JPS6029335Y2 - 整流子 - Google Patents

整流子

Info

Publication number
JPS6029335Y2
JPS6029335Y2 JP1976147278U JP14727876U JPS6029335Y2 JP S6029335 Y2 JPS6029335 Y2 JP S6029335Y2 JP 1976147278 U JP1976147278 U JP 1976147278U JP 14727876 U JP14727876 U JP 14727876U JP S6029335 Y2 JPS6029335 Y2 JP S6029335Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
commutator
ears
conductor
connection
wires
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1976147278U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5364203U (ja
Inventor
敬二 片野
Original Assignee
富士電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士電機株式会社 filed Critical 富士電機株式会社
Priority to JP1976147278U priority Critical patent/JPS6029335Y2/ja
Publication of JPS5364203U publication Critical patent/JPS5364203U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6029335Y2 publication Critical patent/JPS6029335Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は直流機、整流子電動機等に用いられる整流子の
電機子巻線の接続、特に抵抗溶接法による接続ができる
整流子に関する。
従来の整流子は第1図および第2図に示すように構成さ
れている。
すなわち、この整流子Aはボス部1と、導体取り付は耳
2が形成された整流子片3とから構成されている。
前記導体取り付は耳2には接続線4を入れるためのスリ
ット5が形成され、該スリット5内へ挿入された接続線
4を抵抗溶接またはハンダ付により固着させている。
なお6は整流子片間絶縁である。
ここで抵抗溶接とはフュージングとも呼ばれ、整流子片
3を接地したうえでスリット5内へ挿入された接続線4
の上から電極にて加圧して通電しその極部的発生熱で接
続線4の絶縁被覆を破壊するとともに接続線4をスリッ
ト5内に瞬時に溶接する。
したがって接続線4の被覆をあらかじめはがす必要がな
いのみならず、インデクスで整流子Aを順次回転させ全
周の接続を完了させる自動溶接機の採用が可能である。
このことは接続が自動化でき、接続作業時間が短縮され
るだけでなく接続の準備作業としての多数の線の被覆を
はがすという手作業を完全に排除できるという効果があ
る。
しかしながら被覆をはがさないで抵抗溶接を行なうので
1個のスリットに接続可能な線の数は工ないし3本、望
ましくは2本までである。
したがって従来1個の整流子片に4本以上の線を接続す
るときはあらかじめ被覆をはがして抵抗溶接を行なうの
で抵抗溶接の効果は半減するか、ハンダ付によらなけれ
ばならなかった。
この被覆をはがして抵抗溶接をするか、ハンダ付による
かのいずれの場合にも、多数の接続線を接続するために
は導体取り付は耳2の径を大きくする必要があった。
整流子片はその導体取り付は耳も含む断面が扇形で長尺
の引抜異形銅からプレス又は切削加工して形成するので
あるから、整流子片のブラシしゆう動面の径が小さくて
も導体取り付は耳2の径に対応する異形銅を使用し、し
ゆう動面の径より大きい部分は切り落す必要がある。
したがって前記したように導体取り付は耳2の径のみが
大きくなれば、それだけ前記扇形の大きい異形銅を必要
とし、コスト高となる欠点があった。
この欠点をさけるため従来行なわれる別の方法は、整流
子片を導体取り付は部分も含めてしゆう動面の径とは)
同一とし、導体取り付は部分に別部品としてのライザー
を固着し、このライザーに接続線を接続する方法である
この方法は整流子片は安価となるが、ライザーを別部品
として必要と腰ライザーと整流子片との固着作業が必要
になり全体としてはやはりコスト高となる欠点があった
また上記の従来方法におけるハンダ付方法ではハンダ付
の本質的な強度不足とハンダ付時間が溶接方法より長い
ことの理由により、取り付耳が比較的大きくなる欠点が
あった。
さらに回転機の使用中何らかの原因により電機子巻線に
短絡電流が流れたときその温度上昇によりハンダが熔け
て接続がはずれ使用不能になるという信頼性低下をもた
らすいう欠点もあった。
本考案は以上のような従来の欠点に鑑み、多数の接続線
の接続に対しても能率のよい溶接方法を採用でき、被覆
はがしの手作業を排除し、導体取り付は耳の径を小さく
押えて整流子片の素材としての異形銅の断面寸法を小さ
くでき、接続強度を高くすることにより低コストで信頼
性の高い整流子を得るにある。
以下、第3図および第4図に示す一実施例により、本考
案を詳細に説明する。
なお、この実施例の説明に当って、前記第1図および第
2図の実施例と同一部分には同一符号を附して重複する
説明を省略する。
第3図および第4図の実施例において、前記第1図およ
び第2図の実施例と主に異なる点は導体取り付は耳2を
巻線端側に向って外径を小さくする多段、本実施例では
2段にし、かついずれの段の導体取り付は耳2もブラシ
しゆう動面部分と一体として同−異形銅より形威した点
である。
このように構成することにより、1個の整流子片あたり
の導体取り付は耳を複数にすることができ、1個の導体
取り付は耳あたりに接続すべき接続線の数を溶接可能な
本誠に低下させることができるとともに、整流子片のブ
ラシしゆう動面と導体取り付は耳が一体であるからブラ
シしゆう動面を接地し導体取り付は耳に電極を加圧して
抵抗溶接ができる。
そして抵抗溶接により接続するから導体取り付は耳の各
段の軸方向長さを短くして整流子Aの全長をあまり長く
する必要がない。
以上の説明から明らかなように本考案にあっては導体取
り付は耳を外径の異なる複数段に形威し整流子片と一体
化したので、導体取り付は耳当りの接続線の数を抵抗溶
接に適した数になることと接地が容易に行なえることか
ら接続線数が多くても抵抗溶接が可能となる。
そして接続線の被覆はがしという手作業を排除して接続
の完全自動化がはかられる。
さらに前記の接地を容易ならしめる一体化は同時に別部
品としてのライザーを不要とし、導体取り付は耳が複数
段にもかかわらず外径が小となるので商価な扇形断面を
もつ異形引抜き棒の素材寸法が小となって材料費の低下
をもたらすだけでなくブラシしゆう動面までの切し時間
が短縮するとともに無駄な材料が節約される。
また抵抗溶接だから導体取り付は耳の軸方向長さが縮ま
り複数段にしても整流子片長さすなわち整流子の全長及
び素材長さもあまり長くならない。
そしてハンダ付でないから接続部の機械強度と耐熱強度
とが向上して機械の信頼性が向上しかつ接続工数が短縮
できるなど全体として素材0部品点数。
手作業の排除ないし自動化、信頼性などの点で優れた効
果を発揮し、多量生産品に適用して低コスト商品質の整
流子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の一実施例を示す一部破断正面図、第2図
は第1図の側面図、第3図は本考案の一実施例を示す一
部破断正面図、第4図は第3図の側面図である。 A:整流子、1:ボス部、2:導体取り付は耳、3:整
流子片、4:接続線、5ニスリツト、6:整流子片間絶
縁、7:円周溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電機子巻線の接続線を接続する整流子において前記接続
    線を接続するスリットを設けた導体取り付は耳を整流子
    片と一体形成し、前記導体取り付は耳を巻線端側に向っ
    て外径を小さくする複数段に形成したことを特徴とする
    整流子。
JP1976147278U 1976-11-04 1976-11-04 整流子 Expired JPS6029335Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976147278U JPS6029335Y2 (ja) 1976-11-04 1976-11-04 整流子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976147278U JPS6029335Y2 (ja) 1976-11-04 1976-11-04 整流子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5364203U JPS5364203U (ja) 1978-05-30
JPS6029335Y2 true JPS6029335Y2 (ja) 1985-09-04

Family

ID=28755718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1976147278U Expired JPS6029335Y2 (ja) 1976-11-04 1976-11-04 整流子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6029335Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH023244U (ja) * 1988-06-22 1990-01-10

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH023244U (ja) * 1988-06-22 1990-01-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5364203U (ja) 1978-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0738024B1 (en) Electric compressor
CN1023529C (zh) 微型电动机转子
US3421212A (en) Method of producing commutator lead connection
KR100516853B1 (ko) 집속단자와도출코일의결합구조및그것을이용한소형회전전기와차량용교류발전기
CA1173887A (en) Commutator device for small electric motors
JP2003061314A (ja) 小型モータの回転子及びその製造方法
JPS6029335Y2 (ja) 整流子
JPS60190147A (ja) 電機子巻線導体の製造方法
US6664668B2 (en) Rotor for small motors and manufacturing method therefor
WO2019004214A1 (ja) 導電路及びワイヤハーネス
US3590170A (en) Coil assembly for electromechanical transudcer and method for making same
JP2537794B2 (ja) 回転電気機械の回転子の接続部及びその製造方法
US3061749A (en) Commutator
JPH0232861B2 (ja)
JPH09215248A (ja) 同期電動機のステータ構造
US2945971A (en) Dynamoelectric machine
US2985781A (en) Slip ring assembly
KR102538543B1 (ko) 전기에너지 통전용 부스 바의 제작방법
JPS61142607A (ja) バスケ−ブル及びその製造方法
JPS639248Y2 (ja)
JPS6037816Y2 (ja) 同軸線
JP3450557B2 (ja) 端子付き電線及びそのはんだ付け方法
JPH0353423Y2 (ja)
JPH0984288A (ja) 電動機の引き出し線の接続部絶縁紙と絶縁処理方法
JPS5833946A (ja) 回転電気機器固定子のリ−ド線接続方法