JPS6030517B2 - エストレン‐3,17‐ジオン誘導体の製法 - Google Patents

エストレン‐3,17‐ジオン誘導体の製法

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JPS6030517B2
JPS6030517B2 JP50141056A JP14105675A JPS6030517B2 JP S6030517 B2 JPS6030517 B2 JP S6030517B2 JP 50141056 A JP50141056 A JP 50141056A JP 14105675 A JP14105675 A JP 14105675A JP S6030517 B2 JPS6030517 B2 JP S6030517B2
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estrene
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    • C07JSTEROIDS
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    • C07J53/0043 membered carbocyclic rings
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式(1): 〔式中Xは、2,2−ジメチループロピレンジオキシ基
を表わし、△は1△5(6)−又は△5(lo)二重結
合を表わし、R,はメチル基又はエチル基を表わし、R
2とR3は一緒になってメチレン基を表わす〕のェスト
レン−3,17−ジオン譲導体の製造に関し、これは、
一般式(ロ):〔式中R,は前記と同じものを表わす〕
のステロイドをステロイドの15Q−位に関してヒドロ
キシル化能を有するべニシリウム属の菌株を用いて醗酵
させ、生じた一般式(m):〔式中R,は前記のものを
表わす〕の15Q−ヒドロキシステロィドを任意の順序
で、2,2ージメチル−プロパンジオールを用いて酸性
触媒の存在下にケタール化し、かつ、塩基の存在でスル
ホン酸クロリドを用いてアシル化し、かつ得られた一般
式(W):〔式中△及びR,は前記と同じものを表わし
、Xは2,2−ジメチルプロピレンジオキシ基を表わし
、Yはメシロキシを表わす〕の化合物をジメチルスルホ
キソニウムメチリドとの反応により一般式(1)の15
3,168ーメチレンステロイドに変じることよりなる
一般式(1)のェストレンー3,17−ジオン誘導体は
、公知の薬物学的作用を有する物質であり、かつ/又は
、薬物学的に有効なステロイドを製造するための重要な
中間体であり、これは、従来公3句の方法では非常に経
費のかかる多工程合成法を用いてのみ製造できたもので
ある〔西ドイツ特許出願公開公報第159350び号、
同1593501号及び同第1舷3050号及びJ.フ
リード(Fried)及びJ.エドワード(Edwor
船)のオルガニツク・リアクション・イン・ステロイド
・ケミストリイズ(仇鞍nic Reaction i
n Steroid Chemistひs:Van N
ostrand Reinhold Comp.New
York発行)(1972王)第1巻301頁以後参
照〕。
これに反して、本発明方法は、一般式1のェストレン−
3,17ージオン誘導体を公知方法を用いて可能なより
も簡単な方法でかつ高収率で製造できる利点を有する。
本発明方法の第1工程では、一般式ロのステロイドをべ
ニシリワム属の菌培養物と共に醗酵させる。
この醗酵のためには、例えば次の菌株が好適である;べ
ニシリウム・カネセンス(Penicmimmca肥s
cens)(ATCCI0419)、ベニシリウム・ク
リソゲヌ ム(Penicim皿 chひso鞍n血)
(ATCCIOO03)、ベニシリウム・ニグリカンス
(Penicilli山mnlgmanS)〈ATCC
9439)、ベニシリウム・ストロニフエルム(Pen
icillil皿s仇onifemm)(ATCCI4
586)又は殊にべニシリウ ム・ライストリツキイ(
Penicilli皿rajstrickii)(AT
CCI0490)。
この菌株を用いる醗酵は、通例、菌培養物を用いるステ
ロイドの微生物学的ヒドロキシル化の際に使用される条
件下に実施される。前記条件下に、一般式Dのステロイ
ドは、意外に高い収率でヒドロキシル化されて一般式m
の15Q−ヒドロキシステロイドにすることができる。
この好適な結果は、予測できなかった。それというのも
、公知のべニシリウム属菌は、ステロイドを15Q−位
でヒドロキシル化する能力を有するだけでなく、ステロ
イドを68位又は11Q−位でヒドロキシル化し、ケト
ステロイドを還元して相応するヒドロキシステロイドに
することもできるからである。本発明方法の第2及び第
3工程で、一般式(m)の15Q−ヒドロキシステロィ
ドは、任意の順序でアルカンジオールを用いてケタール
化され、かつスルホン酸クロリドを用いてアシル化され
る。
選択的ケタール化は、通例3−ケトー△4 −ステロイ
ドのケタール化に使用される条件下で実施される。
例えばステロイドとアルカンジオール(例えばグリコー
ル、1,3−プロパンジオール、2,3ープタンジオー
ル又は2,2−ジメチルプロパンジオール)又はoージ
フェニロールとを不活性溶剤(例えばベンゾール、クロ
ロホルム、塩化メチレン、テトラクロルェタン、ジェチ
ルヱーテル又はテトラヒドロフラン)中で、触媒(例え
ば塩化水素、硫酸、過塩素酸、トリフルオル酢酸、pー
トルオールスルホン酸)を用いて反応させることができ
る。ケタール化生成物の様収率を得るために、反応混合
物に有利に水結合剤(例えば硫酸カルシウム、硫酸マグ
ネシウム、分子節又はギ酸トリアルキルェステル)を加
える。このケタール化の際に、17ーケト基も激しい反
応条件下に、かつ長い反応時間で、共にケタール化する
ことが原則的に可能である。これをさげるために、最適
反応時間を常法で予備実験で測定することが有利である
。このケタール化反応の際に、ステロイド中に存在する
△4 一二重結合は、△5(6)−位又は△5(lo)
−位に移行される。
アルキルスルホン酸クロリドを用いる15Qーヒドロキ
シ基のアシル化は、このために公知の操作法で実施され
る。
例えば15Q−ヒドロキシステロィドを例えばスルホン
酸クロリド(例えばペンゾールスルホン酸クロリド、p
ートルオールスルホン酸クロリド又は殊にメタンスルホ
ン酸クロリド)と、3級アミン(例えばピリジン、ルチ
ジン、コリジン又は4ージメチルアミノピリジン)の存
在で反応させることができる。こうして得られた一般式
(N)の化合物は、ジメチルスルホキソニウムメチリド
との反応により一般式(1)の158,168ーメチレ
ンステロィドに変じることができる。
一般式(W)の化合物は、ジメチルスルホキソニウムメ
チリドとの反応で、一般式(1)の158’168ーメ
チレンステロィドに変じることができる。
この反応は、例えば次のようにして実施できる:ジメチ
ルスルホキシド中のトリメチルスルホニウムハロゲニド
を当量の水酸化ナトリウムと反応させ、こうして得たジ
メチルスルホキソニウムメチリド溶液に一般式(0)の
化合物を作用させる。従来、8ーヒドロキシケトンのス
ルホン酸エステルは、前記条件下にシクロプロパン議導
体に変じられることは未知であった。所望の場合には、
得られたケタールを公知方法で酸水溶液での処理により
加水分解することができる。
他方、ケタールそのものは、後の使用例中で173−ヒ
ドロキシー18ーメチルー17Qーエチニルー158,
168−メチレン−4ーエストレンー3−オンの合成の
例で、詳説されるように、薬物学的に有効なステロイド
を製造するための中間体としても使用できる。次に実施
例につき本発明を説する。
例1 a 120マ0で30分間オートクレープ中で滅菌した
、グルコース3.0%、コーンステイープ1.0%、N
aN030.2%、K弦P040.1%、K2HP04
0.2%、MgS040.05%、FeS040.00
2%及びKCIO.05%を含有する栄養液500机を
有する2〆−ェーレンマイヤーフラスコに、ベニシリワ
ム・ライストリツキイ(ATCCI0490)の凍結乾
燥培養物を接種し、3ぴ0で7幼時間回転燈梓機上で振
動する。
次いでこの予備培養物250の‘を、120こ0及び1
.1atuで滅菌した同じ組成の媒体15その充填され
ている20そーガラス製醗酵槽に接種する。抑泡剤とし
てのシリコンSHの添加のもとに、2ぱ0で空気(10
〆/min)を吹き込みながら、0.7atu圧及び蝿
梓(220回転/min)下に2独時間酉醗酵させる。
培養液1.8〆を無菌条件下に培養媒体と同じ組成の前
記と同様に滅菌した栄養媒体26ク中に移し、予備醗酵
培養と同じ条件下で醗酵させる。
1袖時間後に、ッィーン(Tween)80k溶液の存
在で蒸溜水中のMt.−18ーメチル−4ーェストレン
ー3,17−ジオン120夕の滅菌細分懸濁液2そを加
え更に醗整菱させる。
変換の経過は醗酵試料のメチルィソブチルケトン−抽出
物の薄層クロマトグラフィ分析により追跡する。
約7畑時間の接触時間の後に、変換は完全である。次い
でミセルを濃取し、培養液をメチルィソブチルケトン各
20そで2回抽出する。これと平行して猿取したミセル
をメチルィソプチルケトン、アセトン及び水からなる混
合物と激しく燈拝して、ステロイド物質がもはや検出で
きなくなるまで抽出する。有機抽出溶液を一緒にし、真
空中50qoの浴温で蒸発乾固させる。
褐色結晶性残分をシリコン油の除去のためにへキサンで
数回洗浄し、乾燥させ、最後に、活性炭で処理の後に酢
酸ェステルから再結晶させると、融点175〜1770
の純粋なMt.一15Q−ヒドロキシ−18ーメチル−
4−ェストレンー3,17−ジオン97.3夕(理論量
の76.5%)(ここでnat.はこのステロイドが天
然のステロイド配位を有することを意味する)。が得ら
れる。b 雌t.15o−ヒドロキシー18−メチル一
4ーエストレン−3,17−ジオン32のこ塩化メチレ
ン240の‘及びoーギ酸エチルェステル64泌中で、
2,2ージメチル−1,3ープロパンジオール96夕及
びpートルオールスルホン酸32.0の9を加え、3び
分間、窒素気下に50q○で縄拝する。
次いで、エーテルで稀釈し、炭酸水素ナトリウム溶液及
び水で洗浄し、乾燥させ、蒸発乾溜させる。残分をシリ
カゲルのクロマトグラフイにかけると、nau5Qーヒ
ドロキシ−3,3−(2,2ージメチルー1′,3′−
プロピレンジオキシ)−18ーメチル−5一もしくは一
5(10)−ヱストレンー17ーオン37夕が油状物と
して得られる。c nau5Q−ヒドロキシー3,3−
(2,2−ジメチルー1′,3′ーブロピレンジオキシ
)一18−メチル−5−もしくは一5(10)ーエスト
レンー17ーオン37のこピリジン370必中、氷冷下
に〆チレンスルホクロリド27.1の‘を加え、氷浴温
度で3時間縄拝する。
次いで氷水中に蝿梓導入し、沈殿を吸引し、水で充分に
洗浄し、次いで、塩化メチレン中に取り、乾燥させる。
Mt.15は−メシロキシー3,3一(2′,2′ージ
メチルー1′,3′ープロピレンジオキシ)一18−メ
チル−5−もしくは一5(10)−ヱストレン−17ー
オンが油状物として得られる。
d トリメチルスルホキソニウムヨーダイド5.0夕を
ジメチルスルホキシド20の【中に溶かし、粉状水酸化
ナトリウム910雌を加え、室温で60分燈梓する。
次いで、窒素気下にnau5Q−メシロキシ−3,3一
(2,Zージメチル一1′,3′−プロピレンジオキシ
)一18ーメチルー5−もしくは−5(10)ーエスト
レン−17−オン5.02を加え、室温で60分燈梓す
る。氷水沈殿の後に沈殿物を櫨取し、水で洗浄し、塩化
メチレン中に入れる。蒸発濃縮の後に、nat.3,3
一(2,2−ジメチル−1′,3′−プロピレンジオキ
シ)−18ーメチルー153,168ーメチレン−5一
もしくは一5(10)−エストレン−17−オン2.7
夕が油状物として得られる。使用例 a マグネシウム片4.0夕を無水テトラヒドロフラン
110の【中で臭化エチル13.1の‘と反応させてエ
チルマグネシウムプロミドとする。
この溶液を、氷冷時に、アセチレンが導入される無水テ
トラヒドロフラン110の【中に滴加する。このアセチ
レンマグネシウムブロミド溶液に、無水テトラヒドロフ
ラン80の‘中の粗製雌t.3,3−(2,2ージメチ
ルー1′,3′ープロピレンジオキシ)−18ーメチル
ー158,168ーメチレン−5一もしくは一5(10
)ーエストレンー17−オン12.1夕の溶液を加え、
室温で2餌時間蝿拝する。次いで氷冷下に、過剰の試薬
を飽和塩化アンモニウム溶液で分解する。次いで、エー
テルで稀釈し、水で洗浄する、乾燥及び蒸発濃縮の後に
、粗製nat.178−ヒドロキシー3,3−(2′,
2′ージメチル−r,3′ーブロピレンジオキシ)−1
8ーメチルー17Qーエチニルー158,168−メチ
レン−5−もしくは一5(10)−エストレンー13夕
が油状物として得られる。b 粗製nat.178ーヒ
ドロキシー3,3−(2′,2′−ジメチルー1′,3
′ープロピレンジオキシ)−18−メチル一17Q−エ
チニル−158,168ーメチレソ−5−もしくは一5
(10)−エストレン13夕をメタノール260必中で
、水26の【及び綾酸13夕と共に還流下に1時間加熱
する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(I): ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中Xは、2,2−ジメチル−プロピレンジオキシ基
    を表わし、△は△^5^(^6^)又は△^5^(^1
    ^0^)二重結合を表わし、R_1はメチル基又はエチ
    ル基を表わし、R_2及びR_3は一緒になつてメチレ
    ン基を表わす〕のエストレン−3,17−ジオン誘導体
    を製造するため、一般式(II):▲数式、化学式、表等
    があります▼ 〔式中R_1は前記と同じものを表わす〕のステロイド
    をステロイドの15α−位に関してヒドロキシル化能を
    有するペニシリウム属の菌株を用いて醗酵させ、生じた
    一般式(III):▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中R_1は前記のものを表わす〕の15α−ヒドロ
    キシステロイドを任意の順序で、2,2−ジメチル−プ
    ロパンジオールを用いて酸性触媒の存在下にケタール化
    し、かつ塩基の存在でスルホン酸クロリドを用いてアシ
    ル化し、かつ得られた一般式(IV):▲数式、化学式、
    表等があります▼ 〔式中△及びR_1は前記と同じものを表わし、Xは2
    ,2−ジメチル−プロピレンジオキシ基を表わし、Yは
    メシロキシ基を表わす〕の化合物をジメチルスルホキソ
    ニウムメチリドとの反応により一般式(I)の15β,
    16β−メチレンステロイドに変じることを特徴とする
    、エストレン−3,17−ジオン誘導体の製法。
JP50141056A 1974-11-23 1975-11-25 エストレン‐3,17‐ジオン誘導体の製法 Expired JPS6030517B2 (ja)

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DE2456068.7 1974-11-23

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JPS5188693A JPS5188693A (en) 1976-08-03
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DE (1) DE2456068A1 (ja)
DK (1) DK145758C (ja)
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