコピルメタクリシー1〜,3−ヒド
ロキシプロピルメタク1ル−ト。
2〜ヒ1−″0キシブチルメタク1ル−ト、3−ヒ(2
0キシブチルメタクリレート、4〜ヒドロキシブチルメ
タクリレート5−ヒドロキシペンチルメタクリレート6
−ヒドロキジヘキシルメタクートなどがある。
分子中に少なくとも1個のアミノ基をイ1するメルカプ
タン類の連鎖移動剤としてIよ、1−アミノメタンチA
ール,1ーアミノエタンチオール、。
2−アミノエタンチAール,1ーアミノプロノ\ンヂA
−ル.2−アミツブ0/<ンチオール,3−アミノプロ
パンチオール、1−アミノブタンチア1−ール,2ーア
ミノブタンチオール、3−アミノブタンチオール、4−
アミノブタンチオール、1−メチル−2−アミノエタン
チA−ル,1−メチル−1−アミノエタンチオール、3
−アミノシフ0ペンタシコニンー1ーチオール、1−ア
ミノベンゼンチオール、2−アミノベンゼンチオ−Jし
,3−アミノベンゼンチオール、1−アミノエチルベン
ゼンチオール,2−アミノメチルベン−ピンチオール3
−アミノメチルベンゼンチオール,1−アミノエチルベ
ンゼンチオール,2−アミノエチルベンゼンチオール、
3−アミノエチルベンゼンチオールなどがある。これら
の連鎖移動剤の使11J量1よ、前記水酸基を有するア
クリルl)9 t 1こlまメタクリル酸誘導体の単量
体100重量部tこ対して1 −= 1 00重量部、
好ましくは1,5〜80WftHllて゛ある。
重合体の分子量は連鎖移動剤の使用量.すなわち単量体
とのモル比によって調節する口とができる。
有機溶媒としては、メタノール、−Lタノール。
n−プロパツール、イソブ暉(ノール、11 −ブタノ
ール、イソブタノール、 sec−フタノール、エチレ
ングリコール七ツメチルエーテル、エチレングリコール
モノエチルエーテル、−[チレング1)TI−ルモノブ
チルエーテル,ジメチル;is )レムアミ1−″。
ジメチルスルホキサイド ルアミド、アセトニトリル、プロピオニド1ノル。
ベンゾニトリルなどがある。こfyIらのイ1′m m
 ’lj& Lま、前記水酸基を有するアクリル酸また
(よメタクリル酸誘導体の単量体100重量部に対して
1’ O O〜1、000重量部、好ましくは150〜
500重量部使用される。
重合開始剤としては、tert−ブチルパーオクトエー
ト、ベンゾイルパーオキサイド、イソプロピルパーカー
ボネート、2.4−ジクロロベンゾイルパーAキザイド
,メチルエチルケトンパーオキリイド,クメンハイドロ
パーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、アゾビスイ
ンブチロニトリルなどがある。これらの重合開始剤は、
前記水酸基を有するアクリル酸またはメタクリル酸誘導
体の単量体100重量部に対して0.01〜30重量部
、ITましくは0.05〜20重量部使用される。
水酸基を0づるアクリル酸またはメタクリル酸誘導体の
重合体化反応は、前述の有機溶媒に単量体、連鎖移動剤
および重合開始剤を加え、50〜200℃、好ましくは
55〜150℃の温度で10分〜30時間、好ましくは
0.5〜25時間行なわれる。
このようにして重合体化された反応混合液から重合体を
回収するには、反応混合液を濃縮するか、あるいはその
ままもしくは有は溶媒でイ釈して反応器から取り出し、
10〜50倍容のエヂルエーデルなどのような貧溶媒中
に滴下して重合体を沈澱させ、を別したのち、乾燥する
などの任意の方法をとることができる。
得られる片末端にアミノ基を有する重合体は、蒸気圧浸
透法( V al’lor P reSsure Q 
smometryMethod )で測定した数平均分
子mか約1,000〜約20,000である(以下の数
平均分子部は同一の測定法によるものである)。
また、マルチブロック共重合体の製造に使用される両末
端にアミノ基を有するアクリル酸J,たはメタクリル酸
誘導体重合体は、連鎖移動剤として分子中に2個のアミ
ノ基を有づるジスルフィド類の存在化に、水酸基を有す
るアクリル酸またはメタクリル酸誘導体を、前記片末端
にアミノ基をイエするアクリル酸またはメタクリル酸誘
導体重合体の製造の場合と同様な条件下で反応させるこ
とによって合成される。
このようなジスルフィド類としては、ビス−〈アミノエ
チル)ジスルフィド、ビス−(アミノプロピル)ジスル
フィド、ビス−(2−アミノフェニル)ジスルフィド、
ビス−(3−アミノフェニル)ジスルフィド、ビス−(
4−アミノフェニル)ジスルフィド、ビス−(2−アミ
ノエチルフェニル)ジスルフィド、ビス−(3−アミノ
エチルフェニル)ジスルフィド、ビス−(4−アミノエ
チルフェニル)ジスルフィド等がある。
このようにして得られる両末端にアミノ基を右する重合
体は、数平均分子量約i、ooo〜約20,000であ
る。
本発明の方法によりポリアルキレンオキサイド連鎖とし
て用いられる両末端にイソシアナート基を有づるポリア
ルキレンオキサイドは、ジイソシアナート類の11[1
Nの官能基を保持したままもう1個の官能基を選択的に
、ポリアルキレングリコールに有機溶媒中、所定の官能
基濃度、官能基比。
温度で反応させることによって合成される。
本発明に使用する両末端に水酸基を有するポリアルキレ
ングリコールとしては、次の一般式%式% (式中、R8は水素原子またはメチル基、R7は炭素原
子数1−3個を有するアルキレン基、1tよ10〜i、
iooの整数を表わす)で示される。
その代表例としては、ポリエチレングリコール。
ポリプロピレングリコールなどがある。
これらの重合体は、再沈澱または分別沈澱法などを用い
ることによって分子!ffl 1,000〜20,00
0好ましくは5 、000〜io、oooの範囲に渡っ
て任意の単分散性の高61分画成分を得ることができる
ジイソシアナート類としては、脂肪族または芳1Mジイ
ソシアナート、例えばl1l−フェニレンジイソシアナ
ート、p−フェニレンジイソシアナート、1−クロロ−
2,4−フェニレンジイソシアナート、2.4−t−リ
レンジイソシアナート、2゜6−1−リレンジイソシア
ナート、3.3’ −ジメチル−4,4′ −ビフェニ
レンジイソシアナート、3.3′−ジメトキシ−4,4
′ −ビフェニレンジイソシアナート、2.2’ 、5
.5’ −テトラメチル−4,4′−ビフェニルレンジ
イソシアナート、4,4′ −メチレンビスくフェニル
イソシアナー1〜)、4.4’ −メチレンビス(2−
メチルフェニルイソシアナート)、4.4’ −スルフ
ォニルビス(フェニルイソシアナート)などがある。前
記重合体へのジイソシアナート類の付加反応は有機溶媒
中でイソシアナート基対水酸基の官1111!2目ヒが
約2対1の割合で官11シ基濃度0.002=0.20
M/1に調整し、60〜120℃、望ましくは80〜9
0℃の温度で20〜75時間、望ましくは30〜50時
間行なわれる。
右1131溶媒としては、クロルベンゼン、トルエン。
キシレン、ベンゼンなどがある。
このようにして得られた反応混合液は所定時間経過後未
反応ジイソシアナート類がほぼ消失するので、再沈澱精
製の際に生起すイソシアナート基の失活を避けるために
、さらに精製することなく、そのままつぎの反応に用い
ることができる。
また、ポリスチレン連鎖として用いられる両末端にイソ
シアナート基を有するポリスチレンは、ジイソシアナー
ト類の1個の官能基を保持したままもう1個の官能基を
選択的にポリスチレンに、ポリアルキレンオキナイド連
鎖の製造の場合と同様な条件下に反応させることによっ
て合成される。
1qられた片末端および/または両末端にアミン基を有
するアクリル酸またはメタクリル酸誘導体重合体と両末
端にイソシアナート基を有するポリアルキレンオキサイ
ドまたはポリスチレンとの高分子反応は、前記アクリル
酸またはメタクリル酸誘導体重合体をN、N−ジメチル
ホルムアミド。
ベンゼン、アセトン、1N」F等の活性水素をもたない
溶媒中で、前記ポリアルキレンオキサイドまたはポリス
チレンの反応混合液と、イソシアナート基対アミノ基の
官能基比が約1刻1の割合で混合し、官能#度0.00
2−0.2に調整し、−10〜15℃望ましくは0〜1
0℃の温度で20〜75時間、望ましくは30〜50時
間行なわれる。
このようにして高分子、反応させた反応混合液から反応
混合物を回収するには、反応混合液を有機溶媒で希釈し
ては反応器から取り出し、10〜50倍容の1プル]−
−デルなどの貧溶媒中に滴下して、反応混合物を沈澱さ
せ、戸別したのち、乾燥するなど任意の方法をとること
ができる。冑られたブロック共重合体は分別沈澱法ある
いは再沈澱法を用いて、ttj’Nすることができる。
この場合、分別沈澱法とは、プレポリマーである2種の
重合体とブロック共重合体の溶解性の温度依存性の相違
を利用したものであり、再沈澱法とは、各プレポリマー
が可溶でブロック共重合体が不溶であるような溶媒中に
再沈澱操作を繰返す方法である。
このようにして1りられるブロック共重合体は、前記一
般式Iで示されるA、、43−、A型ブロック共重合体
またはA−B−A−B−A型のごときマルチブロック共
重合体である。このようなブロック共重合体は、親水性
と疎水性を有するミクロ相分離構造を有するだ1ノでな
く、親水性部分の割合が45〜65モル%、好ましくは
55〜63モル%である場合には、200〜5.000
八程度の親水性と疎水性のラメラ構造、親水性を海とす
る海島構造となるので抗血栓性が極めて(夏れたものと
なる。
このようなブロック共重合体は、前記糸の表面に被覆さ
れる。被覆方法としては、該共重合体の溶液中に前記糸
と浸漬するかあるい【よその他の方法でその表面に塗布
したのち乾燥することにより行なわれる。その被覆の乾
燥133厚は0.1μn1以上、好ましくは1〜500
μm1である。
つぎに、実施例を挙げて本発明をさIうに詳細に説明す
る。
まず、両末端にイソシアナート基を有するポリアルキレ
ンAキサイドの製造方法について詳)ホする。
重合体 A 数平均分子ff17.110のポリ上ヂレングリコール
100gと2.4−t−ルエンジイソシアナート4.8
99(lをクロルベンゼンで1400ccに定容し1,
80℃の温度で48時間反応を行なった。
反応前の混合溶液は、官能基比のイソシアナート基対水
酸基を約2対1、官能基濃度が約0.02M/λになる
よう調整した。反応終了後、分析したところ1分子中に
イソシアナート基を平均1゜96個有する数平均分子f
f17,460の重合体が得られた。この反応率は98
%であった。
重合体 B 数平均分子ff11,000のポリエチレングリコール
100gと2,4−トルエンジイソシアナート34,8
30(lをクロルベンゼンで2.000m(1に定容し
、重合体Aと同様に反応を行なった。
反応前混合溶液の官能基比はポリマーAと同一、官能!
!濃度0.1M#になるよう調整した。1分子中のイソ
シアナート基数が1.98、数平均分子量が350であ
る重合体が99%の反応率で得られた。
重合体 C 数平均分子116.000のポリエチレングリj−ル1
00gと2.4−t−ル土ンジイソシアナート2.17
6CIをクロルベンゼン2,400m1に定容し、重合
体Aと同様に反応を行なった。
反応前の官能基比は重合体へと同一ζ官能基濃度は0.
005M/λになるように調整した。1分子中のインシ
アナート基数が1.96個、数平均分子量が16.35
0である重合体が98%の反応率で得られた。次に、片
末端にアミノ基を有Jるメタクリル酸誘導体重合体の製
造方法を詳述する。
重合体 D 重合管に、2ヒドロキシエチルメタクリレ−1〜100
g、α、α′ −アゾビスイソブヂロニトリル0.25
2o 、2−アミノエタンヂオール41゜50oおよび
N、N−ジメチルホルムアミド290.3gをそれぞれ
仕込み、真空上に封管し、60℃の温度に保った恒温槽
中で振りまぜながら8゜5時間反応を行なった。反応終
了後の反応混合物をアセトンで希釈して重合管から取り
出した後20倍容のエチルエーテル中に滴下して重合体
を沈澱させ、を別後真空乾燥したところ、1分子当りア
ミノ基導入率が1モルである数平均分子ff12゜64
0の重合体が21.50%の収率で得られI、:。
重合体 E 2−アミノエタンチオール26.68g、反応時間5時
間の他は重合体りと同一条件下で反応a3よび精製を行
なった。数平均分子15,200である重合体が19.
2o%の収率で得られた。
重合体 F 2−アミノエタンチオール20.75Q、反応時間3.
5時間の他の重合体りと同一条件で反応および精製を行
なった。数平均分子mが11,270である重合体が2
4.33%の収率で得られた。
重合体 G 2−アミノエタングΔ−ル4.02g、反応時間5.5
時間の他は重合体りと同一条件で反応および精製を11
なった。数平均分子量が6,400である重合体が25
..93%の収率で得られた。
重合体 [−1 スヂレン107gおよびp、p’ −ジイソシアナート
ジフェニルジスルフィド7.5gを石英重合管中に真空
下で封止し、水銀ランプ照射下で′12時間30℃で反
応を行った。また、希釈液としてテトラヒドロフランを
用い、m沈溶媒として20〜50倍容のへ4ニリンを用
いて16製を行なった。
数平均分子間が10.−500である重合体が25゜1
%の収率で1qられた分子中に導入されるイソシアナー
ト基数は2.01であった。
重合体 I p、p’ ジイソシアナートジフェニルジスルフィド1
5gの他は重合体1」と同様な条件で反応および精製を
行なった。数平均分子間が5,500である重合体が1
9.4%の収率で19られに0次に、両末端にイソシア
ナート基を有するポリアルキレンオキサイドまたはボリ
スヂレンと片末端にアミノ基を有するアクリルV *、
t=はメタクリルM誘導体重合体とを用いたブロック共
重合体の製造方法を詳述する。
ブロック共重合体 A 重合体Aの濃度が7.1重量%であるクロルベンげン溶
液100(+と重合体Fの濃度が7.1重量%であるN
、N’ −ジメチルボルムアミド302gを混合し、0
℃の温度で48時時間分子反応を行なった。反応前の官
能基比のインシアナート基対アミン基が約1対1、官能
基濃度0.02M/aなるよう調整した。反応終了後の
反応溶液をメタノールで希釈して反応器より取り出し、
20イ8容のエチルエーテルに滴下して反応混合物を沈
澱させ、を別後乾燥し、反応混合物を回収した。
この反応混合物をエチルエーテル中に加え、50℃の湿
度で加熱溶解した後、一旦O℃の温度まで冷却し、低温
で不溶のポリマーΔおよびブロック共重合体を析出させ
た。その後25℃の温度まだ徐々に加熱し、この温度で
ブロック共重合体を溶解ざゼ、沈澱している未反応重合
体Aを除去するために遠心分sinにか【プ5.OOO
rpmの回転数で分離を行なった。遠心分離後の上澄み
液を再び0℃の温度まで徐々に冷却し、ブロック共重合
体を析出させ、この温度で溶解している未反応ポリマー
Eを除去するため遠心分離機にかけ5,00Qrp+n
の回転数で分離し、沈澱物を採取した。以上の分離操作
を2度繰返し、最終的に得られた沈澱物をメタノールで
希釈して取り出し、20(8容のエチルエーテル中に滴
下してブロック共重合体を沈澱さ、f別後真空乾燥し、
数平均分子量30゜000のブロック共重合体が76%
の収率で得られた。
ブリック共重合体、B−C 第1表に示す他のブロック共重合体△と同一条件で反応
および精製を行なった。
ブロック共重合体 D〜E 反応前の官能基比のイワシアナ−1−基対j′ミノ基が
約1対1、官能基m度が0.02M#になるように調整
した。反応終了後の反応溶液をメタノールあるいはアセ
トンで希釈して反応器より取り出し、20倍容のエチル
ニーデルに滴下して反応混合物を沈澱させ、f別後乾燥
し、反応混合物を回収して第1表に示ずブロック共重合
体を得た。
(以下余白) 直径0.5m、mのポリエステル撚糸を、ブロック共重
合体A−Eの1重量%ジメヂルホルムアミド溶液に浸漬
したのち引上げて乾燥することにより前記撚糸の表面に
ブロック共重合体と被覆した医用縫合糸を得た。
参考例 1 実施例1〜5で得られたわγ合糸i1jよび未処理のポ
リエステル縫合糸および(比較例1)およびボリテ1〜
ラフルオロエチレン縫合糸(比較例2)を用いて、5羽
のウサギの大動脈の一部を切除し、その切除端同士を縫
合して両者を連結し、30日後に該血管の縫合部位の縫
合糸について血栓の生成状態を調べたところ、第1表の
とおりであった。
なお、3匹の犬について同様に試験したところ、′10
日後の結果は第2表のとおりであった。
(以下余白) ■0発明の具体的効果 以上述べたように、本発明は、糸の表面に、分子量i、
ooo〜20,000の親水性線状重合体と分子量i 
、 ooo〜20,000’(7)疎水性線状重合体と
をブロック重合してなるブロック共重合体を被覆したこ
とを特徴とJる医用縫合糸であるから、前記10ツク共
重合体のために血栓が生成し凱く、このため特に血液と
の接触部位、例えば血管と血管同士、血管と人工血管と
の縫合に好適である。
また、前記ブロック共重合体は、親水性線状重合体がア
クリル酸またはメタクリル酸誘導重合体であり、また疎
水性線状重合体がスヂレン重合体またはポリアルキレン
、グリコール、特にポリエチレングリコール、またはボ
リプlコピレンゲリコールであるので、安価でかつ入手
しやすく、しかも生体適合性が優れているので、生体内
で埋設しても長m@使用が可能である。j:た、本発明
による縫合糸は表面が前記ブロック共重合体であるため
に、極めて抗血栓性が優れているにもかかわらず基材が
糸であるので、繊維的強疫は人である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 糸(1)表面ニ、分子flt 1,000〜2
    0,000(7)Ilt2水性線状重合対と分子量1,
    000〜20 、000の疎水性線状重合体とをブロッ
    ク重合してなるブロック共重合体を被覆したことを特徴
    と、る医用縫合糸。
  2. (2)親水性線状重合体がアクリル酸またはメタクリル
    m誘導体重合体である特許請求の範囲第1項に記載の医
    用縫合糸。
  3. (3)疎水性線状重合体がスヂレン重合体またはポリア
    ルキレグリコールである特許請求の範囲第1項または第
    2項に記載の医用縫合糸。
  4. (4)ポリアルキレングリコールがポリエチレングリコ
    ールまたはポリプロピレングリコールである特rl′請
    求の範囲第3項に記載の医用縫合糸。
  5. (5)糸は合成繊維である特許請求の範囲第1項ないし
    第4項のいずれか一つに記載の医用縫合糸。
  6. (6)糸は天然#AMである特許請求の範囲第1項ない
    し第4項のいずれが一つに記載の医用縫合糸。
  7. (7)糸は単糸、編糸また撚糸である特許請求の範囲第
    5項または第6項に記載の医用縫合糸。
  8. (8)ブロック共重合体の親水性線状重合体と疎水性線
    状重合体の合81に対する親水11線状重合体の割合が
    45〜65モル%である特許請求の範囲第1項ないし第
    7項のいずれが一つに記載の@療縫合糸。
  9. (9)ブロック共重合体被覆の膜厚は0.1μ01以上
    である特許請求の範囲第1項ないし第8項に記載の医用
    縫合系。
  10. (10)ブロック共重合体被覆の膜厚は1〜5゜0μm
    である特許請求の範囲第9項に記載の医用縫合糸。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5383903A (en) * 1992-08-20 1995-01-24 United States Surgical Corporation Dimethylsiloxane-alkylene oxide copolymer coatings for filaments
US6294614B1 (en) 1996-07-29 2001-09-25 K. K. Vayu Modified polymers containing poly(2-hydroxyethyl(meth)acrylate segment in the molecule

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