JPS6031329Y2 - ビデオシステム背負い装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は屋外にて移動しながら撮影取材を行うのに最適
なビデオシステム背負い装置に関するものである。

従来は屋外にて移動しながら撮影取材を行う場合、ポー
タプルＶＴＲを背負うのみで、ビデオカメラ等のその他
の器材は別途手で持し歩いているのが実状である。

従って移動運搬時においては必要な器材のまとまりがつ
かず、大変に不便である。

また撮影取材時においてビデオカメラを別途手で支えて
の取材は非常に疲労し易く、機動性が悪い。

本考案は上述の如き実状に鑑み考案されたものであって
、移動運搬時にはビデオカメラとポータプルＶＴＲとを
コンパクトにまとめて背負うことが出来、また撮影取材
時には移動運搬時のま）ビデオカメラを背負った形の状
態で撮影者の顔の前にセット出来るようにしたものを提
供しようとするものである。

以下本考案を適用したビデオシステム背負い装置の一実
施例を図面に基づき説明する。

先ず第１図及び第２図において１は背負子であり、例え
ば側面形状がほぼＬ字状をなす本体２の前面に左右一対
の肩掛はベルト３が取り付けられた構成になっている。

４は例えば回転シャッターカメラの如き小型のビデオカ
メラであり、５はポータプルＶＴＲ，５はバッテリーが
収納されたバッテリーパックである。

そしてこれらビデオカメラ４と、ポータプルＶＴＲ５と
、バッテリーパック６とからなる必要な器材一式は背負
子１の背面に搭載されている。

但しこの際ビデオカメラ４は第１図に示される背負子１
の背面の収納位置と、第２図に示される背負子１の右側
前方の使用位置との間で移動可能に構成されている。

なおビデオカメラ４にはビューファインダー７が取り付
けられている。

またバッテリーパック６内のバッテリーはそのパック６
の一側面に設けられたスイッチ８によってワンタッチで
予備のバッテリーと順次切り換えることができるように
構成されている。

更にまたポータプルＶＴＲ５には有線式のリモートコン
トロール装置９が出し入れ自在取り付けられている。

なおこのリモートコントロール装置は録画、停止のコン
トロールを行う。

ところで前記ビデオカメラ４の回転支持構造としては例
えば第３図に示されるように、ポータプルＶＴＲ５は背
負子１の例えば右側面にパイプ１１を垂直状に取り付け
、はくＬ字状をなす支持アーム１２をその垂直部１２ａ
部分によってパイプ１１内に挿入し、その水平部１２ｂ
をこのパイプ１１を中心には〈３００°に回転可能に取
り付ける。

そして支持アーム１１の水平部１２ｂ上にビデオカメラ
４を取り付けて、前記収納位置と、使用位置との間で回
転可能に構成する。

なわこの際支持アーム１２の垂直部１２ａの上端にスト
ッパーリング１３を固着し、その下部にバネ１４を嵌装
する。

そしてそのバネ１４の下端をワッシャー１５を介してパ
イプ１１の上端に当接させた状態で垂直部１２ａの下端
をパイプ１１の下方に挿通する。

更にその垂直部１２ａの下端に操作ハンドル１６をネジ
止め等にて固着する。

一方垂直部１２ａの下端近傍にストッパーピン１７を直
角に固着し、このストッパーピン１７が入り込み自由な
切欠き１８をパイプ７の下端に設ける。

この構造によればビデオカメラ４の収納位置では第３図
で鎖線の如くストッパーピン１７がバネ１４の力によっ
て押し上げられて切欠き１８内に係合し、支持アーム１
２の回転がロックされる。

次にビデオカメラ４を使用位置へ移動させる時には、第
３図で実線の如く操作ハンドル１６をバネ１４の力に抗
して下方に押し下げて、ストッパーピン１７を切欠き１
８の下方に抜き取る。

この後引き操作ノ１ンドル１６を回転して支持アーム１
２をパイプ１１を中心に回動させる。

従ってこの構造によれば背負子１を背負ったま）の状態
で右手を操作ノ＼ンドル１６に掛けて、上記操作及びそ
の逆の操作を行って、ビデオカメラ４を収納位置と使用
位置との間で自由にかつ簡単に回転移動させることが出
来る。

なお支持アーム１２の水平部１２ａには若干のフレキシ
ブル性があり、ビデオカメラ４の押角調整等を行える。

以上の如く構成されたビデオシステムの背負い装置によ
れば、移動運搬時には第１図の如くビデオカメラ４とポ
ータプルＶＴＲ５と、バッテリーパック６との撮影取材
時に必要な器材を１セツトとし、かつビデオカメラ４を
収納位置に収納させて、これら全体をコンパクトにまと
めて、これら全体を背負子１によって一緒に背負う。

次に撮影取巻時には第２図の如く上記背負ったま）の状
態で、ビデオカメラ４を右肩上から撮影者の顔の前の使
用位置へ右側から引き出して右手でセットし、またリモ
ートコントロール装置９を左肩上から引き出して左手で
持つ。

そしてこのリモートコントロール装置９によって録画、
停止のコントロールを行いながら、ビデオカメラ４のビ
ューファインダー７を覗いて所望の撮影を行う。

この際ビデオカメラ４は移動運搬時のま）に背負われて
いるから、これを別途手でしっかりと支える必要は全く
なく、撮影の操作が容易であり、かつ疲労することが少
ない。

またビデオカメラ４は使用位置でパイプ１１を中心に自
由に回動させることが出来、かつ支持アーム１２の水平
部１２ｂのフレキシブル性により押角調整等も出来るか
ら、その撮影者の体格に合せてビューファインダー７を
最も覗き易い状態に容易にセット出来て、撮影取材を楽
に行える。

以上実施例で述べた如く本考案によれば、移動運搬時に
はビデオカメラとポータプルＶＴＲとをコンパクトにま
とめて背負うことが出来るので、その移動運搬を非常に
容易に行える。

そして撮影取材時には移動運搬時のま）ビデオカメラを
背負った形の状態で撮影者の顔の前に簡単にセットして
撮影取材を行えるので、このビデオカメラを別途手で支
える必要がなく、疲労度が少ない上に取り扱い操作も楽
になり、機動性の良い撮影取材を行うことが出来る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案を適用してビデオシステム背負い装置の一
実施例を示したものであって、第１図は移動運搬時の斜
視図、第２図は撮影取材時の斜視図、第３図はビデオカ
メラの回転支持構造を示した一部切欠き斜視図である。 また図面に用いられた符号において、１・・・・・・背
負子、４・・・ビデオカメラ、５・・・・・・ポータプ
ルＶＴＲ，ｌ ｌ・・・・・・パイプ、１２・・・・・
・支持アーム、である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ビデオカメラと、ポータプルＶＴＲとを背負子に搭載し
   、この際ビデオカメラを回動自在に支持させて、背負子
   の背面収納位置と、背負子の一端前方の使用位置との間
   で移動可能に構成して成るビデオシステム背負い装置。