JPS6029670Y2 - 燃料噴射弁 - Google Patents
燃料噴射弁Info
- Publication number
- JPS6029670Y2 JPS6029670Y2 JP8012180U JP8012180U JPS6029670Y2 JP S6029670 Y2 JPS6029670 Y2 JP S6029670Y2 JP 8012180 U JP8012180 U JP 8012180U JP 8012180 U JP8012180 U JP 8012180U JP S6029670 Y2 JPS6029670 Y2 JP S6029670Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- fuel injection
- fuel
- valve body
- injection valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Lift Valve (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関に燃料を噴射供給するボール弁型の燃
料噴射弁に関する。
料噴射弁に関する。
従来のボール弁型の燃料噴射弁として、例えば第１図に
示すようなものがある。
示すようなものがある。
ケーシング１の内部には、主磁極２とこれに対向してシ
ート部材３が、ボールからなる弁体４を挾み込むように
した状態で、かしめ固定される。
ート部材３が、ボールからなる弁体４を挾み込むように
した状態で、かしめ固定される。
弁体４の両側にはケーシング１の一部として一体に形成
された側方磁極ＩＡが設けられる。
された側方磁極ＩＡが設けられる。
弁体４は主磁極２とシート部材３との間で、例えば数十
ミクロンというオーダーのリフト量をもって作動するよ
うに設定されている。
ミクロンというオーダーのリフト量をもって作動するよ
うに設定されている。
主磁極２の外周にはコイル６を巻付けたボビン５が配設
され、コイル６にはリード線１０を介して通電される。
され、コイル６にはリード線１０を介して通電される。
主磁極２の内部を貫通して燃料通路１２が形成され、こ
の燃料通路１２の先端は、弁体４に直接的に燃料圧力を
作用させる動圧口１２Ａと、弁体４が収められた弁室１
４に燃料を導く導入口１２Ｂとにわかれている。
の燃料通路１２の先端は、弁体４に直接的に燃料圧力を
作用させる動圧口１２Ａと、弁体４が収められた弁室１
４に燃料を導く導入口１２Ｂとにわかれている。
シート部材３には燃料の噴出口１３が設けられる。
また、燃料の漏洩を防ぐために、Ｏリング？、８．９が
、それぞれケーシング１とボビン５及びシート部材３と
の間隙、ボビン５と主磁極２との間隙に介装される。
、それぞれケーシング１とボビン５及びシート部材３と
の間隙、ボビン５と主磁極２との間隙に介装される。
いま、コイル６に通電すると主磁極２が励磁され、弁体
４を上方へ引上げるように磁力が作用する。
４を上方へ引上げるように磁力が作用する。
このとき磁力をうまく弁体４に作用させるように、側方
磁極１Ａはガイドとして機能を発揮するので、ボール状
の弁体４は燃料圧力に抗して瞬間的に主磁極２に吸着さ
れる。
磁極１Ａはガイドとして機能を発揮するので、ボール状
の弁体４は燃料圧力に抗して瞬間的に主磁極２に吸着さ
れる。
燃料通路１２から導入口１２Ｂを経て弁室１４に導かれ
ている燃料は、弁体４の上昇によってシート部材３の噴
出口１３から勢いよく噴射される。
ている燃料は、弁体４の上昇によってシート部材３の噴
出口１３から勢いよく噴射される。
次に、コイル６への通電が遮断されると、弁体４は弁室
１４の燃料圧力によってシート部材３の弁座部に着座し
、噴出口１３を閉弁するのである。
１４の燃料圧力によってシート部材３の弁座部に着座し
、噴出口１３を閉弁するのである。
このようにして開閉動作が行われるのであり、したがっ
てコイル６に対する燃料噴射パルス信号をコントロール
することにより、所定のタイミングをも−って必要量の
燃料を噴射供給できる（例えば実開昭５３−４４０７１
号公報）。
てコイル６に対する燃料噴射パルス信号をコントロール
することにより、所定のタイミングをも−って必要量の
燃料を噴射供給できる（例えば実開昭５３−４４０７１
号公報）。
ところが、この燃料噴射弁にあっては、噴出口１３の途
中にオリフィス１５を設けて最大流量を規制する構成上
、噴射燃料がオリフィス１５にて集束し、棒状をなして
噴出するためになかなか霧化しないという問題があった
。
中にオリフィス１５を設けて最大流量を規制する構成上
、噴射燃料がオリフィス１５にて集束し、棒状をなして
噴出するためになかなか霧化しないという問題があった
。
また、弁体４とシート部材３の当り面３Ａとの間のデッ
ドボリュームが大きいために、特に燃料圧力が低い場合
に顕著であるが、燃料の後だれを生じやすい欠点もあっ
た。
ドボリュームが大きいために、特に燃料圧力が低い場合
に顕著であるが、燃料の後だれを生じやすい欠点もあっ
た。
本考案はこのような問題点に着目し、シート部材を、そ
の円錐状の当り面の延長点がシート部より下流の燃料噴
射弁外方の広い空間に位置するように形成し、噴射燃料
を広い空間で衝突させることにより上記問題点を解決す
るようにした燃料噴射弁を提供するものである。
の円錐状の当り面の延長点がシート部より下流の燃料噴
射弁外方の広い空間に位置するように形成し、噴射燃料
を広い空間で衝突させることにより上記問題点を解決す
るようにした燃料噴射弁を提供するものである。
以下、第２図に示した実施例に基づいて本考案を説明す
るが、第１図と実質的に同一の部分には同一の符号を付
して示すことにする。
るが、第１図と実質的に同一の部分には同一の符号を付
して示すことにする。
図は燃料噴射弁をマウントした状態を表しており、噴射
弁は、ケーシング１に嵌合した環状のクッション１６を
介して、取付ボディ１７と押え板１８との間にボルト１
９で挾持されている。
弁は、ケーシング１に嵌合した環状のクッション１６を
介して、取付ボディ１７と押え板１８との間にボルト１
９で挾持されている。
この実施例では、燃料通路１２の途中にオリフィス１５
を設け、弁開閉に伴う圧力波を弁室１４の上流側で減衰
させることにより弁体４のおどりを防止し、さらにオリ
フィス１５の肩部と弁体４との間にコイルバネ２０を介
装して閉弁応答性を高めている。
を設け、弁開閉に伴う圧力波を弁室１４の上流側で減衰
させることにより弁体４のおどりを防止し、さらにオリ
フィス１５の肩部と弁体４との間にコイルバネ２０を介
装して閉弁応答性を高めている。
また、燃料圧力が低い場合には、最大流量を確保するた
めに弁体４を大きくしてシート部材３との間の流路面積
を大きくする必要があるが、この場合、弁体４の慣性質
量が増大して応答性を鈍らせるので、弁体４は中空に形
威される。
めに弁体４を大きくしてシート部材３との間の流路面積
を大きくする必要があるが、この場合、弁体４の慣性質
量が増大して応答性を鈍らせるので、弁体４は中空に形
威される。
本考案では、弁体４とシート部材３との当り面３Ａがな
す円錐面の頂点Ｐがシート部（シート部材先端部３Ｂ）
よりも下流の燃料噴射弁外方の広い空間にあるように形
成する。
す円錐面の頂点Ｐがシート部（シート部材先端部３Ｂ）
よりも下流の燃料噴射弁外方の広い空間にあるように形
成する。
こうすることにより、開弁時に燃料は弁室１４から当り
面３Ａに沿って円錐状に噴出し、前記円錐面の頂点付近
で衝突する。
面３Ａに沿って円錐状に噴出し、前記円錐面の頂点付近
で衝突する。
この衝突点は、シート部材３の前方の広い空間にあるか
ら、衝突した燃料は衝撃による拡散を拘束されることが
なく、従って良好な霧化特性が得られるのである。
ら、衝突した燃料は衝撃による拡散を拘束されることが
なく、従って良好な霧化特性が得られるのである。
その一方、上記構成によれば、弁体４（閉弁寺に外部に
露出する部分）と当り面３Ａとの間にできるプツトボリ
ュームが最小になるので、燃料の衝突点を包囲するよう
に取付ボディ１７に空気導入路２１を形威し、吸気の一
部を衝突点にて噴射燃料と干渉させることにより、燃料
粒が再び凝集するのを回避して霧化特性をさらに改善で
きる。
露出する部分）と当り面３Ａとの間にできるプツトボリ
ュームが最小になるので、燃料の衝突点を包囲するよう
に取付ボディ１７に空気導入路２１を形威し、吸気の一
部を衝突点にて噴射燃料と干渉させることにより、燃料
粒が再び凝集するのを回避して霧化特性をさらに改善で
きる。
以上のように、本考案によれば、ボール状の弁体が当接
するシート部材当り面が形成する円錐面の頂点が、シー
ト部下流の燃料噴射弁外方の広い空間に位置するように
設定したので、燃料噴射弁の霧化特性が改善され、同時
に燃料の後だれ等も回避できるという効果を生じる。
するシート部材当り面が形成する円錐面の頂点が、シー
ト部下流の燃料噴射弁外方の広い空間に位置するように
設定したので、燃料噴射弁の霧化特性が改善され、同時
に燃料の後だれ等も回避できるという効果を生じる。
第１図は従来例の断面図、第２図は本考案の一実施例の
間断面図である。 １・・・・・・ケーシング、２・・・・・・主磁極、３
・・・・・・シート部材、４・・・・・・弁体、６・・
・・・・コイル、１２・・・・・・燃料通路、１３・・
・・・・噴出口、１４・・・・・・弁室、３Ａ・・・・
・・当り面、３Ｂ・・・・・・先端部。
間断面図である。 １・・・・・・ケーシング、２・・・・・・主磁極、３
・・・・・・シート部材、４・・・・・・弁体、６・・
・・・・コイル、１２・・・・・・燃料通路、１３・・
・・・・噴出口、１４・・・・・・弁室、３Ａ・・・・
・・当り面、３Ｂ・・・・・・先端部。
Claims (1)
- コイルに巻いた主磁極と、これに対向するシート部材と
の間の弁室にボール状の弁体を収め、かつ弁体の側部に
側方磁極を配置した燃料噴射弁において、ボール状の弁
体が当接するシート部材当り面が形成する円錐面の頂点
が、シート部下流の燃料噴射弁外方の広い空間に位置す
るように設定したことを特徴とする燃料噴射弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8012180U JPS6029670Y2 (ja) | 1980-06-09 | 1980-06-09 | 燃料噴射弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8012180U JPS6029670Y2 (ja) | 1980-06-09 | 1980-06-09 | 燃料噴射弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS573863U JPS573863U (ja) | 1982-01-09 |
| JPS6029670Y2 true JPS6029670Y2 (ja) | 1985-09-06 |
Family
ID=29442573
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8012180U Expired JPS6029670Y2 (ja) | 1980-06-09 | 1980-06-09 | 燃料噴射弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6029670Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6490831A (en) * | 1987-09-30 | 1989-04-07 | Shindengen Electric Mfg | Electronic direction indicator |
| JPH02169340A (ja) * | 1988-12-23 | 1990-06-29 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 電子式方向指示装置 |
-
1980
- 1980-06-09 JP JP8012180U patent/JPS6029670Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS573863U (ja) | 1982-01-09 |
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