JPS6029010B2 - 焼結含油軸受と回転軸の組み合せ方法 - Google Patents
焼結含油軸受と回転軸の組み合せ方法Info
- Publication number
- JPS6029010B2 JPS6029010B2 JP12290379A JP12290379A JPS6029010B2 JP S6029010 B2 JPS6029010 B2 JP S6029010B2 JP 12290379 A JP12290379 A JP 12290379A JP 12290379 A JP12290379 A JP 12290379A JP S6029010 B2 JPS6029010 B2 JP S6029010B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating shaft
- oil
- sintered oil
- impregnated bearing
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、低荷重・高速回転領域での焼結含油軸受の
使用を可能ならしめる方法に関するものである。
使用を可能ならしめる方法に関するものである。
従来、一般に、組織内に存在する外部へ通じた空孔に潤
滑油を含浸させて、無給油の状態で使用される暁給含油
軸受は、おおよそ荷重P:20k9/塊以下、周速度V
:20仇h/min以下、かつPV値:1000k9/
地・m/min以下の条件範囲でしか使用されていなか
った的例えば、荷重は従来の使用条件範囲であっても、
おおよそ周速度V:40血/min以上の高速回転の条
件下で使用すると、特に使用初期において、暁結舎油軸
受の回転軸との沼動面に、かじりや著しい摩耗が発生し
、実用に供し得ないのが現状である。
滑油を含浸させて、無給油の状態で使用される暁給含油
軸受は、おおよそ荷重P:20k9/塊以下、周速度V
:20仇h/min以下、かつPV値:1000k9/
地・m/min以下の条件範囲でしか使用されていなか
った的例えば、荷重は従来の使用条件範囲であっても、
おおよそ周速度V:40血/min以上の高速回転の条
件下で使用すると、特に使用初期において、暁結舎油軸
受の回転軸との沼動面に、かじりや著しい摩耗が発生し
、実用に供し得ないのが現状である。
したがって、例えば荷重P:約3k9/仇、周速度V:
80血/min(30,00仇.p.m.の回転数に相
当),PV値:約2400k9/仇・m/minの条件
下で使用されるクリーナ用軸受には高価なボールベアリ
ングが使用されているのが現状である。本発明者等は、
上述のような観点から、従来軸受としてボールベアリン
グしか使用することができなかった苛酷な,条件下、す
なわち荷重P:5k9/め以下の低荷重、および周速度
V:400〜140倣ノmjnの高速回転の領域におけ
る安価な焼結合油軸受の使用を可能とすべく研究を行な
った結果、‘a} 上記の低荷重・高速回転領域では、
使用開始初期に、嫌結含油軸受にかじりや著しい摩耗が
生じるが、ある初期使用期間を過ぎると、前記競結含油
軸受と回転軸とが完全に潤滑油膜によって隔てられた状
態、すなわち安定した流体潤滑状態となり、この状態に
なると前記競結合油軸受の摩耗はきわめて少ないこと。
80血/min(30,00仇.p.m.の回転数に相
当),PV値:約2400k9/仇・m/minの条件
下で使用されるクリーナ用軸受には高価なボールベアリ
ングが使用されているのが現状である。本発明者等は、
上述のような観点から、従来軸受としてボールベアリン
グしか使用することができなかった苛酷な,条件下、す
なわち荷重P:5k9/め以下の低荷重、および周速度
V:400〜140倣ノmjnの高速回転の領域におけ
る安価な焼結合油軸受の使用を可能とすべく研究を行な
った結果、‘a} 上記の低荷重・高速回転領域では、
使用開始初期に、嫌結含油軸受にかじりや著しい摩耗が
生じるが、ある初期使用期間を過ぎると、前記競結含油
軸受と回転軸とが完全に潤滑油膜によって隔てられた状
態、すなわち安定した流体潤滑状態となり、この状態に
なると前記競結合油軸受の摩耗はきわめて少ないこと。
【b} 一旦、このように焼給含油軸受と回転軸の間に
流体潤滑状態が形成されると、以後運転のon−off
を繰り返し行なっても前記流体潤滑状態が失なわれるこ
とはなく、いつまでも摩耗の少ない状態が確保されるこ
と。
流体潤滑状態が形成されると、以後運転のon−off
を繰り返し行なっても前記流体潤滑状態が失なわれるこ
とはなく、いつまでも摩耗の少ない状態が確保されるこ
と。
{c} このように焼結合油軸受と回転軸との間に流体
潤滑状態が確保されると、暁結合油軸受の摩耗が著しく
少なくなる理由としては、潤滑油が高速回転のためにか
なり高温となって適度に酸化され、この結果強固な潤滑
油膜が回転軸や焼結合油軸受の表面に形成されるように
なることに帰因するものであると考えられること。
潤滑状態が確保されると、暁結合油軸受の摩耗が著しく
少なくなる理由としては、潤滑油が高速回転のためにか
なり高温となって適度に酸化され、この結果強固な潤滑
油膜が回転軸や焼結合油軸受の表面に形成されるように
なることに帰因するものであると考えられること。
‘d’ したがって、焼結合油軸受を上記の低荷重.高
速回転領域で使用した場合に、使用開始初期に生ずるか
じりや著しい摩耗を防止してやれば、焼結合油軸受の上
記低荷重・高速回転領域での使用が可能となること。
速回転領域で使用した場合に、使用開始初期に生ずるか
じりや著しい摩耗を防止してやれば、焼結合油軸受の上
記低荷重・高速回転領域での使用が可能となること。
‘e)上記焼綾含油軸受の使用開始初期に生ずるかじり
や著しい摩耗は、予め回転軸の焼結含油軸受との摺動面
に固体潤滑剤被膜を形成しておき、この被膜形成の回転
軸を焼結含油軸受に組込み使用すれば皆無とすることが
できること。
や著しい摩耗は、予め回転軸の焼結含油軸受との摺動面
に固体潤滑剤被膜を形成しておき、この被膜形成の回転
軸を焼結含油軸受に組込み使用すれば皆無とすることが
できること。
以上{a’〜{e’に示される知見を得たのである。こ
の発明は、上記知見にもとづいてなされたものであり、
固体潤滑剤の被膜は、固体潤滑剤として市販されている
二硫化モリブデンや窒化ほう素などを回転軸の所定部分
に例えばスプレーすることによって形成することができ
る。つぎに、この発明を実施例により具体的に説明する
。
の発明は、上記知見にもとづいてなされたものであり、
固体潤滑剤の被膜は、固体潤滑剤として市販されている
二硫化モリブデンや窒化ほう素などを回転軸の所定部分
に例えばスプレーすることによって形成することができ
る。つぎに、この発明を実施例により具体的に説明する
。
まず、組成:Cu−9重量%Sn,密度:6.5酸/地
,含油率:26.6%、圧環強さ:17.0k9/柵、
およびピッカース硬さ:32.5をもち、かつ内径8側
?×外径16肋で×長さ8側の寸法をもった暁結舎油軸
受を用意し、一方別途用意した鏡面仕上げのs4&調質
材(ロックウヱル硬さcスケール:30〜35)製回転
軸の前記焼縞含油軸受との超動面には、ドライスプレー
を用いて厚さ約5仏mの二硫化モリブデンからなる固体
潤滑剤の乾燥被膜を形成した。
,含油率:26.6%、圧環強さ:17.0k9/柵、
およびピッカース硬さ:32.5をもち、かつ内径8側
?×外径16肋で×長さ8側の寸法をもった暁結舎油軸
受を用意し、一方別途用意した鏡面仕上げのs4&調質
材(ロックウヱル硬さcスケール:30〜35)製回転
軸の前記焼縞含油軸受との超動面には、ドライスプレー
を用いて厚さ約5仏mの二硫化モリブデンからなる固体
潤滑剤の乾燥被膜を形成した。
ついで、上記焼結合油軸受に上記回転軸を組込み、荷重
P:3k9/地、回転数:32,00仇.p.m(周速
度Vに換算すると80仇h/minとなるから、PV値
は2400k9/地・m/minとなる)、前記回転数
に達するまでの時間:約3硯砂、運転時間:7寺間の条
件で、連続運転試験を行なった。
P:3k9/地、回転数:32,00仇.p.m(周速
度Vに換算すると80仇h/minとなるから、PV値
は2400k9/地・m/minとなる)、前記回転数
に達するまでの時間:約3硯砂、運転時間:7寺間の条
件で、連続運転試験を行なった。
試験後、前記暁絹含油軸受の摩耗量を小孔ゲージで測定
したところ、3〜5〆mの摩耗量しか示さず、きわめて
摩耗量の少ないものであった。また、同荷重、同回転数
を適用し、5分運転一2分休止の操作を60回繰り返す
断続運転試験を行なった場合にも、上記擬結合油軸受は
3〜6ムmのきわめて小さい摩耗量しか示さなかった。
したところ、3〜5〆mの摩耗量しか示さず、きわめて
摩耗量の少ないものであった。また、同荷重、同回転数
を適用し、5分運転一2分休止の操作を60回繰り返す
断続運転試験を行なった場合にも、上記擬結合油軸受は
3〜6ムmのきわめて小さい摩耗量しか示さなかった。
Claims (1)
- 1 荷重:5kg/cm^2以下の低荷重、および周速
度:400〜1400m/minの高速回転の条件下で
使用される焼結含油軸受には、前記焼結含油軸受との摺
動面に予め固体潤滑剤被膜を形成した回転軸を組み合せ
ることを特徴とする焼結含油軸受と回転軸の組み合せ方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12290379A JPS6029010B2 (ja) | 1979-09-25 | 1979-09-25 | 焼結含油軸受と回転軸の組み合せ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12290379A JPS6029010B2 (ja) | 1979-09-25 | 1979-09-25 | 焼結含油軸受と回転軸の組み合せ方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5649417A JPS5649417A (en) | 1981-05-06 |
JPS6029010B2 true JPS6029010B2 (ja) | 1985-07-08 |
Family
ID=14847458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12290379A Expired JPS6029010B2 (ja) | 1979-09-25 | 1979-09-25 | 焼結含油軸受と回転軸の組み合せ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6029010B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3026595B2 (ja) * | 1990-11-20 | 2000-03-27 | 大同ほくさん株式会社 | モータ回転軸およびその製法 |
-
1979
- 1979-09-25 JP JP12290379A patent/JPS6029010B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5649417A (en) | 1981-05-06 |
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