JPS6031273B2 - ガスモニタのバツクグランド値除去方法及び装置 - Google Patents

ガスモニタのバツクグランド値除去方法及び装置

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JPS6031273B2
JPS6031273B2 JP14943978A JP14943978A JPS6031273B2 JP S6031273 B2 JPS6031273 B2 JP S6031273B2 JP 14943978 A JP14943978 A JP 14943978A JP 14943978 A JP14943978 A JP 14943978A JP S6031273 B2 JPS6031273 B2 JP S6031273B2
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JP
Japan
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pressure
gas
radioactivity
measured
value
Prior art date
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JP14943978A
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English (en)
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JPS5575671A (en
Inventor
健一 茂木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガスモニタのバックグランド値除去方法及びこ
の方法に使用する装置に関し、特に被測定ガス中の放射
能を測定するガスモニタに適用して好適ならしめたもの
である。
この種のガスモニタにおいて測定出力には放射能値に相
当する正味信号成分と、周囲の測定条件などによって決
まるバックグランド信号成分とが含まれており、正味の
放射能検出信号を正しく取出すためにはバックグランド
信号成分を適確に除去しなければならない。
かかるバックグランド値の除去のため従来、第1図に示
す方法が採用されていた。1は放射能検出器で、被測定
ガスが流れる管路2に設けられた検出器チェンバ3に収
納され、放射能検出器1の測定出力Saは演算処理装置
4‘こ与えられる。
演算処理装置4は予めバックグランド値を記憶しており
、検出出力Saからこのバックグランド値を差引くこと
により放射能測定値を得るようになされている。ここで
演算処理装置4に記憶されるべきバックグランド値は、
被測定ガスの実際の測定に先立ってまたはその間に定期
的に、ガスサンプルについての測定を別途行わせ、その
測定結果に基づいて求められ、これを演算処理装置4に
記憶設定させるようになされている。
ところでかかる従来の方法によると、ガスサンプルにつ
いての測定、演算の工程が不可欠なため、この分煩雑な
作業が必要となる。
また被測定ガスについてその都度バックグランド値を求
めることはしないので例えば周囲の測定条件が変化して
も直ちにこれに追従してバックグランド設定値の修正が
できない。さらに放射能検出器としてガスサンプル測定
用のものと、被測定ガス測定用のものとの2個は少なく
とも必要なため、原理的に検出器相互間に特性や感度の
バラッキがあればその影響を受けることを避け得ず、そ
のためバックグランド値の評価についての誤差が大きか
った。本発明は以上の従来方法の欠点を一挙に解決しよ
うとするもので、検出器チェンバ内のガス圧を変化させ
て異なる圧力の下で放射能測定出力を得、その結果に基
づいてバックグランド値を演算、更新して行くようにし
たものである。以下第1図との対応部分には同一符号を
付して示す図面について本発明の一例を詳述するに、第
2図において検出器チェンバ3の例えば入口側の管路2
に圧力調整機構11を設け、その圧力調整動作を制御装
置12によって制御する。
制御装置12は圧力調整機構11を制御して検出器チェ
ンバ3へ送り込まれる被測定ガスの圧力を調整制御する
ことに演算処理装置4にタイミング信号Sbを指令信号
として送出する。圧力調整機構11としては例えば第3
図に示す如く圧力調整切換動作をするものを適用できる
すなわち圧力調整機構11は制御装置12からの制御信
号Scによって互いに逆動作する電磁弁構成の2つの切
換弁13a,13bを有し、管路2を通って到来する被
測定ガスをそれぞれ圧力調整弁14a及び14bを通じ
て検出器チェンバ3に送り込む。なお15は検出器チェ
ンバ3の入口側圧力を指示する圧力計である。第2図及
び第3図において、圧力調整弁14a及び14bの出力
側圧力は互いに異なる圧力Pa及びPbに調整され、常
時は制御装置12によって切換弁16aが開、切換弁1
3bが閉動作状態に制御されて検出器チェンバ3に圧力
Paの被測定ガスが送り込まれ、かくしてこの圧力Pa
の下で放射能検出器1から出力Saとして測定値Caを
得る。
かかる測定モードに続いて制御装置12によって切換弁
13aが閉、切換弁13bが開動作状態に切換えられる
と、検出チェンバ3に圧力Pbの被測定ガスが送り込ま
れ、かくしてこの圧力Pbの下で放射能検出器1から出
力Saとして測定値Cbを得る。
しかるに演算処理装置4はこれら2つの測定値C之皮び
Cbに基づいて次式により検出すべき正味の放射能値A
と、バックグランド値Bとを算定する。
Ca=A十B ”””mCb
=K・A+B ……{2’ここで
Kは検出器チェンバ3内の被測定ガスの圧力がPaから
Pbに変ったときガス中の放射能の濃度が変化すること
により、切換弁13bを開いたときの測定信号のうち正
味の放射能値を、切換弁13aを開いたときの正味の放
射能値Aを基準として表わすための係数で、通常はK=
号 イ31 で表わすことができる。
演算処理装置12は【1},{2)式をA及びBについ
て解いて次の結果を得る。
A=手三字 ‐‐‐‐‐‐【4}B=生ゴ&
……【5}1−Kその後演算
処理装置4は(4}式に基づいて得た正味の放射能値A
及び5’式に基づいて得たバックグランド値Bを用いて
必要に応じた測定結果出力を演算形成して出力する。
この実施例の場合測定結果出力としては放射能検出器1
の出力を一定時間の間積算し、その積算結果を当該一定
時間で割算し、その結果からバックグランド値Bを計算
し、かくして正味計算率を演算出力として送出するもの
とする。制御装置2による切襖弁13a及び13bの切
換えは予定の周期及びプログラムでサィクリックに繰返
される。
この実施例の場合第4図に示す如く、時点t,〜t2間
の区情町,において制御装置12の出力Sc(第4図D
)を「0」として切換弁13aを開き、演算処理装置4
に検出器1の出力Sa(第4図A)を取り込んで正味計
数率を算定して演算出力Sd(第4図B)を送出し、こ
の測定動作を数回線返す。しかるにこの正味計数率を演
算する際に用いるバックグランドBは、区間T,の測定
動作が数回繰返されるごと〈に時点t3〜t4間の区情
町2において制御装置12の制御出力Scを「1」に切
換えることにより(第4図D)演算される。かくして算
定されたバックグランド値B(第4図C)は演算処理装
置4に記憶されその後の測定動作の使用に供される。こ
のようにして演算処理装置4に記憶されたバックグラン
ド値Bは区間T2が到来するごとに新しく算定された値
に更新される。なおこの実施例の場合演算処理装置4か
らの演算出力Sd(第4図B)はバックグランド値Bを
演算する区間T2においても途切れないように、正味計
数率演算区間T,以外の区屑m3の間もその直前の区間
m,での演算値が維持され、このように演算処理装置4
は予甫間動作を行う。
上述の実施例においては、数回の測定値演算区間T.を
繰返すごとにバックグランド値の演算区間Lをおくよう
にしたが(第4図B)、区間歌,を1回にしても良い。
この場合演算処理装置4の出力Sd(第4図B)として
前回の演算区間T.における演算結果を出力するように
しても良い。また上述の実施例においては、‘3}式に
基づいて定数Kを得るようにしたが、定数Kが圧力の大
小によって変化するような放射能検出器を用いる場合(
例えば電離箱を用いた場合)には、ガス圧に対する定数
Kの関係を予め実験により求めておけば良いoさらに上
述の実施例においては、圧力調整機構11を検出器チェ
ンバ3の入口側に設けた場合について述べたが、これに
代え出功口側に設けるようにしても良い。
上述のように本発明に依れば、バックグランド値を得る
につきこれを測定値を検出する際に用いる検出器を共通
に用いるようにしたことにより、バックグランド値の評
価についての誤差をほとんど無くすことができ、この分
従来の方法と比較して測定精度を向上させることができ
る。
またバックグランド値の演算区間を測定演算区間の間に
サィクリツクに設けるようにしたことにより、バックグ
ランド値が急変してもこれを遠応して除去できるガスモ
ニタを容易に得ることができる。これにより検出器チェ
ンバのシールド厚に基づく感度の影響を除去でき、また
検出器の不良を早期に発見できることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のガスモニタを示す略線的系統図、第2図
は本発明に依るガスモニタの一例を示す略線的系統図、
第3図はその詳細構成を示す略線的系統図、第4図はそ
の動作の説明に供する信号波形図である。 1:放射能検出器、2:管路、3:検出器チェソバ、4
:演算増幅器11:圧力調整機構、12:制御装置、1
3a,13b:切換弁、14a,14b:圧力調整弁、
15:圧力計。 第1図 第2図 第3図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 放射能検出器を収納した検出器チエンバに被測定ガ
    スを導入して当該被測定ガス中の放射能の値を測定する
    ようになされたガスモニタにおいて、上記検出器チエン
    バ内の上記被測定ガスの圧力を第1の圧力P_a及び第
    2の圧力P_bに交互に変更し得る圧力調整機構を設け
    、上記第1の圧力P_a時の上記放射能検出器の出力C
    _aと上記第2の圧力P_b時の上記放射能検出器の出
    力C_bとに基づいて除去すべきバツクグランド値Bを
    演算するようにしてなるガスモニタのバツクグランド値
    除去方法。 2 上記出力C_a及びC_bを次式 C_a=A+B C_b=K・A+B ただしAは正味の放射能値、Kは係数、と表わし、両
    式から除去すべきバツクグランド値Bを演算するように
    してなる特許請求の範囲第1項に記載のガスモニタのバ
    ツクグランド値除去方法。 3 放射能検出器を収納した検出器チエンバに被測定ガ
    スを導入して当該被測定ガス中の放射能の値を測定する
    ようになされたガスモニタにおいて、上記検出器チエン
    バ内の上記被測定ガスの圧力を第1の圧力P_a及び第
    2の圧力P_bに切換変更し得る圧力調整機構と、上記
    圧力調整機構の圧力切換動作を制御する制御装置と、上
    記第1の圧力P_a時の上記放射能検出器の出力C_a
    及び上記第2の圧力P_b時の上記放射能検出器の出力
    C_bとを受けかつ上記制御装置からその切換制御出力
    に同期したタイミング信号を受けて測定値の演算と除去
    すべきバツクグランド値の演算とを交互に行う演算処理
    装置とを具えてなるガスモニタ。 4 上記圧力調整機構はそれぞれ異なる圧力調整値をも
    つ圧力調整弁に結合されかつ互いに逆動作する2つの切
    換弁を上記検出器チエンバの被測定ガス管路に設けてな
    る特許請求の範囲第3項に記載のガスモニタ。
JP14943978A 1978-12-01 1978-12-01 ガスモニタのバツクグランド値除去方法及び装置 Expired JPS6031273B2 (ja)

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JPS5575671A JPS5575671A (en) 1980-06-07
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JP5063532B2 (ja) * 2008-08-25 2012-10-31 三菱電機株式会社 トリチウムサンプラ
CN111610546B (zh) * 2020-05-23 2022-03-15 陕西卫峰核电子有限公司 一种I-129与Kr-85探测信号甄别处理方法

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