JPS602925Y2 - 印刷機のインキ出し装置 - Google Patents

印刷機のインキ出し装置

Info

Publication number
JPS602925Y2
JPS602925Y2 JP1978013500U JP1350078U JPS602925Y2 JP S602925 Y2 JPS602925 Y2 JP S602925Y2 JP 1978013500 U JP1978013500 U JP 1978013500U JP 1350078 U JP1350078 U JP 1350078U JP S602925 Y2 JPS602925 Y2 JP S602925Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
roller
ink dispenser
cam lever
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1978013500U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54119401U (ja
Inventor
充彦 飯田
和幸 馬場
泰雄 加藤
秀雄 藤江
Original Assignee
東芝機械株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東芝機械株式会社 filed Critical 東芝機械株式会社
Priority to JP1978013500U priority Critical patent/JPS602925Y2/ja
Priority to US05/893,464 priority patent/US4170177A/en
Priority to IT7848756A priority patent/IT1156152B/it
Priority to DE2814889A priority patent/DE2814889C3/de
Publication of JPS54119401U publication Critical patent/JPS54119401U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS602925Y2 publication Critical patent/JPS602925Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は印刷機のインキ出し装置に係わり、特にインキ
メータリング(インキ調量)部の改良に関する。
インキ出し装置が持たなければならない要件としては■
インキ供給量が案定していること、■インキ供給量がゾ
ーン毎に調整できること、■インキ供給量を必要最小限
(通常、インキ皮膜厚さで数μm以下)まで少ないこと
(印刷版上には不必要とする部分があるため、特に印刷
版の両側。
)がある。
従来のインキ出し装置においては、ドクターブレードと
称する一枚物の薄板を多数の調整ネジにより変形させて
、インキ出しローラとドクターブレードとの間隙を調整
して所定量のインキを供給しようとしていた。
しかしこの方法ではドクターブレードが薄板であるため
、ドクターブレードとインキ出しローラとの間隙がイン
キ出しローラ゛の周速の変化に起因するインキの膜圧力
の変化あ、るいはインキ粘度の変化に起因するインキの
膜圧力の変化等により、ドクターブレードが変形してド
クターブレードとインキ出しローラとの間隙が変化する
ので、インキ皮膜の厚さが一様とならず所望のインキ量
を安定して供給することができなかった。
第1図はインキ出しローラの周速の変化に起因するイン
キ量の変化を示したものである。
本来は第1図中の一点鎖線で示されたように、インキ出
しローラの周速に影響されず一定のインキ量の供給が望
まれるが、実際には第1図中実線のようにインキ出しロ
ーラの周速に影響してインキ供給量が変化してしまう。
また、このドクターブレードは一枚物であるために、イ
ンキ供給量をゾーン毎に調整することが極めて出来にく
いという欠点があることも知られている。
このドクターブレードの欠点を除去するために例えば持
分47−3562で知られているように、インキ出しロ
ーラに対向して複数個のかきローラによるローラブレー
ドを配置しこのかきローラを回転させることにより、イ
ンキ出しローラとかきローラとの間隙を変化させインキ
供給量を調量するものがある。
このローラブレードによる方式では、ローラブレードが
剛体で威り立っているためインキ供給量が安定している
こと、ローラブレードが複数個のかきローラで成り立っ
ているため、インキ供給量がゾーン毎に調整できること
は可能であるが、インキ供給量を必要最小限にすること
はできなかった。
その理由は、ローラブレードを構成しているかきローラ
のインキメータリング面が円孤形状をしているため、イ
ンキ膜厚が比較的薄い場合にはインキ出しローラとかき
ローラのメータリング面とで構成された間隙をインキが
通過する時のインキの膜圧力が極めて大きくなり、実際
上インキを必要最小限にまで薄くすることは出来ない。
無理してインキ供給量を少くした場合には多大なインキ
膜圧力のため、インキ出しローラ、ローラブレードに大
きな力が働き、これによりインキ出シローラとかきロー
ラのメータリング面とで構成された間隙が変化し、安定
したインキ供給量のゾーン調整の利点までも失なわれる
ことになる。
持分47−3562ではインキ供給量を最小とする部分
に弾性体を締着してはいるが、この弾性体も円孤形状の
一部であることに変わりはなくインキを必要最小限に迄
することは極めて困難である。
メ。−タリング部をインキが通過する時に発生するイン
キの膜圧力はかきローラの円弧の半径を小さくすれば膜
圧力を小さくすることも出来るが、要求をみたす半径に
した場合には持分47−3562のようなかきローラに
よるローラブレードを製作するこ;とは極めて困難であ
る。
本考案は、安定したインキ供給量が得られ、ゾーン毎の
インキ供給量の調整が可能でかつインキ供給量を必要最
小限に進歩なくすることが可能なインキ出し装置を提供
するものである。
かかる目的を達成するため本考案はインキメータリング
部をエツジ形状にすることにより、メータリング部を通
過するインキによる膜圧力を極めて小さくし、インキを
必要最小限に迄することができるようにしたものである
以下、本考案の詳細を図面により説明する。
第2図は本考案の実施例を示すインキ出し装置の概略構
造図で、1はインキ出しローラ、2は図示しない印刷フ
レームに固着した取付台である。
3はインキ出しローラ1の軸長方向(第2図で紙面に対
して垂直方向)に複数個設けられた剛体のカムレバーで
、同カムレバー3は回転中心02を中心として回動可能
でインキ出しローラ1の外周の近接側にインキ膜圧力を
小さくするためにエツジ形状を有したチップ6が取り付
けてあり、かつその着力点がカムレバー3の回転中心0
2よりも下方に位置する取付台2に螺着した調整ネジ4
にある。
5は引張バネで、その両端がカムレバー3と調整ネジ4
の端が常時突接するようになっている。
なおチップ6はカムレバー3に取付けたが、カムレバー
3に直接設けても良い。
本考案はこのような構成であるから例えばインキ出しロ
ーラ1の回転中心01とカムレバー3の回転中心02と
を結んだ直線よりも下方にエツジの先端があるチップ6
を取り付けて、調整ネジ4を図で左方に移動させるとカ
ムレバー3は時計方向に回転してインキ出しローラ1と
カムレバー3に取り付けたチップ6との間隙が小さくな
り、インキ出しローラ1に供給されるインキ量が減って
くる。
チップ6のメータリング部はエツジ形状をしているので
、間隙が小さくなってもインキ膜圧力がさほど大きくな
らない。
逆に調整ネジ4を図で右方に移動させるとカムレバー3
は引張りバネ5の作用により反時計方向に回転するので
、インキ出しローラ1とカムレバー3に取り付けたエツ
ジ6との間隙は大きくなってインキ量が増す。
なお第1図の一点鎖線は本考案の実施例の結果を示す。
本実施例においてチップ6のエツジ先端がインキ出しロ
ーラ1およびカムレバー3のそれぞれの回転中心01,
02を結ぶ直線よりも上方にある場合にはカムレバー3
の動作は前述の場合の逆になる。
以上説明したように本考案は従来のドクターブレード、
ローラブレードの代りにエツジ形状を有するチップを持
った剛体のカムレバーを設けたので、インキ粘度やイン
キ出しローラの周速等による影響を受ける三となく安定
したインキ供給が出来るとともに、ゾーン毎の調整も可
能であり、更にはインキ供給量を必要最小限に容易に少
なくすることかできる。
【図面の簡単な説明】 第1図はインキ出しローラの回転数とインキ皮膜厚さの
関係を示す線図、第2図は本考案の実施例を示すインキ
出し装置の概略構図である。 1・・・・・・インキ出しローラ、2・・・・・・取付
台、3・・・・・・カムレバー、4・・・・・・調整ネ
ジ、5・・・・・・引張バネ、6・・・・・・チップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インキ出しローラと、同インキ出しローラに対向して配
    置されたカムレバーと、同カムレバーに取着されたチッ
    プとから構成され、前記カムレバーを移動させることに
    より前記カムレバーに取着されたチップが前記インキ出
    しローラに近接もしくは当接して前記インキ出しローラ
    および前記チップとの間隙を調整することにより、イン
    キ量を調整する印刷機のインキ出し装置において、前記
    チップの先端がエツジ形状を有し前記先端が前記カムレ
    バーの回転中心および前記インキ出しローラの回転中心
    を結んだ直線よりも下方にあることを特徴とする印刷機
    のインキ出し装置。
JP1978013500U 1977-04-07 1978-02-06 印刷機のインキ出し装置 Expired JPS602925Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978013500U JPS602925Y2 (ja) 1978-02-06 1978-02-06 印刷機のインキ出し装置
US05/893,464 US4170177A (en) 1977-04-07 1978-04-04 Printing machine inking device with plurality of cam levers
IT7848756A IT1156152B (it) 1977-04-07 1978-04-05 Dispositivo inchiostratore per macchina da stampa
DE2814889A DE2814889C3 (de) 1977-04-07 1978-04-06 Vorrichtung zur fernsteuerbaren Einstellung zonenbreiter Dosierelemente eines Farbkastens

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978013500U JPS602925Y2 (ja) 1978-02-06 1978-02-06 印刷機のインキ出し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54119401U JPS54119401U (ja) 1979-08-21
JPS602925Y2 true JPS602925Y2 (ja) 1985-01-26

Family

ID=28831703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978013500U Expired JPS602925Y2 (ja) 1977-04-07 1978-02-06 印刷機のインキ出し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS602925Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51118503A (en) * 1975-04-03 1976-10-18 Heidelberger Druckmasch Ag Ink fountain for printing press

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51118503A (en) * 1975-04-03 1976-10-18 Heidelberger Druckmasch Ag Ink fountain for printing press

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54119401U (ja) 1979-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4242958A (en) Ink duct for offset or relief printing machines
US3433155A (en) Mechanism for applying a coating to a plate
US4724764A (en) Dampening system
US6620240B2 (en) Sheet coating apparatus
JPH0236387B2 (ja)
GB2192835A (en) Moistening mechanism for an offset printing machine
JP2597906Y2 (ja) オフセット印刷機のための湿し及びインキ装置
JPH0747323A (ja) 原料ウエブへのコーティング剤展延装置
US5070783A (en) Adjustable doctor blade mounting means
JPH03268945A (ja) インキ装置
US5088407A (en) Rotary printer for an envelope machine
JPS5952657A (ja) オフセツト印刷機におけるインキ供給装置
US5357856A (en) Squeege device for supplying ink in a stencil printing device
JPS602925Y2 (ja) 印刷機のインキ出し装置
JPH0460831B2 (ja)
JPH0232145B2 (ja)
US4429631A (en) Auxiliary inking roller kit for duplicating press
US6802255B2 (en) Ink fountain mechanism
US6012389A (en) Ink fountain for rotary offset printing presses
JPS5940227Y2 (ja) 印刷機のインキ出し装置
JPH0623963A (ja) 計り出し部材
US2823607A (en) Portable color ink fountain
JPH10180172A (ja) 塗布装置
US1737628A (en) Inking mechanism
CN211764101U (zh) 一种偏心轮柔印压力微调机构