JPS6031354B2 - 低温作業性の良好なポリエチレン粘着シ−ト - Google Patents

低温作業性の良好なポリエチレン粘着シ−ト

Info

Publication number
JPS6031354B2
JPS6031354B2 JP4218578A JP4218578A JPS6031354B2 JP S6031354 B2 JPS6031354 B2 JP S6031354B2 JP 4218578 A JP4218578 A JP 4218578A JP 4218578 A JP4218578 A JP 4218578A JP S6031354 B2 JPS6031354 B2 JP S6031354B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
adhesive
polyethylene
sheet
same
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4218578A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54134746A (en
Inventor
清 小野
俊男 伊藤
寧昭 北崎
ひろし 糠塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichiban Co Ltd
Original Assignee
Nichiban Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichiban Co Ltd filed Critical Nichiban Co Ltd
Priority to JP4218578A priority Critical patent/JPS6031354B2/ja
Publication of JPS54134746A publication Critical patent/JPS54134746A/ja
Publication of JPS6031354B2 publication Critical patent/JPS6031354B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリエチレンを主基材とする耐候性及び解きほ
ぐし性が良好で、特に低温時における解きほぐし性等の
作業性が良好なポリエチレン粘着シートに関するもので
ある。
なお、本明細書においては粘着シート、粘着フィルム及
び粘着テープを総称して単に「粘着シート」という。従
来、低温(たとえば一30〜一4000)において良好
な粘着を示す粘着剤としては、天然ゴム系粘着剤、シリ
コン系粘着剤及び特殊アクリル樹脂系粘着剤が使用され
ているが、シリコン系粘着剤及び特殊アクリル樹脂系粘
着剤は実用上において種々の難点があり、かつ価格も高
価である等の欠点があった。
また、天然ゴム系粘着剤は価格面では有利であるものの
、ポリエチレン基材への投錨力が低く、この点が実用上
の支障となっていた。ポリエチレン基村に対する天然ゴ
ム系粘着剤の投錨力を向上させるために、ポリエチレン
基材の表面をコロナ放電処理したり、化学薬品処理する
ことが試みられているが、充分に満足できる結果が得ら
れなかった。また特公昭51一43847号公報におい
ては、ポリエチレン基材に対する粘着剤の投錨力を向上
させるために、ポリエチレン基材に極性基を有しかつ結
晶化度のポリオレフィン共重合体層を積層することが行
なわれているが、これによっても充分な粘着剤の投錨力
が得られず、特に一30〜一40午0程度の低温におい
て使用した場合にはロール状巻き取り物よりの解きほぐ
し性が著しく悪くなり、急速に解きほぐすと粘着剤がシ
ートの背面に移行する。
本発明は従来のポリエチレン粘着シート、特に低温にお
いて使用されるポリエチレン粘着シートにおける上記の
欠点を改良したものである。
すなわち本発明は、■ポリエチレン基材層、【B}、【
a}極性基含有ポリオレフィン共重合体と、【bーポリ
ェチレン及び/又は犠牲基含有ポリオレフィン共重合体
とスチレンーィソプレンースチレンブロック共重合体及
び/又はスチレンーブタジェンースチレンブロック共重
合体との混合物とよりなる群から選ばれた中間層、並び
ににースチレンーイソプレンースチレンブロツク共重合
体及び/又はスチレンーブタジェンースチレンブロック
共重合体よりなるェラストマ一層の三層積層シートの該
ェラストマー層上に、皿ゴム系粘着剤を塗工してなる低
温作業性の良好なポリエチレン粘着シートである。一般
に、粘着シートのロール状巻取物よりの解きほぐし性は
、(粘着剤/基材背面間接着力)く(粘着剤/基材面接
着力)の関係を維持せしめればよいわけであるが、一3
0〜40oo程度の低温を含む広い温度範囲にわたって
常にこの関係を維持せしめるには多くの困難がある。
この関係を維持せしめる一つの手段として上記したよう
に基材層と粘着剤層間に適当な中間層を介在させること
が行なわれているが、低温時の使用においても充分に満
足する結果が得られていなかった。ところが、上記した
ようにポリエチレン基材層上に特定の中間層、次いで特
定のェラストマー層を設けた三層積層シート面の、該ェ
ラストマー層上にゴム系粘着剤を塗工することにより、
一30〜−40oo程度の低温を含む種々の温度条件の
下において、充分な投錨力を有し、しかも解きほぐし性
の作業性に優れたポリエチレン粘着シートを得ることが
できるのである。
本発明のポリエチレン基村層■と、その特定の中間層(
B}とは相溶性及び親和性が良好であるので両間層の接
着力は著しく大きい。
また中間層tB}とその特定のェラストマー層{qも相
溶性及び親和性が良好であり、両層間の接着力が大きい
。さらに、ェラストマ一層{C}とゴム系粘着剤層‘D
}も相溶性及び親禾0性が良好であり、両者は強固に接
着する。他方、ポリエチレン基材層■とゴム系粘着剤{
D}とは相溶性及び親和性が低いので、両者間の接着力
、すなわち巻取物の自背面接着力が比較的小さい。そし
て、上記の関係は常温から−30〜一40℃程度の低温
までの広い温度範囲において殆んど変化がない。本発明
のポリエチレン粘着シートが優れた投錨力を有するにか
かわらず、低温時の解きほぐし性が良好であり、低温作
業性に優れているのは上記の理由によるのである。本発
明の粘着シートの製造に用いられるポリエチレン基村層
と中間層とェラストマー層からなる三層積層物は、三層
の溶融共押出積層法で容易に製造できるから、本発明の
粘着シートは溶剤等を全く、或し、は殆んど使用するこ
となしに製造することができ、工業的製造において著し
く有利である。
次に、本発明の粘着シートにおける各層について詳述す
る。
本発明のポリエチレン基材層用のポリエチレンとしては
、低密度ポリエチレン(以下「LDPE」という。
)、及び高密度ポリエチレン(以下、「HDPE」とい
う。)等の種々のポリエチレンがいずれも使用できる。
また必要に応じ種々のポリエチレンを2種又はそれ以上
混合して用いることができる。一般的にいって、粘着シ
ートがその使用時に柔軟性を必要とする場合には、LD
PEを単独使用するのが望ましく、また適当な引張り強
度と硬さを必要とする場合には、HDPEとLDPEを
必要な物性が得られるような割合で混合して使用する。
使用するポリエチレンの物性としては、密度が0.92
〜0.96、メルトインデックス(以下、「MI」とい
う。)が0.3〜10.0の範囲のものが望ましい。ざ
らな‘こ、ポリエチレンには各種の顔料等の着色剤、そ
の他通常用いられる各種の添加剤を混合することができ
る。たとえば、顔料を混合するには、チタン白、ベンガ
ラ、カーボンブラック等の各種の顔料を混合したりポリ
エチレンのカラーベレットを、製膜後のポリエチレンに
対し顔料が5重量%になるように、ポリエチレンに配合
する。本発明の中間層用の樹脂としては、種々のものが
使用できる。
まず、その中間層用の樹脂としては極性基含有ポリオレ
フィン共重合体がある。その例としては、エチレン酢酸
ビニル共重合体(以下、「EVA」という。)、エチレ
ンーェチルアクリレート共重合体(以下、「EEA」と
いう。)及びアィオノマ一等があげられる。これらの極
性基含有ポリオレフィン共重合体は中間層に1種類を単
独で使用してもよいし、場合によってはこれらの2種類
以上を混合して使用することができる。EVA及びEE
A等は、そのオレフィン以外の共重合成分含量が5〜4
0%の範囲のものが望ましく、またそのメルトインデッ
クスが0.5〜20の範囲のものが望ましい。また、本
発明の中間層用の樹脂としては、上記したような種々の
ポリエチレン及び/又は上記したように種々の極性基含
有ポリオレフィソ共重合体と、後述のスチレンーィソプ
レンースチレンブロツク共重合体及び/又はスチレンー
ブタジェンースチレンブロック共重合体よりなるェラス
トマ−との混合物も使用することができる。
本発明のェラストマ一層には、スチレンーィソプレンー
スチレンブロック共重合体又はスチレンーブタジェンー
スチレンフロツク共重合体が用いられるが、場合によっ
てはこの両者を混合して使用することも可能である。
そのスチレンーィソブレンースチレンフロック共重合体
(以下「SIS」という。)、及びスチレンーブタジヱ
ンースチレンフoック共重合体(以下、「S既一という
、)はともに、鎖状及びラジアルテレブロツク状のもの
が望ましい。この種のブロック共重合体ヱラストマーは
、SISについてはカリフレツクスTR−1107(シ
ェル化学社商品名)等として、またSBSについてはカ
リフレックスTRII02(シェル化学社商品名)、及
びTR−4113(シェル化学社商品名:プロセスオイ
ル添加品)等として市販されているから、これらの市販
品を適宜に選択して使用することができる。これらのS
ISやSBSは押出機で押出して容易に製膜できるが、
押出しが困難な場合には適宜にプロセスオイルを添加す
ることにより、押出製膜を容易ならしめることができる
。プロセスオイルの使用量はSIS及び/又はS既に対
して50%以下が望ましい。また、本発明のェラストマ
ー層には、上記ェラストマーに対し20%以下の範囲内
において粘着性賦与樹脂(たとえば水素添加石油樹脂、
高飽和度石油系樹脂、水素添加ロジンェステル等)を混
合することができる。かかる粘着性賦与樹脂の混合によ
りェラストマー層の投錨力を向上できる。本発明におい
て用いる上記ポリエチレン基材層、中間層及びェラスト
マー層からなる三層積層シートは、三層英押出積層法、
すなわち三層インフレーション装置等を使用して各三層
を適当な条件で同時に押出、製膜しながら積層する方法
により工業的に有利に製造することができる。
なお、この種の三層積層物は、その厚さ及び中等に応じ
てシート、フィルム及びテープ等と呼ぶことができるが
、本明細書においては、これらを総称して単に「シート
」という。本発明において用いる三層積層シートの厚さ
は用途に応じて、通常、50〜1000仏、好ましくは
100〜500仏の範囲から適宜に選沢される。また、
そのポリエチレン基材の厚さは、三層積層シート全体の
厚さの10〜92%、中間層の厚さは全体の厚さの5〜
50%、ェラストマ−層の厚さは全体の厚さの3〜50
%の範囲から適宜に選沢される。本発明においては、上
記したようにして得られた三層積層シートのェラストマ
ー層上にゴム系粘着剤を塗工し目的のポリエチレン粘着
シートを得る。
ゴム系粘着剤の塗工は溶液塗工法により塗工してもよい
し、また熱カレンダー塗工或いはホットメルト塗工法等
の溶融塗工法により塗工してもよいが、溶融塗工法を用
いれば本発明のポリエチレン粘着シートが全く溶媒を使
用せずに製造できるから特に好ましい。ゴム系粘着剤と
しては、天然ゴム、合成ポリィソプレンゴム、スチレン
ーフタジェンゴム、ブチルゴメ、再生ゴム及びその他の
合成ゴム等のゴムェラストマーを用いた種々のゴム系粘
着剤がいずれも使用できる。また、これらのゴム系粘着
剤には粘着テープの用途等に応じて、粘着賦与樹脂、軟
化剤、プロセスオイル、充填剤、架橋剤、老化防止剤等
を配合することができるのは勿論である。本発明のポリ
エチレン粘着シートは、耐腰性及び解きほぐし性等に優
れ、特に低温温時の解きほぐし性等の作業性に優れてい
るから、低温条件において使用される防食テープ、電気
絶縁テ−プ、結束テープ、梱包用テープ等として有利に
使用できる。
次に、実施例及び比較例をあげて詳しく説明する。
こられの各例における部、%は特に付記しない限り重量
部及び重量%を示す。実施例 1 ポリエチレン基材層用としてLDPE(密度0.921
、M12.0、東洋曹達社製商品名べトロセン180)
、中間層用としてEVA(MI15、酢酸ビニル含量1
6%、東洋曹達社製商品名ウルトラセン630)、ェラ
ストマー層用としてSIS(シェル化学社商品名カリフ
レックスTR−1107)をそれぞれ使用し、これらを
三層インフレーション装置の各々の押出機のホッパーに
投入して押出製膜し、LDPE、EVA及びSISの各
層の厚さがそれぞれ100り、25仏及び25仏、総厚
さが150仏の三層共押出積層フィルムを得た(押出条
件等は表1参照。
以下同じ。)。、次いで、天然ゴム10碇部、テルベン
樹脂(軟化点10000)45部、テルベン樹脂(軟化
点20qo)20部、ナフテン系フ。
。セスオィル5部、ビスフェノール系老化防止剤1部を
へキサンに溶解した粘着剤溶液を、上記の積層シートの
ェラストマー(SIS)層上に、乾燥後の粘着剤層厚さ
が50仏になるように塗工した。この粘着シートを内径
35側の総督に25m単位に巻き取ったのち、中2比蝿
こ切断し、中2仇奴、巻き長さ2靴のテ‐フ。状製品と
した。この粘着シートの投錨力は2.5k9/20肋以
上であった。
また、その低温解きほぐし性を調べたところ、一30〜
一400のこおいても良好な解きほぐし性を示した(詳
細は表1参照。以下同じ。)。このテープは電気絶縁用
テープとして好適であり、特に冬期の屋外及び寒冷地で
の作業性に著しく優れていた。実施例 2 ポリエチレン基材層用として実施例1におけると同一の
LDPEを、中間層用として実施例1における同一のE
VAを、ェラストマー層用としてS母(シェル化学社商
品名カリフレックスTR‐4113)をそれぞれ使用し
、実施例1と同様にして総厚さ150〃の三層共押出積
層シートを得た。
次いで、この積層シートのェラストマー層上に実施例1
における同一の粘着剤溶液を、乾燥後の厚さが50ムに
なるように塗工し、実施例1におけると同様にしてテー
プ状製品を得た。′この粘着シートは投錨力が2.5k
9/20側以上の大きい値を示し、低温における高速解
きほぐしにおいても粘着剤が背面に移行することがなか
った。
比較例 1 実施例2において用いたと同一のLOPEを単層インフ
レーション装置で製膜して厚さ150仏のシートとし、
このシートの片面を常法にしたがってコロナ放電処理し
、ぬれ張力を40ダイン以上にしたのち、実施例1にお
ける同一の粘着剤溶液を、乾燥後の粘着剤厚さ50仏に
なるように塗工した。
得られた粘着シートを実施例1におけると同機に巻取り
、同様に裁断したテープ状物について試験したところ、
投錨力が1.1kQ/20肌であり、一30〜一40午
0における高速解きほぐし‘こおいて粘着剤が背面に移
行し、実用に供することができなかつた。実施例 3 ポリエチレン基材層用としてLDPE(東洋曹達社製商
品名べトロセン205、密度0.924M13)95%
とカーボンブラック40%含有ポリエチレンカラーベレ
ット5%の混合物を、中間層用として実施例1において
用いたと同一のEVAを、またェラストマ一層用として
実施例1において用いたと同一のSISをそれぞれ使用
し、実施例1におけると同様の方法でLDPE、EVA
及びSIS各層の厚さが240山、30一及び30仏、
総厚さが300山の三層共押出フィルムを得た。
また、下記の粘着剤配合物を加熱混練ロール(ロール温
度120〜140qo)で45分間濠練してホットメル
ト型粘着剤を製造した。
粘着剤配合物 天然ゴム(スモークシート) 10碇都亜鉛
華 3碇郡炭酸カル
シウム 7礎部カーボンブラ
ック 3部ダイマーレジン
3の部プロセスオイル
1碇郭アルキルフェノールジサルフアィド
5部ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛 1部ェ
スコレツッ1402(エッソ化学社の石油系樹脂の商品
名) 10碇部ビスフェノール系老
化防止剤 2部次いで、前記の積層フィルム
のェラストマー層上に、前記のホットメルト型粘着剤を
粘着剤厚さが200ムになるようにカレンダーロールで
塗工し、内径3ィンチの紙管に2伽単位で巻取り、裁断
機で中5山肌もこ切断し、テープ状製品とした。
この粘着シートは、投錨力が3k9/25肋以上であり
、投錨力測定時に粘着剤が基材面に残留し、凝集破壊を
起した。また、常温及び−30〜一40℃における高速
解きはぐし‘こおいて、いずれも粘着剤がテープ背面に
移行することがなく、良好な解きほぐし性を示した。実
施例 4 ポリエチレン基材層用として実施例3において用いたと
同一のLDPE(カラーベレットの配合も同一)を、中
間層用としてEEA(日本ュニカー社製の商品名DPD
J−6169、密度0.93MII〇 エチルアクリレ
ート含量18%)を、ェラストマー層用として実施例1
において用いたと同一のSISを用い、実施例1におけ
ると同様にして、LDPE、EEA及びSISの各層の
厚さがそれぞれ240山、30山及び30り、総厚さが
300一の三層共押出積層シートを得た。
この積層シートのヱラストマー層上に、実施例3におい
て用いたと同一のホットメルト型の粘着剤をカレンダー
塗工した。
得られた粘着シートよりのテープ状製品について試験し
たところ、投錨力が3k9/25側以上であり、解きほ
ぐし性が常温及び低温とも良好であった。
実施例 5 ポリエチレン基材層用として実施例3において用いたと
同一のLDPE(カラ−べレットの配合も同一)を、中
間層用としてアイオノマー(三井ポリケミカル社製商品
名サーリン1650、密度0.95、M12.0)を、
ェラストマー層として実施例1において用いたと同一の
SISを使用し、実施例1と同様にしてLDPE層が2
40r、アィオノマー層が30ム、SIS層が30A、
総厚さが300仏の三層共押出積層シートを得た。
この積層シートのェラストマー層上に実施例3において
用いたと同一のホットメルト型の粘着剤をカレンダー法
で粘着剤厚さが200仏になるように塗工した。
得られた粘着シートよりのテープ状製品について試験し
たところ、投錨力、常温及び低温の解きほぐし性とも良
好であった。
実施例 6 ポリエチレン基材層用として実施例3において用いたと
同一のLDPE65%、HDPE(三菱油化社製商品名
ュカロンHD40日、密度0.95、MII.5)30
%、及びカーブンブラック40%含有ポリエチレンカラ
ーベレット5%の混合物を、中間層用として実施例1に
おいて用いたと同一のEVA50%と実施例5において
用いたと同一のアィオノマー50%の混合物を、ェラス
トマー層用として実施例1において用いたと同一のSI
Sを使用し、実施例1の方法に準じて各層の厚さが順次
240仏、30ム及び30山で、総厚さが300仏の三
層共押出積層シートを得た。
この積層シートのェラストマー(SIS)層上に、実施
例3において用いたと同一のホットメルト型の粘着剤を
厚さ200りにカレンダー塗工した。
以下、実施例3におけると同様にして2mh巻、中5仇
吻のテープ状製品を得た。この粘着シートの投錨力及び
解きほぐし性はいずれも良好であり、防食テープ用とし
て好適なものであった。比較例 2実施例3において用
いたと同一のLDPE(カラーベレットの配合も同一)
を用いて、単層インフレーション装置で厚さ300仏の
シートとし、このシートの片面をコロナ放電処理し、ぬ
れ張力を40ダイン以上にしたのち、この面にカレンダ
ー法で実施例3のホットメルト型粘着剤を200仏の厚
さに塗工した。
この粘着シートより得られたテープ状物について試験し
たところ、投錨力は、1.5k9/25側であり、一3
0〜一40qoにおける高速解きほぐしにおいて粘着剤
がテープ背面に移行し、全く実用に供することができな
かった。
実施例 7 ポリエチレン基材層用として実施例6において用いたと
同一のHDPEを使用し、中間層用として実施例4にお
いて用いたと同一のEEA30%と実施例1において用
いたと同一のEVA70%の混合物を使用し、ェラスト
マー層用として実施例1において用いたと同一のSIS
を使用し、実施例1の方法に準じて各層の厚さが順次5
0r、25仏及び25山、総厚さが100仏の三層共押
出積層シートを得た。
次いで、この積層シートのェラストマー層上に実施例1
において用いたと同一の粘着剤溶液を、乾燥後の粘着剤
層の厚さが40仏になるように塗工した。
得られた粘着シートより、実施例1におけると同機にし
て中2比肋、巻長さ25 nのテープ状製品を得た。こ
の粘着シートは投錨力が25k9/2仇枕以上であり、
常温及低温における解きほぐし性は良好であった。実施
例 8 ポリエチレン基材層用として実施例6において用いたと
同一のHDPEを、中間層用として実施例1において用
いたと同一のEVAを、ェラストマ−層用として実施例
2において用いたと同一のS斑を使用し、各層の厚さが
順次50〃、25仏及び25r、総厚さが100rの三
層共押出積層シートを得た。
次いで、この積層シートのェラストマー (S母)層上に、実施例1において用いたと同一の粘着
剤溶液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが40〃となるよう
に塗工して乾燥した。
以下、実施例1における同様にしてテープ状製品とした
。この粘着シートは、投錨力が2.5kg/2仇吻以上
であり、常温及び低温における解きほぐし性が良好であ
った。
実施例 9 ポリエチレン基材層用として実施例6において用いたと
同一のHDPEを使用し、中間層用として実施例1のポ
リエチレン基材層用に用いたと同一のLDPE60%と
、実施例1のェラストマー層用として用いたと同一のS
IS40%との混合物を使用し、ェラストマー層用とし
て上記と同一のSISを使用し、実施例1の方法に準じ
て各層の厚さが順次50仏、25仏及び25仏、総厚さ
が100山の三層共押出積層シートとした。
次いで、この積層シートのェラストマ−層(SIS}層
上に、実施例1において用いたと同一の粘着剤溶液を、
乾燥後の粘着剤層の厚さが40仏になるように塗布し、
乾燥した。
以下、実施例1におけると同様にして中20職、巻長さ
25mのテープ状製品とした。
** この粘着シートは投錨力が2.5kg/20
柳以上であり、常温及び低温の解きほぐし性が良好であ
った。実施例 10 ポリエチレン基材層用として実施例1において用いたと
同一のLDPE66%、実施例6において用いたと同一
のHDPE30%、及びカーボンブラック40%含有ポ
リエチレンカラ−べレット4%の混合物を使用し、中間
層用としてEVA(東洋曹達社製商品名ウルトラセン6
34、密度0.9ふ酢酸ビニル含有量26%、M14)
を使用し、さらにヱラストマー層用として実施例2にお
いて用いたと同一のS斑を使用し、実施例1の方法に準
じて各層の厚さが順次200仏、50仏、及び50仏で
、総厚さが300仏の三層共押出積層シートを得た。
次いで、この積層シートのェラストマー (S斑)層上に、実施例3において用いたと同一のホッ
トメルト型の粘着剤を熱カレンダー法で粘着剤層の厚さ
が200仏になるように塗工した。
以下、実施例3におけると同様にして中5仇吻、巻長さ
2肌のテープ状製品とした。この粘着シートは投錨力が
3k9/25脚以上であり、常温及び低温の解きほぐし
性が良好であった。
以上の各実施例及び比較例における粘着シートの製造条
件、及び得られた粘着シートの特性は表1にまとめたと
おりである。
表 1 (表1の注) ※1:温度は塗工時の粘着剤温度をいうo※2:投錨力
試験方法は下記によった。
テープの粘着面どうしを貼合わせ、529の荷重で24
時間放置したのち、ショッバ−でT剥離をしたときの剥
離力を投錨力とした。
※3:高速解きほぐし性の試験とは、粘着シートのテー
プ状巻取物を30の/minの高速で解きほぐす試験を
いう。
※4:粘着剤がポリエチレン基材の背面に移行してしま
い、粘着シートとしての実用に供することかできない場
合を「劣悪」とした。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (A)ポリエチレン基材層、(B)、(a)極性基
    含有ポリオレフイン共重合体と、(b)ポリエチレン及
    び/又は極性基含有ポリオレフイン共重合体とスチレン
    −イソプレン−スチレンブロツク共重合体及び/又はス
    チレン−ブタジエン−スチレンブロツク共重合体との混
    合物とよりなる群から選ばれた中間層、並びに(C)ス
    チレン−イソプレン−スチレンブロツク共重合体及び/
    又はスチレン−ブタジエン−スチレンブロツク共重合体
    よりなるエラストマー層の三層積層シートの該エラスト
    マー層上に、(D)ゴム系粘着剤を塗工してなる低温作
    業性の良好なポリエチレン粘着シート。
JP4218578A 1978-04-12 1978-04-12 低温作業性の良好なポリエチレン粘着シ−ト Expired JPS6031354B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4218578A JPS6031354B2 (ja) 1978-04-12 1978-04-12 低温作業性の良好なポリエチレン粘着シ−ト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4218578A JPS6031354B2 (ja) 1978-04-12 1978-04-12 低温作業性の良好なポリエチレン粘着シ−ト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54134746A JPS54134746A (en) 1979-10-19
JPS6031354B2 true JPS6031354B2 (ja) 1985-07-22

Family

ID=12628936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4218578A Expired JPS6031354B2 (ja) 1978-04-12 1978-04-12 低温作業性の良好なポリエチレン粘着シ−ト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6031354B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004323622A (ja) * 2003-04-23 2004-11-18 Hitachi Chem Co Ltd 接着材テープ
CN109536068A (zh) * 2018-11-16 2019-03-29 宁波激智科技股份有限公司 一种高粘保护膜及其制备方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6239217U (ja) * 1985-08-23 1987-03-09

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004323622A (ja) * 2003-04-23 2004-11-18 Hitachi Chem Co Ltd 接着材テープ
JP4654566B2 (ja) * 2003-04-23 2011-03-23 日立化成工業株式会社 接着剤テープの接続方法及び接着剤テープ接続体
CN109536068A (zh) * 2018-11-16 2019-03-29 宁波激智科技股份有限公司 一种高粘保护膜及其制备方法
CN109536068B (zh) * 2018-11-16 2021-08-17 宁波激智科技股份有限公司 一种高粘保护膜及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54134746A (en) 1979-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3370198B2 (ja) 表面保護フィルム
DE102008026672A1 (de) Klebstoff aus Polypropylenharz
KR0142042B1 (ko) 표면보호필름
CN112457806A (zh) 一种耐高温热熔压敏胶及其制备方法和应用
JPS6366277A (ja) 粘着剤組成物
CN102618184A (zh) 非水电池用层压体
JP2009275209A (ja) 粘着剤、粘着シート及びその製造方法
DE112005003116B4 (de) Druckempfindliches Klebeband und Verwendung zum Binden eines Kabelbaums
US5942299A (en) Bilayer adhesive system for reinforced strapping tape
JPS6116839A (ja) 剥離紙の製造法
CN107434956B (zh) 一种自粘型保护膜
JP6884674B2 (ja) 粘接着剤組成物
JP3870995B2 (ja) 自動車塗装外板用表面保護フィルム
CN108300372A (zh) 丁基橡胶热熔压敏胶布基绝缘胶带及其制作方法
JPS6031354B2 (ja) 低温作業性の良好なポリエチレン粘着シ−ト
JPH0220423B2 (ja)
JP2007270022A (ja) 表面保護フィルム
JPH1053748A (ja) マスキングテープまたはシート
JPS6121175A (ja) 防食テ−プ用下塗剤組成物
CN112175556B (zh) 粘性树脂及其制备方法和保护膜
JP4156242B2 (ja) 両面粘着シート及びその製造方法
JPS6210555B2 (ja)
DE102008026670A1 (de) Klebstoff aus isotaktischem 1-Butenharz
JPH0572947B2 (ja)
CN113956813B (zh) 一种表面保护膜