JPS6031434A - 螺旋式揚穀装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は螺旋式揚穀装置に係るものである。

円筒に複数の開口部を設け、複数の開口部より同時に穀
物を流入させると、詰りを生ずる。

したがって、通常の構造のときは、自動停止弁などを必
要とし、構造が複雑となる。また、ソレノイドを使用す
ると、エンジン使用は不便であった。

しかしながら、螺旋による揚穀は、種々の特徴を有する
ので、本発明では螺旋揚穀の特徴を生かし、ソレノイド
等の自動停止装置を必要とせず、詰まることのない揚穀
装置としたものである。

本発明は、傾斜状に設けられた円筒１７の周壁部に、下
方位置より、オーバーフロー戻し口２８、籾戻し開口部
２０、張込開口部３０を順次開口させた螺旋式揚穀装置
、および、特許請求の範囲第１項のものにおいて、前記
張込開口部３０に開閉弁等を設けない螺旋式揚穀装置、
および、特許請求の範囲第１項のものにおいて、円筒１
７の上端にオーバーフロー孔２１を開口し、オーバーフ
ロー孔２１の外部にバネ２５で弾力的に閉塞される開閉
Ｍ２２を軸着し、オーバーフロー孔２１の外方の下端を
オーバーフロー戻し口２８に結合する螺旋式揚穀装置を
要旨とするものである。

実施例図により説明すると、１は籾摺部で、ゴムロール
２．３を有し、下部には風選部４を形成する。５は一番
コンベアー、６は二番コンベアー、７は吸引ブロアー、
８は供給ホッパーである。

籾摺部１の隣部には、選別分離部９が設けられ、選別分
離部９内には横筒分離筒１０が設けられる。横筒分離筒
１０の内面には無数の壷穴１１を形成する。横筒分離筒
１０内に玄米受樋１２と混合米受樋１３を設け、それぞ
れコンベア１４．１５を横設する。

横筒分離筒１０の籾摺部１より遠い側には籾米落下部１
６を形成し、籾米落下部１６より供給ホッパー８に至る
円筒１７を選別分離部９の側部に設ける。円筒１７は籾
米落下部１６側が低く、籾摺部１側は高く形成される。

籾米落下部１６と円筒１７とは流樋１８により連結する
・円筒１７内には螺旋コンベア１９を取付ける・２０は
流樋１８の籾戻し開口部である。円筒１７の上端はホッ
パー８上に開口するが、円筒１７の上端部には、オーバ
ーフロー孔２１を開口し、オーバーフロー孔２１の上面
を開閉蓋２２で閉塞し、開閉蓋２２の輔２３にはアーム
２４を取付け、アーム２４と固定部２６との間にバネ２
５を設けて開閉蓋２２を常時閉塞する。

開閉蓋２２の外側はオーバーフロー室２７となり、オー
バーフロー室２７の下端は、前記籾戻し開口部２０より
も、下方位置に形成したオーバーフロー戻し口２８に結
合する。円筒１７の下部には張込みホッパー２９を取付
け、張込みホッパー２９と円筒１７とを張込開口部３０
で連結する。張込開口部３０の位置は籾戻し開口部２０
より少し上方である。

次に作用を述べる。

張込みホッパー２９に籾米を供給すると、張込開口部３
０より円筒１７内に流入し、螺旋コンベア１９の回転で
上昇して供給ホッパー８内に流入し、ゴムロール２．３
の間で籾摺されて風選部４内に流入し、風選されて籾殻
は機外より排除され、未熟粒は二番コンベアー６で取出
され、混合米は一番コンベアー５に取出され、その混合
米は、揚穀装置により横筒分離筒１０内に供給される。

しかして、横筒分離筒１０内で混合米は攪拌作用を受け
、一次現像として玄米が下層に沈下し、籾米はその上部
に浮上し、上下中間は混合米となる。

しかして、横筒分離筒１０が回転すると、下層の玄米を
壷穴１１で掬い上げて玄米受樋１２に流入させ、コンベ
ア１４により籾摺部ｌの方向に移動させて落下させ、矢
印（イ）のように誘導してコンベア３１により仕上米と
して取出す。

前記混合米は、続く壷穴１１で掬い上げられて混合米受
樋１３に取出され、混合米受樋１３上のコンベアー１５
で横送され、別途設けられた流路を矢印（ロ）のように
誘導されて一部コンベアー５に流入し、再び横筒分離筒
１０に戻されて再選別される。

玄米と混合米とが取出されると、横筒分離筒１０内には
籾米のみが残り、とれは、籾米落下部１６に落下して流
樋１８より籾戻し開口部２０を経て円筒１７内に流入し
、張込開口部３０より流入する籾米と一緒になって上昇
し、供給ホッパー８に至るのである。

この場合、供給ホッパー８内が一杯になれば流れが悪く
なって詰ることになるが、この場合は、圧力でオーバー
フロー孔２１の開閉蓋２２を押上げ、オーバーフロー孔
２１よりオーバーフロー室２７内に流出してオーバーフ
ロー戻し口２８より円筒１７に戻すのである。

本発明は以上の構成及び作用であるところ、特に、傾斜
状に設けられた円筒１７の周壁部に、下方位置より、オ
ーバーフロー戻し口２８、籾戻し開口部２０、張込開口
部３０を順次開口させた螺旋式揚穀装置、および、特許
請求の範囲第１項のものにおいて、前記張込開口部３０
に開閉弁等を設けない螺旋式揚穀装置、および、特許請
求の範囲第１項のものにおいて、円筒１７の上端にオー
バーフロー孔２１を開口し、オーバーフロー孔２１の外
部にバネ２５で弾力的に閉塞される開閉蓋２２を軸着し
、オーバーフロー孔２１の外部の下端をオーバーフロー
戻し口２８に結合する螺旋式揚穀装置の構成としたから
、円筒１７内に流入する籾米は、オーバーフロー戻し口
２８、籾戻し開口部２０、張込開口部３０の順序になる
ので、円筒１７内の籾詰りは全く生じない効果を有する
。

【図面の簡単な説明】

第１図は一部破断正面図、第２図は一部破断要面図、第
３図は一部破断要部正面図である。 符号の説明 籾摺部１、ゴムロール２、ゴムロール３、風選部４、一
番コンベアー５．二番コンベアー６、吸引ブロアー７、
供給ホッパー８、選別分離部９、横筒分離筒１０、壺穴
１１、玄米受樋１２、混合米受樋１３、コンベア１４、
コンベア１５、籾米落下部１６、円筒１７、流樋１８、
螺旋コンベア１９、籾戻し開口部２０、オーバーフロー
孔２１、開閉蓋２２．軸２３、アーム２４、バネ２５、
固定部２６、オーバーフロー室２７、オーバーフロー戻
し口２８、張込みホッパー２９、張込開口部３０、コン
ベア３１。 特許出願人井関農機株式会社

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）傾斜状に設けられた円筒１７の周壁部に、下方位
   置より、オーバーフロー戻し口２８、籾戻し開口部２０
   、張込開口部３０を順次開口させた螺旋式揚穀装置。
2. （２）特許請求の範囲第１項のものにおいて、前記張込
   開口部３０に開閉弁等を設けない螺旋式揚穀装置。
3. （３）特許請求の範囲第１項のものにおいて、円筒１７
   の上端にオーバーフロー孔２１を開口し、オーバーフロ
   ー孔２１の外部にバネ２５で弾力的に閉塞される開閉蓋
   ２２を軸着し、オーバーフロー孔２１の外方の下端をオ
   ーバーフロー戻し口２８に結合する螺旋式揚穀装置。